パソコン・インターネット

2018年1月16日 (火)

桂のアホも三度まで

AH77/B1にようやっとFall Creators Updateが適用できました。DQ10/FF14ベンチマークもとってみましたが「普通」ですね。重いといわれているFF14ですらかろうじて動きそうなことがわかっただけでも大収穫です。やっぱり、自作するかGPUボックスがつなげるThunderbolt 3対応ノートが欲しくなります。日本勢はまともなATX規格のコンシューマー向けPCを作る気も売る気もなく、ただひたすらiMacの出来損ないというのもおこがましい、製品失格のボードPCを「デスクトップ」だと言い張って売り込むのをいい加減やめて欲しいですね。

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[実のところ、最後の1本だった]

一番大変だったのは、実はリカバリーメディア作成でした。32GBのUSBメモリーが必要だったのです。東芝製の32GBのUSBメモリーが地元のヤマダ電機で手に入ったので、これで作成しました。リカバリーデータは20GB程度に収まりました。それにしてもUSBメモリーは当たり外れが激しいものなんですね…。USB 3.0対応なら100MB/秒ぐらいのスピードが出れば当たりですが。

ここからが本題。ドコモ、auともにメイン回線の機変の時期が迫ってきました。いつもなら両方とも同じ機種同士に替えることになりますが、今回はドコモ回線をXperia XZ Premium SO-04J(Rosso)に、au回線をXperia XZ1 SOV36としたいです。ドコモメイン回線の方は既にブツが届いているので後ほど報告します。

問題はauメイン回線です。今までひた隠しにしていましたが、Xperia XZ SOV34の画面表面に細かい傷がついていたのが気がかりでした。ただ、auは故障修理をオンラインで受け付けていないんですよね…。そこで、ショップへ持ち込んで確認したところ、画面に傷がついていたことが追認できたので、外装交換修理に出すことにしました。

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[夜に撮影なので色温度低め]

見積もりでは戻ってくるまで10日程度費やされるとのことなので、その間は代機と共に修理上がりを待つことになります。その代機として用意されたのがなんと、シャープのAQUOS U SHV35でした。あのAndroid One 507SHの兄弟機といえるもので、Android 8.0バージョンアップも予定されています。立ち位置上はAQUOS senseの先代ってところでしょう。メーカーは違えど、32-35型番と連番の端末を使えることになるとは!

ミドルレンジ機なので少しもたつくことがあるものの、使用感はおおむね良好です。やはりAndroidはJelly bean(4.1-4.3)以降なら操作感が端末スペックに依存しないのがいいですね。残念ながらAQUOS Uはハイレゾに対応していませんでしたが、実は設定によりaptXに対応可能でした! 総合的な出来もミドルレンジの名機507SH譲りで、本当に良く出来ています。プリセットアプリと最低限必要なアプリだけ入れておきました。

しばし、ミドルレンジの名機と共にSOV34の修理上がりを待つことにします。SOV36への機種変更はその後からですね…。XZ Premiumが思いの外出来がよかったので期待しています。因みに、auでは口座振替かカード払いにしていなければ機種変更できなくなったので、修理に出す序でに口座振替の手続きを済ませてしまいました。

2018年1月11日 (木)

嗚呼! 是的超強力四芯七七式筆記型電脳

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タイトルがアレですがご安心をw 2018年1月9日、やっとノートパソコンを富士通の2017年春夏モデルの上級機、FMV-LIFEBOOK AH77/B1に替えることができました。本来は分割24回払いで購入したかったのですが審査が通らず、結局16万円弱もの現金一括払いにて購入することになりました。厳密な型番はFMVA77B1WKで、ケーズデンキ向けモデルになります。FMVノートパソコンの主力モデルにして白パソの代名詞、FMV-BIBLO NFシリーズの血筋を受け継ぐシリーズになります。

この機種にする決め手になったのは以下の点です。

・中型ノートながらタッチパネルがついていること
・クアッドコアCPUのCore i7を搭載していたこと
・NFCリーダーがついているのでスマホとの連携が捗りそう
・ATOKがインストールできる
・4Kディスプレイ内蔵ではないがシステム上はUHD BD対応できそう

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今は中国製になってしまいましたが、それでもAHシリーズが日本でデザインされていることを示すDesigned by FUJITSU in Japanの表記はhpのMADE IN TOKYOのようなもので安心感がありますね。SHシリーズやUHシリーズならばまだ日本製のままになっています。

富士通のパソコン事業子会社にはもうすぐレノボが資本参加しますが(厳密には買収ではない)、その影響もあってかAH77/B3はコスト面でやや制約を受ける設計になってしまいました。とはいえ、仮に筆者がAH77/B3を手に入れるとしたらSSD撤去の上でOptane搭載によってHDDにシステムデータを入れて高速化を図ってみたいですね。

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で…手に入れて早々パカッと開腹してしまいましたw これを見た限り、思った以上に丁寧にできている印象を受けます。本体キャビネットがエアフローの流れを決定づけているようです。普段使う上で手をつけてもいいのは、露出している部分だけってことでもありますね。勿論、筆者はDRAM増設のための下見として実施しています。

左下がHDD、真上にあるのがワイヤレスモジュールとDRAMスロット、右側が空冷ファン、右下がバッテリーです。HDDは同クラス(2.5型、SATA/600、8MBキャッシュ、5,400RPM、9.5mm)で最も消費電力の低いWD10JPVXでした。富士通はこの頃、ずっとWDのHDDをノートパソコンに使い続けているんですよね。DDR4 SDRAMモジュールはSKハイニックス製です。

