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2016年12月 1日 (木)

神ってない流行語大賞2016

いよいよ師走。毎年恒例の新語・流行語大賞が発表されました。今年の大賞は長らくセントラル・リーグ優勝から遠のいていた広島東洋カープの緒方孝市監督、鈴木誠也内野手の「神ってる」でした。しかし、この賞は年を経るごとに徐々に世間への浸透度の低い用語ばかりがノミネートされるようになっていったんですよね…。

今年のベスト10及び特別賞はご覧の通りです。筆者は特に、特別賞のほうが大賞にふさわしかったのではと思います。

■ベスト10

聖地巡礼(ディップ株式会社): 聖地巡礼マップ運営元が受賞。
トランプ旋風(受賞者なし)
ゲス不倫(週刊文春編集部): 鬼女(※)の恐るべき情報収集能力もこの件で判明した。
マイナス金利(日本銀行): 既にEU、ヨーロッパ諸国の中央銀行でも導入されていた。
盛り土(受賞者辞退):
保育園落ちた 日本死ね(山尾志桜里): これをblogに書いた本人が受賞すべきだった…。
Pokémon Go(株式会社ポケモン/株式会社ナイアンティック): IP保持業者とアプリ開発業者の双方が受賞。
(僕の)アモーレ(長友佑都): 平愛梨との交際を認めた際の会見での台詞。
PPAP(ピコ太郎): 芸能界では彼の正体が判る方も多いとか。

■特別賞

復興城主(熊本市): 一口城主の震災復興版。

(※)既婚女性のこと。家事の序で2ちゃんねらーをやっている主婦も多く、ネットやリアル社会で炎上が起こるたびにその当事者の個人情報を仕入れ、晒し出すという荒業をやってのけている。まるでFBIやCIA、KGB、シュタージのようだ…。

この中で、世間に浸透したといえるのはPPAPPokémon Goぐらいだと思います。例として聖地巡礼はずっと前から様々なジャンルのファンの間で行われていたことであり、決して映画「君の名は。」の大ヒットで巻き起こった現象とはいえないからです。

PPAP古坂大魔王プロデュースのピコ太郎によるネタで、最後に「ペンパイナッポーアッポーペン[Pen Pineapple Apple Pen]」で〆る1分強の動画でした。これがYouTubeへアップロードされるや否や、世界中で大反響を呼び再生数が爆発的に伸びていきました。PSYの「江南スタイル」と同じく、非英語圏から配信された動画発祥のブームとなりました。世界の名だたる大物ミュージシャンもハマってしまったこともブームの一因になっています。11月29日にスティング本人の希望で日テレの音楽番組で共演を果たしたことからもそれがうかがい知れます。現在はロングバージョンもYouTubeなどへアップロードされているので、興味のある方はぜひご覧ください。

Pokémon Goは筆者もTL上でそのブームを見つめてきました。これを応用した町おこし、レアポケモン目当てでとある地点にプレイヤーが集中する、これが原因の事故や事件が発生するなど、良くも悪くも社会現象になりました。SIMフリー端末業界でも「Pokémon Go対応」を謳う機種を発売するなど、その影響は計り知れないものがありました。但し、システムの都合上、やはりすれちがい通信などで社会現象になった「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」と同じ問題点を抱えています。つまり、都市圏優遇、地方冷遇ですね…。というのも、全国のマクドナルド各店がチャージステーションとして機能しているからです。

そして…忘れられないのが2016年熊本地震。筆者は1983年に起こった日本海中部地震について伝え聞いたり、2011年に起こった東日本大震災に被災した事を記憶にとどめているため、非常に心が痛みました。双方とも被災した方々が映像や写真としてその爪痕が鮮明に残されており、前者は当時普及し始めたばかりの家庭用ビデオカメラ、後者は当時普及したばかりのスマートフォンによって一部始終が記録されていました。

東日本大震災は復興に尽力した人がいた一方で、福島第一原子力発電所の臨界事故が起こった影響で難癖付けながら復興を妨害する人も多かったため、国民の結束がバラバラに乱れたばかりでなく復興が遅れてしまったのが惜しまれる人災でもありました。筆者は熊本地震が起こった際、このような轍を歩むのではないかと心配していたこともありましたがそれは杞憂に終わりました。今も少しずつ復興が進んでいると度々報道されるごとに安心していったのです。

但し、熊本地震は熊本市のランドマーク、熊本城の半壊を招いてしまいました。被災前は荘厳たる威容を保っていましたが、半壊により瓦屋根が散らばり、石垣も崩れてしまい、かつての姿も無残なまでになってしまいました。再建まで相当の歳月と費用を要するということが判明しました。

しかし、熊本城は独自の保存事業で知られていました。これは、1口1万円で城主になれる、一口城主です。震災により崩壊した城郭を修復すべく、いったん一口城主の申し込みを中止しましたが、2016年11月1日より復興城主と形を変えて申し込みを再開しました。その結果、半月を待たずして関係者が「想像以上」と感謝の意を表明するほどの2億円弱もの寄付が集まりました。復興城主になった者の中は熊本に地縁がある者、観光客、城郭ファン、そして海外からの観光客など十人十色でした。

さて、ここからは筆者の今年の流行語について言及しようと思います。

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2016年10月11日 (火)

Note 7がなかった

長らく更新を休んでいましたが、その間に10万アクセスの大台を突破していました。苦節6年弱でここまで頑張ることができました。本当にありがとうございます。

iPhone 7/7 Plusが発売されてからiPhoneフィーバーも一巡してこれからAndroid機の新機種へ注目が集まる中で非常に心配なニュースが舞い込んできました。そうです、Galaxy Note 7関連の話題です。長年Android陣営の王者として君臨してきたサムスン電子でしたが、その名声と地位は一瞬にして失墜することになってしまいました。

Samsung_galaxy_note_7

Galaxy Note 7は市場によって搭載されるチップセットが異なっていました。韓国や欧州市場向けにはExynos 8 Octaが搭載され、日本市場向けモデルは北米、中国向けモデルと同様にSnapdragon 820 MSM8996が搭載される予定でした。RAMは4GB、ROM(本体ストレージ)は64GB、大画面の5.7型WQHD(2,560×1,440pixel)有機ELディスプレイ搭載、バッテリー容量は3,500mAhと大容量なものを搭載した、まさに完全武装スペックといえる機種でした。日本市場で対応が渇望された防水仕様でもあります。Galaxyシリーズとして初めてUSB Type-C端子を搭載していました。

しかしながら、サムスン電子はGalaxy Note 7の生産・販売を発売からわずか2ヶ月で打ち切ることになってしまったのです。日本法人のサイトにもNote 7の製品紹介があった通り日本でも発売予定だったのですが、これにより幻の機種となってしまいました。株式会社NTTドコモではSC-01Jとして、KDDI株式会社ではSCV34としてそれぞれ当局の認証を取得したうえで発売予定でしたが、結局欠番にするか別の機種で穴埋めしなければならなくなったのです。

一体、Note 7に何があったのかというと…

電源周りの不具合が原因の
爆発炎上事故が多発したのです!

