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2014年6月

2014年6月27日 (金)

バージョンアップはきっとカット?

2014年6月26日より、ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社が株式会社NTTドコモへ納入しているXperia Z1 SO-01Fと、Xperia Z1 Compactの日本版であるXperia Z1 f SO-02Fの2機種に対し、Android 4.4へのOSバージョンアップが実施されています。これによる主な改良点は以下の通り。

・ナビゲーションバーがXperiaホームで完全に透過するようになる
・カメラの画質改善、撮影サイズに16:9の15.5Mを追加
・ナビゲーションバーからスワイプすると検索のほかに「What's New」アプリが呼出可能に
・PlayStation Mobileに代わり、PS4との連携を見据えたPlayStationアプリをプリインストール
・通知トレイが仕様変更され、トグルが2本指スワイプで表示できるようになる
・電池が切れそうな時に最低限の機能だけ立ち上げられる緊急時長持ちモードに対応
・電源ボタン長押しでスクリーンショット、緊急時省電力モードへの切替が可能に
・Android 4.4における仕様変更でUnicodeにより絵文字へ対応
・専用アプリなしでWi-Fi Directによるワイヤレスプリントへ対応
・ステータスバーのカスタマイズが可能に
OpenGL ES 3.0により、さらに高品位なCGによるゲーミングに対応

バージョンアップはPCで行う方法と本体で行う方法があります。自宅にインターネット環境があり、かつWi-Fi接続ができる環境下でのバージョンアップが推奨されていますが、そのいずれもない場合はXiまたはUMTS網により所定の時間に自動的にパッケージをダウンロードします。Wi-Fi接続ではすぐにバージョンアップ出来ます。いかなる方法でも、ドコモminiUIMカードを挿入することをお忘れなく。

準備が整うと通知トレイにバージョンアップの準備が整った旨が表示されるので、あとは画面に従って操作してください。なお、Androidバージョンが「4.4.2」、ビルド番号が「14.3.B.0.288」になればバージョンアップ成功です。

詳しくは下記を参照してください。なお、本バージョンアップを適用してもSO-01F/SO-02FではVoLTEに対応できませんのであしからず。同じMSM8974AA、AB、ACでもVoLTEに対応できるロットとできないロットが混在しているそうです。

[株式会社NTTドコモより]
Xperia Z1 SO-01Fの製品アップデート情報
Xperia Z1 f SO-02Fの製品アップデート情報


[ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社より]
Xperia Z1 SO-01F [Android 4.4 OSバージョンアップ]
Xperia Z1 f SO-02F [Android 4.4 OSバージョンアップ]


このXperia Z1/Z1 fを皮切りに、NTTドコモとauからAndroid 4.4へのバージョンアップ対象機種が発表されました。対象となる端末は以下の通り。なお、下記は2014年6月26日現在のものですので、検証結果次第では対象機種が追加される可能性もあります。

[NTTドコモ]
Xperia Z SO-02E (4.1.2→4.2.2→4.4.2)
Xperia Z1 SO-01F (4.2.2→4.4.2)
Xperia Z1 f SO-02F (4.2.2→4.4.2)
AQUOS PHONE ZETA SH-01F (4.2.2→4.4.2)
ARROWS NX F-01F (4.2.2→4.4.2)
ARROWS Tab F-02F (4.2.2→4.4.2)
GALAXY S4 SC-04E (4.2.2→4.3→4.4.2)
GALAXY Note3 SC-01F (4.3→4.4.2)
GALAXY J SC-02F (4.3→4.4.2)

[au]
HTC J One HTL22 (4.1.2→4.2.2→4.4.2)
isai LGL22 (4.2.2→4.4.2)
Xperia Z1 SOL23 (4.2.2→4.4.2)
Xperia Z Ultra SOL24 (4.2.2→4.4.2)
GALAXY Note 3 SCL22 (4.3→4.4.2)

