« 海老で鯛を釣ってしまった | トップページ | [敗北宣言] 飯田橋の軍勢に折れた… »

2015年1月13日 (火)

0.1だけでもバージョンを進めてみよう

Img_0002


筆者の持つXperia GX SO-04Dは工場出荷時、Android 4.0が導入されていました。この機種は日本独自機能をニーズの多いおサイフケータイに絞ることで非常に安定した動作を実現していました。発売からバージョンアップ前まで2回しかソフト更新がなかったことからそのことがよくわかります。快適性でいえば、数あるMSM8960搭載機種の頂点といえるものです。

※同じMSM8960搭載機種でも、どん尻はこの機種ですよねw

この機種とほぼ基本設計が同じSO-05Dを対象に、2013年7月2日からAndroid 4.1へのバージョンアップが配信されています。なお、Android 4.1で変更となる点は…

・Google検索機能が進化(Google Now)
・通知トレイからダイレクトに受信または発信操作ができる
・XperiaホームがCosmic FlowからExperience Flowに変更
・ロック画面の解除方法が右スワイプから上下スワイプに変更
・ロック画面がXperia標準版とドコモ標準版のいずれかにできる
・アプリ履歴から現在起動中のアプリをワンタッチで終了できる
・Chromeのプリインストール化
・ドロワーでもフォルダーを作成可能に
・通知トレイ上のトグルが増える
・カメラ機能の変更に伴いオートシーン機能の強化


…などと、従来からガラリと変化が見られます。一言でいえば、あのXperia A SO-04Eと同じ感覚で使えるようになります。そこで、提供から1年半たったとはいえ、思い切ってバージョンアップを実施してしまいました。Xperiaの場合、パソコンで所定のアプリケーションからデータをダウンロードしてバージョンアップする方法と、Wi-Fiからダウンロードしてバージョンアップする方法がありますが、筆者は後者の方法で実施しました。

So04d_lockscreens2


ロック画面です。今までは左のXperia標準ロック画面しか選択できませんでしたが、これによって中央のXperia標準ロック画面と右側のドコモ標準のロック画面と切り替えることができるようになりました。慣れないうちはドコモのロック画面で、慣れてきたらXperiaのロック画面で使ってみましょう。実は根っからのXperiaファンからは、ドコモのロック画面はすこぶる不評と伺ってますけれどね…w

So04d_quadrant_diff2


バージョンアップ後、ベンチマークをとってみたところ劇的な変化が見られました。QuadrantではICSの状態(上)で5,000スコア前後だったのですが、JBにした結果(下)、RAMとI/Oのスコアが大きく伸びてなんと6,000スコア以上が出るようになりました。一方で、AnTuTuでは19,000~20,000スコアとあまり伸びなかったです。AnTuTuは総合的にUXの指標を測定できるベンチマークアプリなので、この機種は元々UXが優秀だったのでしょう。

So04d_notification_tray


ICS時代は5つしかなかった通知トレイのトグルも10個に増えました。うれしいのは「テザリング」がここから選択できるようになったことですね。しかしながら、Xperia Aなどのようにカスタマイズできるわけではなく、選択できる項目も少々微妙です。

Android 4.1以降ではアプリメニューの構成が変わっています。今までタブをタップして切り替えるようになっていたものが、左右へフリックして切り替えるようになりました。基本は「ダウンロード(⇔内蔵ストレージ/SDカード)⇔実行中⇔すべて」の順に切り替わります。

Screenshot_20150105195124


ユーザーに提示されるRAM容量も大幅にアップしています。ICSの状態では1GBのうち650MBほどしか使えませんでしたが、JBにバージョンアップした結果800MBほどに拡大しました。これは思った通りの成果でした。元々、ICSの状態でもRAMをそんなに消費しない上にメモリー解放が上手い端末なので、1GBでも十分ですね。

ああ、常にRAM容量がカツカツになってしまうISW16SHもバージョンアップできたならよかったのになあ…。これが原因で、ISW13Fを使うことになってしまったわけです。KDDIはLTE機への移行を促すため、つまり計画的陳腐化のために2012年夏モデルのAndroidバージョンアップを却下したといわれています。むごい…。