これはヤバい! ということで幾度となくサムスンからリコールが発令されましたが、依然として原因を突き止めることができず、最終的にはNote 7そのものの終売という苦渋の決断を下さざるを得なくなりました。しかもこの不具合、発売から間もない時から多発していました。

その原因は二転三転しています。当初はバッテリーセルの欠陥が疑われていました。サムスンはリスク軽減のため、自社グループ製と他社製のバッテリーセルを半々の比率で搭載していましたが、そのうち自社グループのサムスンSDI製のセルのほうが欠陥率が高かったとの分析結果が出ました。これを機に、Note 7へ搭載するバッテリーセルはすべて他社製となり、対策済みのバッテリーを搭載した端末への交換対応がとられましたが…

それでも解決することはありませんでした…。

解決に向かうどころか、対策品でも発火、爆発炎上が相次いだのです。しかも、対策品では新たに自然放電や発熱が目立つとの声も上がっていました。それに対しサムスンがとれる対応は対症療法的なものでしかありませんでした。充電によってエネルギーが増大するといけないからと電池容量60%で充電を止めるようアップデートを施すなどしていました。

原因究明の間、幾度となく販売が停止され、サムスンの機会損失も莫大なものとなってしまいました。一方で、販売停止中もなお消費者の購買意欲は冷めることなく、それがかえって火に油を注ぐこととなってしまいました。実際、韓国市場では対策品が販売再開された際に2日間で3万台も売れたそうです。

遅々として進まぬ原因究明とそれに伴う事故の多発…こうしてサムスンは八方塞がりの状態に陥ってしまいました。最終的に、Note 7の終売と他機種への交換対応及び返金に追われることとなってしまいました。終売発表とほぼ同時に、新たにプリント基板の設計ミスが判明してしまったようです。結局、ヨーロッパ、北米市場で販売再開は叶わぬ夢となってしまいました。サムスン側はユーザーに対し、「直ちに電源を切るように」と、緊急性の高い警告を発しています。

この悲劇を招いた要因として、iPhone 7に対抗するあまり発売日を強引に前倒ししてしまったことが挙げられます。もう少し設計が煮詰まっていれば、このようなことにはならなかったはずです。発表から発売するまでわずか2週間余りの間、スペックに欲張るあまり安全対策がおざなりになってしまった…のでしょう。特に、電源周りはバッテリーの大容量化を急ぐあまり、手抜き設計になってしまった可能性があります。

一方で、Galaxy Note 7と基本設計が同じGalaxy S7 edge SC-02H/SCV33は事実上唯一の完全武装スペック機としてキャリアショップを中心にかなりの台数が売れていたようです。そちらはNote 7の雛型になるようきっちりと設計されていたようで、発火報告はほとんどありません。Galaxy S7 edgeはSDカードに対応していないことや見慣れないエッジスクリーンが敬遠されたGalaxy S6 edge SC-04G/SCV31/404SCの買い控えの裏返しから、シリーズとしては日本市場でもまずまずの成功を収めた機種と言えます。筆者は関係ないはずのこれら概ね好評なGalaxy S7 edgeの型落ち後の売れ行きに風評被害がたたって暗い影を落とさないか、不安でなりません。

思い出してほしいのは、日本メーカーもかつては電源周りの不具合で評価を落としたことがあること、これによってユーザーからの信用を失ったメーカーもあったということです。シャープや富士通のように後年開発された端末で信用を取り戻せたメーカーもあれば、パナソニックのように評判が上がっても採算上の都合でキャリア向けの納入を中断したメーカーや、NECのように悪評が広がった中でAndroid端末開発を中断せざるを得なくなり、そのため最終的に携帯電話事業そのものからの撤退を余儀なくされた最悪のケースまであります。NECのケースは本当に修復不能なレベルまでイメージ失墜を起こしてしまいました。

筆者はスマートフォンを選ぶにあたり、必ずと言っていいほどGalaxyシリーズの操作感を確かめています。毎回Xperiaを選んではいますが、それでも必ず最終候補に残るシリーズでもありました。Nexusシリーズが出るまでは、事実上Galaxyシリーズが当時のAndroidの最先端だったわけです。GalaxyシリーズといえばAndroidの旗手であり、iPhone最大のライバルでもあります。なんだか、Note 7が日本市場で幻に終わったことで秋冬モデルにぽっかりと大きな穴があいてしまったような気がします。まあ、Nexusに代わるGoogle純正スマートフォン、Pixelシリーズがその穴を埋めてくれることにダメもとで期待してみたいですが…。

■参考

juggly.cnのGalaxy Note 7関連記事

2016年3月 2日 (水)

その時、歴史が動いた

この展開は予想だにできませんでした。

ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社株式会社NTTドコモへ納入しているXperia Z5 SO-01H/Xperia Z5 Compact SO-02H/Xperia Z5 Premium SO-03Hに対し、2016年3月2日からAndroid 6.0へのバージョンアップが提供されました。Sony Mobile Communications ABは2016年3月7日にXperia Z5ファミリーへAndroid 6.0へのバージョンアップを提供すると発表していたため、日本版のバージョンアップがもう少し後になると見ていましたが、実際は日本版への提供が先行する形となりました。すなわち、筆者をはじめとする日本のXperiaユーザーたちは世界最速でAndroid 6.0に触れることができるようになったわけです。

Xperia Z2(ZL2)/Z3のAndroid 4.4.2/4.4.4からAndroid 5.0.2へのバージョンアップの際は操作体系の変化と機能追加が多く文字通り「劇的な変化」でしたが、今回のバージョンアップはそのAndroid 5.xの正統進化といえるもので、後述する機能の変化以外はほとんど操作感が変化しないそうです。ランタイム環境をARTに置き換え、64bit処理に対応したAndroidとしては、6.0.xが第一の完成形といえます。そういった点で、Xperia Z4(Z3+) SO-03G/SOV31/402SOユーザーにとってはバージョンアップによりユーザーエクスペリエンスの大幅改善が期待できると思います。

なお、以下がバージョンアップでの変化点です。ソニーモバイルの関係者曰く、Android 6.0標準機能とXperia独自機能の競合に悪戦苦闘したそうです。

[Android OS共通]
・Google検索がホームキー長押しで起動可能になるNow on Tap
・Android 5.xの悩みの種だった電池持ちを改善するDozeモードの導入
・アプリごとに権限の制御が可能になる
指紋センサーの正式サポート
アプリデータごとバックアップ、復元可能になる
・ネイティヴで4K表示に対応
外部メモリーも内蔵ストレージと同格に扱えるようになる
・MIDIのサポート(USBアダプターを介してシンセサイザーをつなげることができる)

[Xperia独自]
・Xperiaホームのリニューアル。スワイプ時のエフェクトが変更可能に
・POBoxへ学習させないことも可能になる
・アプリ履歴をスクロールしている間、スモールアプリバーがいったん消える
・誤操作した際の救済措置としてスクリーンショットが削除可能になった
・カメラモードをスワイプで変更可能に
SmartBand2 SWR12に対応し、ヘルスケア機能が充実
・前述のDozeモードの導入に伴い、一旦STAMINAモードを廃止(2016年4月中に復活予定)
低バッテリーモードもAndroid 6.0の標準機能となったことに伴い廃止

バージョンアップは設定メニューの「端末情報」→「ソフトウェア更新」から実行できます。Android 4.4までのドコモのスマートフォンには「Androidバージョンアップ」がメニューとして存在していましたが、Android 5.0以降でこれがソフトウェア更新へ統合されたわけです。また、いつも通りPC Companionを用いたパソコンでのバージョンアップも近日提供される予定です。

3機種ともバージョンアップに成功すると、ビルド番号が32.1.F.0.43になります。一応、ビルド番号を32.0.B.0.478にしてからバージョンアップすることをお勧めします。バージョンアップファイルのサイズはおよそ1.3GBで、Wi-Fi接続においてのみ即座に更新可能、Xi(LTE)でダウンロードする場合は事前に予約された時刻にダウンロードした後、端末操作によって実行するようになっています。なお、Xi経由でのダウンロードの場合、バージョンアップファイルのダウンロードに費やした通信量はデータプランのカウント外となります。