同じXperiaでも、Xperia A SO-04EXperia UL SOL22が当面見送りとなっています。いずれもオリジナルモデルであるXperia ZR(C5503)Xperia ZL(C6503)にはきちんとAndroid 4.4.2へのバージョンアップが配信されていますので、このタイミングでは残念ながら間に合わなかったようです。どちらも当時のAndroid機としてはかなりの売れ行きを見せたので、後出しでいいので是非ともバージョンアップをもう一度提供してもらいたいですね…。ソニー的には実働台数が少ないであろうXperia Z SO-02Eでまずは検証したい、ということでしょうか。

一方で、筆者が有力視していたXperia GX SO-04Dの再バージョンアップもオリジナルモデルであるXperia TXのAndroid 4.4.2へのバージョンアップが動作検証中ということもあり間に合わなかったのですが、ドコモとしてはNGとの裁決となりました。遅々として進まぬソニーモバイルによる動作検証にドコモが待ったをかけた恰好です。

よく「Android 4.4はRAM512MBでも動く」といわれていますが、これは必要最小限の構成にした場合の話であり、あれもこれもと専用アプリをねじ込む日本式のモデルデザインでは無理な話です。そもそもXperia TXの再バージョンアップは、実は北米で発売された兄弟機、Xperia Tユーザーの署名活動の結果からソニーモバイルが重い腰を上げたことでどうにかならぬかと熟慮を重ねることになったわけですし。

現時点ではドコモでは上記の9機種以外はバージョンアップを行わないと断言しています。これでは血も涙もありません。筆者を含めたおびただしい契約者が血の涙を流したのも事実です。返す返す、Xperia Aがミリオンセラーを突破していて、バージョンアップ後も特に目立った不具合を聞かなかったので、更なるバージョンアップが確実視されていたのですがねえ…。特に、2013年の春夏発売の日本メーカー機は不遇すぎます。

auのほうはグローバル端末を中心にバージョンアップを実施するようで、日本メーカーはほぼ全滅です。しかしながら、auからクビを切られていたと思っていたHTCですが、HTC J one HTL22がバージョンアップ対象になったことでなんとか首の皮一枚つながった感じです。この後、auからHTCの新機種が発表されることも示唆されていますので、明るい兆しが見えてきました。一方で専門誌のプッシュもあって売れ筋になったHTC J Butterfly HTL21は、端末自体の完成度の問題もあるでしょうがやっぱりバージョンアップしてもらいたかったですけれど。ドコモでは全滅に近かったLGも、isai LGL22売れ方がアレだったにもかかわらずかろうじてバージョンアップ対象機種に選定されています。

たとえ技術的に可能であってもバージョンアップが見送りとされた端末の多くはどうもART(Android Runtime)をランタイム環境とした際の挙動に難があったようです。Android 4.4の目玉とされているARTは今まで使われてきたDalvik VMとは排他的に使用可能ですが、アプリの実行速度が速まる一方で下手すれば電池消費が激しくなる諸刃の剣をはらんでいるランタイム環境といえます。なお、Google I/O 2014によれば、次期OSのAndroid L(仮)にてランタイム環境がARTへと完全に置き換えられることになっています。
ここまで来てお気付きかと思いますが、ソフトバンクモバイルのAndroid機に関してはバージョンアップの目途すら付いていません。シャープ、富士通、京セラしか現在も端末を納入しているメーカーがないことも拍車をかけていますし、取扱店でもどう泣いても売れないために在庫が売り切れた地点で入荷ストップをかけて展示品も店頭から撤去して、結局iPhoneへ集中する羽目になっています。ソフトバンクに関してはようやく6月26日から目玉プラン「スマ放題」の申し込みが始まったのですが、いろいろと迷走してるようで…。

P.S.
ドコモとauのサブ回線の機変についてはまた改めて更新したいと思います。
加えて、2014年6月27日にXperia Z2 SO-03FAQUOS ZETA SH-04Fに対して、VoLTE対応のバージョンアップが配信されることが確定しました。(参照)

■参考
[株式会社NTTドコモより]
Android(TM)4.4へのバージョンアップ予定製品について

[KDDI株式会社より]
Android 4.4へのOSアップデート予定製品について

[2014.06.28追記]
アテになるかどうかはさておき、2013年発売で当面Android 4.4へのバージョンアップ予定のない機種の今後の処遇をまとめてみました。全くもう、どのキャリアも端末を回線のおまけ扱いしているような気がして鼻持ちならないですね。

