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2014年6月 7日 (土)

たち(あ)がれるかソフトバンク

先ほどのPepperに次いで、連日ソフトバンク関連のニュースが舞い込んでいます。果たして、北米事業も合わせ、携帯事業に社運がかかっているソフトバンクに明るい未来は訪れるでしょうか?

■プリスマ対応機種に8機種追加、その顔触れは…?

プリペイド契約で使えるソフトバンクのスマートフォン、プリスマラインナップが垢抜けないのが難点だと思いますが、何らかの理由でポストペイド契約で回線を持てない方にとっては非常に重宝するサービスです。

最初はLUMIX Phone SoftBank 101P(ドコモのP-02D同等品)とSTREAM SoftBank 201HW 3G(ドコモのHW-01E同等品)からスタートし、その後でPANTONE 5 SoftBank 107SHDisney mobile on SoftBank DM011SHが加わりましたが、さらに8機種が追加されることになりました。

追加された機種ですが、こりゃまた微妙ですね。バージョンアップが提供中のAQUOS PHONE SoftBank 102SH IIプリスマに出すには不相応だと思いましたが、その他の機種はというとどう見ても不良在庫の有償廃却にしか見えません。102SH II以外はAndroid 4.0へバージョンアップされることなくプリスマに放り出されてしまった不運に遭っています。

兄弟機のP-04Dと同じく電池持ちを犠牲にした代わりに薄くて軽く、デュアルコアチップでROMが16GBもあるSoftBank 102P、本格的にダメディアスと呼ばれる前MEDIAS CH SoftBank 101Nは何らかの強みがありますし、後述するDell Streakシリーズは負い目がありながらも救いの余地があるとしても、それ以外は大方が擁護不能なほどのクソの山なんです…。

中でも最近タブレット限定ながらAndroid市場へ復活したDELLが発売したスマートフォンの扱いがひどいです。Dell Streak SoftBank 001DL2014年3月31日で修理受付が終了しているのにここでプリスマ対象機種として駆り出される意味不明な扱いになっています。つまるところ、壊れたら使い捨てです。Dell Streak Pro SoftBank 101DL2015年7月31日で修理受付が終了してしまうので、やはり長く使えないのが悩ましいです。なにしろ、101DLは電池内蔵型なので、電池交換も預かり修理でなければできないので、電池がへたってしまった時に修理受付ができなくなってしまったら廃棄しなければならないのです。双方とも評判は悪くなかったですけどねえ…。

なお、売価は機種にもよりますが10,260円~15,660円になっており、10,260円の端末には5,000円分の、15,660円の端末には10,000円分の通信料が予めチャージされています。さらに、購入から2日間はパケット無料で通信できます。102SH IIを購入したユーザーならば、Wi-FiやシャープのサイトからダウンロードしたパッケージによってAndroid 4.0にして運用することもできます。

プリスマは維持費が割高ですが、導入費用がチャージ分を除くと中古スマホ並みに安いので短期的にスマートフォンの世界を体験してみたい方にはうってつけじゃないでしょうか。とはいえ、古き悪しき時代のAndroid 2.3機がほとんどですが…。

■「スマ放題」、軌道修正の末2014年7月1日から提供開始

ここからが本題です。ソフトバンクグループはなぜ、新プランのほうを木曜日に発表しなかったのでしょう? まあ、Pepperを先に発表したほうがイノベーティブでカッコいいとかいうアレじゃないかと勘ぐってしまいましたけどね。しかし、提供時期からすれば新プラン発表のほうを先にやるべきでした。Pepperは2015年2月からですので、発売される頃には忘れられてしまっている可能性が高いです。

ソフトバンクでは2014年1月24日、VoLTEの商用サービスの目途が立っていないくせに「VoLTE時代を見据えた」新料金プランを発表していました。しかし、それが長らく続く茶番劇の始まりでした…。

本来は2014年4月21日からS/M/Lパックを提供することになっていたはずでしたが、ドコモの新料金プランが発表されたことが番狂わせになってしまったようです。4月1日に「エイプリルフールではないか」とネタにされたスマ放題のこっそりとした内容改定がありましたが、結果的にこれらはなかったことにされてしまいました。

