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2016年12月29日 (木)

筆者の選ぶクソケータイ・オブ・ザ・イヤー2016

2016年12月28日、本家大元から読者が選ぶケータイ of the Year 2016が発表されました。今年は4年ぶりにAndroid端末としてXperia XZ SO-01J/SOV34/601SOがキャリア端末部門のトップに輝きました。

Xperia_xz


インプレスによればAndroidが成熟の域に達したことを伺わせる端末であると評されています。クアルコム独自開発に戻った64bitのマイクロアーキテクチャーKryo(クライオ)採用のヘテロジニアスクアッドコアチップ、Snapdragon 820 MSM8996(2.15GHz×2+1.60GHz×2、Adreno 530)によりハイエンド機らしい良好なユーザーエクスペリエンスの提供を実現しています。そのほか、複数のセンサーを併せてより高速なピント合わせを実現したカメラ、放熱プレートも兼ねた新素材のバックパネル、これからの業界標準I/OとなるUSB Type-Cに対応する一方で充電制御を工夫することでバッテリーに優しい充電を実現するなど、ハイエンドスマートフォンならではのこだわりが詰まった1台でした。実のところ、筆者も年明け後にこの機種への変更を予定しています。Xperia X Performanceが想像よりも良かっただけに、実機を手にするのが楽しみです。

いよいよ、2016年に発表された中で最もイマイチだったスマートフォンを発表したいと思います。これまでの傾向を振り返ってみると、こんな感じでした。

・使うのも苦行なのにアップデートする度に充電が必須でなおかつ最長2時間も使えなくなる機種
・理想ばかり突き詰めてスマートフォンの基礎がガタガタになってしまい、最終的にメーカーを自滅に追いやりガラホ開発への望みを潰してしまった機種
・国産LTEモデム計画の挫折とともに儚く散った機種
・単体で安く売れたはずなのにゴミスペックのワイヤレススピーカーとの抱き合わせ販売で高額端末と化したミドルレンジ機
・普及する見込みがないのにGeek向けと銘打って、一般受けしないスペックと戦略をとったことで不興を買ったFirefox OS機

筆者の選ぶクソケータイ・オブ・ザ・イヤー2015の不名誉に輝いてしまったFx0 LGL25は今、大変カオスなことになっています。なんとSIMロックを解除され、海外へ転売されてしまっています! (参考記事) 実際に、参考記事ではカスタムROMを焼いてAndroid端末として運用してみた結果も掲載されています。関心のある方はぜひご覧ください。本来はグレーゾーンの運用法ですが、これによってAndroid端末として延命を図ることもできます。もちろん、公式サイトは放置プレイ状態で、ハッカソンも打ち切りエンドです。

さて、2016年に発表された中で最も不名誉な称号を得ることになってしまうスマートフォンは一体どれでしょうか? 発表はこの木なんの木の後すぐ…ではなく、続きをご覧ください。

※あくまでも2016年に発表された端末の中で最もイマイチなだけで、問題なく使えたり何らかの工夫があれば快適に使えるようになりますのでご安心ください。

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2016年12月26日 (月)

筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤー2016

いよいよ、本家大元に先立ち筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤー2016を発表したいと思います。その前に、これまでのケータイ・オブ・ザ・イヤーに輝いた端末について振り返ってみたいと思います。

■2010年
フィーチャーフォン部門: F-01C/SH006
スマートフォン部門: Xperia X10 SO-01B

F-01C、SH006ともにフィーチャーフォンの限界に挑戦した全部入り機種だったことを、Xperia X10は今までiPhone一色だったスマートフォン市場へ風穴を開けた点を評価した。また、Xperia X10はOSバージョンアップが提供され、多くのユーザーに「進化する喜び」をもたらしてくれた。

■2011年: Xperia arc SO-01C
Xperia X10から順当に進化しAndroid 2.3を国内発売機種で初搭載したこと、(当時の地点で)過剰スペックにならないよう機能バージョンアップを怠らなかったこと、後のXperia acro SO-02C/SOI11と比較して当時は三種の神器と呼ばれた国内向け機能を省いたことでスタイリッシュなデザインを実現したことが決め手になった。

■2012年: LG Optimus G L-01E/LGL21
日本で発売されたスマートフォンとしてクアッドコアSnapdragon S4 Pro APQ8064を初搭載したことによる。クアッドコアチップが初搭載されたarrows X F-10D/arrows Z FJI13はTegra 3の異常過熱により評判を落としたため、これが日本向けに発売された端末で初めて快適に使えるクアッドコア機となった。これ以降、ハイエンド機はクアッドコア以上が当たり前となった。

■2013年: Xperia A SO-04E/Xperia UL SOL22
どちらもiPhone以外では当時のドコモとauの夏商戦を制した端末。Xperia Z SO-02Eが「理想」の塊ならば、Xperia A/ULはそれを現実的な形で昇華したものだった。特にXperia Aはドコモのツートップに選ばれ、Androidスマートフォンで珍しくミリオンセラーを記録した端末だった。なお、Xperiaシリーズはこの2機種を最後に電池着脱型端末の開発をやめた。正統なXperia Zの後継機、Xperia Z1 SO-01F/SOL23にはこれら2機種の開発経験も活かされていた。

■2014年: Xperia Z3 SO-01G/SOL26/401SO
Xperia Zシリーズ第1の集大成。デザイン面でも性能面でもこの1年半で大きく進化を遂げ、誰でも扱いやすくなった。Xperia A4 SO-04Gを別とすれば、新規開発されたXperia Zシリーズ最後の32bit機でもあった。今なお高い動作の安定性から根強いファンが多く、白ロム市場ではプレミアが付いている。但し…返す返すキャリアごとにOSバージョンのフラグメント化を起こしてしまったことが悔やまれる。ドコモ向けのみAndroid 6.0.1までバージョンアップされたが、それ以外はAndroid 5.0.2とどまりになってしまった。

■2015年: Google Nexus 5X

日本で初めてAndroid 6.0をインストールした状態で出荷された端末。Nexusスマホは常に最先端のAndroid OSに触れられることが売りだが、それ以上に生体認証機能(指紋認証)、USB Type-C端子など、今後のスマートフォンに搭載されるべき機能を示してくれた重要なマイルストーンでもあった。ドコモも取り扱うことになったため、今まで冷遇されてきたキャリア端末のOSバージョンアップも捗ることになった。

では、筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤー2016の栄冠に輝く機種は一体どれでしょう? 発表したいと思います!

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2016年12月21日 (水)

筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤー2016 [はじめに]

毎年恒例の、独断と偏見(?)に基づく筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤーを選出する時期が迫ってきました。本家大元であるインプレスでは2016年12月20日から投票を開始しました。締め切りは26日正午とのことです。

[2016.12.29更新]
各端末の選出が完了しました。詳しくは下記リンクを参照してください。

筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤー2016

筆者の選ぶクソケータイ・オブ・ザ・イヤー2016

まずは今年の傾向と動向を振り返ってみることにしましょう。

■ありがとうさようなら、携帯?
多くの契約者がショックを受けたであろう動向はこれでしょう。最大手の株式会社NTTドコモがフィーチャーフォンの販売を一部機種を除き、2016年いっぱいで終了することになりました。これにより、iモード対応端末としての最終機種はP-01Hとなりました。今後も出荷販売が継続される端末はらくらくホン ベーシック4 F-01Gのみとなります。また、日本電気株式会社はN-01Gを売り切った地点でアフターサービスを除いた携帯電話端末事業から完全撤退するため、本当の意味でNのケータイ」の暖簾を下ろすことになります。

キャリアがスマートフォンの拡販に力を入れてきた2011年頃から、各社ともフィーチャーフォンの開発体制を緊縮しています。そのため、全部入り携帯はこの年を境に各キャリアから姿を消すこととなりました。その後のフィーチャーフォンは今までの積み重ねを基に、贅肉をそぎ落としながら実用に徹する方向へ向かっていきました。そのため、末期のフィーチャーフォンはスペック、機能ともに2009年に発売された端末とほぼ同等になっていました。

現在、フィーチャーフォン、所謂ガラケーを取り巻く環境は非常に厳しいものがあります。ソフトウェアは既に開発元がサポートを放棄しているし、Webコンテンツサービスの配信に関わるSHA-1問題が迫っているし、SoCなどデバイスも十分に枯れまくっていてディスコン化しており、保守在庫で賄っている状況です。

また、KDDI株式会社(au)にとっては成長を支えた一方でメーカー新規参入を阻む柵と化しているジレンマを抱えていたCDMA2000方式による3G網のサービス終了が急務となっていました。そのために、2014年秋冬モデルから常にLTEへつながるVoLTE回線の提供を開始、2015年春モデルを以てCDMA2000網の音声網への対応を打ち切る…という具合に他社との敷居を狭め、2015年夏モデルで遂にSIMロック解除に対応できるようになり、これでようやく他社と同じスタートラインに立てるようになりました。その過程で、auはフィーチャーフォンと同じ感覚で使える折りたたみ型スマートフォン、所謂ガラホを実用化していました。ガラホの先駆者、auは昨年発売のGRATINA2 KYY10を以てフィーチャーフォンの開発を終了しています。