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2014年6月26日 (木)

VoLTEでボるって魂胆だ

株式会社NTTドコモが2014年6月24日付で正式にVoLTE(Voice over LTE)の商用サービスを開始しました。それに合わせるように、GALAXY S5 SC-04F同日提供の機能バージョンアップによりVoLTEに対応しました。一部機種を除く2014年夏モデルでVoLTEへの対応ができるようになるので、順次配信される機能バージョンアップに期待しましょう。

現在発売されているAndroid 4.4機はその多くがKOT49Hのビルドで知られるAndroid 4.4.2のままです。全機種がこのまま順当にKTU84Pのビルドで知られる、Android 4.4の集大成といわれるAndroid 4.4.4へマイナーアップデートできることを祈りたいと思います。

このところ、VoLTE時代を見据えた音声定額プランと効率よくデータを扱えるデータ通信量シェアが携帯業界のトレンドになりつつあります。早速、株式会社NTTドコモは2014年6月1日から新プラン「カケ・ホーダイ(カケホ)」の運用を開始しました。新プランへ切替済みの回線が全体の5%以上に達するなど、非常に幸先のいいスタートになりました。これに追従するようにソフトバンクモバイル株式会社もやっと「スマ放題(通話し放題プラン)」としてなんとか音声定額プランの策定を図ることができました。ここで残ったのがKDDI株式会社です。後出しじゃんけんでさぞかし他社へ打撃を与えることになるだろう…と予想していましたが…。

auでは2014年6月25日にカケホとデジラと称した新プランを発表しました。2014年8月13日に提供を開始します。なお、カケホは「電話カケ放題プラン」を、デジラは「ータイフ」を意味します。基本料金はドコモとほぼ同じですので、ここではドコモとの違いについてのみ解説したいと思います。いい感じでドコモの新プランと差別化できていると思いますがいかがでしょうか。

■利用スタイルに応じてデータプランを変えられる!
そうです、auの新料金プランの最大の特徴は音声プランとデータプランの関係が逆転したことにあります。従来は従量制の音声プラン+定額制のデータプランでしたが、auの新プランは反対に音声を定額制にしてデータプランを容量別に用意するスタイルとなっています。LTEにより生じたモバイル通信のパラダイムシフトに対応する形となっています。

なお、LTE回線の通話定額プラン(電話カケ放題プラン)税別2,700円で、それと以下のデータプランとの組み合わせになります。
※各プランの価格はすべて税別になります。

データ定額2:  3,500円/2GB
データ定額3:  4,200円/3GB
データ定額5:  5,000円/5GB
データ定額8:  6,800円/8GB
データ定額10: 8,000円/10GB
データ定額13: 9,800円/13GB


ギガバイトあたりの単価はデータ定額2で1,750円と割高ですが、データ定額8でその半額以下の850円となるので大容量プランほど得をするようになっています。また、定額プランを数段階用意したことで、最初は定額5で使っていたがあんまり使わなかったので定額2にして、使いすぎて帯域を絞られたなら定額5へ戻す…などプランを変えながらお得に運用することができるようになっています。

普通は定額5で十分ですが、ライトユーザーには定額2を、そこそこ使うなら定額8で、屋内外でノートパソコンと一緒に固定代替として積極的に運用したいならば定額13…という風にライフスタイルや利用スタイルに応じて柔軟にプランを選べるのがうまみですね。

auの定額プランは月に1度しか変更できませんので、変更する際はその翌月はどのようにして使うか慎重に検討を重ねるべきでしょう。

■3Gスマホもケータイプランで使える
iPhone 4Sをまだまだ使い続けたい+WiMAXもまだ捨てたもんじゃないなどなど、少数派にとどまっていますが3Gスマートフォンをまだまだ使い続けたいauユーザーもいらっしゃると思います。本来、auのロードマップとしてはCDMA2000網はフェードアウトしながらVoLTEへの移行が軌道に乗った地点でサービス打ち切りになるようですが、このCDMA2000網を使う通信に関してはケータイプランとしてひとくくりにされています。

ケータイプランは基本料金が2,200円になり、それぞれ以下のようになります。すべて税別価格です。いずれも、月額300円のAPNであるIS NETまたはEZ WINコースとの組み合わせになります。

