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2014年3月

2014年3月31日 (月)

そんな提携で大丈夫か?

大丈夫だ、問題ない。

ソフトバンクモバイル株式会社は2014年3月28日に、ポイントサービスをソフトバンクポイントからTポイントへ移行すると発表しました。2014年4月1日から新規契約を組んだ契約者は早速、ソフトバンクの利用料に応じたポイント付与を受けることができるようになっています。但し、ポイント付与は2014年7月分の請求確定より実施されることになります。

Tポイントは専用の磁気ストライプ方式のポイントカード「Tカード」を持っていなくとも、Yahoo! JAPAN IDTサイトへ登録することで利用可能になります。なお、このところTサイトでは2014年5月20日以降はTカード番号でのTサイトのログインができなくなるなど、日に日にヤフーとの提携を強化しています。その一環として、携帯業界でも前代未聞の共通ポイントプログラムの導入となりました。これにより、Tポイントでもソフトバンク製品のオプション購入や機種変更の際のポイント充当が可能になりました。

2014年6月分までは既存の契約者へ引き続きソフトバンクポイントの付与が行われますが、ポイント有効期限が付与から最長3年のため、2017年6月30日まで使い切る必要があります。また、Tポイントの付与が行われた後も引き続きポイント残高を残すことができますが、Tポイントへの交換はできません。そのため、次なる機種変更やオプション購入などで残ったソフトバンクポイントを使い切ってしまいましょう。

筆者はこのポイントシステム変更はおおむね好意的にとらえています。今までソフトバンクの中でしか使うことができなかったポイントの利用目的を流動化させることが出来たのが決め手でしょう。変わった使い道として、Tポイントでソフトバンク携帯の利用料の支払いもできるようになります。もし、大量にTポイントがたまっているのであれば「引き落とし口座に残高がない!」など珍しいケースの際に最後の切り札として使ってみるのもいいでしょう。

Tポイントは1年以内にポイント変動を起こしていないと失効するシステムなので、ソフトバンクのポイントサービスをTポイントにすることで、定期的にポイント変動を起こせるため実質的に永久不滅ポイントにできるうまみもあります。一方で、数少ない不満点を挙げますと、これまで1%だったポイントレートが0.5%へと半減してしまったことです。これまで、ソフトバンクポイントは1,000円/10ポイントでしたが、Tポイントでは1,000円/5ポイントになってしまいましたからねえ。

更なる展開としては、ウィルコムとイー・アクセス統合後の新キャリア、Y!mobileのポイント付与もTポイントで実施することになるだろうと筆者は予想しています。仮にauで共通ポイントを導入することになるとすると最も緊密な関係にあるローソンなどが運用しているPontaになりそうですが、2014年5月分よりau WALLETに移行することが決まっているのでその可能性は薄くなっています。ドコモはNTT法の縛りもありますし、何しろコンテンツのポイント決済などに活路を開いているので、共通ポイントへの切り替えには消極的じゃないでしょうか。

一番いいのを頼む。

■参考
[ソフトバンクモバイル株式会社より]
ソフトバンクモバイルとTポイント・ジャパン、ポイントサービスで業務提携

2014年3月27日 (木)

挑むのやめる?

矢沢永吉内閣総理大臣の去就や如何に?!

当初の予定より2月遅れの2014年6月2日付で合併登記を行い(効力発生日の6月1日が日曜日のため)、株式会社ウィルコムを吸収合併することになっているイー・アクセス株式会社。統合後の新会社の処遇については当時の地点で未定とされていましたが、2014年3月27日にヤフー株式会社が開催した緊急記者会見により、合併登記と同時に同社の筆頭株主でもあるソフトバンク株式会社より同社が保有する全株を譲り受けることが発表されました。これにより、新会社はヤフー株式会社の連結子会社となります。合併登記と同時に商号変更登記も行われることになり、ワイモバイル株式会社(Y!mobile)へ商号変更することになりました。従って…

イー・アクセス(eAccess)
イー・モバイル(EMOBILE)
ウィルコム(WILLCOM)の3ブランドが消滅

Y!mobileとして生まれ変わることになりました。

Y!mobileは日本初のインターネットキャリアを標榜しており、ヤフーの持つインターネットポータルサイト事業のノウハウを活かしたスマートデバイス向けサービスを展開していきたいとしています。なお、イー・アクセスとウィルコムがそれぞれ受け持つADSL事業及びPHS事業は存続することになっています。果たして新たなPHS端末が開発されるのか、それも見つめていきたいですね。また、ダブルLTEと呼ばれるソフトバンクモバイル株式会社と相互に行っているネットワーク融通も引き続き行う方針となっています。

存続会社であるイー・アクセス株式会社代表取締役社長を務めている、ゴールドマン・サックス出身のエリック・ガン氏はワイモバイル株式会社代表取締役会長へと退き、ヤフー株式会社代表取締役社長を務めている宮坂学氏がワイモバイル株式会社代表取締役社長を兼任することになりました。主だった人事はイー・アクセス主導で、ヤフーも大きく関わる形となっています。

実はヤフーもMVNOとして移動体通信へ参入する計画があったそうで、事業ベースで1,000万契約が必要だと判明したために方針転換し、キャリアごと買収することになったそうです。ソフトバンクが携帯電話事業に参入した経緯と似ていますね。合併登記を6月に延期した事情も、これで合点でしょうか。新ブランド、新サービスの策定がようやく決着を見た結果です。ソフトバンク株式会社代表取締役社長、孫正義氏がヤフーによる新会社買収をあっさりと快諾したのも、自ら辿ってきた道を再び歩もうとしていたのをわかっていたからなのでしょう。

スマートフォン販売シェアの9割以上がiPhoneやiPadファミリーのiOS機であるソフトバンクモバイルとは一線を画し、Y!mobileではスマートデバイス向けプラットフォームとして世界トップシェアを誇るAndroid機を中心に揃える予定としています。現在、イー・アクセスとウィルコムを合わせた携帯電話回線の契約数はおよそ1,000万契約。Y!mobileではそれを2,000万契約へ倍増させることを目標に掲げていますが、Yahoo! BBの二の舞になりそうでおっかないです。ADSLモデムならぬタブレットやスマートフォンの街頭無料配布とか…。そんなセコいことをせずとも契約数倍増を狙ってほしいものです。

ところで、モバイルテックとBBモバイルという2社のペーパーカンパニーを中間持株会社としてソフトバンクモバイル株式会社との間に挟んでいるソフトバンク株式会社には、それを是正する気はないんでしょうか?

■参照
[ヤフー株式会社より]
ヤフー株式会社によるイー・アクセス株式会社の株式の取得に関するお知らせ
※緊急記者会見の動画やその際のスライドショーが見られます。
Y!mobileのティザーサイト

[ソフトバンク株式会社より]
当社子会社(ヤフー株式会社)による
イー・アクセス株式会社の株式取得に伴う孫会社の異動について

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