今回のアップデートは改善しそうな点もあればXperiaらしさが失われる点もあるため、慎重に考えて実行するかどうかを決めることをお勧めします。筆者はまず、Xperia Z3 SO-01G/Xperia Z3 Compact SO-02Gに対してバージョンアップ提供が始まったら実施して、その結果次第でZ5もやってみようと思っています。Xperia Z5 Premium SO-03Hにおいては今まで普段は画素補完によるフルHD表示でお茶を濁していたところが全部ネイティヴ4K表示できるようになるため、バージョンアップによる恩恵は大きいだろうと思いますが。

今までAndroid OSバージョンアップはサムスン電子のGalaxyシリーズから始まることが多く、Xperiaシリーズ(特に夏モデル)は1度限りでしかも周回遅れまたはバージョンアップなしと散々愚弄されただけにこれは衝撃的でした。逆に、Galaxyシリーズの日本での存在感の低下が目に見えて感じられる結果になったかもしれません。

また、Nexus 5Xの発売もドコモにとってはプラスに働いたとみています。なぜなら、秋冬モデル発売の地点でドコモも既に最新のAndroidに触れることができるようになったため、キャリアアプリやメーカーアプリの検証がかなり捗ったと見えます。これまで、夏モデル発表後にバージョンアップ提供発表、そこから半年にわたりバージョンアップ提供、最後の機種への提供時にはコードネーム単位で周回遅れになっていたなんてこともざらだっただけに、不遇さが囁かれた日本におけるAndroidの待遇が海外並みに改善されてきたなあ、と思いました。

一方、au版Xperia Z5 SOV32に対してもAndroid 6.0へのバージョンアップを実施する予定だそうです。果たして、キャリア版Xperia Z3でOSバージョンアップが提供される可能性が最も低いといえるXperia Z3 SOL26にも提供されるのでしょうか。この機種はデータ通信がLTE、音声通話がCDMA2000方式なので、政策的にCDMA2000を全廃することが決まっているauの方針を考えるとバージョンアップを提供せず計画的に陳腐化させることもあり得ますから…。

こう考えると、ソフトバンク版Xperia Z5 501SO/Xperia Z3 401SOに対するAndroid 6.0へのバージョンアップ提供もほぼ確実といっていいかもしれませんが、まだ公式発表がないのがいかんとも…。一応、ソフトバンクもNexus 6Pを取り扱っているのですが、ドコモと勝手が違うのでしょうか? ソフトバンク版のほうは続報に期待です。

■参考記事

[株式会社NTTドコモより]
「Xperia Z5 SO-01H / Xperia Z5 Compact SO-02H / Xperia Z5 premium SO-03H」
Android 6.0へのOSバージョンアップのお知らせ


バージョンアップとは
※バージョンアップで変化する点をわかりやすく解説しています。

[ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社より]
Android 6.0対応 OSバージョンアップ
※こちらのほうが具体的に変化点を把握しやすいです。

[engadget日本版より]
『グーグルがXperiaに追いついた』
ソニー製スマホのAndroid 6.0アプデは控え目に

2014年6月26日 (木)

VoLTEでボるって魂胆だ

株式会社NTTドコモが2014年6月24日付で正式にVoLTE(Voice over LTE)の商用サービスを開始しました。それに合わせるように、GALAXY S5 SC-04F同日提供の機能バージョンアップによりVoLTEに対応しました。一部機種を除く2014年夏モデルでVoLTEへの対応ができるようになるので、順次配信される機能バージョンアップに期待しましょう。

現在発売されているAndroid 4.4機はその多くがKOT49Hのビルドで知られるAndroid 4.4.2のままです。全機種がこのまま順当にKTU84Pのビルドで知られる、Android 4.4の集大成といわれるAndroid 4.4.4へマイナーアップデートできることを祈りたいと思います。

このところ、VoLTE時代を見据えた音声定額プランと効率よくデータを扱えるデータ通信量シェアが携帯業界のトレンドになりつつあります。早速、株式会社NTTドコモは2014年6月1日から新プラン「カケ・ホーダイ(カケホ)」の運用を開始しました。新プランへ切替済みの回線が全体の5%以上に達するなど、非常に幸先のいいスタートになりました。これに追従するようにソフトバンクモバイル株式会社もやっと「スマ放題(通話し放題プラン)」としてなんとか音声定額プランの策定を図ることができました。ここで残ったのがKDDI株式会社です。後出しじゃんけんでさぞかし他社へ打撃を与えることになるだろう…と予想していましたが…。

auでは2014年6月25日にカケホとデジラと称した新プランを発表しました。2014年8月13日に提供を開始します。なお、カケホは「電話カケ放題プラン」を、デジラは「ータイフ」を意味します。基本料金はドコモとほぼ同じですので、ここではドコモとの違いについてのみ解説したいと思います。いい感じでドコモの新プランと差別化できていると思いますがいかがでしょうか。

■利用スタイルに応じてデータプランを変えられる!
そうです、auの新料金プランの最大の特徴は音声プランとデータプランの関係が逆転したことにあります。従来は従量制の音声プラン+定額制のデータプランでしたが、auの新プランは反対に音声を定額制にしてデータプランを容量別に用意するスタイルとなっています。LTEにより生じたモバイル通信のパラダイムシフトに対応する形となっています。

なお、LTE回線の通話定額プラン(電話カケ放題プラン)税別2,700円で、それと以下のデータプランとの組み合わせになります。
※各プランの価格はすべて税別になります。

データ定額2:  3,500円/2GB
データ定額3:  4,200円/3GB
データ定額5:  5,000円/5GB
データ定額8:  6,800円/8GB
データ定額10: 8,000円/10GB
データ定額13: 9,800円/13GB


ギガバイトあたりの単価はデータ定額2で1,750円と割高ですが、データ定額8でその半額以下の850円となるので大容量プランほど得をするようになっています。また、定額プランを数段階用意したことで、最初は定額5で使っていたがあんまり使わなかったので定額2にして、使いすぎて帯域を絞られたなら定額5へ戻す…などプランを変えながらお得に運用することができるようになっています。

普通は定額5で十分ですが、ライトユーザーには定額2を、そこそこ使うなら定額8で、屋内外でノートパソコンと一緒に固定代替として積極的に運用したいならば定額13…という風にライフスタイルや利用スタイルに応じて柔軟にプランを選べるのがうまみですね。

auの定額プランは月に1度しか変更できませんので、変更する際はその翌月はどのようにして使うか慎重に検討を重ねるべきでしょう。

■3Gスマホもケータイプランで使える
iPhone 4Sをまだまだ使い続けたい+WiMAXもまだ捨てたもんじゃないなどなど、少数派にとどまっていますが3Gスマートフォンをまだまだ使い続けたいauユーザーもいらっしゃると思います。本来、auのロードマップとしてはCDMA2000網はフェードアウトしながらVoLTEへの移行が軌道に乗った地点でサービス打ち切りになるようですが、このCDMA2000網を使う通信に関してはケータイプランとしてひとくくりにされています。

ケータイプランは基本料金が2,200円になり、それぞれ以下のようになります。すべて税別価格です。いずれも、月額300円のAPNであるIS NETまたはEZ WINコースとの組み合わせになります。