ガラホ第1号だったAQUOS K SHF31は試作品というのがおこがましいほど高すぎる完成度を誇っており、VoLTEに対応していないこと以外は文句のつけようのないものでした。特に、ガラケーユーザーから熱望されていたしっかり撮れるカメラやおサイフケータイへの対応を第1号機の段階で実現していたことが歓迎されていました。また、ガラケーと同じ料金体系で利用可能なため、維持費の安さも魅力となっていました。

昨年はドコモやソフトバンク、Y!mobileもガラホを試験的に投入していましたが、ソフトバンクでは一部機種がUMTS専用だったことや頑としておサイフケータイに対応しないことが、ドコモでは同じくUMTS専用だったことに加え全体的に低スペックにとどまっていたことが不興を買っていました。但し、いずれも維持費の面ではauを見習ってガラケー同等のプランを設けたようです。

その反省から、特にドコモが重い腰を上げてガラホの開発をメーカーに命じ、対応が渇望されてきた高画素カメラやVoLTE、おサイフケータイを搭載した機種を発表します。らくらくホン F-02Jもガラホ化され、順当に時代に合わせた変化を遂げていきました。それでも大竹しのぶのまま不変のイメージキャラクターが、らくらくホンの哲学を示してくれています。

パナソニックはSIMフリー市場や法人市場においてAndroid端末の供給を継続していたことが幸いし、P-smartケータイ P-01Jにて実に3年ぶりとなるキャリア向けAndroid端末市場への復活を果たしました。NECはMEDIASの商業的失敗からAndroid端末の開発中止を発表したのですが、これによってNのケータイ復活の願いが潰えてしまったのがなんともやるせないものです。

今年に入ってからコンテンツ業者のガラケーからの引き揚げが加速しており、auでは2018年3月末でEZアプリの配信を終了を予定、一時代を築いた着うた(フル)もまた、その先駆者であるレコチョクが2016年12月15日を以てガラケー向けの配信を終了するなど、時代の変化を感じさせる動向が見られました。特にauは政策的にCDMA2000を廃止させたいとの意向が強く、キャリアぐるみでスマホやガラホへのシフトを進めています。

■MVNOユーザーとともに増えたものとは?
既にISP(インターネットサービスプロバイダー)とともに群雄割拠の時代になりつつある格安SIMことMVNO(仮想移動体通信事業者)。独立系MVNOはもちろん、存在基盤がISPだったり、コンテンツサービスだったり、ポータルサイトだったりと十人十色です。特に今年は、LINE株式会社がMVNOへ参入することが大きく話題になりました。

既に、契約数で全体の1割弱を占めるに至り、とにかく安くスマートフォンを使いたい方々から重宝されています。まだまだカード払いが主で、クレジットカードを組めないか持っていない人にとっては加入するうえで敷居がとても高いですが、近年はプリペイド型や口座振替での支払いを可能にするMVNOも増えており、徐々に現金派にとっての敷居が下がりつつあります。

MVNOの多くはNTTドコモの回線を使用しており、その点ではドコモ向けスマートフォンユーザーにおける敷居が低いといえます。一方、徐々に増えてきているのがau回線を使ったMVNOです。今まで、auのネットワークを用いたMVNOに参入するには前述したCDMA2000の問題もあり非常に敷居が高かったですが、VoLTE回線の導入やSIMロック解除義務化などでかつてと比べてだいぶ参入業者が増えてきました。一方で、ソフトバンク回線を使用して参入するMVNOがなかなか現れていないことに筆者は懸念を抱いています。

さて…MVNO契約数が増えるにつれ増えてきたものがあります。それは苦情。契約者からは主に通信品質の悪さを訴える声が挙がっていますが、業者によって対応はまちまち。紳士的な対応をしてくれるMVNOもある一方で、苦情への対応で炎上を招いてしまったMVNOもあるくらいです。また、MVNO使用時も実はキャリア表示は「NTT DOCOMO」、「KDDI(またはau)」と表示されるので、勘違いしてキャリアショップに駆け込みクレーマーと化してしまうとんでもない利用者まで相次いでいます。

さて、MVNOの中には後述するSIMフリー端末まで用意している業者も存在しており、既存キャリア同然のビジネスモデルを採用しています。その最たるはFREETELだったり、Rakuten Mobileだったりします。特に前者はかつてより独自企画端末を強みとしていますし、後者はHuaweiやASUSなどと組むことでSIMフリー市場をけん引する存在となっています。果たして、MVNOはどのような進化を遂げるのか、楽しみではあります。

■脱・格安 - 流転するSIMフリー市場
今まで格安スマホの謗りを受けていたSIMフリー端末ももはや、「格安」と呼ぶのがおこがましくなるほどになりました。今までこの市場は中国勢が圧倒していましたが、品質とサポート体制を武器に、徐々に日本勢が幅を利かせています。具体的にいえば、市場競争で生き残れたシャープ、富士通、京セラの3社でしょうか。パナソニックも一応、法人市場にてSIMフリー端末を販売していましたが、Let's noteやTOUGHBOOK、TOUGHPADの発売元らしく堅牢な設計に惹かれエンスーが所有していた程度にとどまっていましたがね…。

今までは安さが武器だったSIMフリー端末ですが、今ならキャリア向けでは到底納入を認められないような設計の端末や、キャリア市場の片手間で展開する、といった塩梅でしょう。キャリア向けで納入を認められない設計といえば、キャリア回線と現地で購入したプリペイドSIMの両方が使えるデュアルSIM端末や、キャリア基準を満たせないようなメーカー(MediaTekなど)のSoCで動作する機種などでしょう。一方、日本勢は実際にキャリア向けに納入した端末の姉妹機を展開している、という具合です。日本勢が苦境に陥った2013年頃から既に、シャープや富士通はこの手段でSIMフリースマートフォンを展開していました。

中でも異彩を放っているのがHuawei製端末。やたらとコストパフォーマンスが高いのです。実は、Huaweiはグループ企業としてSoC開発子会社、HiSiliconを擁しており、そこで開発されたKirinシリーズを主に搭載しています。その技術力や開発力を買われ、日本の大手キャリアからもモバイルルーターやタブレットの納入を要請されているぐらいです。歴史的経緯から、Y!mobileユーザーにとってはなじみ深いメーカーではないでしょうか。というわけで、今後は無難なハイエンド機が主になるキャリア端末と、個性派揃いのSIMフリー端末という具合に棲み分けが進みそうですね。

そのほかにも、実質0円がなくなったことによる買い控えの動きの加速、当局と販売店のいたちごっこが続いた悪質な販売潰しなど、今年は良くも悪くもモバイル業界の転換点となりそうな1年でした。特に、日本におけるAndroid陣営への待遇改善はうれしかったですね。2015年夏モデル以降の機種は一部を除き、ほとんどがMarshmallowことAndroid 6.0を経てNougatことAndroid 7.xへバージョンアップできる見込みになったからです。2年使うにはこうでなきゃならないですね。これまではバージョンアップなしか、あったとしても1度きりって事が多かったんですから…。

さて、ここで2016年に発売された機種をおさらいしてみたいと思います。主にキャリア向けに納入された端末が中心になります。

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2016年3月23日 (水)

そんなサイズで大丈夫か?

日本時間2016年3月22日未明、AppleからiPhone SEが発表されました。日本市場では2016年3月24日に予約受付を開始し、2016年3月31日から発売されます。キャリア版はいつも通りNTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクで発売。それに加えてAppleストア経由でSIMフリーモデルも発売されることになっています。

で、そのデザインですが…

Iphone_se

iPhone 5sそのまんまじゃん!

大方の下馬評ではiPhone 6/6sのような曲面ガラスを採用するデザインになると思われていましたが、実際は見ての通り、5sと全く同じデザインになりました。これに伴い、2年半続いた5sの生産・販売は終了となり、iPhone SEへ引導を渡すことになります。なお、iPhone 5s専用アクセサリーもそのままSEに流用できます。

あまりにも売れず、日本市場でも中古のヌシと化してしまったiPhone 5cの反省は少なからず生かされていると思います。が…、筆者は後述の理由からiPhone SEがiPhone 5cに代わる新たな中古のヌシと化してしまいそうだと懸念を抱いています。iPhoneシリーズは同時期のスマートフォンに比べて下取り相場も高くリセールバリューも高めですからね…。

カラーバリエーションはiPhone 5sの3色にローズゴールド(ピンク)を加えた4色展開。SIMフリー版の現金価格はいずれも税別で16GBモデルが52,800円(税込57,024円)、64GBモデルが64,800円(税込69,984円)となります。キャリア版は(現金価格が)いくらになるのでしょうか…。

iPhone SEを一言でいえば、最新スペックになったiPhone 5sです。但し、iPhone 5sの設計やシャーシを流用しているためなのか、一部機能が5sと共通していたりします。大まかに進化した点は、実はチップセットとカメラ周りぐらいで、それ以外は適材適所の進化にとどまっています。また、通信機能は搭載しているモデムチップの仕様上5sより若干進化が見られる程度で、VoLTEに対応する一方でキャリアアグリゲーション(CA)などを応用したLTE-Advancedには対応していません。細かなところでは、auのWiMAX2+やソフトバンクグループのAXGPにも対応しています。

