« 筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤー2014 [はじめに] | トップページ | 筆者の選ぶクソケータイ・オブ・ザ・イヤー2014 »

2014年12月25日 (木)

筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤー2014

メーカーの絞り込みやキャリア発売端末の減少などで今年は面白みに欠ける展開でした。その中で、どの端末がケータイ・オブ・ザ・イヤー2014に輝くでしょうか? いよいよ、本家大元に先んじて発表です!!

■大賞: SONY Xperia Z3
SO-01G / SOL26 / SoftBank 401SO
(ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社)
―大画面、ハイスペック、使いやすさを両立させたオールラウンダー

So01g3

[画像はSO-01G]
今年もまた、大賞を勝ち取ったのはXperiaシリーズでした!! 当blogでXperiaシリーズは2年連続、4度目の受賞となります。おめでとうございます!

[選評]
オムニバランスデザインを提唱し、スタイリッシュさと使いやすさを両立させたデザインで人気を博したXperia Z SO-02E。それ以降、Xperiaシリーズはこのオムニバランスデザインを昇華させるべく、Xperia Z1以降よりアルミ削り出しフレームシャーシを採用してきました。このアルミ製のフレームはアンテナも兼ねています。これにより、デザインの質感アップに一躍買っていました。Z1の地点でも十分に設計が煮詰められていたとはいえ、本体サイズの割に画面が5.0型と変わり映えしなかったことやVA液晶を採用していたこともあり、性能上は大きなインパクトになったとはいえ細々としたところで敬遠されていったことは否めませんでした。特に、ベゼルの太さはかなり批判されていたところだったと思います。

So03f

そのあとに続いたのがXperia Z2。日本では2014年夏商戦の急先鋒となりました。中身はXperia Z1の正常進化といえるもので、カメラは4K動画撮影に対応、ステレオスピーカー搭載、ハイレゾ音源はUSB出力が可能、専用ヘッドホンとの組み合わせでノイズキャンセル機能に標準対応するなど、ソニーグループならではのこだわりの見える端末でした。Z1と比べて薄くなり、RAMも3GBに増量、VoLTEの商用サービスに対応、ディスプレイは5.2型に大型化した上でIPS液晶に戻り大幅にベゼルが狭くなるなどの進化も見られました。しかし、Z1と比べて品質管理が甘くなってしまい、マグネット充電接点が脱落する、発熱と冷却の繰り返しで自然に背面ガラスが割れるなどの故障が相次ぐ結果になりました。不具合に遭遇しなければとっても電池持ちがよく、何もかも快適に使いこなせる端末だったのは確かです。

Xperia_z3

Xperia GX SO-04D/Xperia TX/Xperia Tから始まったAndroid 4.x時代の集大成ともいえる端末こそ、このXperia Z3になります。内容も、現時点ではZシリーズの集大成といえるものになっていました。その中で、Z1以降の良さはそのまま受け継いでいました。特にデザイン面ではZ1/Z2とは趣を変えて、柔和なスタイリングやXperia X10 SO-01B以来4年ぶりとなるフラッグシップ機におけるホワイトモデルでの白いベゼルが復活するなど、大きな変化が見られました。

この1年間に半年に1度という怒涛のペースでフラッグシップ機を出してきたソニーモバイルでしたが、その間にチップセットのクロック周波数はおよそ1割アップし、Z1で171gもあった本体重量はZ2では163g、Z3では152gと大幅に軽量化を実現していました。この1年間で、実に20g弱もの軽量化が実現できたわけです。実際、大画面ながらZ3はZ1、Z2と比べても持ちやすくなっていました。Z1とZ2は如何にも「塊」感のあったデザインだったのです。

そして、Z3で印象的だったのがソフトバンクモバイル株式会社への再参入。今まではツーカー(TH291)、デジタルツーカー(タイプSO4)へ納入していた端末のJ-PHONE版といえるJ-SY01、ボーダフォン時代のVodafone 802SEの2台で辛酸をなめてきた苦い経験があっただけに、多くのソフトバンクの契約者からも「ソフトバンクでXperiaは夢物語だろう」と思われてきました。Xperiaシリーズが大手3台キャリアで手に入るようになったことで、これからはキャリアごとのサービスと質が問われることになりそうです。