・iPhone 4S、+WiMAX機を含んだ3Gスマートフォン
音声定額料2,200円+データ定額料5,900円+IS NET/EZweb

・データ定額プラン付きケータイプラン
音声定額料2,200円+データ定額料3,500円+EZweb

・ケータイプラン単体(EZweb付きの場合はデータ従量制)
音声定額料2,200円(+EZweb)


フィーチャーフォンであれば、加入プランにもよりますがおおむね維持費を安くして運用することができます。一方、スマートフォンではプランZやISフラットと比べた場合だと少々割高になってしまいます。これらの批判をかわすためか、既存プランは存続が決まっています。

しかし、とっくにLTEスマートフォンへ主軸を移していることと、KCP3.xが特にデバイス面で枯れたプラットフォームになってしまったため、auに従来のような全部入りフィーチャーフォンを出そうとする機運はないと思ってよいです。そのため、本当に既存ユーザーか「電話機」としてフィーチャーフォンや3Gスマートフォンを契約しているユーザー向けのプランという色彩が濃いものですね。

■家族そろったプラン移行は時期尚早
auのデータ通信量シェアはデータシェア及びデータギフトとして用意されますが、これが利用できるようになるのは2014年12月以降です。データシェアはタブレット向けに先行して提供されているデータ定額料割引キャンペーンですが、データギフトは家族の代表回線と子回線同士でデータ通信量を0.5GB(約512MB)単位で分配できる、というものです。これができるようになるまで、auでは様々な動きが生じますのでauを契約している一家はそれまで現状維持することをお勧めします。

■0.5GB(512MB)単位で高速通信を取り戻せる!
LTEのデータ定額プランでは定められた通信量を超過すると遅い遅い128kbpsでの通信になってしまいます。これを元に戻せるのがデータチャージ。もちろん、追加したデータ量を超過してしまうと再び低速に戻りますが、チャージ有効期限が62日間なので余った場合は翌月へ繰り越すことができます。

0.5GB (512MB): 550円
1GB (1,024MB): 1,000円


■キャンペーン充実! いち早く体験してみよう

なお、auでは新料金プランへいち早く切り替えた方を対象としたキャンペーンが目白押しです。その充実ぶりは本家ドコモ以上です。以下に列挙します。これを機に新プランへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。

LTEフラットのまま音声定額プランを体験できる!
・2014年11月30日まで新プランに切り替えるとauからデータギフトが!
・iPhoneユーザーが新プランへ切り替えると13ヶ月分auから1GBのデータギフトが!
・6月に新規契約、7月31日まで新プランに切り替えるとau WALLETカードへ3,000円分入金!
・エントリーして2014年8月31日まで新プランへ切り替えると抽選で10,000名にau WALLETカードへ10,000円分入金!
・11月までデータシェアキャンペーン延長! (12月利用分よりデータシェア量が減るので注意!)

■で、結局auのVoLTEはどうなるの?
筆者は25日の発表でauのVoLTE導入ポリシーを伺いたかったのですが、残念ながらこの地点では何もありませんでした。おそらく、auはVoLTEに標準対応する次期iPhoneの発売をもって商用サービスを開始するものと見られます。

繰り返しますが家族契約の場合、今から新プランへ移行してもほとんどメリットがありません。年末商戦あたりに照準を定めるべきでしょう。

閑話休題。筆者もドコモとauのサブ回線の機種変更を検討中ですが、どちらもあっさりと候補が絞られちゃって選ぶ楽しみがありません。こんなつまらない夏は初めてです。それについては次回にでも。

■参考
(KDDI株式会社より)

auの新料金「カケホとデジラ」
音声通話定額と一人ひとりに合った選べる6つのデータ定額サービス


[別紙] auの新料金「カケホとデジラ」
音声通話定額と一人ひとりに合った選べる6つのデータ定額サービス


7月から音声定額プランを先取り体験!
auの新料金「カケホとデジラ」提供開始に伴うキャンペーンについて

2014年6月 7日 (土)

たち(あ)がれるかソフトバンク

先ほどのPepperに次いで、連日ソフトバンク関連のニュースが舞い込んでいます。果たして、北米事業も合わせ、携帯事業に社運がかかっているソフトバンクに明るい未来は訪れるでしょうか?

■プリスマ対応機種に8機種追加、その顔触れは…?

プリペイド契約で使えるソフトバンクのスマートフォン、プリスマラインナップが垢抜けないのが難点だと思いますが、何らかの理由でポストペイド契約で回線を持てない方にとっては非常に重宝するサービスです。

最初はLUMIX Phone SoftBank 101P(ドコモのP-02D同等品)とSTREAM SoftBank 201HW 3G(ドコモのHW-01E同等品)からスタートし、その後でPANTONE 5 SoftBank 107SHDisney mobile on SoftBank DM011SHが加わりましたが、さらに8機種が追加されることになりました。

追加された機種ですが、こりゃまた微妙ですね。バージョンアップが提供中のAQUOS PHONE SoftBank 102SH IIプリスマに出すには不相応だと思いましたが、その他の機種はというとどう見ても不良在庫の有償廃却にしか見えません。102SH II以外はAndroid 4.0へバージョンアップされることなくプリスマに放り出されてしまった不運に遭っています。

兄弟機のP-04Dと同じく電池持ちを犠牲にした代わりに薄くて軽く、デュアルコアチップでROMが16GBもあるSoftBank 102P、本格的にダメディアスと呼ばれる前MEDIAS CH SoftBank 101Nは何らかの強みがありますし、後述するDell Streakシリーズは負い目がありながらも救いの余地があるとしても、それ以外は大方が擁護不能なほどのクソの山なんです…。

中でも最近タブレット限定ながらAndroid市場へ復活したDELLが発売したスマートフォンの扱いがひどいです。Dell Streak SoftBank 001DL2014年3月31日で修理受付が終了しているのにここでプリスマ対象機種として駆り出される意味不明な扱いになっています。つまるところ、壊れたら使い捨てです。Dell Streak Pro SoftBank 101DL2015年7月31日で修理受付が終了してしまうので、やはり長く使えないのが悩ましいです。なにしろ、101DLは電池内蔵型なので、電池交換も預かり修理でなければできないので、電池がへたってしまった時に修理受付ができなくなってしまったら廃棄しなければならないのです。双方とも評判は悪くなかったですけどねえ…。

なお、売価は機種にもよりますが10,260円~15,660円になっており、10,260円の端末には5,000円分の、15,660円の端末には10,000円分の通信料が予めチャージされています。さらに、購入から2日間はパケット無料で通信できます。102SH IIを購入したユーザーならば、Wi-FiやシャープのサイトからダウンロードしたパッケージによってAndroid 4.0にして運用することもできます。

プリスマは維持費が割高ですが、導入費用がチャージ分を除くと中古スマホ並みに安いので短期的にスマートフォンの世界を体験してみたい方にはうってつけじゃないでしょうか。とはいえ、古き悪しき時代のAndroid 2.3機がほとんどですが…。

■「スマ放題」、軌道修正の末2014年7月1日から提供開始

ここからが本題です。ソフトバンクグループはなぜ、新プランのほうを木曜日に発表しなかったのでしょう? まあ、Pepperを先に発表したほうがイノベーティブでカッコいいとかいうアレじゃないかと勘ぐってしまいましたけどね。しかし、提供時期からすれば新プラン発表のほうを先にやるべきでした。Pepperは2015年2月からですので、発売される頃には忘れられてしまっている可能性が高いです。