操作面でもiPhone 6sの特徴だった3D Touchへの対応は割愛されている一方で、これから日本でも展開が予定されているNFC決済サービスの一種、Apple Pay対応のTouch ID(指紋センサー)がホームキーとして搭載されます。チップセットはApple A7+M7からM9統合のApple A9に、カメラが8メガピクセルから12メガピクセルへ進化しています。これに伴い、このサイズのスマートフォンでは珍しく4K動画(3,840×2,160pixel)が撮れるようになりました。画面もiPhone 5sと同じく4.0型Retinaディスプレイで、1,136×640pixelとなっています。この解像度にしてはRAM容量が2GBもあるため、ユーザーエクスペリエンスの面ではiPhone 6s/6s Plusを上回るかもしれません。

Iphone_se_2

iPhone SEを投入するAppleの狙いとしては新興国市場での売上拡大が挙げられていますが、実際には副次的な効果として日本市場で巻き返さんとす下心が見え隠れします。実はノーマルモデルが4.0型から4.7型へ大型化した頃から日本市場では使いづらいとの声が挙がっていました。実のところ、日本のiPhoneユーザーには3.5型または4.0型でなければ欲しがらない保守的なユーザーも少なくないのです。一旦iPhone 6/6sにしたが、やっぱり使いづらく4.0型のiPhoneを切望していたユーザーも少なくないことでしょう。

また、iPhoneはバカ売れしていた当時は円高のあおりを受けていたのですが、円安に突入してしまった今では一部キャリアにて希望するバリアントを選択しても割賦販売法、つまり10万の壁に立ちはだかり審査で落とされて泣く泣くあきらめざるを得なくなる…そんな世知辛い世の中になってしまったのです。一応、ドコモだけ全機種同額に設定して月々サポートを変額させることで、全機種10万の壁をかわせていますが…。

今回の発表会は完全新設計の機種なら盛り上がったでしょうが、見た目はiPhone 5s、中身はiPhone 6sといったスマートフォンや見た目はiPad Air 2、中身はiPad ProのiPad Pro 9.7といったタブレットばかりでは冷や水を浴びせられるのはAppleも判っていたはずです。それを承知で発表したのはやはり、高級路線ではハイコストパフォーマンスを売りにしている中国メーカーにかなわなくなってきて焦燥しきっているからでしょう。それほどAppleは焦りを隠せずにいられなくなっています。

今となってはシャープのAQUOS Compact SH-02Hなど、iPhone SEより一回り大きめで4型台のフルハイビジョン機が手に入ってしまう時代なので、手が小さめなので最近の機種は使いにくいなど、どうしてもこのサイズにこだわりを持つ人でなければお勧めしにくい代物ではあります。本格的に使い倒すのであれば64GBモデル一択になるでしょう。16GBモデルは本格的に使い倒すには不向きで、電話・ネット・メール・ソーシャル中心ならなんとか使えるだろうと思います。

そのため、キャリアにとってはとても扱いにくい案件になるかもしれません。なぜなら、16GBモデルがiPhone 6sとの共食いに発展しかねないためです。64GBモデルもやはり同じことを懸念しています。禁じ手とされる実質0円又は一括0円案件の餌食にされるようでは身も蓋もありません。これでは何のために当局が議論してきたのかが水泡に帰してしまいます。キャリアが販売する際は、ぜひとも適正な価格で取り扱ってもらいたいものです。

今回の発表でAppleはすっかり守りの姿勢に入ってしまったわけで、いつもの攻めのAppleは鳴りをひそめてしまっていました。らしくないですね。一体どうしちゃったのでしょう? 鬼才スティーヴ・ジョブズ氏を失った代償は余りにも大きかったのかもしれません。

[2016.03.23更新]
実は、AppleのiPhone/iPad新機種発表は今回の発表会に付随したもので、実際はAppleの将来のビジョンを明かす発表会となっていました。詳細は以下を参照。

[Impress Watchより]
iPhone SEとiPad Proから見える「アップル40年目の変化」

2016年3月10日 (木)

毒林檎を盛られ、ヒカリ・リセッションへ

株式会社NTTドコモが2016年3月9日にWebサイトをリニューアルしました。これまでは各デバイス専用サイトにリダイレクトされていましたが、リニューアル後はマルチデバイス対応となり、たとえばスマートフォンからアクセスする際にリダイレクトされた[smt/]のパスがきれいさっぱりなくなっていました。これによって、やっとtwitter上に引用してつぶやく際に[smt/]のパスを削除する手間がなくなりましたよ…。

変更点はこれだけにとどまらず、dアカウントを紐付けした端末ならばそれに対応した回線情報が提示されるようになりました。dメニューから直接my docomoへアクセスできるようにもなり、ネットワーク暗証番号を入力して認証するだけでオンライン手続きができるようになりました。ホント、こうした細々とした使い勝手の改善といい、ドコモの気遣いの良さに惚れぼれします。なお、iPhoneを含めた指紋認証対応端末ではそれを使ってログインできるようになっています。最新機能がこうして活きていくのって素晴らしい。

[株式会社NTTドコモより]
ドコモウェブサイトをリニューアルします

ドコモウェブサイトリニューアルのお知らせ

閑話休題。ソフトバンク株式会社も、2016年3月8日にAndroid 6.0バージョンアップ対象機種を発表しました。これで大手キャリアのAndroidバージョンアップへの対応が一通り発表されたことになります。が…

ごらんの有り様だよ!

対象機種ですが…以下、たったの3機種のみでした。それ以外の機種は未定か、バージョンアップを行わないことになります。

Galaxy S6 Edge (32GB/64GB) 404SC
Xperia Z4 402SO/Xperia Z5 501SO

一方で、今回のOSバージョンアップ対象から外れたAndroid 5.x機は以下の通りです。筆者は、間違いなくソフトバンク版Xperia Z3には2度目のバージョンアップが配信されると思っていたのですがねえ…。これはドコモ版(SO-01G)の結果次第、かもしれません。わずかな可能性に賭けるしかありません…。
なお、Android 4.4以前の機種に関しては当然のごとく放置プレイ状態です…。

Lenovo TAB2 501LV
AQUOS ACRYLCRYSTAL 2 402SH/AQUOS Xx 404SH
AQUOS Xx2 502SH/AQUOS Xx2 mini 503SH
Xperia Z3 401SO


この凄惨たる有り様を見ていると、ドコモを別とすればスマートフォンユーザーにおけるiPhoneとAndroidの比率が2:1のauもまだまだマシなほうだなあ、と思います。一説によれば、ソフトバンクのスマートフォンユーザーに占めるiPhoneユーザー率はなんと9割! つまり、ソフトバンクの全契約のうちわずか数百万契約しかAndroidユーザーがいないことを意味します。ソフトバンクはプリペイド契約やモジュール契約の比率も高めなので数百万とは簡単に言いますが、実際のAndroidユーザー数は200万契約を超えるのがやっとでしょう。筆者の身近にもAndroidユーザーのソフトバンク契約者がいるんですが…。やはり、Androidユーザー数が少なかったからこそバージョンアップしにくかったのでしょう。

それもさることながら、全般的にシャープ機の扱いが酷すぎます。auにおける京セラ機よりも酷い有り様です。auはG'z Oneに代わるスマホとして根強い需要があった耐衝撃スマホ、TORQUE G02 KYV35に対してのみながらもAndroid 6.0バージョンアップを実施すると発表して良心を発揮したのに、ソフトバンクはシャープ機のバージョンアップをほとんど拒絶しています。ここまで来ると確信犯だろと思わずにはいられません。

ソフトバンク向けのシャープ機に対しAndroidバージョンアップが実施されたのは2012年冬に発売のPANTONE 6 SoftBank 200SHが最後だったと記憶しています。あちらは発売から4か月ほど経ってからと、異例の早さで実施されていました。一方、同時発表で2013年春発売のAQUOS Xx SoftBank 203SHはバージョンアップされることなくあっさりと捨てられました…。

J-PHONEやボーダフォン時代はシャープ王国と呼ばれたのも今や昔の話になってしまいました。iPhoneを優先して販売しながらもAndroidユーザーに一定の理解があるauとは異なり、ソフトバンクは完璧にiPhoneに毒されているようです。ソフトバンクはiPhoneを使わない奴は客じゃないとでも思ってるのでしょうか? きっと、ソフトバンクはiPhoneが売れなくなってきたらAppleと心中するつもりでしょうね。そして、(主にシャープの)Android機をわざとバージョンアップさせないことでソフトバンクのAndroidユーザーに最新機種への変更を強いる…本当にThis is not good for the marketです。

それに拍車をかけるように、ソフトバンク株式会社はシンプルスタイル(プリペイド契約)やY!mobileを通して売れ残ったAndroid機の在庫処分を進めています。Y!mobileで扱った途端に売れるようになったとの話も聞いたことがあるので、ソフトバンクのAndroid機の売り方がいかに下手くそなのかが伺えます。上記のAQUOS ACRYLCRYSTALシリーズに加え、フラッグシップ機のはずのAQUOS XxまでY!mobileで処分に遭っています。そうです…

ソフトバンクでiPhoneしか売れない
→販売店がAndroid機を売る気がなくなる
→どこも取り扱わなくなるので在庫がダブつく
Y!mobileやプリペイド契約で投げ売りするしかなくなる
→OSバージョンアップも放棄される


という悪循環に陥ってます。実際、国内メーカー各社はどんどんソフトバンクから離れていき、端末の納入を休止または中止するようになってしまいました。目立ってきたのが海外メーカー製端末になってきました。ブランド変更当初から国内勢に色眼鏡で見られていたソフトバンクでしたが、それにますます拍車がかかっています。