・iPhone 4S、+WiMAX機を含んだ3Gスマートフォン
音声定額料2,200円+データ定額料5,900円+IS NET/EZweb

・データ定額プラン付きケータイプラン
音声定額料2,200円+データ定額料3,500円+EZweb

・ケータイプラン単体(EZweb付きの場合はデータ従量制)
音声定額料2,200円(+EZweb)


フィーチャーフォンであれば、加入プランにもよりますがおおむね維持費を安くして運用することができます。一方、スマートフォンではプランZやISフラットと比べた場合だと少々割高になってしまいます。これらの批判をかわすためか、既存プランは存続が決まっています。

しかし、とっくにLTEスマートフォンへ主軸を移していることと、KCP3.xが特にデバイス面で枯れたプラットフォームになってしまったため、auに従来のような全部入りフィーチャーフォンを出そうとする機運はないと思ってよいです。そのため、本当に既存ユーザーか「電話機」としてフィーチャーフォンや3Gスマートフォンを契約しているユーザー向けのプランという色彩が濃いものですね。

■家族そろったプラン移行は時期尚早
auのデータ通信量シェアはデータシェア及びデータギフトとして用意されますが、これが利用できるようになるのは2014年12月以降です。データシェアはタブレット向けに先行して提供されているデータ定額料割引キャンペーンですが、データギフトは家族の代表回線と子回線同士でデータ通信量を0.5GB(約512MB)単位で分配できる、というものです。これができるようになるまで、auでは様々な動きが生じますのでauを契約している一家はそれまで現状維持することをお勧めします。

■0.5GB(512MB)単位で高速通信を取り戻せる!
LTEのデータ定額プランでは定められた通信量を超過すると遅い遅い128kbpsでの通信になってしまいます。これを元に戻せるのがデータチャージ。もちろん、追加したデータ量を超過してしまうと再び低速に戻りますが、チャージ有効期限が62日間なので余った場合は翌月へ繰り越すことができます。

0.5GB (512MB): 550円
1GB (1,024MB): 1,000円


■キャンペーン充実! いち早く体験してみよう

なお、auでは新料金プランへいち早く切り替えた方を対象としたキャンペーンが目白押しです。その充実ぶりは本家ドコモ以上です。以下に列挙します。これを機に新プランへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。

LTEフラットのまま音声定額プランを体験できる!
・2014年11月30日まで新プランに切り替えるとauからデータギフトが!
・iPhoneユーザーが新プランへ切り替えると13ヶ月分auから1GBのデータギフトが!
・6月に新規契約、7月31日まで新プランに切り替えるとau WALLETカードへ3,000円分入金!
・エントリーして2014年8月31日まで新プランへ切り替えると抽選で10,000名にau WALLETカードへ10,000円分入金!
・11月までデータシェアキャンペーン延長! (12月利用分よりデータシェア量が減るので注意!)

■で、結局auのVoLTEはどうなるの?
筆者は25日の発表でauのVoLTE導入ポリシーを伺いたかったのですが、残念ながらこの地点では何もありませんでした。おそらく、auはVoLTEに標準対応する次期iPhoneの発売をもって商用サービスを開始するものと見られます。

繰り返しますが家族契約の場合、今から新プランへ移行してもほとんどメリットがありません。年末商戦あたりに照準を定めるべきでしょう。

閑話休題。筆者もドコモとauのサブ回線の機種変更を検討中ですが、どちらもあっさりと候補が絞られちゃって選ぶ楽しみがありません。こんなつまらない夏は初めてです。それについては次回にでも。

■参考
(KDDI株式会社より)

auの新料金「カケホとデジラ」
音声通話定額と一人ひとりに合った選べる6つのデータ定額サービス


[別紙] auの新料金「カケホとデジラ」
音声通話定額と一人ひとりに合った選べる6つのデータ定額サービス


7月から音声定額プランを先取り体験!
auの新料金「カケホとデジラ」提供開始に伴うキャンペーンについて

2014年6月17日 (火)