ソフトバンクでは2014年1月24日、VoLTEの商用サービスの目途が立っていないくせに「VoLTE時代を見据えた」新料金プランを発表していました。しかし、それが長らく続く茶番劇の始まりでした…。

本来は2014年4月21日からS/M/Lパックを提供することになっていたはずでしたが、ドコモの新料金プランが発表されたことが番狂わせになってしまったようです。4月1日に「エイプリルフールではないか」とネタにされたスマ放題のこっそりとした内容改定がありましたが、結果的にこれらはなかったことにされてしまいました。

そして2014年6月7日。多くの企業が休日の中、こっそりと新料金プランを発表してくるあたり、ソフトバンクは大それたことをやってのけてくれたと思います。この新プランは2014年7月1日から利用可能になるもので、6月11日から切り替え予約の申し込みが始まります。なお、データ容量のシェアは2014年8月1日からできるようになります。正式に「スマ放題」として固まったもので基本的な料金体系はドコモの新プランとほぼ同じですが、ここではドコモの新プランとの違いのみ以下に列挙します。

・2年縛りプランしか選べません!
ドコモの場合、通常よりも1,500円ほど割高になるものの2年縛りの制限を受けない基本プランを選択できましたが、ソフトバンクの新プランではそれがありません。なお、ドコモと違ってデータプランはタブレット専用になっています。ルーター用プランはドコモでいう2台目プラスと同じもののみです。

・データ定額パックは通信量繰越制導入
やはりデータ定額パックもドコモのそれと同じです。個人契約では2GB、5GBのコースが、家族契約(登録上で同一名義間でも可能)ならば合計10GB、15GB、20GB、30GBのコースから選べるようになっています。なお、2GBプランと同じ料金(税別3,500円)でフィーチャーフォン向けのデータ定額プランが選択できるようになっています。パケットし放題が上限が税別で4,200円だったので、2割弱安くなったことになるでしょう。

ドコモの新プラン同様、複数回線間でデータ容量のシェア(分配)が可能ですが、ドコモのプランと違い、毎月一定の通信量に達しなかったときは、2GBプラン以外では100MB単位でデータ通信料の繰り越しを行うことができます。たとえば、5GBプランで4.3GBしか通信しなかった月があった時は700MBが翌月に繰り越されることになります。そして、翌月は5.7GBが上限になる、という具合です。

・やっと長期利用者への優遇開始
ソフトバンクポイントに代わり2014年7月利用分からTポイントが交付されることは既に決定していましたが、ソフトバンクモバイルではドコモプレミアクラブのような長期利用者優遇対策がありませんでした。これからは利用年数に応じて交付されるTポイントのレートがどんどん増えていくことになりました。

2年目まで: 5ポイント/1,000円(従来の半分)
3~10年目: 10ポイント/1,000円(従来通り)
11年目以降: 25ポイント/1,000円(2年目までと比べて5倍)


既にauでサービスが始まっているau WALLETプログラムのようにポイントの使途の流動化を図ったものですが、au WALLETポイントは長期優遇が全くなく、今までのポイントサービスとプリペイド式電子マネーの利用履歴の積み重ねによって実利主義でポイント稼ぎをさせる点が異なっています。au WALLETポイントは買い物や携帯の利用以外にもポイントをためる方法があるので、これは後ほど解説しようと思います。

・悪名高い通信規制は健在
さて、ここまでは変化した点を中心に説明しましたが、ソフトバンク契約者の間で忌み嫌われている通信規制は今まで通りのルールで行われます。つまり、直近3日間で合計1GB以上通信を行うと、翌日以降は終日、高確率で通信帯域を絞られてしまいます。ドコモとauでも混雑時のみ3日間で1GB以上通信した契約者に対し帯域制限を適用していますが、ソフトバンクの場合は相変わらず、ということですね。

ソフトバンクではLTE/4G接続した際にデータをゲートウェイ側で圧縮しているようです。かつてのauのEZwebの帯域制御に似ていますが、EZwebのそれはWAP上のデータの一部を削除して端末に送信していたことが判明しています。

こうしてみますとソフトバンクの新プラン、スマ放題は事実上ブループランの代替プランとして提供することになるでしょうか。本来のホワイトプランの代替という役目も負っていますが。ブループランは追従先からすればレッドプランになるべきですが、なぜかそのまま放置されて現在に至っています。しかし、ドコモと横並びになってしまったことでPepperのようなイノベーション性は鳴りをひそめてしまいました。だから大々的に発表したくなかったんですね…。なんというか、ソフトバンクらしくないです。

こうなりますと気になるのがauの新プランです。auは政策的にCDMA2000からLTEへバッサリと移行したがっているように見えますので、さぞやラディカルなプランを用意していることだろうと期待しています。なんとか後出しじゃんけんで素晴らしいプランを提案してくれることを祈りたいです。

3社横並びなんてカッコ悪いですよ?

2014年6月 6日 (金)

ぼっこれたまぐらソフトバンク

ぼっこれたまぐら…秋田県外の方は「超神ネイガー」でそれを知った方が多いと思いますが、秋田弁で「役立たず」とか「ミーハー」といった意味合いがあります。まさに、今のソフトバンクはぼっこれたまぐらな状態です。

この頃迷走傾向にあるソフトバンク。事実上、夏モデルはAQUOS Xx SoftBank 304SH しか用意できなかったため、304SH以外にシャープや富士通、京セラが2013年に発表した機種の残存在庫だけでAndroidユーザーの需要に応えなければならないです。「つながりやすさNo.1」を謳っているはずなのにユーザーから主にtwitter上で「スピードが出ない」という不満が挙がるうえ、設備投資が想定より滞っています。また、ドコモがVoLTE(ヴォルテ、Voice Over LTE)を、auがCA(Carrier Aggregation)を導入するなど新たな通信技術が話題になっている中、ソフトバンクは技術導入でも大きく後れを取ってしまっています。そんな中…

2014年6月5日にソフトバンクグループで発表会があると聞いて心躍らせた人々や契約者もいたことでしょう。しかし、それは大きく賛否が分かれる結果になってしまいました。筆者は、ソフトバンクが焦ってドコモのカケホに対抗するプランを発表するだろうと思っていましたが…発表されたのは感情を認識できる人型ロボット、Pepper(ペッパー)でした。早速、2014年6月6日営業分から銀座と表参道のソフトバンクショップで「働く」ことになっています。

Softbank_pepper2

ちなみに、Pepperはこのような姿をしています。Pepperの右隣にいるのがソフトバンク株式会社代表取締役社長、孫正義氏です。ちょうど胸のところにタブレットのようなディスプレイがあるのが特徴です。バッテリーは脚部に搭載されており、1回の充電だけで12時間以上稼働できます。

Softbank_pepper

発表時、孫社長とこのように握手していました。なお、移動はバッテリー稼働時間を重視するために歩行式ではなく、脚部に搭載されたクローラで行うようになっています。

こうした直立型ロボットといえば本田技研工業株式会社(Honda)が開発しているASIMO(アシモ)や、ソニー株式会社がかつて開発していたQRIO(キュリオ、旧SDR-3X)が有名です。2足歩行型にこだわらなければ、似たような趣旨のロボットといえば日本電気株式会社が開発しているPaPeRo(パペロ)も有名です。筆者はソフトバンクがロボットを開発、と聞いて真っ先に思い出したのが先行者でしたw (こちらも見るべし)しかし、これはとんでもない失礼だったことが後々になって判明するんですね~。

ソフトバンク株式会社はフランスで人型直立ロボット開発を行うベンチャー企業、アルデバラン・ロボティックス社を買収していました。2012年にソフトバンク傘下になったアルデバラン社が2年かけて開発していたのがこのPepperです。なお、アルデバラン社が開発したロボットは他にも

