放送

2017年12月17日 (日)

古き良き時代のポケットラジオ

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この機種、未だに根強い人気があるんですね。通勤用ラジオ最高傑作とも評されていたソニーのSRF-M902Vを入手しました。今日のSRF-T355まで続く通勤用ラジオの第1の完成形でしょう。メーカー希望小売価格は3%税別で10,800円で、1988年発売のSRF-M3V(定価13,800円)の後継機だそうです。移動中もFMラジオをステレオで聴きたかったのが入手した動機になります。やはりSRF-T355入手までのつなぎにしたいですね。

このラジオ、情報によれば1990年9月21日発売だったようです。兄弟機として、テレビ音声受信機能のないSRF-M901もありました。後にAMステレオ対応機種として発売されたSRF-M911のベースになったラジオのようです。

このラジオの大きな特徴はエリアコール機能になります。当時のソニーのポケットラジオはダイヤル式からデジタル式へ移行したばかりで、プリセット選局機能も付いていましたがその作業が煩わしく感じるユーザーも少なくありませんでした。これを簡略化すべく、初めから放送局を設定で呼び出せるようにしたのがエリアコール機能です。

しかし、そのエリアコール機能も全国を網羅しているとは言えず、後継機で各地の基幹都市が、後に開発されたスーパーエリアコール機能によってようやく全国の放送局が網羅されることになりました。このスーパーエリアコールは後に、中継局まで細かに設定できるようになるなどの進化を遂げています。

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スエードタッチのソフトケースから取り出してみると状態は極上! とても四半世紀使われたラジオとは思えません。しかも、フロントパネルはアルミ板とバブリーな設計です。但し、全面金属製パネルでは電磁遮蔽されてしまうため、下だけ樹脂製になっています。ソニーのポケットラジオは下にAM用バーアンテナが内蔵されている機種が多かったのではないでしょうか。横幅に余裕があるので、内蔵されているバーアンテナも長そう。バーアンテナは長いほうが受信感度の面で有利になりますね。

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このラジオはスピーカーを内蔵しておらず、ヘッドホン端子も今となっては特殊なミニミニ型(2.5mm径)になっていました。当時の技術では、このキツキツのスペースに3.5mm径のミニ端子を搭載する余裕がなかったのでしょう。そのため、動作チェック用の乾電池と一緒にミニミニプラグへ変換するアダプターを購入しました。当のソニーでは、アナログオーディオ用ケーブルやアクセサリー諸共撤退してしまったようで…残念な限り。現在、ソニーではHDMIケーブルしか扱っていません(参考)。

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スピーカーがない上に本体が大きめなので、電池の入れ方がとてもユニーク。普通は縦に入れる乾電池は、この機種では横向きに入れます。電池蓋の出来がいい上に絶妙な固さで閉まるので、乾電池をしっかり固定できます。

発売時期が1990年と微妙なため、FM周波数が90.0MHzできっぱり区切られていてワイドFMは受信不可でした。しかしながらPLL検波を採用しているため、発売から四半世紀経ってもなおズレずに同調できます! あまりにもチューナーの特性がいいのか、強電界局はマルチパス妨害が生じてしまいましたw

さすがにポケットラジオの名機だけあって、操作性は抜群。付属のスエード調ソフトケースも操作性を損なわない程度に本体を覆ってくれています。エリアコール機能も後継機とは異なり、自分でプリセットした局と併せて選局できるのがありがたいです。今日のスーパーエリアコール機能は設定でマイプリセットと切り替える手間が生じていますから…。

このラジオ、日本製だったんですね。当時は日本市場向け製品といえば日本製が当たり前だった時代でした。しかし、その頃から既に廉価機や二流以下のメーカーは新興国で製造されるようになってしまっていました。やがてバブル崩壊後、海外への生産拠点移転は加速し、今となってはとうとう日本製ラジオといえば孤高のBCLラジオ、ICF-SW7600GRぐらいしかなくなってしまいました。

現在、ソニーは主に中国で、パナソニックはインドネシアでラジオを生産しているようです。インドネシアは今も人件費が安いようですが、中国はむしろ割高になってしまっています。ですが、中国は「世界の工場」と呼ばれているだけあって、工場で働く人の確保もしやすく大量生産に向いた立地なのかもしれません。

