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2016年12月 1日 (木)

神ってない流行語大賞2016

いよいよ師走。毎年恒例の新語・流行語大賞が発表されました。今年の大賞は長らくセントラル・リーグ優勝から遠のいていた広島東洋カープの緒方孝市監督、鈴木誠也内野手の「神ってる」でした。しかし、この賞は年を経るごとに徐々に世間への浸透度の低い用語ばかりがノミネートされるようになっていったんですよね…。

今年のベスト10及び特別賞はご覧の通りです。筆者は特に、特別賞のほうが大賞にふさわしかったのではと思います。

■ベスト10

聖地巡礼(ディップ株式会社): 聖地巡礼マップ運営元が受賞。
トランプ旋風(受賞者なし)
ゲス不倫(週刊文春編集部): 鬼女(※)の恐るべき情報収集能力もこの件で判明した。
マイナス金利(日本銀行): 既にEU、ヨーロッパ諸国の中央銀行でも導入されていた。
盛り土(受賞者辞退):
保育園落ちた 日本死ね(山尾志桜里): これをblogに書いた本人が受賞すべきだった…。
Pokémon Go(株式会社ポケモン/株式会社ナイアンティック): IP保持業者とアプリ開発業者の双方が受賞。
(僕の)アモーレ(長友佑都): 平愛梨との交際を認めた際の会見での台詞。
PPAP(ピコ太郎): 芸能界では彼の正体が判る方も多いとか。

■特別賞

復興城主(熊本市): 一口城主の震災復興版。

(※)既婚女性のこと。家事の序で2ちゃんねらーをやっている主婦も多く、ネットやリアル社会で炎上が起こるたびにその当事者の個人情報を仕入れ、晒し出すという荒業をやってのけている。まるでFBIやCIA、KGB、シュタージのようだ…。

この中で、世間に浸透したといえるのはPPAPPokémon Goぐらいだと思います。例として聖地巡礼はずっと前から様々なジャンルのファンの間で行われていたことであり、決して映画「君の名は。」の大ヒットで巻き起こった現象とはいえないからです。

PPAP古坂大魔王プロデュースのピコ太郎によるネタで、最後に「ペンパイナッポーアッポーペン[Pen Pineapple Apple Pen]」で〆る1分強の動画でした。これがYouTubeへアップロードされるや否や、世界中で大反響を呼び再生数が爆発的に伸びていきました。PSYの「江南スタイル」と同じく、非英語圏から配信された動画発祥のブームとなりました。世界の名だたる大物ミュージシャンもハマってしまったこともブームの一因になっています。11月29日にスティング本人の希望で日テレの音楽番組で共演を果たしたことからもそれがうかがい知れます。現在はロングバージョンもYouTubeなどへアップロードされているので、興味のある方はぜひご覧ください。

Pokémon Goは筆者もTL上でそのブームを見つめてきました。これを応用した町おこし、レアポケモン目当てでとある地点にプレイヤーが集中する、これが原因の事故や事件が発生するなど、良くも悪くも社会現象になりました。SIMフリー端末業界でも「Pokémon Go対応」を謳う機種を発売するなど、その影響は計り知れないものがありました。但し、システムの都合上、やはりすれちがい通信などで社会現象になった「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」と同じ問題点を抱えています。つまり、都市圏優遇、地方冷遇ですね…。というのも、全国のマクドナルド各店がチャージステーションとして機能しているからです。

そして…忘れられないのが2016年熊本地震。筆者は1983年に起こった日本海中部地震について伝え聞いたり、2011年に起こった東日本大震災に被災した事を記憶にとどめているため、非常に心が痛みました。双方とも被災した方々が映像や写真としてその爪痕が鮮明に残されており、前者は当時普及し始めたばかりの家庭用ビデオカメラ、後者は当時普及したばかりのスマートフォンによって一部始終が記録されていました。