Screenshot_20150105195114


なお、ICS時代から引き続き、アプリはSDカードではなくJB世代のシャープ機と同じく内蔵ストレージへ退避させることが可能になっています。これはおそらく、Android機でSDカードがうまくマウントできない場合があることを受けての仕様と思われます。故に、内蔵ストレージを丸ごとアプリに使うこともできます。実際、Xperia Z SO-02Eからは内蔵ストレージをアプリ領域と共有するダイナミック管理方式に変わっています。

システム領域が2GBしかないので、大容量のスマホゲームをインストールする際はこうやって容量確保することをお勧めします。ただし、それを行う際は予め内蔵ストレージ内のデータをSDカードへ書き出しておくとよいです。

So04d_app_history


ICS時代(左)は単に履歴を表示する「だけ」だったアプリ履歴も、JBにしたことで一括終了機能が付きました(右)。これで同じチップセットを搭載するXperia V系統(AX/VL)とほとんど同じ仕様になったといえます。「全アプリ終了」でアプリ履歴を一括で消去し、メモリー解放も同時にやってくれます。また、Xperiaシリーズの定番機能になったミニアプリ機能もここから呼び出して使えるようになっています。実は筆者、電卓を使うためにしょっちゅう使っていたりします。

Screenshot_20150113011144


おまけ。バージョンアップで使えなくなるはずのFlash Playerがそのまま残っていますw ただし、そのまま使えるとは限らないと思います。端末を初期化してしまうと二度とPlayストアでダウンロードできなくなるので、こちらからAPKパッケージを入手することをお勧めします。または、そのまま運用をあきらめてアンインストールしてしまいましょう。

この機種、実はスマートフォンとしては今まで筆者が手にしてきた中で最もお気に入りの端末でもあります。オムニバランスデザインに移行する前のアークラインを取り入れた美しいデザインのため、とても持ちやすいのです。大きさ、薄さ、軽さも程よく、4.6型液晶に127gという軽さのため、片手操作も快適にこなすことができるわけです。

バージョンアップした結果、非常に満足いくパフォーマンスと操作性が得られました。これからも末長く使えること請け合いですね。この機種に限らず、ICSで動きが良くなくて途中で機変してしまった皆さんもぜひ、手元にその端末が残っていたらAndroidバージョンアップを試みてみてください。きっと再評価のきっかけができると思いますよ。

■まとめ

良くなった点

So04d_settings

[設定画面もXperia Zのようにゴージャスに。テーマ変更でメインカラーも変化]

・タッチパネルの反応など、全体的に動作がサクサクしてきた!
・画面ロック解除がやりやすくなった!
・スクリーンショットがやりやすくなった! (電源メニューからもできるように)
・Wi-Fi設定がやりやすくなった! (WPS対応機器なら標準機能でワンタッチ登録が可能)
・操作性が改善され、使い勝手が上がってきた!
・ICS時代の持病だったフリッカー現象(画面のちらつき)がなくなった!

微妙な点

Screenshot_20130813134839

[ランチャーの変更で、ICS時代のこのような遊び心ある機能がなくなりました…]

・SH-09Dとは異なり、バージョンアップ後もアプリが入るパーティションが2GBのまま
・カメラ機能でワイド写真の最高解像度が中途半端な3,920×2,204pixelになってしまった
・従来のXperiaの機能の一部を引きずってしまっている (一応無効化できるが…)
・せめて、Xperia Aにあるような簡易的な省電力モードが欲しかった…

さて、追記にてバージョンアップ方法を説明していきたいと思います。

■バージョンアップに必要なもの

バージョンアップを行うには、普段ログインできる状態にあるWi-Fi環境が必要です。一応、FREESPOTでもかまいません。バージョンアップが完了するとそれがキャリアへ通知されるので、SIMカードを入れた状態で行うことにしましょう。なお、ドコモの場合、この当時の機種ではLTE網でどう頑張ってもバージョンアップは不可能でした。まあ、バージョンアップパッケージの容量は320MBほどなのでWi-Fiテザリングでダウンロードするっていう手もありますが、一部キャリアでは不可逆方式のデータ圧縮を行う可能性もあるので、これは避けるべきです。

ちなみに、Xperia GX/SXでは後日、パソコンを使ってもバージョンアップできるようになっていました。こちらはPC Companionをお手持ちのパソコンにインストールするだけで準備ができます。こちらはインターネット回線のある環境で実行してください。

■バージョンアップの手順[Wi-Fi編]

