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2016年3月 2日 (水)

その時、歴史が動いた

この展開は予想だにできませんでした。

ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社株式会社NTTドコモへ納入しているXperia Z5 SO-01H/Xperia Z5 Compact SO-02H/Xperia Z5 Premium SO-03Hに対し、2016年3月2日からAndroid 6.0へのバージョンアップが提供されました。Sony Mobile Communications ABは2016年3月7日にXperia Z5ファミリーへAndroid 6.0へのバージョンアップを提供すると発表していたため、日本版のバージョンアップがもう少し後になると見ていましたが、実際は日本版への提供が先行する形となりました。すなわち、筆者をはじめとする日本のXperiaユーザーたちは世界最速でAndroid 6.0に触れることができるようになったわけです。

Xperia Z2(ZL2)/Z3のAndroid 4.4.2/4.4.4からAndroid 5.0.2へのバージョンアップの際は操作体系の変化と機能追加が多く文字通り「劇的な変化」でしたが、今回のバージョンアップはそのAndroid 5.xの正統進化といえるもので、後述する機能の変化以外はほとんど操作感が変化しないそうです。ランタイム環境をARTに置き換え、64bit処理に対応したAndroidとしては、6.0.xが第一の完成形といえます。そういった点で、Xperia Z4(Z3+) SO-03G/SOV31/402SOユーザーにとってはバージョンアップによりユーザーエクスペリエンスの大幅改善が期待できると思います。

なお、以下がバージョンアップでの変化点です。ソニーモバイルの関係者曰く、Android 6.0標準機能とXperia独自機能の競合に悪戦苦闘したそうです。

[Android OS共通]
・Google検索がホームキー長押しで起動可能になるNow on Tap
・Android 5.xの悩みの種だった電池持ちを改善するDozeモードの導入
・アプリごとに権限の制御が可能になる
指紋センサーの正式サポート
アプリデータごとバックアップ、復元可能になる
・ネイティヴで4K表示に対応
外部メモリーも内蔵ストレージと同格に扱えるようになる
・MIDIのサポート(USBアダプターを介してシンセサイザーをつなげることができる)

[Xperia独自]
・Xperiaホームのリニューアル。スワイプ時のエフェクトが変更可能に
・POBoxへ学習させないことも可能になる
・アプリ履歴をスクロールしている間、スモールアプリバーがいったん消える
・誤操作した際の救済措置としてスクリーンショットが削除可能になった
・カメラモードをスワイプで変更可能に
SmartBand2 SWR12に対応し、ヘルスケア機能が充実
・前述のDozeモードの導入に伴い、一旦STAMINAモードを廃止(2016年4月中に復活予定)
低バッテリーモードもAndroid 6.0の標準機能となったことに伴い廃止

バージョンアップは設定メニューの「端末情報」→「ソフトウェア更新」から実行できます。Android 4.4までのドコモのスマートフォンには「Androidバージョンアップ」がメニューとして存在していましたが、Android 5.0以降でこれがソフトウェア更新へ統合されたわけです。また、いつも通りPC Companionを用いたパソコンでのバージョンアップも近日提供される予定です。

3機種ともバージョンアップに成功すると、ビルド番号が32.1.F.0.43になります。一応、ビルド番号を32.0.B.0.478にしてからバージョンアップすることをお勧めします。バージョンアップファイルのサイズはおよそ1.3GBで、Wi-Fi接続においてのみ即座に更新可能、Xi(LTE)でダウンロードする場合は事前に予約された時刻にダウンロードした後、端末操作によって実行するようになっています。なお、Xi経由でのダウンロードの場合、バージョンアップファイルのダウンロードに費やした通信量はデータプランのカウント外となります。

今回のアップデートは改善しそうな点もあればXperiaらしさが失われる点もあるため、慎重に考えて実行するかどうかを決めることをお勧めします。筆者はまず、Xperia Z3 SO-01G/Xperia Z3 Compact SO-02Gに対してバージョンアップ提供が始まったら実施して、その結果次第でZ5もやってみようと思っています。Xperia Z5 Premium SO-03Hにおいては今まで普段は画素補完によるフルHD表示でお茶を濁していたところが全部ネイティヴ4K表示できるようになるため、バージョンアップによる恩恵は大きいだろうと思いますが。

今までAndroid OSバージョンアップはサムスン電子のGalaxyシリーズから始まることが多く、Xperiaシリーズ(特に夏モデル)は1度限りでしかも周回遅れまたはバージョンアップなしと散々愚弄されただけにこれは衝撃的でした。逆に、Galaxyシリーズの日本での存在感の低下が目に見えて感じられる結果になったかもしれません。

また、Nexus 5Xの発売もドコモにとってはプラスに働いたとみています。なぜなら、秋冬モデル発売の地点でドコモも既に最新のAndroidに触れることができるようになったため、キャリアアプリやメーカーアプリの検証がかなり捗ったと見えます。これまで、夏モデル発表後にバージョンアップ提供発表、そこから半年にわたりバージョンアップ提供、最後の機種への提供時にはコードネーム単位で周回遅れになっていたなんてこともざらだっただけに、不遇さが囁かれた日本におけるAndroidの待遇が海外並みに改善されてきたなあ、と思いました。

一方、au版Xperia Z5 SOV32に対してもAndroid 6.0へのバージョンアップを実施する予定だそうです。果たして、キャリア版Xperia Z3でOSバージョンアップが提供される可能性が最も低いといえるXperia Z3 SOL26にも提供されるのでしょうか。この機種はデータ通信がLTE、音声通話がCDMA2000方式なので、政策的にCDMA2000を全廃することが決まっているauの方針を考えるとバージョンアップを提供せず計画的に陳腐化させることもあり得ますから…。

こう考えると、ソフトバンク版Xperia Z5 501SO/Xperia Z3 401SOに対するAndroid 6.0へのバージョンアップ提供もほぼ確実といっていいかもしれませんが、まだ公式発表がないのがいかんとも…。一応、ソフトバンクもNexus 6Pを取り扱っているのですが、ドコモと勝手が違うのでしょうか? ソフトバンク版のほうは続報に期待です。

■参考記事

[株式会社NTTドコモより]
「Xperia Z5 SO-01H / Xperia Z5 Compact SO-02H / Xperia Z5 premium SO-03H」
Android 6.0へのOSバージョンアップのお知らせ


バージョンアップとは
※バージョンアップで変化する点をわかりやすく解説しています。

[ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社より]
Android 6.0対応 OSバージョンアップ
※こちらのほうが具体的に変化点を把握しやすいです。

[engadget日本版より]
『グーグルがXperiaに追いついた』
ソニー製スマホのAndroid 6.0アプデは控え目に

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コメント

>>パナ好きっこさん
HTL23のOSバージョンアップ、なぜ今更なのか訳わからんですねー。

これから記事にしますが、auのOSバージョンアップは色々と疑問が浮かんでくるんですよ。

突然 auが 周回遅れで HTL23の OS5の バージョンアップを 3月8日から 開始するみたいです(;^_^A

HTL23 何故 今頃に なって 突然 OSバージョンアップするのか わかりません(´Д`|||)

HTL23 バージョンアップしないから 先月
SHV33に 機種変更したのに(; ̄ー ̄A

寝かせ回線のiPhone SIMで HTL23の OSバージョンアップするしかないなぁ(;^_^A

非VOLET回線 解約しなくて 良かったなぁー(´д`|||)

au マシュマロアップデート SHV33と HTV31
あるのかなぁ(; ̄ー ̄A

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