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これが空冷ファンです。よほどのことがない限り静かに回ってくれます。その片隅にあるのはかつて富士通で作っていた、今はニチコンから仕入れている固体高分子コンデンサーFPCAPでしょうか。負極側が赤いのが目印ですが、今なお高品質なことで定評があります。

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バッテリーはずいぶん平べったいですが、その割には45Whと大容量です! ちなみに定格は10.8V/4,170mAhと、やはり中型ノートにしては大きめですね。NECがバッテリーリコールのことを顧みず本体内蔵にしてしまった上に本体のラインからはみ出す不格好な実装方法にしてしまったのとは対照的に、かなり良心的だと思います。でも…このような実装方法なので予備バッテリーを用意して…という使い方はおいそれとできないようになっています。

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主立ったI/Oインターフェースはほとんどが左側に集中しています。HDMI端子、USB 3.1端子、ヘッドホンマイク端子です。USB 3.1 Gen1 Type-Aが2系統、Gen2 Type-Cが1系統で、AH77/W、AH77/Yでは3つあったUSB 3.0端子の1系統をType-C化させています。但し、USB PDには対応していないし、Thunderbolt 3対応でもないため、外付けGPUボックスでシステムアップみたいな楽しみ方ができないのは残念。

ヘッドホンマイク端子はハイレゾ対応です。筆者の手元にはハイレゾ対応のMDR-10RCがあるので試してみたいですね。イーサネット端子も残されているのは良心かと。NECなんか主力モデルでイーサネット端子を廃止しやがったといいますから酷いですよ。

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この機種にはワイヤレスマウスが標準付属していました。接続はBluetoothではなく、ありがちな専用レシーバーなのが惜しい。ロジクールライクのデザインですが、意外と操作性は良くホイールが左右にティルトできるようになっています。マウスをくるんでいた袋を見る限りインベンテック製ですね。

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スピーカーはオンキヨー製のものが搭載されています。当時のNEC機のようにイキって贅沢にもヤマハ製スピーカーを搭載するよりも、さりげなく「いい音鳴りますよ」ってアピールしている方が好感が持てますね。昔の富士通はパイオニア製スピーカーを搭載していましたが、あちらはデスクトップで引き続き搭載しています。

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これはちょっとびっくりしましたが、この状態で電源を入れてもウンともスンとも言いません。一旦ACアダプターをつないで電圧を印加し、電源保護回路を解除するようにと書いていました。で…偶然にも以前使っていたFMV-BIBLO MG75XのACアダプターが印加電圧、極性ともに同じでピンコンパチでした! 故に旧機種のACアダプターを流用して使うことにします。

Windows Vistaの時代に発売されたノートパソコンを長らく使ってきただけあっていろいろな意味で新鮮さを感じます。画面の留め金がなくなり、PCカードのような拡張I/OがすべてUSBに統一、スライド式スイッチが消える…など、時代に即した変化をしているように見えます。

初日はセットアップにほとんど費やしました。で、セットアップ時にアカウントを登録するよう促されましたが、幸いなことにずっと前に取得していたHotmailアカウントがそのまま使えました! しかしながら、ガンガン負荷がかかっているにもかかわらずほとんど熱くならないのはさすがです! Core 2世代ならすぐに熱くなってパフォーマンスに悪影響が出ること必至でしたからね。とりあえず、長年の懸案だった理想のノートパソコンと巡り逢えて喜びもひとしおです。

こうなると、サブノートPCの入手や長きにわたりしたためてきた自作プランを実行に移すしかない! これはまたの機会にて。

2018年1月10日 (水)

[予告] 七十七と共に…

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マシンが変わると環境もえらく変化するようで…

後日、改めて更新します。乞うご期待!

2017年12月23日 (土)

華美な湖

第8世代Core iシリーズが出そろいました。が…その結果は従来のCoreシリーズの掟を破るものとなりました。デスクトップ向けはAMDのRyzen[ライゼン]の影響でマルチコア化が進んだのか、かなり評判がよくなりましたが、問題はノート向けですね…。その実態ですが、i5-7300HQやi7-7700HQを低電力化させただけという手抜き仕様です。

まあ、ノートパソコン向けCPUはKaby Lake Refreshですので、真の目的はリアルモバイルノートでもクアッドコアCPUを搭載しようというものですね。第7世代まで低電圧版はi7、i5ともにデュアルコア4スレッドで、いわゆる「偽りのi7/i5」だったわけです。

一方、デスクトップ向けCPUは第8世代ではCoffee Lake-Sとなり、i7、i5、i3ともに変則的な規則となりました。今までと比較すると、

Core i7: 4コア8スレッド→6コア12スレッド
Core i5: ネイティブクアッドコア→ネイティブヘキサコア
Core i3: デュアルコア4スレッド→ネイティブクアッドコア


といった風に変化しました。そのため、LGA 2011とLGA2011-v3の関係と同様、同じLGA 1151のCPUでも100シリーズと200シリーズのマザー間ではSkylake/Kaby Lakeとも双方に制約(※)がありながらも互換性がありますが、こちらは300シリーズマザー専用となり電気的な互換性は失われました。

(※)具体的にいえば、Skylake+200シリーズマザーまたはKaby Lake+100シリーズマザーではOptaneやUHD BDに対応できなくなります。OptaneとはHDDと組み合わせることで読み書きを高速化できるキャッシュとして振る舞えるSSDのこと。もちろん、OptaneはSSDと組み合わせても劇的に速くなります。まだインテルの独占状態なのが難点ですが…。