補償で補償しきれなかったもの

詳しい経緯は後述するとして、筆者の母親の携帯電話が変わりました。

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そうです。あの、ないない尽くしのP-01EにBluetooth機能が付いたP-01Fです。それでもGPSが付いていなくて本当に不安なんですが。しかし、パナソニック機の基本はかろうじておさえてありますし、P-01Eでは200MB強しかなかったデータフォルダーも約3倍の600MBほどまで拡大しており、それが本当に救いになっています。ドコモにおけるワンセグ携帯かつ音楽携帯のパイオニアが作った機種ということもあってそこらへんの機能は非常に充実しています。カメラも日中に限れば実用的な画質で撮影できます。F-08Bでは3.0型FWVGAだった画面もP-01Fでは3.4型FWVGAと、筆者が持つF-01C/F-02D/SH003/SH006と同等クラスまで大型化しました。

なぜ、これに交換と相成りましたかというと…

筆者の母がこれまで使っていたF-08B通話不良が起こりまして、筆者は修理に出すことを勧めました。筆者はその前兆を感知しており、ISW16SHで母の携帯へ通話した際もやはりうまく声を拾えていないようでした。

その結果、運悪く修理代上限5,400円が適用できる期間を経過してしまったことが判明し、修理に16,200円かかると説明されたので代案としてケータイ補償を勧められた、というわけです。このような事態になるのは筆者の知る限り、身内の中では初めてでした。

ところが、同一機種のファクトリーリファービッシュ品の在庫がないことが判明し、そのために代替機種への交換を提案されることに。実は、ケータイ補償の定款にもこの旨がありました。

(株式会社NTTドコモの定款より引用)

"補償
登録電話機と同一機種および同一カラーの携帯電話機(ただし、登録電話機と同一機種または同一カラーの携帯電話機のご提供が在庫不足等の事由により困難な場合は、別途ドコモが指定する機種またはカラーの携帯電話機とします)を登録電話機の代替としてドコモからご利用者に提供すること"

その結果、機種変更の手続きなしで筆者の母の携帯がF-08BからP-01Fへ変わることになったわけです。2014年に入ってから初めての利用だったため5,400円かかりますが、たまったポイントを使うことで4,000円強で取替となりました。現在のP-01Fの現金価格を考慮すれば、非常にお得でした。

筆者は「話せればいい」という母親の意見を尊重したので、一連の対応にこれといった不平や不満はありません。強いて言えば、筆者は交換になった機種の元箱ドコモminiUIMカードの台紙も持ち帰ってほしかったのですが、母がそれを忘れてしまったのが心残りですが。

このことは筆者にとって不本意なことに不安を煽るようなことになってしまいました。もし、仮に手持ちの電話機が水没や全損するような事態になった時、どうするかが不安でならないのです。

特にスマートフォンユーザーほどそのような人は目立ちますが、「このメーカーでなければ嫌だ!」、「こんな機種じゃ無けりゃ嫌だ!」というこだわり派の人も多かろうと思います。このような人はケータイ補償には加入すべきだが、実際にそれを使うべきではないと筆者は思っています。お気に入りの携帯やスマートフォンを失いたくなければ水没や全損を起こさないよう気をつけて使うか、万が一そのような事態に陥ったらたとえ5万円オーバーでも実費修理で直してもらうべきでしょう。また、修理代上限期間の購入後3年間を過ぎたならば頑なにケータイ補償を拒んででも実費修理にこだわるしかないです。

そうです、自分の身を自分で守らねばならないように、自分の大事な携帯は自分で守らねばならないのです。ケータイ補償は一度交換電話機を決めてしまうとそれに対象機種が入れ替わってしまうそうなので、利用する際は自分のお気に入りの機種を失わないよう、慎重に考えましょう。

2014年6月 7日 (土)

たち(あ)がれるかソフトバンク

先ほどのPepperに次いで、連日ソフトバンク関連のニュースが舞い込んでいます。果たして、北米事業も合わせ、携帯事業に社運がかかっているソフトバンクに明るい未来は訪れるでしょうか?

■プリスマ対応機種に8機種追加、その顔触れは…?

