音楽

2016年5月 1日 (日)

King of Boombox

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[見よ、この貫禄! 後ろに写っているのは後継機のRX-DT99]

一部では伝説のCDラジカセと呼ばれ珍重されているパナソニックのRX-DT9を入手しました。某所で本体のみ、CD/カセット再生しないとのことで1,080円。1989年に定価75,000円(当時の税込価格で77,250円!)で発売された、同社のCDラジカセとしては孤高の存在といえるものでした。

実は筆者、バブルラジカセファンでもあり、中でもパナソニック機は壊れにくさからお気に入りの名機が目白押しなわけです。ともあれ、10年来探していたDT9と巡り逢えて喜びもひとしおです。これでDT9、DT99、DT909、DT901とほぼコンプリートですね。あとは真光よろしく手かざしでコブラトップが開くDT95をば…。

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[リモコンなしでも操作できるほど充実した操作部分。そのリモコンも非常にゴツい]

パナソニック株式会社(旧・松下電器産業株式会社)は実は、ナショナルブランドにてCDラジカセを発売した実績がほぼなく、本格参入が1988年頃と非常に遅かったです。当時の松下はオーディオ機器を発売するにあたり、ナショナルブランドでは先進的ではないと判断したのでしょうか、パナソニックブランドを日本で本格展開する以前は数機種しか出していませんでした。

その分、パナソニックブランドとして第2世代にあたるRX-DT70/DT80は非常に完成度が高く大ヒットしていました。その後継機として企画されたのがRX-DT7/DT8/DT9になります。DT7も当時としては大ヒットしていましたが、そのさらに上をいくDT8/DT9ともなればその価格や厳ついデザインからレアリティが上がるようです。RX-DT8はかの小室哲哉の一番弟子、久保こーじも愛用していたそうです。ちなみに、DT8とDT9の違いはグラフィックイコライザーとバランス調整機能の有無ぐらいだったようです。なお、取扱説明書はDT8のものがほぼ参考になります。パナソニックの公式サイトからもDT8のものが今でもダウンロードできるとは素晴らしいです。

パナソニックはその後、RX-DT99、RX-DT909、RX-DT901、RX-DT95…と年に1度モデルチェンジを繰り返すことになりますが、中でもDT99は音質が、DT909は全体的な完成度が、DT901はデザインがパナソニック史上最強と評判になっています。パナソニックは高級CDラジカセを最後まで発売していたことで知られており、最終機種であるRX-ED57ですら根強い人気を誇っています。なお、パナソニックらしさを残した高級機の最終機種はRX-ED707でした。ED707はコブラトップを搭載し、サブウーファーを背面に内蔵しながら厳つさが見られない流線形のデザインが印象に残ったものです。

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[貫禄がありながら操作ボタンが整理されたフロント部。当時はグライコ内蔵というのが珍しかった]

本機はDT7/DT8とともにパナソニックのCDラジカセで初めてバイアンプ駆動を採用したことで知られます。本機は2ウェイスピーカーですが、ウーファーとスコーカーに分割されており、更にアンプ単位で独立して駆動させる構造になっています。また、カセットデッキは録音レベル可変式、ドルビーCノイズリダクション対応、そして取り出しやすさを重視した凝ったカセットドアと至れり尽くせりでした。

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[カセットテープは録再面を下にして、水平に挿入する]

動作チェックしてみると、CDはしっかり再生できるし、テープもデッキ2はちゃんと動きます。こりゃロクに動作チェックできてないですねw が…どうも、テープデッキ1が不調の様子。どうもベルト劣化又はギヤ欠けのようです。このギヤ欠けは当時のパナソニック製ラジカセでよく確認された不具合です。また、本機の宿命といえる、バックライトの麦球切れが確認できました。これは交換するかLED化させて解決したいです。

ラジオはちゃんと聴けました。なぜか、ABS FM90.1もギリギリの周波数で入っています。改めて聴いてみるとラジオっていいですね…。動作チェックしたのが夜間でしたので、大都市圏のラジオもびんびん入ってきます。パナソニックのCDラジカセはラジオの受信性能が本当に素晴らしい機種ばかりでした。

簡単に紹介しましたが、各部の詳しい解説は後ほど。さて、伝説の名機を蘇らせるべく、ゴールデンウィーク中にいじってみましょうかね…。

2014年7月 2日 (水)