なお、第8世代Core iシリーズの本命と筆者が目しているのは2018年初頭に発表予定のAMD製GPUを内蔵し1パッケージに収めたパフォーマンス向けCPUまたは従来の進化系といえるCoffee Lake-Hです。これはコンピューター史に残る事件といっていいでしょう。問題は日本勢がこれを搭載するかどうかですが…。日本ではパソコンでゲームをやる文化があまり根付いていないので、メーカーは及び腰ではないでしょうか。

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[画像はAH77/B1。貴重なクアッドコアノートでもあった。]

実は今、筆者がメインで使うノートとして購入を検討しているのは、富士通のFMV-LIFEBOOK AH77/B1またはGRANNOTE AH90/B1です。本来ならば最新機種のAH77/B3にすべきですが、その仕様に様々な意味でがっかりさせられました。対抗馬となるLAVIE Note Next NX750/JAB開発者インタビューにもあったのと同じく、ベゼルレス設計とするためにタッチパネルが省かれてしまったのは惜しかったです。

AH77/B1はMicrosoftが推奨している指紋認証によるアンロックに対応していませんが(一応カメラを使った顔認証が可能)、AH77/B3で省かれたNFCタグリーダー機能やタッチパネルを搭載していますし、外付けチップセットIntel HM175のおかげで余裕ある8GT/秒ものバス幅を誇るためにUSB 3.1 Gen2にも対応しています。その割にはバッテリー持ちがそこそこ良いです。実際、設計を共有しているAH53/B2AH50/B1(店舗限定モデル)はそれ以上にバッテリー持ちが良いです。

さらに重要な点としては、バッテリーがユーザー自身で着脱可能なこと。容量も45Whと、中型ノートにしては割と大きめです。分解が必要ですが、メーカーでもオプションとして用意してあって、万が一リコールがあった際も安心です。よりによってNECは上位機種でバッテリー着脱不可にしやがった上に部品を一般ユーザーに頒布しないので、バッテリーリコールが起こったら本体ごとメーカーに送って交換しなければならないのです。酷いな、これ。

AH77/B3に搭載されたCore i7 8550UはCoreシリーズ史上最もがっかりさせられたSoCでした。低電圧CPUでようやくクアッドコアを実現したはいいですが、i7-7700HQの焼き直しじゃちょっとですね。それにi7-8550Uはチップセットまで一体化しているため、インテルの仕様を見たらCPUから繋がっているバス幅は4GT/秒とどまりとなっています。

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[GRANNOTE AH90/B1。4Kディスプレイを搭載している貴重なノートパソコンになってしまった]

一方で、i7-7700HQは現時点で間違いなくノート向けCore iシリーズのCPU最高傑作です。本来のCore i7と同じクアッドコア8スレッドですし、クロック周波数もデスクトップ用の低電力CPU、i7-7700Tと非常に近いです。内蔵のIntel HD Graphic 630Intel UHD Graphics 620よりも若干性能が良く、将来普及が期待されるVulkanにも対応しています。そのため、辛うじて内蔵GPUでも3Dゲームが動かせるなら実用上問題はないかと思います。こればっかりは実際にFF14ベンチやドラクエ10ベンチで確認するまでわからないですが。

ただでさえ老体のFMV-BIBLO MG75Xをだましだまし使っているだけあって、筆者はもうこれ以上耐えきれません。入手でき次第、報告したいと思います。

2017年8月21日 (月)

[予告] リセット、リスタート、リメイクしなおせる…

やっとこさ、blog再開です。その間、ネタは溜まる一方。そんなこの頃、こういうのとにらめっこする日々が続いている…。

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こちらは筆者がPC専門誌の最高権威と信じてやまないパワレポ。この号の特集記事は非常に衝撃的な見出しだが、本当に言い得て妙である。実は筆者、この見出しのパワレポ連動企画を当時、Impress Watchで読んでいました。

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一方で、こちらはいつしか役立つだろうと思って仕入れておいた、パワレポと並ぶ権威を誇る日経PCのスタッフが編纂したパーツガイド。パワレポでいう虎の巻に相当するムックです。薄いですが、その分虎の巻よりもツボを押さえた解説になっています。筆者はこの2012年版のほか、2013年版も確保に成功しました。

これで筆者の目論見とは何か、察しがついたでしょう。詳細は後ほど。乞うご期待!

2017年1月15日 (日)

霧の摩周湖(違)

2017年初の更新です。年初に感冒性胃腸炎を患ってしまい、結果として1週間強も休む羽目になりました…。やっとこさ養生できました。今年もよろしくお願いします。

今年はパソコン買い替えが課題となってきました。オンボロと化したMG75Xも限界に差し迫ってきました。モバイルを謳っているのにバッテリーが数時間しか持たないとか、横幅ギリギリのベゼルに期待して使っていたら筐体が割れたとか、もはや満身創痍です。それに、Windows Vistaも今春でサポート終了ですからね…。

インテルからKaby Lake[カビーレイク]こと第7世代Core iシリーズの本命、デスクトップ向け(S系統)と標準電圧版モバイル向けCPU(H系統)が発表されました。まずは歩留まり向上のため、低電力のモバイル向け(U/Y系統)から発表されていたからです。14nmプロセスになって以来、パソコン用CPUの性能進化は凄まじいですね…。i7-7700Kはただでさえ常用クロックでも4.00GHzを越えられるのに、7.00GHz程度までクロップアップ可能とか、かなりのオーバークロック耐性を持っているとのことです。

ちなみに、Kaby Lakeでは、Skylake[スカイレイク]こと第6世代Core iシリーズからは4K動画エンコーダーとデコーダーの強化が図られています。その代わり、Windows 10のみ正式サポートすることとなり、SkylakeのようにWindows 7/8.xで運用することが公式にはできなくなりました。といっても、SkylakeでのWindows 7/8.xのサポートそのものも猶予期間としてのものですが…。

