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2013年12月26日 (木)

筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤー2013

お待たせいたしました。いよいよ、筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤー2013を発表いたします。今年はいったいどの機種が選ばれるでしょうか? 本家大元に先んじて発表したいと思います!

■大賞: SONY Xperia A SO-04E (ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社)
―持ちやすく、使いやすく、楽しいオールラウンダー

So04e

栄えある筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤー2013大賞に輝いた機種は…
Xperia A SO-04Eでした! おめでとうございます!

海外で発売されたXperia ZRの日本版でしたが発売は日本版のほうが先行しており、5月17日になりました。Xperia ZRからは主に機能とメモリー容量の面で大幅な強化が施されており、ROM容量は8GBから32GBへ、日本向け機能にも一通り対応と死角はありません。

しかしながら同時期の機種と比べてスペック面ではどうしても見劣りしてしまうものがありました。多くの機種がフルハイビジョンの5.0型前後の液晶ディスプレイを搭載してきた中でXperia Aでは4.6型のHD液晶を搭載。また、チップセットもSnapdragon 600(APQ8064T、1.7~1.9GHz)搭載機種が多かった中で周回遅れのAPQ8064(1.5GHz)搭載、防水加工はキャップ式、などなどです。しかしこのような妥協により持ちやすいサイズにまとまっており、珍しく電池パックも取り外し可能になっていました。破綻の少ないスペックや完成度の高い端末設計により、非常に良好なパフォーマンスも実現していました。

Xperiaが日本で築いてきたブランド力は確固たるものでした。今まで各機種ハーフミリオン越えがやっとだったXperiaシリーズですが、Xperia Aはシリーズ始まって以来となる歴史的な売れ行きを見せました。発売から1ヶ月でいきなり50万台を、2ヶ月半で約120万台を超える大ヒットとなり、Android端末としては記録的なセールスのミリオンセラー端末になりました。恐らく、今後はXperia Aを上回るヒットを記録する機種が出ることは難しいでしょう。

発売当時に公約されていた通り、2013年9月3日に早くもAndroid 4.2へバージョンアップを果たしました。ソニーモバイルによるとベースモデルとなったXperia ZRではAndroid 4.3までのバージョンアップは保証するがKitKatことAndroid 4.4へのバージョンアップは検証段階とのことで、今後のさらなるバージョンアップにも期待が持てます。

見事に2013年夏のツートップの一角としての責務を果たしたXperia A。残暑著しい中で初音ミクとのコラボモデルが発売されるなど、Xperia Z1発表まで数多くの話題を振りまいていました。

■大賞: SONY Xperia UL SOL22 (ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社)
―いい意味でXperia Zからの妥協を実現



Sol22

同列で大賞とさせていただいたのが、Xperia UL SOL22です。一般的にはau版Xperia Zと評されていましたが、実際はXperia ZLのローカライズ版でした。ヘッドホンジャックやmicroUSB端子、microSIMカードとmicroSDカードスロットの位置にXperia ZLとの共通点が見られます。本機種は5.0型フルハイビジョン液晶搭載機種では他にP-02E、F-02Eしかない電池パックが取り外し可能な機種でもありました。なお、ベースになったXperia ZLは電池内蔵型でした。

Xperia Z SO-02EXperia Z1 SO-01F/SOL23Xperia Z1S/Xperia Z1f SO-02F開発の試金石といえるもので、お世辞にも完成度が高いとは言えない代物でした。しかし、Xperia ULではXperia Zの良さを受け継ぎつつユーザビリティの向上を図っていました。実際、パフォーマンス面でいえばXperia Z譲りといえるものでした。Bluetoothテザリングが可能、デスクトップ上でナビゲーションバーやステータスバーが透過するなど、Android 4.1の地点で既にAndroid 4.2のXperiaの特徴を兼ね備えていました。その点では、Android 4.1地点で最も進んだ設計のXperiaだったといえます。