スマートフォンのスペック競争が一段落してきたためか、次期Xperia以降はフラッグシップ機の開発ペースを1年に1台へ戻すことになっています。いよいよ、ランタイム環境がARTへ一本化されたAndroid 5.0を搭載して発表されることになりますが、Xperiaシリーズは今後もBIG IN JAPANの称号を維持できるのでしょうか。じっくり見守っていきたいと思います。

■次点

日本賞: SHARP AQUOS ZETA SH-04F (シャープ株式会社)
―画面はより大きく、本体はよりコンパクトに。

Sh04f

価格.comプロダクトアワード2014受賞機種。NTTドコモでは初となる、狭小ベゼルを採用したEDGEST機でもある。EDGEST機で初めてボリュームキーもハードウェア化し、操作ミスが少なくなった。5.4型フルハイビジョンIGZO液晶、バッテリー容量も3,300mAhと、画面の大きさとバッテリー容量では間違いなく夏モデル最高クラスだ。

今までタッチパネルの操作に癖があったり、IGZO液晶の難点だったちらつき現象などを抱えていたシャープのスマートフォンだが、SH-02E以来1年半の歳月を経てこれらが解消され、ようやく使い心地の良い端末となった。

機能面でも一時的に画面を小型化させることで片手操作を容易にしたり、4K動画撮影機能に対応したりと至れり尽くせりだが、特筆すべき点はSH-01Fでいったん廃止された赤外線ポートが復活したことだろう。従来からバッテリーの持ちの良さを評価されていたシャープ機だったが、この機種に関しては夏商戦でSO-03Fの次に店頭から消えるほどの人気を博した。

フィーチャーフォン賞: N-01G(NECモバイルコミュニケーションズ株式会社)
―「折りたたみのN」はいつもいつまでも健在

N01g


スマートフォン撤退で完全にAndroidから手を引いてしまったNEC。しかし、スマートフォンとフィーチャーフォンとの2台持ちが多いことを知るや否や、この端末をBluetooth 4.0へ対応させてしまうことでBLEによりスマートフォンやタブレットと連携出来るようになった。

N-03Dの系譜を受け継ぐ端末のため、若干操作上のレスポンスが良くないことや本体データフォルダー容量が約256MBと少なめなこと、カメラにフォトライトがないことなど多少もの足りない点があるものの、「折りたたみのN」がいつもいつまでも健在であることを知らしめた端末であることは間違いない。

特別賞: KYOCERA TORQUE G01 KYY24 (京セラ株式会社)
―地上最強のスマートフォン

Kyy24

事実上、G'zOneシリーズからコンセプトを受け継いだ端末といえる。そのため、カシオ計算機株式会社が発売しているG-SHOCKとの連携も可能。端末スペックは抑え目にされているが、厳格と言われるアメリカ国防総省のMIL規格に準拠したスマートフォンということもあり、G'zOne譲りの耐衝撃性能は健在。ここには書ききれないが、数多くの耐久性能を兼ね備えている。

実際、G'zOneユーザーがこれを選ぶケースも多く、耐衝撃性能を売りにする携帯電話に対する根強い人気を証明する結果になった。そのことは、携帯電話としては珍しく発売日が前倒しされたことからもうかがえる。きっと、傷の数だけ勲章になることだろう。

[筆者の選ぶタブレット・オブ・ザ・イヤー2014]
今年はイマイチ冴えなかったタブレット市場ですが、スマートデバイスの普及とともにコモディティ化していきました。その中で、筆者の選ぶタブレット・オブ・ザ・イヤー2014に輝くのはどの機種でしょうか?

■大賞: SHARP AQUOS PAD SH-06F (シャープ株式会社)
―スマホのように使えるってチョー気持ちいい!

Sh06f


見事、筆者の選ぶタブレット・オブ・ザ・イヤー2014に輝いたのはシャープのAQUOS PAD SH-06Fでした! それでは、筆者の選評とともに振り返ってみましょう。

[選評]
シャープのタブレット市場への挑戦はIGZO液晶の進化と不可分です。AQUOS PAD SHT21でシャープはタブレット市場に本格的な挑戦を仕掛けていきましたが、この地点ではまだカツカツなスペックだった上に発展途上だったIGZO液晶ということもあり、それなりの評価にとどまりました。この後、SH-08ESHT22AQUOS PADを名乗るタブレットとして登場していましたが、どちらも当時のシャープ機が抱えていたタッチパネル操作の癖が残っていました。