筆者はメインノートPCをクアッドコアのCore i7搭載機にしたいと思っています。しかし…肩身狭いことにBroadwell[ブロードウェル]世代以降、i7であっても低電圧版のCPUを搭載するメーカーが増えてしまいました。当時、本来なら第2四半期に追加発表されたi7-5700HQが搭載できることになっていたはずですが、東芝までi7-5500Uで妥協することになり、結局大手メーカーでクアッドコアCPUを搭載し続けてきた国内メーカーは富士通とVAIOのみになってしまいましたね…。なお、低電圧版iシリーズはすべてデュアルコアで、本来の設計思想から乖離しています。モバイルノートならデュアルコアのi7でもやむを得ないと思いますが、中型ノートでそれをやられると本当に本末転倒ですね…。

※富士通はまだクアッドコアCPUの搭載へこだわりを持っていたようで、i7-5700HQの出荷が遅いことにしびれを切らし、2015年夏モデルのAH77/UでHaswell[ハズウェル]世代にて追加発表されたi7-4722HQを搭載したほどでした。

本来なら、Core iシリーズはこのような差別化を図っていたはずです。ノートパソコン向け標準電圧版CPUでもSkylake世代でようやくそのような差別化を図れるようになっていました。もちろん、低電圧版はi5/i7でもデュアルコア4スレッドになってしまいますが。低電圧版でもクアッドコアCPUを用意しないとはなかなかセコいですな。

Core i7: クアッドコア8スレッド、ターボブースト対応
Core i5: クアッドコア、HT非対応、ターボブースト対応
Core i3: デュアルコア4スレッド、ターボブーストなし


※ターボブーストとはMerom[メロム]世代のCore 2シリーズから採用された機能で、高いコンピューティング性能を求められた時のみ最高クロックにすることで電力効率を上げるもの。一方、HTはハイパースレッディング・テクノロジーの略で、Pentium 4にてパフォーマンス改善のために採用された機能。CPUの余力を活かして仮想マルチコア駆動とするものである。実は、第1世代Pentium 4であるWillamette[ウィラメット]の地点で実装されていたが無効化されていたそうな。

実は、大手メーカーがノートパソコンへクアッドコアCPUの搭載を渋るようになったのは訳があります。それも我々からすると信じられないことですが、なんとクアッドコアCPUにしてしまうとグリーン購入法対象外にされてしまうということです。複合理論性能(MTOPS)が判断基準とされていますが、今ではクアッドコアCPU搭載にするとそれが20万メガ演算(=200億演算、20GFLOPS)を超えてしまうため、省エネ基準法対象外にもせざるを得ないそうです。逆に、富士通やVAIOなどはそうなることを覚悟してでもi7-6700HQ/i5-6300HQを搭載したパソコンを生産、出荷しているわけです。

つまり、CPUの性能進化が霞が関の役人たちが想像した以上に凄まじかったわけです。誤解されかねないですが、あくまでも法令上の基準以上に高性能かつ高効率なだけで、こうしたCPUを搭載したパソコンを生産、導入しても罰せられるわけではありません。どうも、CPUの性能進化とグリーン購入法の絡みがメーカー製パソコンの設計思想に悪影響を及ぼしている可能性が否めません。最近はボードPCであってもわざと性能を落として省エネ法対象となるべく、デスクトップ用CPUではなくモバイル用低電圧CPUを搭載するふざけた設計の機種が急増しています。

そうした意味では、メインで使うにはLAVIEとdynabookは非常に選びにくくなってしまいました。強いて言えば、dynabookもあの不正会計による業績不振さえなければ、店頭モデルでもクアッドコア機を用意できたはずですけれどねえ…。やはり、そのdynabookも2015年夏モデルから方針転換してしまったらしく、「低電圧版CPU搭載で省エネ」と謳っていました。クアッドコアCPUモデルもあるにはありますが、Web限定モデルになっています。dynabookならこうした路線でクアッドコアノートに含みを残してくれると期待しています。

一方のLAVIEは論外です。ロゴからしてソニーの生産終了マークそのものだ…というわけではなく、せっかく中型ノートで低電圧版CPUを搭載しているのにバッテリーが持たないという本末転倒な設計をやってのけています。何のために省エネ目標を達成してグリーン購入法対象商品になったのかが見いだせないです。かつてのライバルだった富士通とはいろいろな意味で対照的な設計で、モバイルノートとして支持を集めているLAVIE Hybrid ZEROですら周回遅れの設計が目立ちます。前述のふざけた設計のボードPCもやはりLAVIEです。

そこで検討しているのがFMVのAH77/Yまたはその後継機。AH77/Yと似たスペックのパソコンならAH53/A3AH90/Xがありますが、AH53/A3はNFCに対応していないし、AH90/Xは割高なうえに入手性が悪いため、結局バランスのとれたAH77/Yまたはその後継機しかなくなってしまいます。AH77系は店頭に並べられるようになった時には既に型落ちになってしまうというほどの量販店泣かせですが、その一方で中型ノートとしては比較的軽くちょいと外で使うには向いてそうだし、スペック上も悪くはないです。タッチパネルも搭載しているので、時々マウスやトラックパッドでは億劫になる操作も惑わずできそうです。

店頭での印象も非常によく、クアッドコアのハイパワーCPU、i7-6700HQを搭載している割にはかなり発熱が少なく、キーボードの打鍵性能も最近のノートパソコンにしては頑張っているほうです。それに、最近のFMVは買ってすぐに憧れのATOKが使えるのもいいですよね。