ノイ ノイ ノイ

今はもう動かないこのD-snap。なんとか動かしてみせたい。

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D-snapの最終モデルの1つになってしまったSV-SD950Nです。もう1つはSV-SD870Nでした。実は発売当時、筆者は喉から手が出るほど欲しかったのです。なぜかというと…

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Bluetooth対応だったから。

本来の目的であるSD-Audioに加えてBluetooth 2.0+EDR対応で、付属のヘッドホンを接続するとなんとハンズフリーユニットになってしまいます。今ではaptXやBluetooth 3.0の台頭で旧式になってしまいましたが、まだまだ捨てたもんじゃないですよ。9台までペアリング可能なので、筆者のようにスマホや携帯の複数台持ちでは非常に重宝します。

さらに、当時発売されていたウォークマンA820シリーズと同様に、Bluetoothレシーバーへ音楽を送出することも可能なようです。結局、D-snapでこの機能を持っていたのはこの機種限りになってしまいましたが、近年のウォークマンがAndroid対応になってBluetooth機能を復活させたので、その機能の搭載が非常に早すぎたと悔やまれるところです。

また、当時のパナソニックが強力に推していたノイズキャンセリング機能ももちろん搭載。…そうです、これもソニーのウォークマンがまた違ったアプローチで搭載してきた機能でした。最近では、Xperia Z2/ZL2(Z2s)に標準搭載されたことで話題になった機能ですね(ただし、専用ヘッドホンが必要)。もちろん、SD-Audio対応機種なので、著作権保護機能付きSDカードアダプターとしても使えます。これを応用した使い方として、筆者がとある筋から手に入れたSD-MobileImpactを使ってワンセグ映像をPCで管理する、ということもできるようです。このアプリケーション、テレビ業界から圧力がかかってバンドルまたは公開が停止された曰くつきなんですがねえ…。

さて、筆者の個体は某所で1,000円+税で購入したものです。充電しようとして20分以上たったところで突然電源ランプが高速点滅するという不具合が生じています。その件をケーズデンキに伝えて修理の可否と修理代金を伺ったところ…なんと、修理可能。気になるお代ですが、以下の通りでした。

・電池交換だけでは5,500円ほど
・基板交換を伴う場合は13,000円ほど


もし、電池が寿命で充電できなくなっていたならば安上がりで復活できますが、回路にまで故障が及んでいた場合は新品を買わなければならなくなりますね…。そうなってしまったら、ウォークマンNW-M505の購入を検討したいと思っています。まあ、BluetoothレシーバーとしてはSBH50とSBH52のコンビで行きたいですね。

[予告]

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とうとうこんなのを手にしてしまいました。詳細は近日公開。

2014年2月13日 (木)

ヘッドホン界のセンモニ

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とうとう、世間で伝説のヘッドホンとして誉れ高いソニーのMDR-CD900STを買ってしまいました。定価18,000円(税別)でしたが、中古で4,000円程度だったのでつい…。思わぬところで筆者のヘッドホン選びの到達点といえる名機と出会ってしまったのです。発売されたのが1989年、一般販売が始まったのが1995年、そしてオリジナルたるMDR-CD900の発売は1986年ですから、いかにロングセラーなのかが伺えます。

なお、オリジナルたるMDR-CD900はその後、MDR-CD999MDR-Z900、ハイレゾ音源に対応したMDR-Z900HD、そして現在のMDR-Z1000へとつながっていきました。しかし、Z1000は定価が59,000円(税別)でCD900と比べて3倍に跳ね上がってしまったので、CD900の直系なのかといえば疑問が残ります。かなりこじつけっぽいですが、Z900HDの事実上の後継機はスマホユーザーからも高い評価を得ているMDR-1RMDR-1RMK2になるでしょうか(参照)。

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このMDR-CD900STは1986年発売のMDR-CD900(定価25,000円)よりはその廉価機のMDR-CD700(定価20,000円)に近いといえます。ドライバーユニットをそのままに低価格化を図ったもので、折りたたみ出来ないことやストレートケーブルを採用していることなどが共通点といえます。当時のCBSソニー、現在のソニー・ミュージックエンタテインメント(SMEJ)のレコーディングスタジオにおけるモニターヘッドホンとして開発されており、その音質が業界で評判になったことで一般販売が行われるようになったという生い立ちを持っています。なお、CD900は1992年にMDR-Z900(定価25,000円)が発売されたと同時に後継機のMDR-CD999(1988年発売、定価18,000円)とともに生産が中止されてしまいました。