最近は「日本製にしても人件費がさほど変わらなくなったから」と、ホンダのスーパーカブが日本製に戻るなど、MADE IN JAPAN回帰の動きが高まっているようですが、この動きが電機メーカーにも波及してくれればなあ…。

さて、追記にて主だった操作方法を解説します。

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2017年12月10日 (日)

続・ランララ、ジンジン、オオオオオ

冬になりました。やはり問題になるのはバスを待つときなどにどうしても耳が音を恋しがることです。つまり、ラジオが聴きたいのです。吉田松陰シンガポール恋しがる、じゃありませんよ。春前にとんでもない安値でSRF-R431を手に入れていましたが、今はこんな惨状です…。

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[たった1か月の命…]

液晶は割れ、見るも無惨な姿になってしまいました。これでもかろうじて動きますが、修理するよりは買い換えるべきですね…。定額修理になりますが、修理代が9,720円と新品が買えるくらい掛かります。

今はradiko.jpドコデモFM(=LISMO WAVE)ラジオクラウドというありがたーいサービスが併存していますが、筆者はどうしてもラジオを電波で聴きたい主義です。これらのサービスも災害時に重宝するかもしれませんが、ラジオを受信機で聴く習慣をつけるきっかけにならなければなりません。ワイドFM(FM補完中継局)も、有事の際に中波送信所が被害を受けて送信不能になった際の保険のために始められたようなものです。実際、TBCの荒井ラジオ送信所が被災して送信機能がいったん停止したことがありましたからね…。

とりあえず、筆者はSRF-T355を手に入れることを目標にしたいです。SRF-R431/R433は巻き取り式イヤホンを内蔵する上に小さくするために結構無茶をしているのでヘッドホン端子が横付けだったりして、外付けヘッドホンを使いたい筆者にとっては購入を先送りしたいと思っています。立ち上がりはSRF-R431/R433のほうがめちゃくちゃ速いですけど。

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[ラベルからお察しできますが、入手元はなんとブックオフ!]

当面の間どうしよう…と思っていた矢先、ポケットラジオのICF-M55が手に入りました。入手価格は2,000円弱なのでまあまあかなと。若干の使用感がありましたが、状態は上々でした。このラジオ、ワイドFMが聴けます。

ソニーのカタログによれば生産終了になっていますが、まだまだ在庫限りで市中在庫が手に入ります。発売が2007年だそうで、足かけ10年のモデルライフですね。10年選手ならモデルチェンジの機会でしょう。懐かしい形をしたイヤホンが付属していました。これならつなぎの機種として活躍できそうです。

電源を切ると懐中時計になりますし、プリセット局数もAM10局、FM15局となかなか充実しています。SRF-T355と同じく、単4電池2本で動きます。奇遇にも持て余していたeneloop(しかもレアな初代かつ初期型のHR-4UTG)があったので、それを入れて運用することにしました。

SRF-R431ではさすがにプリセット局数が足りなかったですが、これは一通りプリセットしておきたい局が登録できました。横手市内でも夕暮れ時から徐々に在京中波局が聴けるようになるので、これらは必ず登録ですね。また、秋田県県南でも受信できる可能性にかけて、岩手県や宮城県のFM放送局もプリセットしてみました。この機種、ロッドアンテナが付いているのでイヤホンアンテナを使う通勤用ラジオよりもFMの電波をつかみやすいと思います。

横手市内では地元局のほかに山形放送(918kHz)、IBC(684kHz)、TBC(1260kHz)が日中でも入るようです。但し、プリセット局数の限界に達したので周波数が近いプリセット局を選んでから手動で同調といった塩梅にしようと思います。それにしても、親局のはずのNHK秋田ラジオ第1(1503kHz、10kW)の入りが出力が半分のABSラジオ(936kHz、5kW)と比べてイマイチなのはなぜだ…? やはり空中線形状の関係なんでしょうか?