実はソフトバンク、Nexus 6Pの日本における独占販売権を獲得しています。そのNexus 6Pは5.7型WQHD(2,560×1,440pixel)有機ELディスプレイ、Snapdragon 810 MSM8994を搭載と贅を尽くしたスペックで、弟分でY!mobileおよびNTTドコモも取り扱うNexus 5Xと同じくUSB Type-Cコネクターと指紋センサーを搭載しています。実は筆者、ソフトバンクもNexusスマホを扱うようになったらAndroid勢への対応が、特にシャープ機の待遇がいい方向に変わると思っていましたが…

やっぱりソフトバンク。ちっとも変わってませんでした。

Nexus 5X発売後に発売機種のAndroid 6.0バージョンアップに向けてGoogle本社との連携をとったり、きちんとキャリアアプリのAndroid 6.0対応に向けた動作検証をやっていたドコモに対し、ソフトバンクはNexus 6Pを発売してもただ売りっぱなしで、キャリアメールへ対応するにとどまっています。元々自社で展開しているサービスが少なめなのか、キャリアアプリのAndroid 6.0対応も疎かにしているようでした。これはいくらなんでもNexusスマホを扱えないながらもある程度バージョンアップ対象機種のあるauとはえらい違いです。

シャープは経営再建案として、いくら作っても売れ残る上にバージョンアップの対象から外されるソフトバンク向けスマートフォンの開発から完全撤退すべきではないでしょうか、とも思いました。が…それでもシャープが完全にソフトバンクとの関係を断ち切るのは非常に困難を窮めます。というのも、35年前(1981年)のソフトバンク創業時から自動翻訳機に関する特許を買い取ってもらう、LCR回路を採用してもらうなど「利用」されてきたことや、この2社の裏で取引関係のある株式会社光通信とともに鉄のトライアングルを作って強引に結束させられているようなので、この2社による優越的地位の濫用さながらの取引によってシャープは不利な立場に立たされているのも事実ですから…。

つまり、シャープはソフトバンク向け携帯電話の納入から撤退しようにも、こうして取引先から束縛されているためにできなくなってしまっています。それどころかソフトバンクはシャープを道連れにするつもりでしょう。大船…いや、泥船に乗ったつもりで。

この有り様じゃ、「スマホたのしい」に矛盾するのではないでしょうか。あからさまなiPhone優遇にAndroid冷遇など、多くの取引先や契約者をコケにしたツケは既に契約者純減などの形でソフトバンクに表れてきています。この頃は得意の広告戦略でも、三太郎シリーズにお株を奪われてしまいましたからね…。それでもなお、ソフトバンクは不利に立たされていることをなかなか認めようとしていません。孫社長も自身の頭髪の危機…ではなく、ソフトバンクグループが借金漬けになっていることによるリスクを自覚してほしいです。

後ほど、各社のAndroidバージョンアップの考え方についてまとめてみたいと思います。

[ソフトバンク株式会社より]
Android 6.0 へのバージョンアップ予定のご案内

2015年12月28日 (月)

筆者の選ぶクソケータイ・オブ・ザ・イヤー2015

筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤー2015に輝いたのはGoogle純正のスマートフォン、Nexus 5Xでした。破綻なく堅実なスペックを求めたこと、キャリアモデルがY!mobileの独占を崩してNTTドコモでも販売されたこと、常に最新のAndroidに触れられる楽しみ、そして指紋センサーやUSB Type-C対応などOSレベルで標準対応した機能やインターフェイスを搭載していたことが決め手になりました。

さて、本家大元はどれがトップに輝いたのか、過去の結果から見てお分かりですね? それは後ほど発表したいと思います。一方で、今度は2015年に(店頭で)発売された中で最もイマイチだった端末を選出してみたいと思います。今まで、筆者の選ぶクソケータイ・オブ・ザ・イヤーは明らかに使用感の悪い端末ばかりが選出されてしまっていました。

・ケータイアップデートに時間がかかりすぎる上にどの機能を使おうにも苦痛というバグの山のREGZA Phone IS04/TSI04

薄くするのにこだわり過ぎてスマートフォンの基本を煮詰めることを怠った結果、暴走やタッチ不良を起こしてしまったMEDIAS X N-07D

ARROWS X F-10Dの失敗から何も学ばなかったうえ、日本製にこだわるドコモが面子を立てるべく国産LTEモデムチップ搭載を強制された結果、通信もパフォーマンスもガタガタになってしまったARROWS X F-02E

ところが、AQUOS CRYSTAL 305SHは端末そのものはきちんと使えるのに、音質がいいのか悪いのか分からないスピーカーとの抱き合わせ商法によりユーザーの評判を落とした新たな形のクソケータイとして評価され、筆者の選ぶクソケータイ・オブ・ザ・イヤー2014を勝ち取ってしまいました。

今年はどの端末がその不名誉に輝いてしまうでしょうか、いよいよクソケータイ・オブ・ザ・イヤー2015を発表したいと思います!

■大賞
LG Fx0 LGL25
(LGエレクトロニクスジャパン株式会社)
―Designed for "Gyiygs", but not designed for "Geeks".

Lgl25

なんと、史上初めてケータイ・オブ・ザ・イヤーとクソケータイ・オブ・ザ・イヤーに同じメーカーの端末が選出される椿事となってしまいましたw 本来は2014年に発表された端末でしたが、年末発表ということで今年の初めに発売されたものです。発売の経緯から一般消費者の眼に触れることなくひっそりと姿を消したことと時が経つにつれてどんどん空気と化していったほどの存在感の薄さ、そしてスマートフォン向けFirefox OSの開発終了で役目を終えてしまったことが決め手となりました。

[選評]
iPhoneやAndroidスマートフォンは高機能化および高性能化に伴い端末価格が高騰してしまいました。それに伴い、安価な端末で抜群なユーザーエクスペリエンスを追究すべく、ポストiPhoneまたはポストAndroidとなるプラットフォームを模索する動きも見られました。その中で、2014年にFirefox OSやサムスン電子が主導するTizen(タイゼン)がポストiPhone、ポストAndroid候補として浮上しました。

特に、サムスンはTizen端末の発売に前向きで、ドコモの欠番となってしまったSC-03FをTizenスマートフォンとして発売しようともくろんでいたほどです。結局、ドコモ側の市場判断によってSC-03Fの発売が水泡に帰すも、Tizenは現在、サムスンのGearシリーズや新興国向けに発売されたスマートフォン用のプラットフォームとして生き残っています。

一方、Firefox OSはHTML5の持つポテンシャルを最大限に秘めていたプラットフォームと言えます。元々、HTML5は様々なプラグインを置換すべく開発された経緯があり、これが普及すればプラグインが一切不要になるとまで言及されていたほどでした。このHTML5の持つ性格を生かして、Webアプリを動かそうとして考案されたのがFirefox OSのランタイム環境であるといえます。そのランタイム環境はFirefoxのレンダリングエンジン、Geckoそのものでした。

実は、KDDI株式会社は2013年の地点で早くもFirefox OS機の開発に意欲を示していました。それは、前述するWebアプリの開発やIoT連携システムを作りやすいことが決め手になりました。通常のアプリはC言語やJavaScriptに習熟していなければ開発が容易ならざるのに対し、Firefox OS用のアプリは比較的習得が容易なHTML言語で開発できたのです。

KDDIはこのFx0の売り込みにかなり力を入れていました。Geek(ギーク)層を意識して、デザインは内部の回路が透けて見えるスケルトン仕様となっており、アンテナやバッテリーまで透けて見えるようになっていました。プロダクトデザイナーにはX-RAYの開発に携わった実績のある世界的なデザインアーティスト、吉岡徳仁氏が起用されました。X-RAYを見かけたことがある方なら、吉岡氏のデザインだと一目でわかったはずでしょう。このデザインは、後述するFirefox OSの理念を示していました。ビスを金メッキしたりホームキーにFirefoxのロゴモチーフにもなっているキツネのシルエットをあしらうなど、ちょっとした遊び心もあるデザインになっていました。実際、この独創的なデザインにより2015年度のグッドデザイン賞を受賞していました。

チップセットはSnapdragon 400 MSM8926(Cortex-A7/1.20GHz×4)、RAM容量は1.5GB、内蔵ストレージ容量は16GBとなっていました。外部メモリーは64GBまでのmicroSDXCカード対応、4.7型HD解像度のIPS液晶をディスプレイとし、8メガピクセルカメラを搭載しており、フルハイビジョン動画の撮影も可能になっていました。この頃発売された端末としては珍しく電池パックが着脱可能で、容量もこのクラスでは平均的な2,370mAhとなっていました。このように、当時の同時期のスマートフォンと比べても遜色ないスペックを誇っていました。販路によっては透明な電池カバーが特典として貰えました。

Fx0専用に安価な料金プランを設けたり、専用サイトを設けて技術仕様を誰でも参照できるようにしたり、Fx0向けアクセサリーの開発支援用データを公開したりと、KDDI側が相当セールスに力を入れていたように見えますが…。

発売の地点で暗雲が立ち込めていました。

というのも、筆者の地元では取り扱いそのものがなかったためです。正確にいえば、販売店側が取り扱いを渋ってしまったのです。auの主要サービスに対応しない、アプリやゲームもiOSやAndroidと比べると圧倒的に少ないか全くない、そして消費者がスマートフォンに求める機能が全くない…これらないない尽くしで転売ヤー大喜びになること請け合いと判断して敢えて扱わないことにしてしまった販売店が続出したようです。