プリペイド契約で使えるソフトバンクのスマートフォン、プリスマラインナップが垢抜けないのが難点だと思いますが、何らかの理由でポストペイド契約で回線を持てない方にとっては非常に重宝するサービスです。

最初はLUMIX Phone SoftBank 101P(ドコモのP-02D同等品)とSTREAM SoftBank 201HW 3G(ドコモのHW-01E同等品)からスタートし、その後でPANTONE 5 SoftBank 107SHDisney mobile on SoftBank DM011SHが加わりましたが、さらに8機種が追加されることになりました。

追加された機種ですが、こりゃまた微妙ですね。バージョンアップが提供中のAQUOS PHONE SoftBank 102SH IIプリスマに出すには不相応だと思いましたが、その他の機種はというとどう見ても不良在庫の有償廃却にしか見えません。102SH II以外はAndroid 4.0へバージョンアップされることなくプリスマに放り出されてしまった不運に遭っています。

兄弟機のP-04Dと同じく電池持ちを犠牲にした代わりに薄くて軽く、デュアルコアチップでROMが16GBもあるSoftBank 102P、本格的にダメディアスと呼ばれる前MEDIAS CH SoftBank 101Nは何らかの強みがありますし、後述するDell Streakシリーズは負い目がありながらも救いの余地があるとしても、それ以外は大方が擁護不能なほどのクソの山なんです…。

中でも最近タブレット限定ながらAndroid市場へ復活したDELLが発売したスマートフォンの扱いがひどいです。Dell Streak SoftBank 001DL2014年3月31日で修理受付が終了しているのにここでプリスマ対象機種として駆り出される意味不明な扱いになっています。つまるところ、壊れたら使い捨てです。Dell Streak Pro SoftBank 101DL2015年7月31日で修理受付が終了してしまうので、やはり長く使えないのが悩ましいです。なにしろ、101DLは電池内蔵型なので、電池交換も預かり修理でなければできないので、電池がへたってしまった時に修理受付ができなくなってしまったら廃棄しなければならないのです。双方とも評判は悪くなかったですけどねえ…。

なお、売価は機種にもよりますが10,260円~15,660円になっており、10,260円の端末には5,000円分の、15,660円の端末には10,000円分の通信料が予めチャージされています。さらに、購入から2日間はパケット無料で通信できます。102SH IIを購入したユーザーならば、Wi-FiやシャープのサイトからダウンロードしたパッケージによってAndroid 4.0にして運用することもできます。

プリスマは維持費が割高ですが、導入費用がチャージ分を除くと中古スマホ並みに安いので短期的にスマートフォンの世界を体験してみたい方にはうってつけじゃないでしょうか。とはいえ、古き悪しき時代のAndroid 2.3機がほとんどですが…。

■「スマ放題」、軌道修正の末2014年7月1日から提供開始

ここからが本題です。ソフトバンクグループはなぜ、新プランのほうを木曜日に発表しなかったのでしょう? まあ、Pepperを先に発表したほうがイノベーティブでカッコいいとかいうアレじゃないかと勘ぐってしまいましたけどね。しかし、提供時期からすれば新プラン発表のほうを先にやるべきでした。Pepperは2015年2月からですので、発売される頃には忘れられてしまっている可能性が高いです。

ソフトバンクでは2014年1月24日、VoLTEの商用サービスの目途が立っていないくせに「VoLTE時代を見据えた」新料金プランを発表していました。しかし、それが長らく続く茶番劇の始まりでした…。

本来は2014年4月21日からS/M/Lパックを提供することになっていたはずでしたが、ドコモの新料金プランが発表されたことが番狂わせになってしまったようです。4月1日に「エイプリルフールではないか」とネタにされたスマ放題のこっそりとした内容改定がありましたが、結果的にこれらはなかったことにされてしまいました。

そして2014年6月7日。多くの企業が休日の中、こっそりと新料金プランを発表してくるあたり、ソフトバンクは大それたことをやってのけてくれたと思います。この新プランは2014年7月1日から利用可能になるもので、6月11日から切り替え予約の申し込みが始まります。なお、データ容量のシェアは2014年8月1日からできるようになります。正式に「スマ放題」として固まったもので基本的な料金体系はドコモの新プランとほぼ同じですが、ここではドコモの新プランとの違いのみ以下に列挙します。