そして2014年6月7日。多くの企業が休日の中、こっそりと新料金プランを発表してくるあたり、ソフトバンクは大それたことをやってのけてくれたと思います。この新プランは2014年7月1日から利用可能になるもので、6月11日から切り替え予約の申し込みが始まります。なお、データ容量のシェアは2014年8月1日からできるようになります。正式に「スマ放題」として固まったもので基本的な料金体系はドコモの新プランとほぼ同じですが、ここではドコモの新プランとの違いのみ以下に列挙します。

・2年縛りプランしか選べません!
ドコモの場合、通常よりも1,500円ほど割高になるものの2年縛りの制限を受けない基本プランを選択できましたが、ソフトバンクの新プランではそれがありません。なお、ドコモと違ってデータプランはタブレット専用になっています。ルーター用プランはドコモでいう2台目プラスと同じもののみです。

・データ定額パックは通信量繰越制導入
やはりデータ定額パックもドコモのそれと同じです。個人契約では2GB、5GBのコースが、家族契約(登録上で同一名義間でも可能)ならば合計10GB、15GB、20GB、30GBのコースから選べるようになっています。なお、2GBプランと同じ料金(税別3,500円)でフィーチャーフォン向けのデータ定額プランが選択できるようになっています。パケットし放題が上限が税別で4,200円だったので、2割弱安くなったことになるでしょう。

ドコモの新プラン同様、複数回線間でデータ容量のシェア(分配)が可能ですが、ドコモのプランと違い、毎月一定の通信量に達しなかったときは、2GBプラン以外では100MB単位でデータ通信料の繰り越しを行うことができます。たとえば、5GBプランで4.3GBしか通信しなかった月があった時は700MBが翌月に繰り越されることになります。そして、翌月は5.7GBが上限になる、という具合です。

・やっと長期利用者への優遇開始
ソフトバンクポイントに代わり2014年7月利用分からTポイントが交付されることは既に決定していましたが、ソフトバンクモバイルではドコモプレミアクラブのような長期利用者優遇対策がありませんでした。これからは利用年数に応じて交付されるTポイントのレートがどんどん増えていくことになりました。

2年目まで: 5ポイント/1,000円(従来の半分)
3~10年目: 10ポイント/1,000円(従来通り)
11年目以降: 25ポイント/1,000円(2年目までと比べて5倍)


既にauでサービスが始まっているau WALLETプログラムのようにポイントの使途の流動化を図ったものですが、au WALLETポイントは長期優遇が全くなく、今までのポイントサービスとプリペイド式電子マネーの利用履歴の積み重ねによって実利主義でポイント稼ぎをさせる点が異なっています。au WALLETポイントは買い物や携帯の利用以外にもポイントをためる方法があるので、これは後ほど解説しようと思います。

・悪名高い通信規制は健在
さて、ここまでは変化した点を中心に説明しましたが、ソフトバンク契約者の間で忌み嫌われている通信規制は今まで通りのルールで行われます。つまり、直近3日間で合計1GB以上通信を行うと、翌日以降は終日、高確率で通信帯域を絞られてしまいます。ドコモとauでも混雑時のみ3日間で1GB以上通信した契約者に対し帯域制限を適用していますが、ソフトバンクの場合は相変わらず、ということですね。

ソフトバンクではLTE/4G接続した際にデータをゲートウェイ側で圧縮しているようです。かつてのauのEZwebの帯域制御に似ていますが、EZwebのそれはWAP上のデータの一部を削除して端末に送信していたことが判明しています。

こうしてみますとソフトバンクの新プラン、スマ放題は事実上ブループランの代替プランとして提供することになるでしょうか。本来のホワイトプランの代替という役目も負っていますが。ブループランは追従先からすればレッドプランになるべきですが、なぜかそのまま放置されて現在に至っています。しかし、ドコモと横並びになってしまったことでPepperのようなイノベーション性は鳴りをひそめてしまいました。だから大々的に発表したくなかったんですね…。なんというか、ソフトバンクらしくないです。

こうなりますと気になるのがauの新プランです。auは政策的にCDMA2000からLTEへバッサリと移行したがっているように見えますので、さぞやラディカルなプランを用意していることだろうと期待しています。なんとか後出しじゃんけんで素晴らしいプランを提案してくれることを祈りたいです。

3社横並びなんてカッコ悪いですよ?

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