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2013年12月 3日 (火)

ゼリー豆祭りの裏で…

AndroidスマートフォンのJelly Beans(Android 4.1/4.2)へのバージョンアップの動きが11月に入り活発化していきました。一部を除くドコモスマートフォンには大方バージョンアップが配信され、これでドコモの機種に限っては明言のあった機種は残すところSH-01EとN-02E、N-07Dになりました。技術的に不可能ではないはずのP-07DやN-08D、HW-01Eはいったいどうなるのやら…。

2013年12月3日、Xperia UL(SOL22)へもAndroid 4.2へのバージョンアップが配信されてきました。これで、auの2013年夏モデルはすべてAndroid 4.2になりました。筆者がこのことに気付いたのはいったん帰宅した後、何気なくSOL22のソフト更新を確認した時のことです。KDDIから正式に発表があったのは2013年12月3日の18時だったのですが、ツイート時刻に注目。

一応、Wi-FiやLTE経由のバージョンアップをお勧めしたいと思います。その際は充電しながらやってみましょう。一時的に本体が熱くなったり動作が重くなったりしますが、これはカーネル最適化のためですので異常ではありません。なお、バージョンアップパッケージのダウンロードに必要なデータ量は約234.7MBです。SO-04Eのそれより若干容量が大きいです。

主なバージョンアップ内容は以下の通り。Android 4.2以降のお約束として、ビルド番号の連打によって隠し要素の開発者向けオプションを開くことができます。

・ロック画面にウィジェットを配置可能に(ウォークマンもこれを応用してロック画面に表示)
・スモールアプリやノートの機能強化
・カメラに静止画プレビュー機能を追加
・通知トレイからFMラジオを切ることができるようになった
・PS3のコントローラーに対応

SOL22はAndroid 4.1のXperiaとしては最も進んだUIを採用しており、透けるステータスバー、ランチャー表示時の半透明のタッチキーなどはそのままAndroid 4.2のXperiaへ継承されていった要素でした。そのため、見た目上の変化はXperia Z(SO-02E)やXperia A(SO-04E)に比べると少ないです。また、機能面でもBluetoothテザリングなど、バージョンアップ前からすでに実装していた機能があったために大きな変化は見られないと思います。

ビルド番号が10.2.F.3.43または10.2.F.3.81から10.3.1.D.0.220になったらバージョンアップ成功です(2013年12月3日現在)。筆者は評判を聞きながらしばらく保留ということで…。

詳しくは以下のリンクを参照してください。

・KDDI株式会社より
Xperia™ UL SOL22 OSアップデート情報
・ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社より
Xperia™ UL SOL22 [Android 4.2.2 OSバージョンアップ]

この後も他社端末でバージョンアップが出来るようになるはずですが、ISW16SH、SoftBank 106SH、ISW13F、FJL21、SoftBank 201F、CAL21、LGL21あたりはそれぞれに対応するドコモの機種がせっかくバージョンアップできるように(または対応予定に)なっているのだから、Jelly Beansの恩恵を受けられるよう性急にバージョンアップしてもらいたいと思っていますね…。SoftBank 101P/102P/101DLみたいにバージョンアップすらさせてもらえずに計画的に陳腐化させられた事例もありましたので、それだけは避けてもらいたいです。

[衝撃的だったこと]

本当はこちらについて言及したかったのですが。本当に筆者を含めたモバイルファンにとって青天の霹靂でした。ソフトバンク株式会社の子会社だったイー・アクセス株式会社と株式会社ウィルコムが合併することになりました。なお、存続法人はイー・アクセス株式会社です。

実は、イー・アクセスもウィルコムも創業者が同じです。皮肉なことに競合するKDDI株式会社の母体、第二電電株式会社の創業者と同じなんです。その人こそ、千本倖生です。千本氏はもともと、これまた競合相手のNTTグループの前身、電電公社の局員だったのですがしがらみにとらわれていることに嫌気がさしたのか退局し、その後は数多の通信会社の創業に携わった人物でした。

この両社とも、2009~10年の間にソフトバンクグループと接近しています。イー・アクセスは2009年からソフトバンクモバイルの定額データ通信サービスへインフラを提供していました。一方、ウィルコムは2010年からソフトバンクのもとで経営再建に取り組んでいました。結果的にはソフトバンクの俺得経営なんですがね。

その過程でウィルコムはXGPサービスの継続断念やインフラの上下分離といった痛みを伴ったものの「だれとでも定額」で減少していた契約者の底打ちに成功しました。イー・アクセスはiPhoneユーザーの増加に伴うトラフィックの逼迫に悩むソフトバンクの思惑からアライアンスの壁を越えた資本提携に踏み切り、結果的にソフトバンクの子会社となりました。これによりiPhone 5で快適に通信できるダブルLTEが実現したわけです。

さて、ウィルコムはソフトバンクのもとで再建に成功しましたが、諸刃の剣でした。現在、実態としては回線開通および端末販売専業になっています。ウィルコムの持っていたインフラは既にWireless City Planning株式会社に譲渡されてしまったので、その回線をリセールしてそれに対応した端末を販売する、という按排です。つまるところ、ウィルコムはただ売るだけの会社になってしまったのですね…。

イー・アクセスによるウィルコムの合併登記は2014年4月1日に行われ、その効力をもってウィルコムは消滅法人となります。ただ、合併後の商号および既存のブランドの処遇を巡っては未定とされているので非常に不安が残ります。ブランドを残してくれることに期待はしていますが、商号としては「ソフトバンク○○株式会社」みたいになってしまうのではないでしょうか…。

それ以前にソフトバンクモバイル株式会社の出資関係はどうにかならんでしょうか。2013年現在も、

ソフトバンク株式会社
→モバイルテック株式会社
→BBモバイル株式会社

→ソフトバンクモバイル株式会社

と、持株会社と事業実態のある法人の間に2社のペーパーカンパニーを本来あり得ない理由ではさんでいます。しかし、7年間もこの状態を簡易合併などで是正せずに放置していったのには何かわけがありそうですね…(苦笑)。

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