こうして、2014年夏モデルとして登場したSH-06F、その実は7型タブレット版AQUOS ZETAともいえるものでした。SH-04Fと異なる点はメインカメラの画素数ぐらいでした。タブレットとしてはSHT22に次いでEDGEST技術を採用し、SH-04F同様にヘキサグリップシェイプとすることで大きさの割に持ちやすくなっていました。また、シャープ機にありがちだったタッチパネル操作の癖はほぼ解消されていました。

実態が7型タブレット版AQUOS ZETAなだけに、スマートフォン機能はフル装備です。おサイフケータイも使えますし、なれの果てには音声通話までこれでできてしまいます。後の機能バージョンアップでVoLTEに対応することになりました。タブレットでありながら電池の持ちがとてもよいことから、スマートフォンの代わりとして敢えてこれを選んでいるユーザーも目立っていました。

■次点

フェザー級賞: SONY Xperia Z2 Tablet SO-05F / SOT21 / SGP512JP
(ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社)
―大画面と薄さ、軽さを両立させた究極のタブレット

So05f


[画像はSO-05F]
Wi-Fi版は価格.comプロダクトアワード2014受賞機種。10型タブレットながら6.4mmもの薄さと400gクラスの軽さを実現した意欲作。キャリア版ではフルセグの視聴と録画が可能で、更にドコモ版のSO-05Fでは音声通話も可能。ただし、SO-05FのVoLTEへの対応はしばしの猶予を要することになるだろう。

Xperia Tablet Zの地点ではまだ、クアッドコアの扱いに慣れていなかったのか発熱が多めだったが、Z2 Tabletではそれも緩やかになっていた。また、Xperiaシリーズならではの強力なマルチメディア機能は健在だった。

鉄板賞:Apple iPad Air 2 (Apple Japan合同会社)
―もはやタブレットの代名詞的存在に

Ipad_air_2

タブレット市場が縮小する中で、相対的にトップリーダーの地位を維持したのはiPadだった。やはりiPhoneシリーズと同じく、iOSファミリーのブランド力は健在だ。前年でベゼルのスリム化と薄型化を図ったiPad Airを発表したが、更に薄く軽くなった。ただし、それと引き換えに長年親しまれてきたサイレントスイッチが廃止されたことは一部で惜しまれている。

ハードウェア面でも強化がなされており、チップセットは64bitのCycloneコアを3つ搭載したApple A8Xに進化。そしてRAM容量が2GBに引き上げられたことはiOSのUX改善につながるとして多くのAppleファンから歓迎された。また、Apple製品でおなじみのホームボタンはiPhone 6系と同じく指紋センサー一体型のTouch IDとなった。

« 筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤー2014 [はじめに] | トップページ | 筆者の選ぶクソケータイ・オブ・ザ・イヤー2014 »

KDDI/au」カテゴリの記事

NTT/ドコモ」カテゴリの記事

ソフトバンク」カテゴリの記事

携帯・デジカメ」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

>>たけぞ~さん
こちらではご無沙汰ですね。コメントありがとうございます。
blogは更新がなくともちょくちょく覗いておりました。いつか、○○なネタがUPできることに期待しつつw

iPhone 6は寄せられ過ぎた期待を裏切る出来だったのがその「がっかり感」につながっていたのでは、と思います。
一方で某所はすっかり毒されてますよ。なりふり構わず「iPhoneマンセー!」と祭り上げるギークたちの巣窟と化してますw

その本家でも3キャリアを合わせれば、iPhone6やプラスを抜いてZ3が1位になります。
去年のiPhone5sに比べるとiPhone6に対するガッカリ感は相当なものだったのでしょうね。

>>マグマ大佐殿
ああ…これ、私にとって励みになります。ありがとうございます。

そうそう。クソケータイ・オブ・ザ・イヤー2014も無事に選出が終わりましたので覗いてみてください。

今年も残りわずか…とは言っても私にとってはまだまだ余裕がありますぞw

今年もお付き合いありがとうございました。
恒例記事待ってました。
本家ケータイWatchだったんですか。
ワタシも恒例かかなきゃ。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1429845/58366593

この記事へのトラックバック一覧です: 筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤー2014:

« 筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤー2014 [はじめに] | トップページ | 筆者の選ぶクソケータイ・オブ・ザ・イヤー2014 »

Other Accounts

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