写真はハウジングを拡大したところ。金属製で出来がいい部類ですね。型番の下に貼られた、当時のCDプレーヤーの名機CDP-555ESDなどでお目にかかれた独自フォントの「DIGITAL」がいい味出しています。

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業務用のため、直径6.3mmのステレオ標準ジャックのみ対応しています。筆者はオーディオを少しかじったことがありますが、一方で生活環境の変化によりミニジャック搭載機を使う局面が多くなっています。そのため、これを購入した某店で直径3.5mmのステレオミニプラグ変換アダプターも一緒に用意することが出来ました。これを装着すると…

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こんなにゴツくなりますw キャップ防水タイプのスマートフォンへこの状態で差し込んでみましたが一応大丈夫でした。しかし…ちょっと力を入れただけでバリっていってしまいそうです…。ここは、短めの延長ケーブルなどで対応したいと思います。iPhoneやキャップレスタイプのヘッドホン端子を搭載したスマートフォンへつっこむなら大丈夫だと思いますが。

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ちなみにこれがMDR-CD900STのプラグ。堅牢性重視でメタルボディかつ金メッキなしです。硬派ですね。

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ざっと試聴してみました。本当に30年ほど前の設計のヘッドホンなのか? と、思わず耳を疑ってしまいます。とにかく情報量たっぷりです。約30年前の設計ながら、この音では今でも通用する性能だと思いました。これは本当に伝説のヘッドホンと呼ぶにふさわしいポテンシャルを秘めています。

テレビにつないでソチオリンピック中継の音声を聴いてみると、あたかもその場にいるかのようで臨場感にあふれているのです。テレビのスピーカーからは聞こえてこない会場の空気までも感じ取られるほどでした。一方、このヘッドホンは入力ソースを激しく選り好みするようです。出力がショボいと最大音量でも本当に貧弱な音しか出ません。つまるところ、このヘッドホンをうまく鳴らすには出力ソースに相応の駆動力が求められます。

結論。
文句無しで我が家のリファレンスヘッドホンとなりました!

今までのリファレンス、ATH-PRO6よりも高いポテンシャルを秘めていたことがわかったのが決め手でしょう。ただし、PRO6には装着感の良さと定価10,000円(税別)を超えたモニター機にふさわしい高いコストパフォーマンスなど、なかなか捨てがたい魅力があります。

MDR-CD900STは元々業務用の製品。もし壊れたり経年劣化を起こしたりしたら自己修理できるだけのスキルを持っていなければ対処できないところもあります。粗雑に扱わない限り壊れることはないと思いますが。しかしながら、かつては幻のヘッドホン扱いされたこともありましたが、ネットや口コミで評判が広まった今では入手性もだいぶ良くなっています。興味を持たれた方は是非とも入手することをお勧めしたいです。

さて、これからはMDR-CD900STが基準になってしまうので、筆者のヘッドホン選びはかなり辛口にならざるをえませんね…。いつか、筆者のヘッドホン遍歴についてもこのblogで言及してみたいと思ってます。

■参考
・株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ(ヘッドホンの情報はこちら)
・HA-MX10

※株式会社JVCケンウッドが発売した、同様のコンセプトを持つヘッドホン。発表自体は日本ビクターとケンウッドが合併する前の2011年に行われた。こちらのほうがCD900STと比べるとやや入手性がよい。

2010年12月 5日 (日)

5より6をお勧めします

5より6をお勧めします
先日、活動休止を発表した宇多田ヒカル。筆者はブックオフで予約特典付きのベストアルバムを2,000円でお釣りが出る位で買うことができました。お願いだからおねいさん、帯はJANコード付きだから雑に扱わないで…。

実は、ベストアルバムを巡って宇多田が「同時リリースのUtada名義の方は心がこもってない」と発言して話題になりました。もちろん、筆者も(非公式ベストの)ユニバーサル発売分を買う予定はありません。ドリカム、B'z、スピッツも非公式ベスト盤を発売した時に揉めていたなあ…。

Vol.1では10代の黄金期のシングルを集めたのに対し、Vol.2では20代の成熟期のシングル満載です。ひたすら「親の七光り」で活躍していた10代に比べ、音楽性が多様化しているような印象がありますね。

これから宇多田は長い充電期間に入るそうです。最近、歌姫の活躍休止が相次いでますからねえ。宇多田が一回り成長して復帰することに期待しています。

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