概ね、口コミでは「並」の評価を得ていますが、実際その通りですね。操作性の良さは説明書いらずなので言うに及ばず。周波数スキャンとプリセット選局の両方で同調できるので、ラジオ入門にお勧めです。この機種をダイヤル式ラジオにしたものがICF-51ですが、同調つまみが固すぎず回しやすいのがいいですね。

ところで最近、日本勢の発売するDSPラジオが増えてきました。ソニーは主に、ラジオCDなどをこっそりとDSPラジオ化しているようです。筆者はSRF-T355も、実はDSPラジオではないかと読んでいます。DSPラジオは原理上、フロントエンドをシリコン化しており、経年劣化とはほぼ無縁です。

この頃パナソニックが「デジタルチューナー搭載」や「らくらくチューニング」を謳ったダイヤル式ラジオも出していますが、実態としてはDSPラジオそのものです。うーん…DSPラジオなのにダイヤル式チューニングって、ポリバリコンより耐久性の劣る可変抵抗を用いるから必然的に製品寿命が縮まりますねえ…。可変抵抗だと精度もポリバリコンに劣るので、AFC(Automatic Frequency Control)に頼っているのが「らくらくチューニング」の実態です。

それに、ダイヤル式チューナーなのにDSPを用いる機種は、筆者はフィジカルの問題で好きになれないです。どうも、ポリバリコンの生産から撤退したメーカーが現れた模様で、仕方なくダイヤル式のDSPラジオを開発せざるを得なくなったようです。そもそもラジオそのものが枯れた技術なので、デバイスの枯渇も時間の問題になっているようです。貴重なライター型ラジオ、SRF-M98まで生産終了ですしねえ…。

今年、筆者は「原器」たるICF-EX5を手に入れることができました(リンク先はMK2)。無印は1985年10月21日発売で、四半世紀近く生産されたロングセラー機です。これは後ほど紹介するとして、最終的にはやっぱりICF-SW7600GRを手に入れることが目標になりますね…。とにかく、これを手にしていないとラジオ好きから「もぐり」扱いされそうなので…。

2017年5月31日 (水)

もっと、ラジオが好きになる

おめだradikoっておべだぎゃ? インターネットとか携帯でラジオどご聴けるサービスなんだど。どでんしだども、わだの地元のABSラジオが2017年6月1日がら始めるごどになったど。もぢろん、6月3日/4日のABSまつりもradikoで聴けるようになるおん。

radikoでABSラジオ聴いても、その時秋田県内さいればじぇんこかがらねど。ラジオNIKKEI放送大学どさいで聴いてもじぇんこかがらね。よそのラジオどご聴ぎだぐなった時はじぇんこ払ってければ聴げるようになるど。なんぼ聴いでも月々税別350円だど。もし、秋田がら都会さ出はってきた人がいだら今の秋田のラジオなんずだべ、って思って聴いでみでけれ。すこたまおもしぇと思うおん。

radikoどご使うなば携帯のほうがじょさねと思うおん。携帯は携帯でもガラケーじゃ聴げね。今流行のスマホでねば聴がれねな。iPhone使ってたらこごがら、Android使ってたらこごからまずはアプリどごダウンロードしてけれ。後は立ち上げて、画面さ従って設定せばいなだ。これでラジオどご携帯で聴げるんた感じだごで。

radikoなば、おがねふてして、聴いでらうぢにねふかぎこいでしまっても後で聴ける機能があるんだど。そいだば安心だなや。聴ぎだがったども都合付がねで聴げねがった番組だってその機能で聴げるべおん。

んだども…わ思うども、ホントはradikoでラジオさ関心持ってがら、最終的には「電波」でラジオどご聴いでほしいおん。んだがらしゃ、radikoがラジオどごたなげるんたきっかけさなってければ大したもんだど思う。それに、何か起これば最後はラジオさ頼らねばねね。んだがらそう思うなだ。

わもこないだからなんぼがラジオどごびゃっこでもいいがら聴ぐようにしてら。ラジオなば出でら人と聴いでら人との距離がすこたま短えな、って思うなや。んだがら、なんずがradikoでラジオがなんぼおもしぇがおべでければいいなや。そいで、ラジオどご好ぎだぐなってければ本望だ。

■参考
ABS秋田放送の特設サイト

※そごさ、なじょしたらradikoどご使うにいいが書いでら。

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