・2年縛りプランしか選べません!
ドコモの場合、通常よりも1,500円ほど割高になるものの2年縛りの制限を受けない基本プランを選択できましたが、ソフトバンクの新プランではそれがありません。なお、ドコモと違ってデータプランはタブレット専用になっています。ルーター用プランはドコモでいう2台目プラスと同じもののみです。

・データ定額パックは通信量繰越制導入
やはりデータ定額パックもドコモのそれと同じです。個人契約では2GB、5GBのコースが、家族契約(登録上で同一名義間でも可能)ならば合計10GB、15GB、20GB、30GBのコースから選べるようになっています。なお、2GBプランと同じ料金(税別3,500円)でフィーチャーフォン向けのデータ定額プランが選択できるようになっています。パケットし放題が上限が税別で4,200円だったので、2割弱安くなったことになるでしょう。

ドコモの新プラン同様、複数回線間でデータ容量のシェア(分配)が可能ですが、ドコモのプランと違い、毎月一定の通信量に達しなかったときは、2GBプラン以外では100MB単位でデータ通信料の繰り越しを行うことができます。たとえば、5GBプランで4.3GBしか通信しなかった月があった時は700MBが翌月に繰り越されることになります。そして、翌月は5.7GBが上限になる、という具合です。

・やっと長期利用者への優遇開始
ソフトバンクポイントに代わり2014年7月利用分からTポイントが交付されることは既に決定していましたが、ソフトバンクモバイルではドコモプレミアクラブのような長期利用者優遇対策がありませんでした。これからは利用年数に応じて交付されるTポイントのレートがどんどん増えていくことになりました。

2年目まで: 5ポイント/1,000円(従来の半分)
3~10年目: 10ポイント/1,000円(従来通り)
11年目以降: 25ポイント/1,000円(2年目までと比べて5倍)


既にauでサービスが始まっているau WALLETプログラムのようにポイントの使途の流動化を図ったものですが、au WALLETポイントは長期優遇が全くなく、今までのポイントサービスとプリペイド式電子マネーの利用履歴の積み重ねによって実利主義でポイント稼ぎをさせる点が異なっています。au WALLETポイントは買い物や携帯の利用以外にもポイントをためる方法があるので、これは後ほど解説しようと思います。

・悪名高い通信規制は健在
さて、ここまでは変化した点を中心に説明しましたが、ソフトバンク契約者の間で忌み嫌われている通信規制は今まで通りのルールで行われます。つまり、直近3日間で合計1GB以上通信を行うと、翌日以降は終日、高確率で通信帯域を絞られてしまいます。ドコモとauでも混雑時のみ3日間で1GB以上通信した契約者に対し帯域制限を適用していますが、ソフトバンクの場合は相変わらず、ということですね。

ソフトバンクではLTE/4G接続した際にデータをゲートウェイ側で圧縮しているようです。かつてのauのEZwebの帯域制御に似ていますが、EZwebのそれはWAP上のデータの一部を削除して端末に送信していたことが判明しています。

こうしてみますとソフトバンクの新プラン、スマ放題は事実上ブループランの代替プランとして提供することになるでしょうか。本来のホワイトプランの代替という役目も負っていますが。ブループランは追従先からすればレッドプランになるべきですが、なぜかそのまま放置されて現在に至っています。しかし、ドコモと横並びになってしまったことでPepperのようなイノベーション性は鳴りをひそめてしまいました。だから大々的に発表したくなかったんですね…。なんというか、ソフトバンクらしくないです。

こうなりますと気になるのがauの新プランです。auは政策的にCDMA2000からLTEへバッサリと移行したがっているように見えますので、さぞやラディカルなプランを用意していることだろうと期待しています。なんとか後出しじゃんけんで素晴らしいプランを提案してくれることを祈りたいです。

3社横並びなんてカッコ悪いですよ?