昔はアテにならなかったバッテリー稼働時間も今はカタログ値が近似値のようで、4.5時間も稼働できればよしとします。画面解像度を下げればGPUへの負荷も下がるので、もう少し長く稼働できそう。(富士通ではAH53/A3と共通設計でWXGA解像度にしてバッテリー稼働時間を稼いだAH50/A3も敢えて用意しています)

さて、次世代モデルのAH77系は確実にi7-7700HQを搭載してきそうです。というのも、Kaby Lake-HのCPUパッケージはSkylake-Hを踏襲してBGA1440のままなので、今のハードウェア設計のままそっくりCPUを差し替えるだけで済むからです。欲をいえばUSB Type-Cへの対応も望みたいところですね…。そこで、筆者はメインノートPC買い替えにあたり、以下のいずれかにしようと思っています。

・i7-7700HQを搭載してくるだろうAH77/Yの後継機を待つ
・現実的に店頭で買えるAH77/Yを買って、Anniversary Updateを適用する
・他社でi7-7700HQ搭載のノートPCが出るのを待つ(VAIO、東芝など)


一方で、サブPCも確保しておきたいです。現在のモバイル向けCPUはBGAパッケージなので、それに伴うはんだボールの熱疲労(※)に起因する動作不良が生じる可能性も否定できません。それが起こった際に予備で使えるPCも確保又は動作できる状態にしておきたいです。具体的にはSkylake機か、今なお根強い人気があり、値ごろ感が増してきたIvy Bridge機を狙っています。いずれもWindows 10にして運用することが前提になります。

(※)発熱と冷却を繰り返すことではんだボールも膨張・収縮を繰り返すが、これが度を過ぎると遂に割れてしまう。つまり、急激な発熱と冷却に耐え切れず、はんだボールが割れて基板との接続不良が生じてしまう現象が熱疲労である。往時のXbox 360のRed Ring of DeathやPS3のYellow Light of Deathは大方、これが原因。

きょう(2017年1月15日)現在、家電量販店のパソコン売場を見に行きましたが、NECではいよいよ新機種が発売するとのことで、それに向けて準備に入っていたようです。富士通のほうは先日、ようやくSH90/Wが品切れになったようで、i5-7200Uを搭載するだろう後継機にも期待が持てます。

果たして、メーカー製ノートPCに明るい未来はあるのか? もうすぐ発表されるだろう新機種に期待しつつ、詳報は後ほど。あ、そうだ。Windows 10のパッケージ版(DSP版ではない)とOffice 365は是非とも確保しておきたいですね。

2016年7月11日 (月)

御無SATAしております

かなり久々の更新になります。決してネタがなかったわけではなく、いろいろとつぶやいてみたいことがあるので後ほど。

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ソニー初の外付けHDD、HD-D1(1TB)を手に入れました。ソニーでは、同時に2TBモデルのHD-D2、ポータブルタイプの2.5型500GBモデルHD-EG5も発売されていました。元々は、ソニーのブルーレイレコーダーVAIOでの使用を想定したもののようです。容量が逼迫してきた上に中身が旧弊と化したIDE HDDHD-H320U2/H500U2(中身はシーゲイトのBarracuda 7200.10シリーズ)からのリプレースも兼ねて、REGZA 32S7用の録画HDDとして導入しました。これで手持ちのHDDは内蔵型、外付型含めすべてSATA対応になりました。今ならやっぱりSATAしかないですよね。

容量1TBの割にはえらい軽いです。実は後期ロットのHD-D1 BEである可能性が高いです。ケースの放熱孔から見えるHDDのバーコードの形状を見た限り、中身はシーゲイト製でしょうか…。おそらく、各所で1TBで最速と評判だった、現行品のST1000DM003(7,200rpm/64MBキャッシュ)でしょう。シーゲイトは薄型(約20mm)のHDDをラインナップさせているので、シングルプラッターのこのHDDも薄型シャーシ採用のようです。これ自身の評判はこれまでのシーゲイトとは裏腹に高かったですが、当時から高速ストレージとしてSSDが脚光を集めてきたのが惜しまれ、結局大容量でコストパフォーマンスに優れたWD Greenシリーズ(特にWD20EZRX)にお株を奪われてしまった格好でした。

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フロントパネルの傷が多めだったので、ロゴやシルク印刷をクラフトテープでマスクしてピカールで軽く磨いておきました。これでなんとか目立たないレベルになりましたが、まあ気持ち程度ですね…。本来、ピカールは金属磨きのためのものですが、その微粒子を生かして小傷の目立つプラスチックを磨いて光沢を蘇らせるためにも使えます。便利ですよ~。

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2012年7月製造だそうで、4年選手です。やはり、軽いということは製造時期から間違いなくHD-D1 BEでしょう。無印のHD-D1からわずか半年余りでバトンタッチしていますので、当時もHDDは日進月歩の進化を遂げていたのです。

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ということで、さっそくテレビにつないでみました。長時間テストも兼ねて「ZERO×選挙」を録画していましたが、長時間稼働させてもほとんど熱くなりません。Barracuda 7200.10あたりの世代ならすぐチンチンに熱くなったのになあ…。

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1台だけでは連続した番組の録画に支障が出るということで、リレー録画ができるようサブHDDとして新たにHD-HES640U2を登録しておきました。HD-HES640U2は中身がサムスンのHD642JJ(7,200rpm/16MBキャッシュ)ですが、あのサムスン製であることを感じさせない素晴らしいHDDです。これの3枚プラッター版がHD103UJ(32MBキャッシュ)だそうで、筆者が保有しているHD-HS1.0TSU2に搭載されています。