・身長約140cmの介助用ロボット、Romeo(ロメオ)
・家族間コミュニケーションのために作られた身長58cmのロボット、NAO(ナオ)

があります。

しばらくの間はソフトバンクグループのアンバサダー的存在として扱われることになりますが、個人で購入できるようになるには2015年2月を待たねばなりません。定価は税別198,000円ですが、これを高いとみるか、お買い得とみるか。何とも微妙なところではあります。

一方、ソフトバンクが水面下で進めていたT-Mobile USの買収に何とか目途がついたと報じられています。紆余曲折を経て、スプリント社がT-Mobile USの株式をTOBによって取得することで子会社化します。実は親会社のドイツテレコムはかさむ設備投資からかつて注力していた北米事業からの撤退し、本来の陣地であるヨーロッパ市場固めを模索していたところでした。そこにソフトバンクが拡大を目指すため買収を仕掛けんとて両社の利害関係が一致したわけです。

ただし、それを実現するには強烈なロビイスト活動によって当局やFCC、アメリカのツートップであるAT&Tやベライゾンを説得しなければなりません。失敗すれば最悪、北米市場から追放されること必至です。果たして、日本の契約者を置いてけぼりにしてソフトバンクはどこへ向かうつもりなんでしょうか…。新料金プランも白紙撤回になっていますし、Y!mobile発足も結局白紙になって合併のみになってしまいましたから…。

後ほど、ソフトバンクがPepperを導入して何を行おうとしているのか、筆者が思った真意を追記してみようと思います。

2014年4月11日 (金)

Xi 2.0

まず、日本時間の2014年4月9日にWindows XPのサポートが終了したことをお伝えしなければなりません。後ほどコラムとして述べたいと思います。とはいえ、XP後期(2005年以降)のパソコンは辛うじてWindows 7/8がそのまま運用できるスペックになっています。また、UbuntuなどでLinuxマシンとして引き続き延命させることもお勧めしたいと思います。

さて本題。株式会社NTTドコモが新しい料金プランを発表しました。これに伴い、既存のXi料金プランは全て、2014年8月31日をもって申し込みを終了することになりました(※)。一方、FOMAの料金プランのみ存続されることになりました。これは夏に商用サービスを始めることになるVoLTE(Voice over LTE)を見据えたものとなっております。ドコモはLTEで全プランの料金体系変更という大鉈を振るうことになりました。2014年5月15日より申し込み予約が開始され、2014年6月1日より本格的に運用開始となります。

(※)それ以降も変更の申し出がない場合は既存プランのまま運用できます。また、以下の料金は全て消費税別です。

■基本料金
タイプXi(にねん)に代わり、音声契約はカケホーダイプラン(以下、カケホ)として提供されることになりました。今までXiにて提供していたドコモ携帯同士の定額通話プランがついに基本料金プランとして出世したことになります。データ契約はデータプラン(以下、データ)として、スマートフォン・タブレット向けとドングル・ルーター向けの2本立てになります。通信モジュール向け契約はデバイスプラスとして提供されることになりました。

それぞれの料金は以下の通り(税別)。デバイスプラスを除き、2年縛りがない場合は1,500円増しになります。なお、デバイスプラスは単体で契約することができません。カケホやデータに付随して契約する形を採ります。

カケホ・スマホタブ: 2,700円
カケホ・ケータイ: 2,200円
データ・スマホタブ: 1,700円
データ・ルーター: 1,200円
デバイスプラス: 300円、500円、1,000円

※デバイスプラスの1,000円プランは500円プランの縛りなし版

大きなポイントとして、カケホで国内同士の通話が完全に定額になったことが挙げられるでしょう。後ほどソフトバンクの新料金プランと比較することにしますが、定額対象の通話時間制限も通話回数制限もなく、本当に定額です。但し、海外への発信やナビダイヤル、テレドーム、テレゴングなどはその対象外になります。一方で、電話をほとんどしない人にとっては損をするプランともいえます。

■定額データプラン
ISP契約(iモード、spモード、mopera U)がある場合、Xiでは0.6円/KB(1,024Bytes)、FOMAでは0.08円/パケット(128Byte)の従量制になります。一方、長年パケ・ホーダイ(パケホ)として提供されたパケット定額プランは個人向けのデータSパック/Mパックとなり、パケホとしての提供は2004年のFOMA携帯への提供以来、事実上10年で幕を閉じることになりました。これにより、スマートフォンやタブレットと、データ端末向けに分かれていた定額データプランを統一することができたのは注目に値するでしょう。もっとも、Xiではデータ契約でもスマートフォンやタブレットが使用可能になっていたので、必然の回帰と言えるかもしれません。

一方で、ファミリー割引(ファミ割)を組んでいるとシェアパックが利用可能になります。パケット通信量の分配に関係なく10回線までで一定通信量まで定額で利用可能、というものです。一応、同一名義でファミ割を組んでいるという複数台持ちでも適用可能になっています。適用条件は要相談ですが、親回線は所持している回線で最も利用期間が長いものとなります。

なお、通信量制限に達すると、デフォルトでは128kbpsへ帯域制限されるリミットモードになりますが、1GBあたり1,000円単位で累積していく従量制プランに移行するスピードモードにすることも可能です。また、1,000円上乗せして1GBずつ通信量を増やしていく1GB追加オプションも選択可能です。従来と比べると、通信量超過後の従量課金が少しゆるくなっています。現行プランでは2GBあたり2,500円で、新プランに移行したほうが1GBあたり250円お得になります。

これを踏まえて、定額データプランをまとめてみましょう。通信量シェアには別途、月額500円のシェアオプションが必須です。

・基本定額プラン
※同一名義回線間で通信量シェアが可能。
データSパック: 3,500円/2GB
データMパック: 5,000円/5GB


・シェアパック
※これを包括して契約した際はシェアグループと呼び、自動的にシェアオプションとデータSパックが契約されます。但し、データSパックはシェアグループから離脱した際の高額請求を防ぐための保険として適用されているため、そこを離れない限り課金されることはありません。
シェアパック10: 9,500円/10GB
シェアパック15: 12,500円/15GB
シェアパック20: 16,000円/20GB
シェアパック30: 22,500円/30GB


・らくらくスマートフォン専用プラン
らくらくパック: 2,000円/200MB

1人で使うことが前提のデータSパック/Mパックだと、パケット代が割高になってしまいます。しかし、スマートフォン2台持ち、またはスマートフォンとタブレットを併せ持っているユーザーがシェアパック10に移行すると、事実上Xiパケホフラット(7GB上限)+Xiパケホライト(3GB上限)の組み合わせと比して400円割安にすることができます。実は、データ定額プランにはプレミアクラブのステージに応じて一定額が割り引かれるずっとドコモ割が適用可能になっています。つまり、長く使えば使うほどデータ料金が割安になっていきます。

■まとめ
このドコモの料金体系の刷新は前述の通りVoLTEへの備えだけでなく、spモードによってiモードから15年後に迎えたモバイル通信の新たなるパラダイムシフトに対応するためのもの、と筆者はとらえています。一方で、ずっとドコモ割にみられるような長期ユーザー優遇と、シェアパックにみられる一括請求を応用した料金の仕組みを根本から変化させたことには賛否が分かれそうです。