あくまでも、一般消費者はスマートフォンのプラットフォームを選ぶうえで既製のアプリがどれだけ使えるか、どのサービスに対応しているかを重視するので、からっきし対応できていないFx0は魅力がないと見えていたのでしょう。一応、Fx0は「なければ作れ」というGeekの伝統を地で行くモデルデザインになっていますが…。

当然、発売当初はユーザーの間で盛り上がっていたのもつかの間、Web上の特集記事や情報量が少なくなるにつれ、徐々に存在を忘れられてしまいました。一方で、モバイルマニア層はといえば…華麗にスルーしていました。ごくごく一部の層は珍しい端末だからと飛びついていたようですが、それでもすぐ飽きられてしまったようです。この地点で、マニア層からはFirefox OSが見限られていたことが伺えます。そして、一般消費者の認知度はといえば…限りなく0に近い悲惨な有り様でした。その後は草の根でハッカソンが繰り広げられているくらいでした。が…

後に、本丸であるMozillaより、2015年12月9日をもってスマートフォン向けのFirefox OSの開発を終了することが発表され、今後はIoT分野に注力される旨が発表されました。これにより、1年近く販売されてきたFx0の展開に事実上、終止符が打たれることになってしまいました。そうです、Firefox OSはモバイルOSとしてはAndroidやiOSの牙城を崩すことなく儚く散っていったのです。

Firefox OSの開発者の弁によれば、既存のモバイルOSは壁で囲まれた庭のようなもの(=クローズドプラットフォーム)であり、Firefox OSは多くの開発者の存在によって完全なオープン環境を実現しているとしていましたが、実際は想定していたライバル、Androidのほうもオープンソースによって開発されていたプラットフォームであることが伺えます。また、iOSとAndroidの双方ともカーネル単位でUNIX系という点で共通しており、iOSアプリ開発経験があれば容易くAndroidアプリも開発できるようになっていました。一方、Firefox OSは市場が確立される前に消えゆく運命をたどったため、(スマートフォン向けOSとしては)皮肉なことに壁で囲まれた庭のようなものになってしまいました。

今なお、大量のFx0が売れ残っているようで、auオンラインショップで今も容易く手に入ってしまいます。モノホンのGeekなら、カスタムROMを焼いてAndroidスマートフォンにするか、Windows Phoneにして運用すべきでしょう。

何しろ、KDDIがFirefox OSで何をやりたかったのかもいささか疑問に残ります。開発者向けスマートフォンならばNexusシリーズがありますから、それを一般に販売するだけでもよかったのではなかったでしょうか。Nexusシリーズは確かに防水でなかったり日本向け機能がなかったりしますが、それでもAndroid端末なので人気アプリも余裕で対応しているためFx0よりもよっぽどか売りやすかったりするのですが…。auでNexus 5Xを扱えなかったのはFx0をめぐるLGとの軋轢やほぼ同一スペックのisai vivid LGL32との競合を避けたかったことが背景にあったのでしょう。

続いて、幸いにも(?)次点にとどまった端末を紹介したいと思います。

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2015年12月24日 (木)

筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤー2015

お待たせいたしました。本日、2015年12月24日はクリスマス・イヴですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか? いよいよ、筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤー2015の発表です。本日の正午に投票を締め切った本家大元に先んじて発表したいと思います。

■大賞
Google Nexus 5X
(グーグル株式会社/LGエレクトロニクスジャパン株式会社)
―"未来"がぎっしり詰まった、"最先端"を常に体験できるスマホ

Nexus5x

今回大賞に輝いたのはGoogle純正のAndroidスマートフォン、Nexus 5Xでした。Nexusシリーズとしては初めての大賞受賞となります。

[選評]
2010年より主に開発者向けに販売されていたスマートフォン、Nexusシリーズ。Google純正のスマートフォンとして、キャリア独自の脚色を嫌う一部の一般消費者から熱烈な支持を受けていました。時にはタブレットとしても展開されたこともあり、特に2013年モデルのNexus 7(ASUS ME571T)は7型タブレットの代名詞となるほどの大ヒットを遂げました。時にはメーカーとのコラボレーションで発売されることもあり、日本でGalaxy Nexus SC-04Dとして発売された端末が日本におけるNexusシリーズ初上陸となりました。

このNexus 5XはLG G2と兄弟関係にあるNexus 5の事実上の後継機種です。また、Nexus 5X自身もLG G4の兄弟機という位置づけになっています。つまり、現在auで発売されているisai vivid LGV32とも兄弟関係にあります。スペック上はG4やLGV32とほぼ共通しています。近年のスマートフォンとしては非常に軽く、5.2型フルハイビジョンIPS液晶を搭載しているにもかかわらず136gと軽量化を果たしていました。カメラはイメージセンサーが大判化した代わりに12メガピクセルとなっており、4K動画の撮影にも対応しています。RAMは2GB、G4で着脱可能だった電池は内蔵型と仕様変更されています。なお、Nexus 5に採用されたワイヤレス充電(Qi)への対応は見送られました。

チップセットはSnapdragon 810(S810、MSM8994)の弟分と言える、Cortex-A57デュアルコア+Cortex-A53クアッドコアという変則的なbig. LITTLE処理を採用したヘキサコアチップ、Snapdragon 808(S808、MSM8992)を搭載していました。S810がCortex-A57クアッドコア+Cortex-A53クアッドコアのオクタコア構成で「理想」を求めたのに対し、S808は現実的なスペックとなっており、少ない発熱と安定した動作が期待できました。モデム統合型チップなのでLTE-Advancedに新たに対応しており、キャリアアグリゲーションを応用することで最高で262.5MbpsとヘタなWi-Fiよりも高速に通信できるようになっています。

Nexusシリーズは常に最新のAndroidのユーザーエクスペリエンスを実感できるのが売りですが、Nexus 5Xには工場出荷時からMarshmallow(マシュマロ)のコードネームで知られるAndroid 6.0がインストールされています。Nexus 5/6ユーザーならお分かりでしょうが、毎度提供されるアップデートを適用することで、徐々に完成度を増していくのです。可能な限りAndroidバージョンアップが受けられることは国内キャリア向け端末では容易ならざることなので、なおさらNexusユーザーの特権と化しているわけです。

Nexus5x2

この端末はスマートフォンの未来を示す、非常に重要なマイルストーンとなっています。カメラの下にある指紋センサー、充電や周辺機器接続に使うUSB type-C端子など、今後普及が期待されるデバイスや機能に標準対応しています。また、標準ランチャーとして採用されているGoogle Nowランチャーでは検索バーをタップすることなく「OK, Google」と発声することで音声検索が簡単にできます。筆者も展示機で試してみましたが、音声検索がより身近になった感じがしました。

指紋センサー、USB type-CともにAndroid 6.0で正式対応できるようになった機能です。指紋センサーは今まで独自に対応してきた機種がありましたが、Android 6.0以降では生体認証の手段として正式に採用されました。USB type-CはUSB 3.x相当のインターフェイスですが、USB 3.0 micro-B端子を小型化したものです。USB 2.0(最大転送速度480Mbps)の20倍以上を誇る最速10Gbpsもの超高速転送が可能なUSB 3.1に対応できることと、端子がリバーシブル構造になっているため、誤挿入のトラブルと無縁になっていることが特徴です。

日本では従来通り、SIMフリー版をGoogleから直接購入可能になっていますが、キャリア経由では入手から半年後にSIMロックを解除できることを前提にSIMロックがかかった状態で販売されています。これまで、NexusシリーズはY!mobile独占でしたが、この独占は脆くも崩れ、NTTドコモも本格的に取扱うこととなりました。これも驚きをもって迎えられた一方、キャリア独自カスタマイズが施されるのではないかという不安が付きまとっていましたが、それは杞憂に終わったようです。ドコモがこれまでの方針から一転し、Androidに全力投球できるのか期待したいところです。

続いて、惜しくも次点にとどまった端末を紹介したいと思います。

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2015年12月23日 (水)

筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤー2015 [はじめに]

今年もこの時期に突入いたしました。毎年恒例の、筆者の独断と偏見(?)に基づいて選出するケータイ・オブ・ザ・イヤー2015です。インプレスが実施しております本家大元も2015年12月24日まで投票を受け付けております。

その前に、例によって今年の傾向を見てみようと思います。一言でいえば、MNO(いわゆるキャリア)とそうでない勢力のぶつかり合いになりました。

■MVNO市場の躍進
2014年に各社が提唱した音声定額プランが一部契約者から割高を理由に嫌気され、積極的にMVNO(Mobile Virtual Network Operator、仮想移動通信事業者)の運用を検討する消費者が目立つようになりました。いわゆる格安SIMです。どちらかと言えばサブ回線の維持に向いています。

MVNOは設備を持たないため、MNOから帯域を借りて回線を提供します。そのため、通信にかかる速度や品質が若干落ちますが、維持費は安く済みます。ただし、現在のMVNOはITリテラシーの高い層に利用してもらうことを前提にサービスしているためか、サポート体制に一癖あるのが難点です。また、合理化の弊害でクレジットカード払いのみでしか契約できない場合が多く、クレジットカードを持っていないか審査落ちで持てない場合は渋々あきらめるしかないのが現状です。一応プリペイドSIMタイプや口座振替で料金を支払えるMVNOもありますが…。