一方、その手前に見えるのが、REGZA純正HDDとして発売されたTHD-50A1です。中身は未だに名器との評判がゆるぎないMK5055GSXで、消費電力や性能ともに申し分ないです。こちらには主にアニメを録り溜めてあります。

同じ外付けHDDでもIDEはダメでしたね…。スリープに入ってもなかなかHDDが回転停止しないのです。そのためにかなり熱を持っていたようでした。なかなか「録画番組の修復」が終わらなかったのは、熱でHDDがバテてしまったためなんでしょう…。外付HDDは中身がSATA対応になってからどんどん構造が単純化していきましたが、これはスリープ機能の進化により放熱対策が簡素で済むようになったからだと思われます。かつては強制空冷ファンをオプションで用意していたメーカーもありましたが、今は自然空冷で済んでしまうくらい熱くならないですね…。

これは導入して正解でした。徐々にHDDを買い替えながら、最終的には1台あたり1~2TBを目指していきたいですね。

■長所
・ソニーらしく飽きのこないデザイン
・一定時間が過ぎるとアイドル状態からスタンバイ状態に移行するので省電力化に寄与している
・アクセス時やスタンバイ時はLEDがゆっくり点滅するのでうっとうしさがない
・長時間稼働させても発熱はほんのりとしている

■イマイチな所
・ACアダプターのケーブルが細い。経年劣化で剥き出しになってしまいそう
・対応機器以外ではUSB 3.0の性能を持て余してしまっている(それでも速いほう)
・スタンバイ状態に入ると回転を止めるため、スタンバイから復活するまでやや時間がかかる
・中身のHDDが軽いので拍子抜けしてしまう

2014年12月18日 (木)

ノーフューチャーと化したフィーチャーフォン

とうとう恐れていた事態が生じてしまいました。フィーチャーフォン向けに提供されていたtwitterアプリ、jigtwi2015年1月16日を以てすべてのサービスを終了することになりました。その理由は株式会社jig.jpから明かされましたが、dマーケットアプリストアiモード向けサービスを2015年1月31日を以て終了することになったためです。

なお、jigtwiは今後、AndroidやiOS向けアプリとして生き残りを図ることになります。jig.jpではフィーチャーフォンユーザーに対し代替手段としてモバツイの利用を呼びかけているとのことです。これは、jig.jpが2012年に買収した企業が手掛けていたサービスで、フィーチャーフォンで利用する際はアプリのインストールではなく登録したアカウントのページをブックマーク登録することによって利用します。

もはや、twitterをやるためにガラケーを持つ意味がなくなっちゃいましたね…。

実は、フィーチャーフォン用twitter公式アプリもありますが、これもやはりiモード携帯専用で、dマーケットアプリストアからの配信となっています。つまり、最悪の場合twitter公式アプリも2015年2月1日以降は立ち上げすらできなくなってしまうと予想されます。ガラケーで快適にtwitterを利用する環境が事実上失われる公算が高まってきました。ガラケーはテンキー操作ができるためにtwitterとの親和性が高いと思っていただけに残念です。

これで筆者がiモードを廃止するきっかけができたかもしれません。とはいえ、いずれは別の形でiモードを復活させてみたいですね…。

[2014. 12. 21更新]
モバツイより、iアプリ版クライアントのモバツイスコープが配信されています。その実態はjigtwiのモバツイ版そのものになっています。登録後、ダウンロードできますので引き続きアプリでtwitterを利用したい方はまずモバツイへ登録してみてください。

さて閑話休題。ソフトバンクモバイル株式会社が発売を予定していたAQUOS ACRYL X…ならぬAQUOS CRYSTAL X SoftBank 402SHの発売が2014年12月19日に決定しました。AQUOS ACRYL…ならぬAQUOS CRYSTAL SoftBank 305SHと同じく、ハーマンカードンのワイヤレススピーカーシステム、ONYX STUDIOが付属します。筆者にとってハーマンカードンは極端なものでは100万円を超えていた超高級アンプ、サイテーションシリーズを開発していた名門オーディオメーカーと言うイメージがあるので、こうした形でブランドの安売りはやめてほしかったです…。

AQUOS CRYSTAL X発売と同時に、最後発ながらソフトバンクでもVoLTEの商用サービスを提供することになりました。なお、VoLTEに対応しない端末でもHD Voice (3G)により従来よりも高音質で通話できるようになります。iPhone 5以降なら3GでもHD Voiceを楽しめるそうです。

ソフトバンクモバイルから発売済みの機種のうち、AQUOS CRYSTALではアップデートにてVoLTEへ対応することになっています。一方、技術的にVoLTEへ対応できる(モデム)チップを搭載しているはずのAQUOS Xx SoftBank 304SHXperia Z3 SoftBank 401SOiPhone 6/6 Plusでは対応が未定となっています。これらは対応が望まれるところですね。

[2014. 12. 21更新]
AQUOS CRYSTAL SoftBank 305SHに対し、まずはHD Voice (3G)へ対応するための機能バージョンアップが配信されました。詳細はこちらをご覧ください。

さてここで重大発表です。既にお察しの方がいらっしゃると思いますが…w

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2014年10月 7日 (火)

[お知らせ]スマートフォンからのコメントについてなど

まず筆者のT-01Dですが、ゲオにて下取り査定してもらった結果、3,300円になりました。安かったのは相変わらずですが、筆者の想像以上に値がついたのは良かったです。ISW11Fならゲオではぎりぎり2,000円ちょっと、F-05DならISW11Fの倍ぐらいはついたかもしれません。何はともあれ、中古購入価格の半分くらいで手放すことができました。これで新たな持ち主のもとにドナドナしてもらうことにします…。

さて本題。今までココログはスマートフォンからコメントできなかったことが大きな足かせになっていました。それもそのはず、筆者もコメントを投稿する際はスマートフォンからテザリングしてPCで行っていました。ところが、2014年の8月と9月に分けて「バージョンアップ」と称し、スマートフォン向けに最適化を図っていたようです。その結果…。

なんと、スマホからもコメントできるようになりました!