Xperia Aに遅れることちょうど3ヶ月、2013年12月3日にAndroid 4.2へのバージョンアップが配信されました。こちらも、ベース端末のXperia ZLにてAndroid 4.4までのバージョンアップが検討されているとのことで、長く使うにも期待感が募ります。auのLTE対応Android端末としては安定した売れ行きを見せ、当時は一部から「Xperia最強モデル」と呼ばれていました。

[次点]

■日本賞: FUJITSU ARROWS NX F-06E (富士通株式会社)
―もう「アアアッ」なんて言わせない

F06e

今までの反省からフラッグシップ機種の開発方針を転換させ、オールクアルコムデバイスになって帰ってきた新生ARROWS。フルセグ対応により出先でも高画質のテレビ映像を堪能できるほか、HD画質ながらテレビ録画も可能になった。カメラのこんにゃく現象がひどかったこと以外「不具合がないことそのものが不具合」と呼ばれたほど、今までの機種とは比べ物にならない完成度の高さが大きな反響を巻き起こした。

■スマチェン賞: Panasonic ELUGA X P-02E (パナソニック モバイルコミュニケーションズ株式会社)
―初心者もマニアも楽しく使いこなせる、パナソニック会心の1台

P02e

今まで不遇続きだったパナソニックがこの機種でようやく商業的成功を収めることができた。大画面ながら片手操作できることを念頭に置いて開発されており、携帯電話から機種変更したユーザーの利用を想定したケータイモードも搭載されていた、使い勝手重視のスマートフォンだった。この開発思想はパナソニック最後のスマートフォンになったELUGA P P-03Eでも活かされることになる。

■グローバル賞: Apple iPhone 5s (Apple Inc.)
―ドコのキャリアでモ使えるように

Iphone_5sn
長らく条件面で折り合いの合わなかったNTTドコモでも、加藤薫代表取締役社長が直々に渡米してトップセールスに打って出た結果、遂にドコモでの納入を勝ち取ったことが話題に。基本的にiPhone 5のキープコンセプトだが、64bit化や指紋センサー、ユーザーの利用スタイルを学習するコプロセッサApple M7の搭載、Androidから逆輸入された操作性により純粋なユーザビリティやスペックの向上が図られた。

■特別賞: LG Google Nexus 5  / EM01L (Google inc. / LG Electronics Inc.)
―Uncarrier. キャリアを越えた自由を、挑戦するキャリアからも

Em01l

日本におけるNexusスマートフォン第3弾。LGのフラッグシップ機、G2がベースとなっている。クアルコム初のLTEモデム統合型クアッドコアチップ、Snapdragon 800 MSM8974を搭載している。SIMフリーの状態で出荷されているため、対応周波数帯の圏内であればどのキャリアでも使えるのは魅力であろう。日本初の、工場出荷時にKitKatことAndroid 4.4を搭載したスマートフォンとしてモバイラーから歓迎された。

さて続いてはタブレット・オブ・ザ・イヤー2013を発表したいと思います。

■大賞: ASUS Google Nexus 7 (2013) (Google inc. / ASUSTeK Computer Inc.)
―何もかもが前モデルからの正統進化。

Nexus7_2013

2012年に発売され、タブレット市場の呼び水となったNexus 7。NexusシリーズはAndroid端末のリファレンス的存在として、多くのモバイラーから引っ張りだこにされていました。昨年から大幅に進化を遂げたNexus 7 (2013)を、筆者の選ぶタブレット・オブ・ザ・イヤー2013大賞とさせていただきました。

Nexus7_2012


2012年モデルは初期ロットで日本におけるAndroid 4.1に初めて対応した端末で、同バージョンの特徴になる7型タブレット専用ユーザーインターフェイスも初めて採用していました。開発、製造を担当したのはEee-PCでネットブック人気の火付け役となったASUSTek。当時、F-10DやISW13Fに搭載されていたことで有名だったNVIDIA Tegra 3を搭載したクアッドコアタブレットでした。しかし、このTegra 3の熱処理問題がとても厄介で、このNexus 7(2012)ではTegra 3のIHSの上にさらに大きな銅板を重ねて熱を逃すようにしていたようです。