2014年6月 6日 (金)

ぼっこれたまぐらソフトバンク

ぼっこれたまぐら…秋田県外の方は「超神ネイガー」でそれを知った方が多いと思いますが、秋田弁で「役立たず」とか「ミーハー」といった意味合いがあります。まさに、今のソフトバンクはぼっこれたまぐらな状態です。

この頃迷走傾向にあるソフトバンク。事実上、夏モデルはAQUOS Xx SoftBank 304SH しか用意できなかったため、304SH以外にシャープや富士通、京セラが2013年に発表した機種の残存在庫だけでAndroidユーザーの需要に応えなければならないです。「つながりやすさNo.1」を謳っているはずなのにユーザーから主にtwitter上で「スピードが出ない」という不満が挙がるうえ、設備投資が想定より滞っています。また、ドコモがVoLTE(ヴォルテ、Voice Over LTE)を、auがCA(Carrier Aggregation)を導入するなど新たな通信技術が話題になっている中、ソフトバンクは技術導入でも大きく後れを取ってしまっています。そんな中…

2014年6月5日にソフトバンクグループで発表会があると聞いて心躍らせた人々や契約者もいたことでしょう。しかし、それは大きく賛否が分かれる結果になってしまいました。筆者は、ソフトバンクが焦ってドコモのカケホに対抗するプランを発表するだろうと思っていましたが…発表されたのは感情を認識できる人型ロボット、Pepper(ペッパー)でした。早速、2014年6月6日営業分から銀座と表参道のソフトバンクショップで「働く」ことになっています。

Softbank_pepper2

ちなみに、Pepperはこのような姿をしています。Pepperの右隣にいるのがソフトバンク株式会社代表取締役社長、孫正義氏です。ちょうど胸のところにタブレットのようなディスプレイがあるのが特徴です。バッテリーは脚部に搭載されており、1回の充電だけで12時間以上稼働できます。

Softbank_pepper

発表時、孫社長とこのように握手していました。なお、移動はバッテリー稼働時間を重視するために歩行式ではなく、脚部に搭載されたクローラで行うようになっています。

こうした直立型ロボットといえば本田技研工業株式会社(Honda)が開発しているASIMO(アシモ)や、ソニー株式会社がかつて開発していたQRIO(キュリオ、旧SDR-3X)が有名です。2足歩行型にこだわらなければ、似たような趣旨のロボットといえば日本電気株式会社が開発しているPaPeRo(パペロ)も有名です。筆者はソフトバンクがロボットを開発、と聞いて真っ先に思い出したのが先行者でしたw (こちらも見るべし)しかし、これはとんでもない失礼だったことが後々になって判明するんですね~。

ソフトバンク株式会社はフランスで人型直立ロボット開発を行うベンチャー企業、アルデバラン・ロボティックス社を買収していました。2012年にソフトバンク傘下になったアルデバラン社が2年かけて開発していたのがこのPepperです。なお、アルデバラン社が開発したロボットは他にも

・身長約140cmの介助用ロボット、Romeo(ロメオ)
・家族間コミュニケーションのために作られた身長58cmのロボット、NAO(ナオ)

があります。

しばらくの間はソフトバンクグループのアンバサダー的存在として扱われることになりますが、個人で購入できるようになるには2015年2月を待たねばなりません。定価は税別198,000円ですが、これを高いとみるか、お買い得とみるか。何とも微妙なところではあります。

一方、ソフトバンクが水面下で進めていたT-Mobile USの買収に何とか目途がついたと報じられています。紆余曲折を経て、スプリント社がT-Mobile USの株式をTOBによって取得することで子会社化します。実は親会社のドイツテレコムはかさむ設備投資からかつて注力していた北米事業からの撤退し、本来の陣地であるヨーロッパ市場固めを模索していたところでした。そこにソフトバンクが拡大を目指すため買収を仕掛けんとて両社の利害関係が一致したわけです。

ただし、それを実現するには強烈なロビイスト活動によって当局やFCC、アメリカのツートップであるAT&Tやベライゾンを説得しなければなりません。失敗すれば最悪、北米市場から追放されること必至です。果たして、日本の契約者を置いてけぼりにしてソフトバンクはどこへ向かうつもりなんでしょうか…。新料金プランも白紙撤回になっていますし、Y!mobile発足も結局白紙になって合併のみになってしまいましたから…。

後ほど、ソフトバンクがPepperを導入して何を行おうとしているのか、筆者が思った真意を追記してみようと思います。

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