コメント方法は先に申した通りです。スパムコメント防止のために画像認証を具備しておりますので、「送信」をタップした後は表示された画像を読み取って見える文字を入力してください。これでスマホでもコメントを投稿できます。タブレットではPC版と同じ行程でコメントを投稿できます。コメントする際は必ず名前を入力してください。もし、blogやWebサイトをお持ちであればURLも入力していただくとなおありがたいです。

このココログの仕様変更により、本blog「NEXT GENERATION NOTE」をスマートフォンで閲覧する際の環境及び利便性が大幅に向上いたしました。今後とも変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします。

次に、このblogのアクセス解析のポリシーについて解説します。筆者のblogでリアルタイムでアクセス状況を把握できるのは以下のデバイスからのアクセスです。

・iOS端末(iPhone/iPad/iPod touch)
・Android端末(スマートフォンやタブレットなど)
・パソコン(Windows/Mac/Linuxなど)
・NTTドコモ以外のフィーチャーフォン(EZweb/Yahoo!ケータイ)

筆者のblogではiモード端末からもアクセスをいただいておりますが、こちらは反映されるまで時間がかかるようです。ココログのアクセス解析ではフィーチャーフォンからのアクセスにおきましては端末の型番ではなくブラウザーのUA(ユーザーエージェンシー)を用いて解析されています。

・EZweb端末は実際の型番ではなく、メーカー符丁(2文字)+3+通し番号(1~9、それ以降はアルファベット順)がUAとなっています。たとえばW61SはSN3D、SH006はSH3Gと表示されます。UAはEZweb設定から「バージョン情報」の項で確認できます。

・iモード端末のUAはハイフンなしの型番になります。たとえばF-02DはF02Dとなりますが、iモード2.0初期の端末は例外としてSH-06AがSH06A3という風に、セキュリティ強化を講じたことで実際の型番とはやや異なるUAが与えられています。

・Yahoo! ケータイ端末は「SoftBank」以降の型番がそのままUAとして登録されます。

筆者はblogを管理する際、アクセス分析をちょくちょく覗いてますが、新旧、メジャーマイナー問わず様々なデバイスからのアクセスをいただいていることを興味深く観察しております。筆者のblogはどちらかといえばAndroid関連の情報が多いためか、Android端末からのアクセスが全般的に多めです。意外とNexusシリーズから読んでるよー、という方が多かったですね。iPhoneなどiOSからのアクセスは全体の6分の1ほどです。2014年4月9日にサポートが終了したはずのWindows XPからもしばらくの間アクセスがあったことには驚きました。

■参考
[ニフティ株式会社より]
ココログバージョンアップのお知らせ (2014年9月30日)

ココログバージョンアップのお知らせ (2014年8月7日)

2014年4月11日 (金)

Xi 2.0

まず、日本時間の2014年4月9日にWindows XPのサポートが終了したことをお伝えしなければなりません。後ほどコラムとして述べたいと思います。とはいえ、XP後期(2005年以降)のパソコンは辛うじてWindows 7/8がそのまま運用できるスペックになっています。また、UbuntuなどでLinuxマシンとして引き続き延命させることもお勧めしたいと思います。

さて本題。株式会社NTTドコモが新しい料金プランを発表しました。これに伴い、既存のXi料金プランは全て、2014年8月31日をもって申し込みを終了することになりました(※)。一方、FOMAの料金プランのみ存続されることになりました。これは夏に商用サービスを始めることになるVoLTE(Voice over LTE)を見据えたものとなっております。ドコモはLTEで全プランの料金体系変更という大鉈を振るうことになりました。2014年5月15日より申し込み予約が開始され、2014年6月1日より本格的に運用開始となります。

(※)それ以降も変更の申し出がない場合は既存プランのまま運用できます。また、以下の料金は全て消費税別です。

■基本料金
タイプXi(にねん)に代わり、音声契約はカケホーダイプラン(以下、カケホ)として提供されることになりました。今までXiにて提供していたドコモ携帯同士の定額通話プランがついに基本料金プランとして出世したことになります。データ契約はデータプラン(以下、データ)として、スマートフォン・タブレット向けとドングル・ルーター向けの2本立てになります。通信モジュール向け契約はデバイスプラスとして提供されることになりました。

それぞれの料金は以下の通り(税別)。デバイスプラスを除き、2年縛りがない場合は1,500円増しになります。なお、デバイスプラスは単体で契約することができません。カケホやデータに付随して契約する形を採ります。

カケホ・スマホタブ: 2,700円
カケホ・ケータイ: 2,200円
データ・スマホタブ: 1,700円
データ・ルーター: 1,200円
デバイスプラス: 300円、500円、1,000円

※デバイスプラスの1,000円プランは500円プランの縛りなし版

大きなポイントとして、カケホで国内同士の通話が完全に定額になったことが挙げられるでしょう。後ほどソフトバンクの新料金プランと比較することにしますが、定額対象の通話時間制限も通話回数制限もなく、本当に定額です。但し、海外への発信やナビダイヤル、テレドーム、テレゴングなどはその対象外になります。一方で、電話をほとんどしない人にとっては損をするプランともいえます。