いくら使いたくないものがあるといっても、事前にプリセットアプリはすべて最新バージョンに更新しておきましょう。古いバージョンのままにしておくと、挙動がおかしくなる原因になるためです。また、メールなどは念のため、事前にSDカードへバックアップを取っておきましょう。ユーザーデータはバージョンアップ後も保持されますのでご安心ください。

なお、spモードメールアプリを利用中の場合はさっさとドコモメールへアップグレードしてしまってください。ドコモメールのほうがはるかにサクサクと動きますし、クラウド化することでメール消失のリスクが減ります。いったんドコモメールを導入すると、あの忌まわしき糞メーラーを使わずに済むようになります。

本体を満充電しておきます。Xperiaシリーズの場合、充電インジケーターが緑色になれば電池残量が90%以上になっている証拠です。

Screenshot_20150105175045

通知トレイを開いて設定メニューをトグルし、端末情報を参照します。ビルド番号が7.0.D.1.137であればバージョンアップが可能です。確認を終えたらこのままホームに戻り、通知トレイに「利用可能な新しいシステムの更新」が出るのを待つか、引き続き「ソフトウェア更新」をタップしてアップデートを確認しておきます。

So04d_versionup_check


ここで、「システム」の項に「利用可能な更新」が表示されます。詳細はここをタップして参照してください。なお、ご存知の方も多いと思いますが、いったんバージョンアップすると正規の方法では元のバージョンに戻すことや更なるバージョンアップができません。右側のアイコンをタップするとダウンロードを開始します。その間は普通に端末を使うことができます。

※一応、派生機種のXperia TX/TAndroid 4.3までバージョンアップが提供されています。一部では、Xperia GXに対してもAndroid 4.3へのバージョンアップを試みたユーザーも存在しました。

So04d_versionup_start


ダウンロードが完了したら、バージョンアップが実行出来るようになります。しばらくの間はパッケージが保持されます。右側のアイコンをタップして、「インストール」をタップすると自動的に再起動してバージョンアップを実行します。30分ほどかかりますので、電池残量が十分にあることを確認してください。もし、電池残量が足りなくなった時は充電しながらバージョンアップ操作を行いましょう。

2回ほど再起動して、新しいロック画面が表示されたらこれでバージョンアップは完了です。

Screenshot_20150105195415


ここで更新後のビルド番号が9.1.C.1.103になっていることを確認します。設定→端末情報でビルド番号を確認してください。なお、この地点でLinuxカーネルは3.0.8から3.4.0にバージョンアップできています。Android 4.4あたりでもこのLinuxカーネルが使われています。

Jb_easter_egg



ここでおまけ。Android 4.1~4.3のイースター・エッグです。バージョン情報を連打すると表示できます。右側の画面が簡単なスマホゲームのようになっています。どんどんフリックしていくとゼリービーンに扮したドロイド君がごく稀に表れていきます。

あとは、dマーケットやGoogle Playストアを用いてアプリを最新の状態に更新しましょう。なお、工場出荷時のアプリを全て最新の状態にした場合、Google検索、Googleマップ、取扱説明書アプリの3つは再び更新しておく必要があります。

■こんな時は?

・ランチャーが正常に動作しない
古いバージョンのランチャーの設定がそのまま反映されていると正常に動作できません。アプリメニューから「すべて」のタブになるまでフリックし、「Xperiaホーム」や「docomo Palette UI」を選択し、これらのデータをいったん削除してください。これで工場出荷時の設定に戻ります。

実は筆者、docomo Palette UIでランチャーが動かなくなった不具合に遭遇しましたが、この方法で解決することができました。

・しばらくの間電池消費が早くなった
前述のとおり、バックグラウンドでカーネル最適化が行われています。そのため、落ち着くまでは充電しながら使うことをお勧めします。安定するまで、だいたい6時間は様子を見てください。この端末は普段、そんなに熱を持つことはありませんでしたが、なぜだかバージョンアップ後はかなり発熱していました。

« 海老で鯛を釣ってしまった | トップページ | [敗北宣言] 飯田橋の軍勢に折れた… »

NTT/ドコモ」カテゴリの記事

携帯・デジカメ」カテゴリの記事

趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1429845/53854031

この記事へのトラックバック一覧です: 0.1だけでもバージョンを進めてみよう:

« 海老で鯛を釣ってしまった | トップページ | [敗北宣言] 飯田橋の軍勢に折れた… »

Other Accounts

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