MVNOのほとんどはNTTドコモの回線を利用するため、ドコモのスマートフォンがあればアクセスポイントの設定をするだけでそのまま利用できます。また、ほとんどはデータ専用で、2台持ちとWi-Fi運用との併用を前提にプラン設定がされています。最近ではau系のMVNOも徐々に増えており、そちらはauスマートフォンまたはSIMロックを事前に解除した一部のスマートフォンがあれば運用できます。今後はiOS系端末が柔軟にMVNOに対応できることとソフトバンク系MVNOの誕生が課題と言っても過言ではないでしょう。

近年では、MVNE(Mobile Virtual Network Enabler、仮想移動通信サービス提供者)の成長も目覚ましく、MVNOとして活動する傍らで自社のノウハウを活かしてMVNO市場に参入する業者のネットワーク構築を支援する動きも活発化しています。現在林立しているMVNOはMVNEの支援によって成り立っています。

■活発化するSIMフリー市場
以前から子供向けや海外渡航用、そして日本の技適認証を受けたキャリア端末のベースモデルとしてひそかに流通していたSIMフリー端末ですが、今年に入り一気に市民権を得るに至りました。キャリア端末の没個性化やキャリア縛りを嫌う一部の契約者に広く受け入れられました。

SIMフリー端末は主に、必要最低限のスペックを備えた廉価機やキャリアでは扱ってもらえないような個性的な端末など、ニッチを狙ったものが多いです。特に前者は格安スマホと呼ばれています。Nexus 7で一躍有名になったASUSが放ったZenFoneシリーズは本体ストレージとRAM容量を選択できるとして話題になりました。キャリア向けの端末納入を中断しているパナソニックは法人向けSIMフリースマートフォンに注力することで生き残りを図ることに成功しました。耐衝撃機や1型イメージセンサーを搭載した新生LUMIX Phoneなどが印象に残った方も少なくないでしょう。

ただし、気を付けてほしいことがあります。SIMフリー端末は本当にピンキリで、いいものは本当にいいのですが、中にはハズレも紛れ込んでいます。この頃はベンチャーも格安スマホに参入しようと息巻いていますが、ベンチャーならではの青さが目立つ端末も少なくありませんでした。大方のSIMフリー機はこれから普及が期待されているVoLTEに対応しない機種が多いです。キャリア向けアプリも動作は保証されていないため、キャリア回線で運用する方(特にau回線で運用したい方)は要注意。

■SIMフリー義務化は定着なるか?
2015年夏モデル以降、NTTドコモの全機種やソフトバンクの一部機種にて認められていたSIMロックの解除が義務化されました。これは、auが2014年の年末から提供したVoLTEサービスが大きく絡んでいます。auはLTE方式を採用していながらこれまでは音声通話をCDMA2000で行っていたため、他社とSIMカードの扱いが異なっていました。そのため、SIMロックを解除したスマートフォンではデータ通信できても音声通話ができないことがあります。

auのVoLTE回線用のSIMカードはドコモやソフトバンクと同じ扱いで、対応端末も国内では常時LTEのみにつながる仕組みとなっています。また、海外ローミング時もUMTSのみに繋がるようになっており、政策的にCDMA2000へ繋がせないようになっています。強引に見えるかもしれませんが、これで漸くauも同じスタートラインに立てるようになりました。

なお、SIMロック解除は端末の入手から半年を過ぎれば可能になります。無料でできる場合と、3,240円を支払う必要がある場合があります。また、解約してから3ヶ月以内に行わなければなりません。転売対策のためか、対象機種でも中古で手に入れた場合はSIMフリーにすることができません。そのため、中古市場へ下取りしたい場合は事前にSIMロック解除を済ませてしまいましょう。

SIMフリーにするメリットはキャリアを変えても気に入った端末を引き続き使えることにありますが、実際はキャリア独自サービスの壁などもありメリットを享受しにくいです。一方で、渡航先でプリペイドSIMにて運用できるようになることによるメリットの方が大きいです。なぜなら、海外ローミングサービスでは番号をそのままに通話できるものの、割高になってしまうためです。現地でプリペイドSIMを調達してしまった方がよっぽどか維持費が安いケースがほとんどです。そのため、よく海外旅行する方はSIMロック解除を利用すべきと言えます。

■64bit化に伴う「停滞の時代」突入か?

パソコンに次いでスマートフォンも64bitの時代に突入しました。既にiPhone 5sから64bit化は始まっていますが、いよいよAndroidでも64bit化の機運が高まっています。しかし、多くの契約者は口コミから64bit機への変更をモラトリアムするようになりました。

まず、iPhoneファミリーは方々で指摘されているとおり64bit化によってバッテリーリークが深刻化しています。また、搭載しているチップセットがパフォーマンスを十分発揮できていなかったことも一因でした。ところが、最新機種のiPhone 6s/6s Plusはパフォーマンスが大きく改善すれど、悪化したのは端末価格でした。キャリアや容量によっては10万オーバーとなるため、分割払いを希望しても一括払いでの入手を余儀なくされてしまいます。これが原因でiPhone 6s/6s Plusへの機種変更を断念した契約者も多かろうと思います。

Android陣営のほうはAndroid 5.0以降で64bit化を進めていきましたが、チップセット大手のクアルコムが満を持して出荷したSnapdragon 810(MSM8994)がとんでもないじゃじゃ馬でした。同社では珍しいbig. LITTLE処理を採用したオクタコアチップですが、メーカーのチューニング次第では上手くパフォーマンスを十二分に引き出せなかったことも端末の買い控えを促進させてしまいました。Xperia Z3 SO-01GXperia Z3 Compact SO-02Gの白ロムや中古端末がプレミア価格で取引されるようになったこともそれを物語っているといえます。

なんとか秋冬モデルで安定したパフォーマンスを引き出すことに成功したメーカーもありましたが、一方で妥協してヘキサコアのSnapdragon 808(MSM8992)搭載に仕様変更するメーカーも少なくありませんでした。サムスン電子など、一部の中韓メーカーはSnapdragon 810の熱ダレ問題に懲りたのか、チップセットを自社開発することになったようです。また、一部ではクアルコム独自の64bitアーキテクチャー、Kryo(クライオ)を採用したクアッドコアチップ、Snapdragon 820(MSM8996)搭載機種に期待する向きもあります。

■普及なるか? 新たなスマホ、「ガラホ」誕生
一部を除くほとんどのフィーチャーフォン(ガラケー)は2016年以降、事実上使えなくなってしまいます。つまり、乱暴な言い方をしてしまえばガラケーは一部を除いて2016年以降、ただの電話機になってしまいます。その原因はセキュリティ接続に関わるSHA-1問題です。これによって、ガラケー向けコンテンツが閲覧またはダウンロードできなくなってしまうことがあります。既に、Googleやtwitterなど一部のWebサイトではSHA-1を用いた接続を排しているようです。

また、ガラケーはいくら需要があれど、今では十分枯れまくったソフトウェア資産やデバイスを引っ張り出して製造している状況です。ガラケー用ソフトウェアもサポートが放棄されかけているし、部品も枯渇し始め、保守在庫を引っ張り出してでも作らねばならなくなっています。そのような状況下ですから、やがてはガラケーそのものを作れなくなってしまいます。一部報道によれば、2016年度を以てフィーチャーフォンの生産が打ち切られる見通しとなっています。Android製品の開発から完全撤退し、2016年度いっぱいで携帯電話の生産拠点が閉鎖することになったNECこれを以て携帯電話から完全撤退し、Nのケータイの暖簾を下ろすことになる見通しです。以降は貴重な国産モバイルルーターメーカーとして生き残ることになります。

[2015. 12. 25更新]
日本電気株式会社より、携帯電話事業をNECモバイルコミュニケーションズ株式会社からNEC本体に移管することになったとの発表がありました。なお、新機種開発の見通しは立っていませんが、今後も携帯電話事業は継続する意向とのことです。

そこで、操作体系をガラケーそのものにしながらAndroidで動作する端末を開発しよう、ということになりました。それがガラホです。ローエンド機向けのデバイスを応用した折りたたみ型スマートフォンです。今のところ、Google Playに対応しないため、キャリアが用意するアプリでなければインストールおよび利用はできません。しかし、とある裏技を応用することでGoogle Playで配信されているアプリも利用できるようになるため、マニアからはひそかに注目を集めていたりします。また、従来と同じ料金体系で維持できることと、端末購入費用が割安なことも魅力といえます。スマートフォンはキャリア経由で手に入れるとローエンド機でも現金価格が5~6万円、メインストリーム機では8~9万円するのに対し、ガラホは現金価格が4~5万円と格安になっています。

ガラホはその性質上、LINEやtwitterなどのソーシャルメディアとの連携を見据えて設計されています。また、auのガラホならばLTEに対応しているため、データパックを契約の上でテザリング親機として運用する方法もあります。需要、使い道ともに未知数ですが、概ねゲームや動画閲覧をあまりしないユーザーには向いている端末と言えます。

■端末目当ての番ポがなくなるか?
2006年から運用された番号ポータビリティ(MNP、番ポ)。電話番号を維持したままキャリアを変更できるサービスです。手続き上は現用のキャリアを解約したうえで転出し、新規契約扱いで他社へ転入する、というものです。その際に発行される予約番号を使うことで番ポが受けられるようになります。