東日本大震災は復興に尽力した人がいた一方で、福島第一原子力発電所の臨界事故が起こった影響で難癖付けながら復興を妨害する人も多かったため、国民の結束がバラバラに乱れたばかりでなく復興が遅れてしまったのが惜しまれる人災でもありました。筆者は熊本地震が起こった際、このような轍を歩むのではないかと心配していたこともありましたがそれは杞憂に終わりました。今も少しずつ復興が進んでいると度々報道されるごとに安心していったのです。

但し、熊本地震は熊本市のランドマーク、熊本城の半壊を招いてしまいました。被災前は荘厳たる威容を保っていましたが、半壊により瓦屋根が散らばり、石垣も崩れてしまい、かつての姿も無残なまでになってしまいました。再建まで相当の歳月と費用を要するということが判明しました。

しかし、熊本城は独自の保存事業で知られていました。これは、1口1万円で城主になれる、一口城主です。震災により崩壊した城郭を修復すべく、いったん一口城主の申し込みを中止しましたが、2016年11月1日より復興城主と形を変えて申し込みを再開しました。その結果、半月を待たずして関係者が「想像以上」と感謝の意を表明するほどの2億円弱もの寄付が集まりました。復興城主になった者の中は熊本に地縁がある者、観光客、城郭ファン、そして海外からの観光客など十人十色でした。

さて、ここからは筆者の今年の流行語について言及しようと思います。

[筆者の流行語とは]

さて、筆者が今年、最も印象に残った言葉はこれです。世界都市東京のトップとして初となる女性都知事、小池百合子が当選するきっかけになったこの作戦でしょう。世界都市ではパリのアンヌ・イダルゴ[Anne Hidalgo]市長やローマのヴィルジニア・ラッジ[Virginia Raggi]市長などもやはり、初の女性首長として話題になっていました。

グリーン作戦/都民ファースト

[解説]
1995年に当選した青島幸男(1995-99年)以来、作家・タレント知事が続いた東京都。石原慎太郎の参議院議員普通選挙出馬に伴いその時代を担った猪瀬直樹、舛添要一ともに自身の政治とカネ問題によるスキャンダルで失脚せざるを得ず、短期政権の連続でした。そうです、純粋な政治家出身の公選都知事は2016年上半期当時、安井誠一郎(1947-59年)、東龍太郎(1959-67年)、美濃部亮吉(1967-79年)、そして鈴木俊一(1979-95年)を最後に途絶えていたのです。

舛添の失脚後、都知事選挙は波乱含みのスタートとなりました。代議士として任期半ばながらも小池百合子が自由民主党へ東京都知事選挙への出馬を打診しますが、石原伸晃から推薦を得られませんでした。石原は参議院議員普通選挙後に結論を出したいと答えたものの、遂に小池は待ち切れず決断します。このまま党の推薦を得られなければ無所属(を装うこと)で出馬しよう、と。

そして、小池は背水の陣ながら、2016年7月6日に立候補を表明しました。一方の自民党側は元岩手県知事の増田寛也を公認候補として擁立しました。対する野党は民進・共産・社民などと共同でフリージャーナリストの鳥越俊太郎を候補者としました。そのほかにもいくらかの候補者や泡沫候補者もおりましたが、今回の都知事選挙は保守分裂という泥沼の様相を呈しながら選挙戦を迎えることになってしまいました。

筆者は事実上、小池と増田の一騎討ちになるだろうと見ていました。小池百合子と言えばテレビ東京の看板番組ワールドビジネスサテライト(WBS)初代キャスターなど、テレビキャスターの経験もある一方で政界進出後も内閣への入閣経験のあることから、世間を見抜く目を持つ政治家として一定の評価を下していました。実は、筆者は豊富な地方自治経験を持つ増田寛也が当選するものだと思っていましたが、予想外の結果でした…。