■定額データプラン
ISP契約(iモード、spモード、mopera U)がある場合、Xiでは0.6円/KB(1,024Bytes)、FOMAでは0.08円/パケット(128Byte)の従量制になります。一方、長年パケ・ホーダイ(パケホ)として提供されたパケット定額プランは個人向けのデータSパック/Mパックとなり、パケホとしての提供は2004年のFOMA携帯への提供以来、事実上10年で幕を閉じることになりました。これにより、スマートフォンやタブレットと、データ端末向けに分かれていた定額データプランを統一することができたのは注目に値するでしょう。もっとも、Xiではデータ契約でもスマートフォンやタブレットが使用可能になっていたので、必然の回帰と言えるかもしれません。

一方で、ファミリー割引(ファミ割)を組んでいるとシェアパックが利用可能になります。パケット通信量の分配に関係なく10回線までで一定通信量まで定額で利用可能、というものです。一応、同一名義でファミ割を組んでいるという複数台持ちでも適用可能になっています。適用条件は要相談ですが、親回線は所持している回線で最も利用期間が長いものとなります。

なお、通信量制限に達すると、デフォルトでは128kbpsへ帯域制限されるリミットモードになりますが、1GBあたり1,000円単位で累積していく従量制プランに移行するスピードモードにすることも可能です。また、1,000円上乗せして1GBずつ通信量を増やしていく1GB追加オプションも選択可能です。従来と比べると、通信量超過後の従量課金が少しゆるくなっています。現行プランでは2GBあたり2,500円で、新プランに移行したほうが1GBあたり250円お得になります。

これを踏まえて、定額データプランをまとめてみましょう。通信量シェアには別途、月額500円のシェアオプションが必須です。

・基本定額プラン
※同一名義回線間で通信量シェアが可能。
データSパック: 3,500円/2GB
データMパック: 5,000円/5GB


・シェアパック
※これを包括して契約した際はシェアグループと呼び、自動的にシェアオプションとデータSパックが契約されます。但し、データSパックはシェアグループから離脱した際の高額請求を防ぐための保険として適用されているため、そこを離れない限り課金されることはありません。
シェアパック10: 9,500円/10GB
シェアパック15: 12,500円/15GB
シェアパック20: 16,000円/20GB
シェアパック30: 22,500円/30GB


・らくらくスマートフォン専用プラン
らくらくパック: 2,000円/200MB

1人で使うことが前提のデータSパック/Mパックだと、パケット代が割高になってしまいます。しかし、スマートフォン2台持ち、またはスマートフォンとタブレットを併せ持っているユーザーがシェアパック10に移行すると、事実上Xiパケホフラット(7GB上限)+Xiパケホライト(3GB上限)の組み合わせと比して400円割安にすることができます。実は、データ定額プランにはプレミアクラブのステージに応じて一定額が割り引かれるずっとドコモ割が適用可能になっています。つまり、長く使えば使うほどデータ料金が割安になっていきます。

■まとめ
このドコモの料金体系の刷新は前述の通りVoLTEへの備えだけでなく、spモードによってiモードから15年後に迎えたモバイル通信の新たなるパラダイムシフトに対応するためのもの、と筆者はとらえています。一方で、ずっとドコモ割にみられるような長期ユーザー優遇と、シェアパックにみられる一括請求を応用した料金の仕組みを根本から変化させたことには賛否が分かれそうです。

ずっとドコモ割は一言でいえば長くドコモを使うべきだ、というドコモの公式見解です。確かにこのごろのドコモは料金体系の複雑さで長期ユーザーから、端末の品質問題や低いUX(ユーザーエクスペリエンス)により若年層から嫌気されて番ポ(MNP)転出超過状態や純減傾向が長らく続いていました。以前からドコモはプレミアクラブなどで長期契約者を優遇するなど、何とかして契約を永らえさせたいとしている様子がうかがえます。

シェアパックやシェアオプションも、寝かせ回線を何とかして活用させたいというドコモの思惑があります。これも賛否両論ですが、筆者としてはこれでようやくサブ回線の使い道が見えそうなのでむしろ歓迎したいと思います。現在、サブ回線はXiパケホダブルにして事実上寝かせてありますが、いずれ適用可能であればシェアパック10などで本格的に運用してみたい、と思っています。

これを踏まえますと、ドコモは短期解約をさせないための策を時間をかけて練っていたことがうかがい知れます。その反面、こうしたプランの策定は番ポによる集客に事実上とどめをさすものになることでしょう。確かにこの頃は旧機種の不良在庫やだぶついてきたiPhone 5cの処分のため、キャッシュバックなど特典てんこ盛りでこれらを投げ売りしていました。しかし、これは業界を疲弊させたと同時に総務省を辟易させたのも事実で、如何にしてフェアプレイで市場に挑むのか、それに対するドコモらしい回答ではないかと思います。

先に申した通り、ソフトバンクの新料金プランとの違いを後ほど追記したいと思います。

■参考(NTTドコモより)

新たな料金プランおよび割引サービスを提供開始
※ここでは紹介しなかった、法人向け新料金プランに関する説明もあります。

新料金プラン 「カケホーダイ&パケあえる」
※簡単な料金シミュレーションもこちらでできます。

現行のXi料金プラン / FOMA料金プラン
※一定のフィーチャーフォン需要があるという理由から、前述の通りFOMA料金プランは存続が決まりました。一方で、2014年8月31日を以て現行のXi料金プランは申し込みが終了となります。

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