本来、番ポは料金や通信品質の改善のために利用されるべきサービスでしたが、いつの間にやら実態とは大きく乖離した使われ方をしていたことが判明しました。各社が競って自社の優位点を訴えたうえで番ポの利用を促していたのですが、その過程で廃止されたはずのインセンティブ(販売奨励金)が事実上復活してしまっていたのです。具体的にいえば、番ポに対して各社が潤沢なインセンティブを用意していたのです。これによって、通常は現金価格が新規、機変では9~10万円もする端末が番ポにより1~2万円、場合によっては一括0円で手に入ってしまうのです。かつて問題視された、解約即新規によって安く機種変更する方法を彷彿させます。

なお、大方の場合、番ポによってキャッシュバックを受けられるようで、契約者は一銭も払わずに済むどころかかえって得をするケースもあります。つまり、多少のリスクを負ってでもタダで端末を手に入れて番ポ…を繰り返すことで機種変更し、番ポによってキャリアを渡り歩きながら大金を稼いでいた番ポ長者がこの世にいるわけです。これが政府当局に知れ渡れることになり、水面下で携帯料金の値下げが議論される中で話題に上ってしまいました。これからはそう易々と番ポできなくなることが確定しました。

これのどこが問題なのかと言うと、先に申した通り解約即新規と同じ轍を踏んでしまっていることです。本来はより良いサービスや通信品質を確保するための「最後の切り札」として使われるべきサービスですが、機種変更のために使われる本末転倒の状態に陥っています。もちろん、キャリアにとってはこのような契約者は厄介者であり、同じ回線を機種変更を繰り返しながら長く使っている契約者にとっても社会の迷惑と言える存在です。つまり、番ポでキャリアを渡り歩く契約者はそうでない契約者から見れば不公平の塊そのものなのです。

と言うことで、2015年は携帯業界にとってターニングポイントになり得る1年でした。果たして、2015年を代表する機種はどれなのか、まずはキャリア端末をおさらいしてみることにします。

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2014年12月30日 (火)

筆者の選ぶクソケータイ・オブ・ザ・イヤー2014

本家大元からケータイ・オブ・ザ・イヤー2014が発表されました。結果は後ほど発表するとして、販路の問題から実機を目にすることができなかったものの、筆者としては華為技術のAscend Mate7が完全SIMフリー端末として3位にランクインしたのが予想外でした。また、筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤー2014大賞のXperia Z3のうち、SO-01Gはかろうじてトップ5にランクできました。フィーチャーフォン賞を受賞したN-01Gは実際にフィーチャーフォンとして最上位にランクしていました。

今年発売された端末で最もイマイチだった機種を選定するクソケータイ・オブ・ザ・イヤー2014を発表したいと思います。今までの大賞は全て日本勢。勿論、これらは今も見直されることなく安定の低評価です。

2011年: FUJITSU/TOSHIBA REGZA PHONE IS04(TSI04)
2012年: NEC MEDIAS X N-07D
2013年: FUJITSU ARROWS X F-02E

果たして、今年はどの機種がその不名誉に輝いてしまうのでしょうか? 発表したいと思います。

■大賞: SHARP AQUOS CRYSTAL SoftBank 305SH (シャープ株式会社)
―羊頭狗肉のソフトバンク商法、ここに極まれり!

Sbm305sh

この機種がクソケータイ・オブ・ザ・イヤー2014に選出されてしまいました。今まではUX(ユーザーエクスペリエンス)が悪い機種がノミネートされる傾向にありましたが、今ではもはやiOSやAndroidも落ちることがほとんどなくなりました。むしろ、本機が大賞に選出された理由はズバリ、販売方法にありました。良くも悪くもソフトバンクが馬脚を現しているのです。

[選評]
ソフトバンクモバイル株式会社が同社の僕としてきたシャープ株式会社と社運をかけて買収したスプリント社と共同で開発した端末。位置付け的にはローエンド端末とされ、日本では2年間の継続契約を前提に24回払いにすることで実質負担が0円となるなど、ハイコストパフォーマンスである点をアピールしていました。端末スペックも人によっては物足りないと感じられるものの実用上申し分ないものでした。一部では日本向け機能の搭載をあえて見送ったことが賛美されていたことからもそれが伺い知れます。おサイフケータイにも対応せず、プラスチックのFeliCaカードを挟みこめるジャケットがオプションとして販売または配布されていました。

チップセットはクアルコムでは珍しく純粋なCortex-A7マイクロアーキテクチャによるSnapdragon 400 MSM8926(1.20GHz×4コア)、RAM1.5GB、ROM8GB(そのうち、約4GBがユーザーエリア)、ディスプレイはEDGEST技術からさらに踏み込んでフレームレス構造とした5.0型S-CG Silicon液晶(1,280×720pixel)搭載、通信方式はAXGPによるSoftBank 4GとFDD-LTEによるSoftBank 4G LTEの双方に対応したHYBRID 4G方式を採用と、一通りのツボは抑えてありました。また、UMTS網を使って従来よりも高音質な通話ができるHD Voice (3G)とVoLTEの双方にも、後日提供されるアップデートで対応されることになっており、まずは前者へ対応するためのアップデートが配信されました。

ただし、レンズ効果を狙ってディスプレイカバーにカット処理を施したアクリルを採用した点は硬度が低く傷つきに弱いことや加水分解により自然劣化しやすいことを嫌っているユーザーも少なくなく、賛否両論が目立ちます。もっともこれは粗悪品で起こりうることであって、実際はハードコーティングや劣化防止のために品質改良がなされているのでそんなに憂慮すべきではありません。今のアクリル樹脂は有機ガラスと言われるほど、ガラスの代替品として進化を遂げているからです。

一見して、これがクソケータイではないように見えるかもしれません。それもそのはず、本機がクソケータイに堕ちた理由はソフトバンクによる阿漕な販売戦略にありました。様々な意味でつっこみどころ満載です。詳しくは、こちらを参照してみてください。

Onyx_studio

[こんなスピーカーつけるんだったら、サイテーションXX/XXPとJBL 4312を付けてくれ!]
その最たるは、ハーマンカードンのBluetoothスピーカー、Onyx Studio(オニキススタジオ)がもれなく付属してくること。ソフトバンクモバイル側では「北米市場で300ドル相当で販売されている」とアピールされていましたが、実際はAmazon.co.jp諸経費も含めればたったの1万円強で手に入るものでした。なんと、上位機種のAQUOS CRYSTAL X SoftBank 402SHにもこれを抱き合わせる茶番をやってのけていました。

このOnyx Studio、毀誉褒貶がとても激しい製品で、「高音質=豊かな重低音」だと思い込んでいる人にとってはとても評判が高いですが、一方で今後のスマートフォンに必要不可欠な高音質伝送規格、apt-Xに対応していないことを知ったユーザーからはゴミ扱いされ、ナチュラルな音を好む人からは「低音と高音のバランスが不釣り合いで気持ち悪い」などのレビューも目立ちました。背面のmicroUSB端子はサービス専用端子で、外部入力端子も付いていないことからワイヤレス接続以外には使えませんでした。

極めつけは本体価格。1万円もしないスピーカーを付けているのに、現金価格は驚愕の54,480円。前述のAQUOS CRYSTAL Xの69,120円よりも15,000円ほどしか安くなっておらず割高感がぬぐえません。おそらく、ソフトバンクの算段ではスピーカーが300ドル、本機が240ドルで販売されていると見込んでこのような価格にしたでしょうが、いくらローエンド機とはいえこれは高すぎました。

以前からソフトバンクユーザーからは抱き合わせ販売が問題視されてきていましたが、これは悪い意味でその集大成となった端末になってしまいました。このような販売方法がなくなることを切に祈るばかりです。

■次点

殿様商売賞: iPhone 6 / iPhone 6 Plus (Apple Japan合同会社)
―とうとう馬脚を現し始めたトップリーダー

Iphone_6_family_2014


本家大元の「読者が選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤー2014」をワンツーフィニッシュで制した端末。iPhoneシリーズで初めて曲面ガラスを採用し、iPhone 4以来採用してきたステンレスフレームの採用をやめて薄型化しつつ、iPhone 5以降のデザインと機能を承継してきた。今回から2つのサイズが用意され、画面と容量の双方で選択の幅が広がったといえるだろう。将来的にはVoLTEにも対応できる可能性がある。

ただし、その出来は筆者が「歴代最悪」と評したiPhone 4をも下回るものだった。64bit化で肥大化したiOS 8にCycloneデュアルコア1.4GHzのApple A8、1GBのRAMが耐えられるはずもなく、ひたすらにRAM容量の開放を余儀なくされ、その影響でかつてのAndroid端末を彷彿させるもっさりとした動作になってしまった。また、一部のロットでは本体に触れているだけで少し感電してしまうものもあった。更に、128GBモデルのほとんどでeMMCに致命的欠陥が見つかったことも話題になってしまった。一部では、カメラ周りが出っ張っている点もすこぶる不評だった。

鳴り物入りで開発された5.5型フルハイビジョン液晶のiPhone 6 Plusも熱烈なiPhoneファンとして知られる夏野剛から「老眼フォン」と揶揄されてしまうほど酷評されてしまった。現在はiOSの頻繁なアップデートでUXの面では持ち直しつつあるものの、相変わらずハードウェア面は問題だらけになっている。日本におけるスマートフォンの代名詞的存在がこの有り様では非常に情けないものがある。