小池・増田の両社の選挙活動は対照的なものでした。増田は自民党の後援が得られたことで選挙事務所や選挙活動の便宜が図れたものの、知名度の低さがネックになっていました。一方、小池は自民党に所属しながら無所属で立候補するジレンマに苛まれ、選挙事務所のテナントや選挙スタッフの確保に窮しました。それに対し、自民党は小池を支援した場合、造反とみなして除名処分するなど徹底抗戦しました。しかし…

なんと、自ずと小池の支援を名乗り出た支持者が相次ぎました。ドブ板選挙のはずなのに、小池は見事に選挙スタッフを集めることに成功したのです。四面楚歌で圧倒的不利と見られていた小池を支えていたのは、まさに東京都民でした。

そして、小池は選挙で勝ち抜くための秘策を思いつきます。自民党公認の増田が党のカラーの1つ、緑をイメージカラーにしていたため、小池も同じく緑で対抗します。しかし、小池が選挙活動として展開したことは増田のそれとは一線を画すものでした。自身も緑系のスーツで演説し、支持者にも「緑のものを身につけて応援しよう」と呼びかけたのです。これは、支持者と候補者の一体感を強く感じさせるものでした。最終日の選挙活動の際に「百合子グリーン」演説がされたほど、この運動は成功裏に終わっていました。

こうして2016年7月31日、東京都知事選挙の投開票が行われ、小池は約290万票と、次点の増田(約180万票)に圧倒的大差をつけて当選。東京都初の民選女性都知事となりました。一部メディアではこのようなグリーン作戦が勝因だと分析していました。

かくて、鈴木俊一の下野以来21年ぶりとなる
政治家出身の東京都知事が誕生しました。


小池都知事初の大仕事はリオデジャネイロ市長からオリンピック旗とパラリンピック旗を受け継ぐことでした。それぞれ、着物姿で登場し、オリンピック閉会式のエキシビジョンに際しては安倍晋三内閣総理大臣がスーパーマリオに扮してゲスト出演するサプライズを見せてくれました。

この選挙を支援した若狭勝議員も小池の地盤と都知事選の基盤、そしてグリーン作戦を受け継ぎ、比例代表から鞍替えし小選挙区選出議員として東京都第10区にて補欠選挙に出馬、一時は自民党除名の危機に遭いながらも見事に当選し、地盤を守り抜きました。

筆者は小池都知事が誕生した際、「今までと違う都政になるだろう」と予想していましたが、それは見事に的中しました。石原都政末期~舛添都政を一部否定するかのように、都政の議論の的となっていた東京オリンピックにかかる整備費用圧縮から始まり、豊洲の新中央市場にかかる盛り土問題、そして最大の世界都市、東京の観光政策の見直しなど、続々と機動力に富んだ都政の洗い出しを始めています。

筆者は小池都知事がそのまま、都民の支持や期待にこたえた都政運営を身から錆を出すことなく続けてほしいと願っています。そう、知事が事あるごとに都民ファーストと発言しているように、東京都民のためになる政策を編み出してもらいたいですね。

…さて閑話休題。ここで筆者から報告したいことがあります。

今年も筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤーを
選出したいと思います!


昨年と比べるとだいぶキャリア端末は少なくなっていますが、一方でSIMフリー市場のものすごいこと。もちろん、スマートフォンはピンキリの世界なので、クソケータイ・オブ・ザ・イヤーも選出したいと思っています。年末にも発表したいと思いますので、乞うご期待!

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コメント

>>パナ好きっこさん
12月とは! XZのAndroidバージョンアップが間近に迫ってる証拠ですね。

ちなみに、Z5/XPには11月現在のセキュリティパッチが配信されています。きょうはau版に配信が始まりましたが、Z4やソフトバンク版Z5/XPへ遅々として配信が始まらないのも気になりますなあ…。

12月8日に ドコモ版XPERIA XZに ソフト更新来たんだけど セキュリティパッチ 12月1日だった( ̄0 ̄;

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