今年のNexus 7はあらゆる面で大きく進化を遂げていました。まず、前世代の反省からチップセットがAPQ8064となりました。また、RAMも1GBから2GBへ増量されただけでなく、モバイル通信機能が遂にLTE対応となりました。その兼ね合いもあって、日本では携帯電話キャリアでの取り扱いも開始されることになりました。

よりダウンサイジングされ、持ちやすく軽量に設計されていました。バッテリー容量はNexus 7 (2012)より1割弱減っていますが、APQ8064の採用やカーネル最適化により電池持ちが格段と良くなっていました。国際規格になっているワイヤレス充電、Qiにも対応していました。日本ではAndroid 4.3を初採用した端末となり、後にNexus 7 (2012)ともども、Android 4.4へバージョンアップが可能になりました。

Nexus 7 (2012)ではHD液晶搭載でしたが、遂にフルハイビジョン化しました。また、Nexus 7 (2012)では画面側にしか付いていなかったカメラも背面につくようになり、5メガピクセルというタブレットにしては申し分ない解像度を誇っていました。これによるフルハイビジョン動画撮影も可能になっていました。このような進化によって、ようやくNexus 7がiPad miniシリーズとタメを張れるようになったのです。

[次点]
■フルセグメント賞: SONY Xperia Tablet Z SO-03E (ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社)
―スマホとこれがあれば災害も安心。

So03e

Xperia Tablet Sの後継機。タブレットとしてはバッテリー容量の少なさが玉にきずだが、Xperia Z譲りの秀麗なデザインが魅力。Wi-FiモデルはAndroid 4.2へバージョンアップを果たしたが、ドコモ版は未だにAndroid 4.1のまま。しかし機能バージョンアップによりワンセグ、NOTTVに加えフルセグに対応する離れ業をやってのけた。

■超進化賞: Apple iPad Air / iPad mini Retina (Apple Inc.)
―本流はより薄く、miniはより緻密に。

Ipad_air_mini_retina

最新世代のiPad。本流のiPadはApple製品で薄さ重視の製品に付けられる「Air」がつけられ、ベゼルの狭小化と薄型化が図られた結果、従来比200gもの軽量化を実現。一方、iPad miniは従来モデルと比して重くなったものの、Retinaディスプレイ採用により、iPad Airよりも緻密な画質になった。ドコモでの発売はもう少しの辛抱が必要かも。

■トップバリュー賞: Huawei dtab 01 (華為技術有限公司)
―1万円でおつりが出るくらいなのに中華パッドを蹴散らしてしまった怪物

Dtab01

ドコモのオプション扱いで購入可能な10型タブレット。定価は税込25,725円。スペックは及第点だが、条件を満たせば1万円でお釣りができるぐらいで買えてしまうお気軽さからタブレット入門に最適だ。本来はドコモマーケット向けに最適化されているが、Googleアプリも使用可能。価格相応の品質は仕方ないとして、その良好すぎるコストパフォーマンスから中華パッドキラーと呼ばれた。

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コメント

>>マグマ大佐殿
そう言われますとなんかちょっと照れますね…(苦笑)

SOL22は4.1の地点では最も進んだ設計のXperiaではないかと思います。不具合も結構少なく、思った通り良機種でした。

大佐殿、よいお年をお過ごしください。そして、来年も変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします。

コメ遅くなりました。

大賞にA選んで頂きありがとうございますw

それ以外にもNexus7やtablet Zも入ってて少しびっくりでした。
でも自分が良いと思って使ってる端末がこうして取り上げられると嬉しいものです。

SOl22がすでに一部で安売りされてますので、この記事見てタイミングあればbutterflyの後継候補に致しました。
背中押してくれてありがとう。

そして当方の下らないブログに今年もお付き合いして頂き、とても感謝してます。
ありがとう。

良いお年を。

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