ずっとドコモ割は一言でいえば長くドコモを使うべきだ、というドコモの公式見解です。確かにこのごろのドコモは料金体系の複雑さで長期ユーザーから、端末の品質問題や低いUX(ユーザーエクスペリエンス)により若年層から嫌気されて番ポ(MNP)転出超過状態や純減傾向が長らく続いていました。以前からドコモはプレミアクラブなどで長期契約者を優遇するなど、何とかして契約を永らえさせたいとしている様子がうかがえます。

シェアパックやシェアオプションも、寝かせ回線を何とかして活用させたいというドコモの思惑があります。これも賛否両論ですが、筆者としてはこれでようやくサブ回線の使い道が見えそうなのでむしろ歓迎したいと思います。現在、サブ回線はXiパケホダブルにして事実上寝かせてありますが、いずれ適用可能であればシェアパック10などで本格的に運用してみたい、と思っています。

これを踏まえますと、ドコモは短期解約をさせないための策を時間をかけて練っていたことがうかがい知れます。その反面、こうしたプランの策定は番ポによる集客に事実上とどめをさすものになることでしょう。確かにこの頃は旧機種の不良在庫やだぶついてきたiPhone 5cの処分のため、キャッシュバックなど特典てんこ盛りでこれらを投げ売りしていました。しかし、これは業界を疲弊させたと同時に総務省を辟易させたのも事実で、如何にしてフェアプレイで市場に挑むのか、それに対するドコモらしい回答ではないかと思います。

先に申した通り、ソフトバンクの新料金プランとの違いを後ほど追記したいと思います。

■参考(NTTドコモより)

新たな料金プランおよび割引サービスを提供開始
※ここでは紹介しなかった、法人向け新料金プランに関する説明もあります。

新料金プラン 「カケホーダイ&パケあえる」
※簡単な料金シミュレーションもこちらでできます。

現行のXi料金プラン / FOMA料金プラン
※一定のフィーチャーフォン需要があるという理由から、前述の通りFOMA料金プランは存続が決まりました。一方で、2014年8月31日を以て現行のXi料金プランは申し込みが終了となります。

2014年2月 8日 (土)

VAIOHAZARD

ソニー株式会社は2014年2月6日の中間決算発表で、日本産業パートナーズ株式会社(JIP)にVAIOブランドで知られるパーソナルコンピューター事業を分社化して譲渡すると発表しました。長年不振が続いているとささやかれていたソニーのパソコン事業でしたが、JIPが設立した新会社に事業承継する形で撤退することになりました。今後、ソニーのモバイル機器事業は特に日本でXperiaブランドの浸透が著しい、子会社のソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社が行っているスマートフォンやタブレット事業への集中する方針が決まっています。

2014年春モデルの発売を以てパソコンの開発を終了し、これらの生産終了を以てパソコン事業を終息させることになります。それまで発売された機種は当面はソニーが引き続きサポートを行うことになります。なお、新会社は日本産業パートナーズ株式会社が95%、ソニー株式会社が5%出資することになっています。また、主な拠点は長野県安曇野市にあるソニーイーエムシーエス株式会社長野テクノロジーサイトに置かれることになりました。

同時に、ソニーがコア事業と位置付けているテレビ事業(BRAVIA)がソニー株式会社100%出資の完全子会社として分社化されることも発表されました。4Kテレビ市場の成長を見込んだもので、同時に新興国対策を織り込んだ不退転の決断と言えます。

(ソニー株式会社より)
・PC事業の譲渡に関する意向確認書の締結について
・PC事業及びテレビ事業の変革について

ソニーは1997年からVAIOを展開していきましたが、業界にもたらした代表的な功績を挙げると以下のようなものになるでしょう。

PCG-505にて薄型モバイルノートを市場として確立させ、LaVie NX LBシリーズ、DynaBook SSシリーズ、Mebius PJシリーズなどのフォロワーを生んだ
・同じく、今まで黒や灰色が中心だったノートパソコンにおいてカラーバリエーションを豊富にするきっかけとなった
・バイオレットを基調としたカラーリングの機種を中心に揃えたことで、今まで白やアイボリーばかりだったデスクトップパソコンが(主にコンシューマー市場において)カラフルになるきっかけとなった
・早くからMPEGキャプチャーやIEEE1394端子、テレビチューナーを内蔵した機種をラインナップしており、今ではすっかり当たり前になってしまった動画のノンリニア編集環境パソコンテレビをいち早く実現していた
・MXシリーズにおいて音楽に特化した機種を発売し、権利関係という難題はあったものの音楽とパソコンの融合をいち早く実現していた
PCG-C1シリーズやVAIO Uシリーズなどの超小型パソコンを発表し、後のネットブックのコンセプトに大きな影響をもたらした

ここ最近のVAIOはかつてからの主要なユーザー層だったモバイラーを意識しすぎていたのか、全機種をUltrabookのアーキテクチャで開発していました。実はこれがVAIO低迷に拍車をかけたのではないかと筆者は分析しています。実際、2013年のVAIOでは、2012年以前と比べて大幅にラインナップをリストラしています。その後のラインナップはWindows 8のローンチとほぼ同じタイミングに開発された機種ばかりなのがわかります。Windows 8は今までのバージョンとは趣を変えて、Windows Phone 7以降で採用されたModern UI(Metro UI)によりタッチパネル対応を強化したOSとしてリリースされました。これがどういうわけか、ソニーにはパソコン事業再起のための好機としてとらえられていたようでした。

そのために、Windows 8のローンチからしばらくしてVAIO Zシリーズを、2012年度の終了とともに通常電圧版Core-i3/i5/i7を搭載するVAIO E/Sシリーズを販売終了し、Ultrabookとして発売していたVAIO Tシリーズを発展解消する形で2013年夏モデル以降は展開されることになりました。それ以前から展開していたVAIO TapシリーズVAIO Duoシリーズに加え、VAIO T15/T14シリーズがベースのVAIO Fitシリーズ、VAIO T13/T11シリーズがベースのVAIO Proシリーズの4シリーズに再編されることになりました。ボードPCのVAIO LシリーズもVAIO Tapシリーズに吸収される形で事実上消滅してしまいました。

しかし、スペックや可搬できることにこだわらない一般消費者にとって、この唐突ととれるVAIOの路線変更は到底受け入れがたいことでした。また、ハイエンド機を好むユーザーからはCore-i7 4700MQなどの標準電圧版のCPUを搭載したノートパソコンが出なくなったことからますます敬遠されてしまうことになりました。何を隠そう、筆者もクアッドコアCPUを搭載したパワーモバイル機、VAIO Sシリーズの後継機を切望していた1人でした。

こうして2013年秋冬モデルへとつながっていきましたが、部品調達の遅れにより主力に据えるはずだったVAIO Fit 14A/15Aの発売が延期される憂き目に遭い、商機を逸してしまいました。Windows 8初搭載モデルでもEMS業者へ受託していた生産が予定通りに進まずVAIO Tap 20やVAIO Eシリーズの一部機種で発売延期を起こした前科がありました。おそらく、低電圧版CPUや高精細液晶パネルの調達に支障をきたしていたのでしょう。

間もなくソニーとしては最後になるVAIOが発売されますが、筆者はどうも最近のラインナップが好きになれません。特に、デスクトップPCなのにUltrabook並みのスペックしかないVAIO Tap 20やタブレットPCのように使えるようにするために拡張性を犠牲にしてしまったVAIO Fit 15Aは首を傾げたくなるコンセプトです。筆者は未だに狭小ベゼルによりパワーモバイルPCとしては大画面の14.1型液晶を搭載したFMV-BIBLO MG75Xを愛用していますが、少なくともVAIOからはラインナップ見直しによる弊害でそれを代替するような機種が消え失せてしまいました。