コレジャナイ賞: SONY Xperia ZL2 SOL25 (ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社)
―スイーツ(笑)の悪夢再び

Sol25


人気機種と同じスペックでも、キャリアによるカスタマイズが入ると不格好になってしまういい例。Xperia UL SOL22の後継機になることを狙って開発されたが、Xperia Z2 SO-03Fの良さを受け継ぎつつ無難に仕上がっていた。キャリアアグリゲーション(CA)やWiMAX2+に対応しており、基本性能は悪くない。台湾でもほんの短い間ながら、Xperia Z2aとして発売されていたこともあった。

しかし、オールプラスチック製のボディを採用したため、「ランチパック」と揶揄されるほど質感のなくなったデザインは賛否両論だった。それでもなんだかんだ言われつつも売れ筋にはなっていた。やはり、auでもZ2そのままのデザインで出してほしかったという意見が多かったのだ。実際、ケータイ・オブ・ザ・イヤー2014でもXperiaシリーズで唯一ランク圏外になってしまった悲運の端末だった。

黄昏賞: SAMSUNG GALAXY S5 ACTIVE SC-02G (サムスン電子ジャパン株式会社)
―見えてる地雷、耐衝撃性能は見せかけだけ

Sc02g

一時、唯一のハイスペック機としてモバイラーから支持を受けたサムスン電子のGALAXYシリーズ落日の象徴。GALAXY S5 SC-04Fの耐衝撃版という触れ込みだが、落下させると裏蓋が外れてしまうという耐衝撃性能を売りにした端末にはあってはならない欠陥を抱えていた。ここは裏蓋をビス止めするなどすべきだっただろう。SGS5譲りの高性能だが、USB端子がUSB3.0からUSB2.0へスペックダウンされるなど、本家から劣化した点も少なくない。

販売面でも非常に旨みがなく、新規・機変では現金価格が93,312円、実質負担額が5万円台と、とんでもなく高く設定されていた。今では番ポに頼る販売施策をとっている。かといって、GALAXYシリーズは世界で最も売れているスマートフォンだが日本では「SMALL IN JAPAN」扱いされるほどブランド衰退が著しいので、誰が欲しがるのやら、それは神のみぞ知る…。

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2014年12月25日 (木)

筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤー2014

メーカーの絞り込みやキャリア発売端末の減少などで今年は面白みに欠ける展開でした。その中で、どの端末がケータイ・オブ・ザ・イヤー2014に輝くでしょうか? いよいよ、本家大元に先んじて発表です!!

■大賞: SONY Xperia Z3
SO-01G / SOL26 / SoftBank 401SO
(ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社)
―大画面、ハイスペック、使いやすさを両立させたオールラウンダー

So01g3

[画像はSO-01G]
今年もまた、大賞を勝ち取ったのはXperiaシリーズでした!! 当blogでXperiaシリーズは2年連続、4度目の受賞となります。おめでとうございます!

[選評]
オムニバランスデザインを提唱し、スタイリッシュさと使いやすさを両立させたデザインで人気を博したXperia Z SO-02E。それ以降、Xperiaシリーズはこのオムニバランスデザインを昇華させるべく、Xperia Z1以降よりアルミ削り出しフレームシャーシを採用してきました。このアルミ製のフレームはアンテナも兼ねています。これにより、デザインの質感アップに一躍買っていました。Z1の地点でも十分に設計が煮詰められていたとはいえ、本体サイズの割に画面が5.0型と変わり映えしなかったことやVA液晶を採用していたこともあり、性能上は大きなインパクトになったとはいえ細々としたところで敬遠されていったことは否めませんでした。特に、ベゼルの太さはかなり批判されていたところだったと思います。

So03f

そのあとに続いたのがXperia Z2。日本では2014年夏商戦の急先鋒となりました。中身はXperia Z1の正常進化といえるもので、カメラは4K動画撮影に対応、ステレオスピーカー搭載、ハイレゾ音源はUSB出力が可能、専用ヘッドホンとの組み合わせでノイズキャンセル機能に標準対応するなど、ソニーグループならではのこだわりの見える端末でした。Z1と比べて薄くなり、RAMも3GBに増量、VoLTEの商用サービスに対応、ディスプレイは5.2型に大型化した上でIPS液晶に戻り大幅にベゼルが狭くなるなどの進化も見られました。しかし、Z1と比べて品質管理が甘くなってしまい、マグネット充電接点が脱落する、発熱と冷却の繰り返しで自然に背面ガラスが割れるなどの故障が相次ぐ結果になりました。不具合に遭遇しなければとっても電池持ちがよく、何もかも快適に使いこなせる端末だったのは確かです。

Xperia_z3

Xperia GX SO-04D/Xperia TX/Xperia Tから始まったAndroid 4.x時代の集大成ともいえる端末こそ、このXperia Z3になります。内容も、現時点ではZシリーズの集大成といえるものになっていました。その中で、Z1以降の良さはそのまま受け継いでいました。特にデザイン面ではZ1/Z2とは趣を変えて、柔和なスタイリングやXperia X10 SO-01B以来4年ぶりとなるフラッグシップ機におけるホワイトモデルでの白いベゼルが復活するなど、大きな変化が見られました。

この1年間に半年に1度という怒涛のペースでフラッグシップ機を出してきたソニーモバイルでしたが、その間にチップセットのクロック周波数はおよそ1割アップし、Z1で171gもあった本体重量はZ2では163g、Z3では152gと大幅に軽量化を実現していました。この1年間で、実に20g弱もの軽量化が実現できたわけです。実際、大画面ながらZ3はZ1、Z2と比べても持ちやすくなっていました。Z1とZ2は如何にも「塊」感のあったデザインだったのです。

そして、Z3で印象的だったのがソフトバンクモバイル株式会社への再参入。今まではツーカー(TH291)、デジタルツーカー(タイプSO4)へ納入していた端末のJ-PHONE版といえるJ-SY01、ボーダフォン時代のVodafone 802SEの2台で辛酸をなめてきた苦い経験があっただけに、多くのソフトバンクの契約者からも「ソフトバンクでXperiaは夢物語だろう」と思われてきました。Xperiaシリーズが大手3台キャリアで手に入るようになったことで、これからはキャリアごとのサービスと質が問われることになりそうです。

スマートフォンのスペック競争が一段落してきたためか、次期Xperia以降はフラッグシップ機の開発ペースを1年に1台へ戻すことになっています。いよいよ、ランタイム環境がARTへ一本化されたAndroid 5.0を搭載して発表されることになりますが、Xperiaシリーズは今後もBIG IN JAPANの称号を維持できるのでしょうか。じっくり見守っていきたいと思います。

■次点

日本賞: SHARP AQUOS ZETA SH-04F (シャープ株式会社)
―画面はより大きく、本体はよりコンパクトに。

Sh04f

価格.comプロダクトアワード2014受賞機種。NTTドコモでは初となる、狭小ベゼルを採用したEDGEST機でもある。EDGEST機で初めてボリュームキーもハードウェア化し、操作ミスが少なくなった。5.4型フルハイビジョンIGZO液晶、バッテリー容量も3,300mAhと、画面の大きさとバッテリー容量では間違いなく夏モデル最高クラスだ。

今までタッチパネルの操作に癖があったり、IGZO液晶の難点だったちらつき現象などを抱えていたシャープのスマートフォンだが、SH-02E以来1年半の歳月を経てこれらが解消され、ようやく使い心地の良い端末となった。

機能面でも一時的に画面を小型化させることで片手操作を容易にしたり、4K動画撮影機能に対応したりと至れり尽くせりだが、特筆すべき点はSH-01Fでいったん廃止された赤外線ポートが復活したことだろう。従来からバッテリーの持ちの良さを評価されていたシャープ機だったが、この機種に関しては夏商戦でSO-03Fの次に店頭から消えるほどの人気を博した。

フィーチャーフォン賞: N-01G(NECモバイルコミュニケーションズ株式会社)
―「折りたたみのN」はいつもいつまでも健在

N01g


スマートフォン撤退で完全にAndroidから手を引いてしまったNEC。しかし、スマートフォンとフィーチャーフォンとの2台持ちが多いことを知るや否や、この端末をBluetooth 4.0へ対応させてしまうことでBLEによりスマートフォンやタブレットと連携出来るようになった。

N-03Dの系譜を受け継ぐ端末のため、若干操作上のレスポンスが良くないことや本体データフォルダー容量が約256MBと少なめなこと、カメラにフォトライトがないことなど多少もの足りない点があるものの、「折りたたみのN」がいつもいつまでも健在であることを知らしめた端末であることは間違いない。

特別賞: KYOCERA TORQUE G01 KYY24 (京セラ株式会社)
―地上最強のスマートフォン

Kyy24

事実上、G'zOneシリーズからコンセプトを受け継いだ端末といえる。そのため、カシオ計算機株式会社が発売しているG-SHOCKとの連携も可能。端末スペックは抑え目にされているが、厳格と言われるアメリカ国防総省のMIL規格に準拠したスマートフォンということもあり、G'zOne譲りの耐衝撃性能は健在。ここには書ききれないが、数多くの耐久性能を兼ね備えている。

実際、G'zOneユーザーがこれを選ぶケースも多く、耐衝撃性能を売りにする携帯電話に対する根強い人気を証明する結果になった。そのことは、携帯電話としては珍しく発売日が前倒しされたことからもうかがえる。きっと、傷の数だけ勲章になることだろう。

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