ソニーのパソコン事業売却により、日本のパソコン業界は20年前の状態に逆戻りすることになってしまいました。具体的に言えば国民機はNECと富士通の2強で占められ、それを東芝やApple、外資系メーカーなどが後追いする構図になります。東芝は日本以上に海外で強いメーカーなので、国内事業はお小遣い稼ぎ感覚って印象ですかねえ…。なんとか、日本勢は半世紀にもわたるクライアントを抱えるNECや富士通をはじめ、日本初のPC/AT互換機のベストセラー、J-3100SS以来四半世紀にわたりノートパソコン市場で存在感を示している東芝、そして耐衝撃性能を武器にLet'snoteで根強い法人需要を抱えるパナソニックになんとか生き残ってもらいたいです。

最近、メイン機の買い替えが急務になっている筆者ですが、興味深い機種はFMV-LIFEBOOK AH77/Mですかねえ…。この頃クアッドコアのモバイルノートが少なくなったので、その代わりにと思っています。薄いし、フルハイビジョン液晶搭載だし、拡張性も高いですし、バッテリーもそこそこ持つのですが、どうもつや消しのパームレストが好きになれず…。元々AHシリーズは中型ノートですが、AH77/JAH77/Kではハイスペックを保ったまま薄型化を実現しています。AH77/KはUSBポートが5つもあったり、パームレストが経年劣化しにくい光沢仕上げだったりしたので、売り切れになってしまった際はすごく残念でした。まあ、AH77/KはHD液晶だったのが少し惜しかったですがねえ…。

2013年12月 3日 (火)

ゼリー豆祭りの裏で…

AndroidスマートフォンのJelly Beans(Android 4.1/4.2)へのバージョンアップの動きが11月に入り活発化していきました。一部を除くドコモスマートフォンには大方バージョンアップが配信され、これでドコモの機種に限っては明言のあった機種は残すところSH-01EとN-02E、N-07Dになりました。技術的に不可能ではないはずのP-07DやN-08D、HW-01Eはいったいどうなるのやら…。

2013年12月3日、Xperia UL(SOL22)へもAndroid 4.2へのバージョンアップが配信されてきました。これで、auの2013年夏モデルはすべてAndroid 4.2になりました。筆者がこのことに気付いたのはいったん帰宅した後、何気なくSOL22のソフト更新を確認した時のことです。KDDIから正式に発表があったのは2013年12月3日の18時だったのですが、ツイート時刻に注目。

一応、Wi-FiやLTE経由のバージョンアップをお勧めしたいと思います。その際は充電しながらやってみましょう。一時的に本体が熱くなったり動作が重くなったりしますが、これはカーネル最適化のためですので異常ではありません。なお、バージョンアップパッケージのダウンロードに必要なデータ量は約234.7MBです。SO-04Eのそれより若干容量が大きいです。

主なバージョンアップ内容は以下の通り。Android 4.2以降のお約束として、ビルド番号の連打によって隠し要素の開発者向けオプションを開くことができます。

・ロック画面にウィジェットを配置可能に(ウォークマンもこれを応用してロック画面に表示)
・スモールアプリやノートの機能強化
・カメラに静止画プレビュー機能を追加
・通知トレイからFMラジオを切ることができるようになった
・PS3のコントローラーに対応

SOL22はAndroid 4.1のXperiaとしては最も進んだUIを採用しており、透けるステータスバー、ランチャー表示時の半透明のタッチキーなどはそのままAndroid 4.2のXperiaへ継承されていった要素でした。そのため、見た目上の変化はXperia Z(SO-02E)やXperia A(SO-04E)に比べると少ないです。また、機能面でもBluetoothテザリングなど、バージョンアップ前からすでに実装していた機能があったために大きな変化は見られないと思います。

ビルド番号が10.2.F.3.43または10.2.F.3.81から10.3.1.D.0.220になったらバージョンアップ成功です(2013年12月3日現在)。筆者は評判を聞きながらしばらく保留ということで…。

詳しくは以下のリンクを参照してください。

・KDDI株式会社より
Xperia™ UL SOL22 OSアップデート情報
・ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社より
Xperia™ UL SOL22 [Android 4.2.2 OSバージョンアップ]

この後も他社端末でバージョンアップが出来るようになるはずですが、ISW16SH、SoftBank 106SH、ISW13F、FJL21、SoftBank 201F、CAL21、LGL21あたりはそれぞれに対応するドコモの機種がせっかくバージョンアップできるように(または対応予定に)なっているのだから、Jelly Beansの恩恵を受けられるよう性急にバージョンアップしてもらいたいと思っていますね…。SoftBank 101P/102P/101DLみたいにバージョンアップすらさせてもらえずに計画的に陳腐化させられた事例もありましたので、それだけは避けてもらいたいです。

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2013年12月 2日 (月)

流行語、ということですが…

2013年の流行語大賞が決定しました。1984年に始まったこの賞ですが、歴代最多の4語が大賞受賞という結果になりました。大賞に輝いたのは…

■いつやるか? 今でしょ!
予備校の東進ハイスクールで講師を務めている林修氏自身が出演するテレビコマーシャルの名台詞。さまざまな番組やCMがオマージュしていったことで有名。

■お・も・て・な・し (O, Mo, Té, Na, Shi)
2013年9月7日(日本時間8日)のIOC(フランス語の略称はCIO)総会にて、2020年のオリンピック開催地を決定する重要な最終プレゼンテーションにて、滝川クリステルが登壇し、CIOの公用語の1つであるフランス語でスピーチした際に日本人に根付く精神をこの一言で表した。いわゆるホスピタリティ(Hospitality / Hospitalité)精神のこと。
これが後押しして、2020年の夏季オリンピック開催地が東京に決定し、東京都政の約10年越しの念願、東京オリンピック招致がかなうことになった。開催決定後も、メディアで「おもてなし精神」がしきりにクローズアップされてきた。

■じぇじぇじぇ
クドカンこと宮藤官九郎が脚本を担当したことで話題になった2013年度前半のNHK連続ドラマ小説「あまちゃん」。朝ドラ久々のスマッシュヒットになり、ロケ地の岩手県久慈市には観光客が押し寄せた。東日本大震災の傷が今なお残りながらも復興しつつある岩手県の三陸地方を舞台にしている。
もともとは、ごくごく一部の地方で用いられている感嘆の言葉。ちなみに岩手県内陸では「じゃじゃじゃ」という。IBCテレビのローカル番組に「じゃじゃじゃTV」があるほど。

■やられたらやり返す。倍返しだ!
TBSテレビの日曜劇場「半沢直樹」で主人公が窮地に追い込まれた際に発する名台詞。このドラマは三井本館がロケ地に使われたり、主人公役の堺雅人や強烈な印象を残したオネエ口調の悪役を演じた片岡愛之助の熱演も相まって、2010年代のテレビドラマとしては大成功を収めることができた。最終回の後味の悪さは賛否両論に。

時代だなあ…と思ったのが、「いつやるか? 今でしょ!」と「倍返しだ!」の2語が2013年のネット流行語大賞と重複していること。ちなみにネット流行語大賞銀賞は「激おこプンプン丸」でした。誰得ですが、iOS 7の日本語入力に「激おこ」の最上級表現「激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム」が候補として入っているくらいですからねえ…w

さて、ここからは筆者的流行語大賞2013です。おまけとして、先日のアレについて発表したいと思います。

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