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2013年12月27日 (金)

筆者の選ぶクソケータイ・オブ・ザ・イヤー2013

きょうは仕事納め。来年のマクロ経済のバロメーターといわれる東京証券取引所の大納会では16,000円を超す高値で大引けしました。20年以上もミクロ経済や地域経済は不況続きなので、マクロ経済の景気復活が反映されるといいですね。

Iphone_5sn

 

さて、本家大元のインプレスのケータイ・オブ・ザ・イヤー2013に選出された機種はiPhone 5sでした。Xperia Z1も健闘していましたが惜しくも次点。SO-01FとSOL23を併せた票数でも遠く及びませんでした。なお、筆者が特別賞に選出したNexus 5は次点で4位に輝きました。iPhone 5sもNexus 5もSIMフリーモデルが用意されているため、今後は携帯電話の販売方法に革命が起こるだろうと観測されています。

今年はIS04やN-07Dのような明らかに赤点レベルの機種はなくなりましたが、イマイチな機種がわずかながら存在していました。今年、最もイマイチだった機種を筆者の選ぶクソケータイ・オブ・ザ・イヤー2013として選出したいと思います。

※以下の選評はあくまでも筆者の主観に基づくものなので、必ずしもすべての人がそう思っているとは限りません。頭をひねって快適に使っている方もおりますので、鵜呑みにしないでさらっと流す程度にしてください。

[選評]
■大賞: FUJITSU ARROWS X F-02E (富士通株式会社)
―ARROWS Vの健闘ぶりはいずこへ…

F02e


残念ながら、今年のクソケータイ・オブ・ザ・イヤー2013大賞に選出されてしまったのがこのARROWS X F-02Eでした。2012年に飛び番となっていたことで様々な憶測を呼びましたが、今年の新学期商戦に投入されたことでその全容が明らかになりました。富士通初のAndroid 4.1対応機種で、5.0型フルハイビジョン液晶、クアッドコアチップのNVIDIA Tegra 3+(1.7GHz)、今までUMTSとLTEで別々にされていたモデムチップが統合されたCOSMOSチップをスマートフォンとして初搭載したことなどが話題になりましたが…。

富士通は日本で初めてクアッドコアのAndroidスマートフォン、ARROWS X F-10DARROWS Z ISW13F(CDMA FJI13)を発売していました。これらは世界初のCortex-A9クアッドコアチップ、Tegra 3を日本で初めて搭載していました。しかし、使い方によっては熱暴走を起こして数多くの不具合を生じさせるとんでもないじゃじゃ馬でした。バッテリーの持ちもいいとは言えず、まさにアメ車やスーパーカーのような燃費の悪さでした。

しかし、ARROWS V F-04Eではある程度Tegra 3の調教に成功し、まだまだ調整不足な点はあるものの見違えるほど完成度を高めていました。F-10Dの反省から熱対策やチューニングを入念に行った結果で、生産台数の少なさから新学期商戦でほぼ在庫がなくなっていきました。これがARROWS再起のきっかけと思われましたが…。

悪夢は繰り返されました。

とにかく熱くなります。筆者も展示品で温度警告が表示されて充電を停止しているものを見かけたことがあるので、思わず目を疑ってしまいました。さすがにTegra 3+搭載ということもあり画面はヌルヌルと動きましたが、所詮はAPQ8064と比べるとCPUコアは周回遅れのTegra 3。どうも、画面の動きにCPUの処理がうまく追従できていないような印象でした。なんというか、改善すべき点を放棄したまま、現場の専断で開発が横行されていったような印象でした。

それ以外もガタガタで、発売直前に黒が回収の憂き目に遭うなど品質管理も杜撰でした。鳴り物入りで搭載されたCOSMOSチップもLTEとUMTSモデムを統合した弊害でLTEロストがひどく、まともに通信ができない個体もあったようでした。あの天才プログラマーと呼ばれた木屋善夫氏もこの機種を購入するや否や、優れた点を認めつつもやたらと酷評していました。なんと彼、その前には昨年の大賞になったMEDIAS X N-07DがベースになったBIGLOBEのほぼスマホ、NE-202を使っていたそうです。

結局、その悪評からF-02Eはクアルコムに頼らない開発方針をとっていたドコモのフラッグシップモデルARROWS Xの最終モデルとなり、世間の趨勢に迎合するかのようにSnapdragonをチップセット、Gobiをモデムに採用する現実路線へと転換しました。こうして開発されたのがARROWS NX F-06Eで、カメラのこんにゃく現象がひどいこと以外は不具合らしい不具合が見られなかったことから「不具合がないことが不具合」と皮肉られるほどの素晴らしい端末になりました。しかし、その評判とは裏腹に過去の機種の悪評から商業的には成功することができませんでした。

F-06Eの開発にあたってはスマートフォンユーザーから様々な意見を伺っていたとのことだったので、富士通はよほどARROWS Xの各機種(F-05D/F-10D/F-02E)の悪評に懲りていたのでしょう。そういった意味では、F-02Eは富士通の開発方針を転換させるいいきっかけになったと思います。

[次点]
■バッドサポート賞: SONY Xperia Z SO-02E (ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社)
―市場の読み違いが巻き起こした悲劇

So02e

新生Xperiaを飾るにふさわしい器だった…のだが、まさかのドコモの市場の読み違いで70万台もの予想外の売れ行きを見せてしまったためリフレッシュ品不足問題を引き起こしてしまった、アフターサービス面で問題を抱えた機種。筺体の構造上、外装交換ができないことが原因。Xperia初のクアッドコア機だからなのか全体的に粗が目立つ。ケータイ補償で別機種に交換させられたのが気に食わずドコモを解約した契約者もいたほど。この機種のユーザー(特に紫)は水没、全損したからといって絶対にケータイ補償を使わないように!
いくら高額になろうとも実費で修理してもらいましょう。

■ピンキリ賞: HTC J one HTL22 (HTC Corporation)
―当たりを引いたら天国、ハズレを引いたら地獄

Htl22


HTCのフラッグシップ機、HTC oneシリーズがベース。高級感あるメタルボディと4.7型のフルハイビジョン液晶、画素あたりの受光面積を高めた4メガピクセルカメラが特徴。海外モデルにはなかったmicroSDカードスロットの搭載などが日本向けモデルでの変更点。

HTCのお家騒動に巻き込まれるかのように品質管理が杜撰すぎて、当たりを引いたユーザーはとことん快適に使えたのだが、ハズレを掴まされてしまったユーザーは通話不良紫カメラにとことん悩まされることになってしまった。

■情弱賞: iPhone 5c (Apple Inc.)
―コレジャナイiPhone

Iphone_5ca

先進国での売れ行きは好調ながら、新興国や発展途上国での売れ行きが不調だったiPhoneの切り札として誕生した機種。実態としてはガワを取り換えたiPhone 5そのもので、とりわけau版はプラチナバンドLTEへの対応でより快適な通信環境を実現した。しかし、iPhoneを欲しがる世界中の消費者からは満場一致で「高級感がない」、「こんなのiPhoneらしくない」と酷評の嵐だった。今でも売れているのは日本ぐらい。新興国でも売れることを狙って開発したらご覧の有り様だよ!

続きましては、クソタブレット・オブ・ザ・イヤー2013を発表したいと思います。

[選評]
■大賞: YAMADA EveryPad (株式会社ヤマダ電機 / 連想集団)
―中華パッドならぬ○○パッド

Everypad


株式会社ヤマダ電機創業40周年を記念して、中国の連想集団と共同で開発されたタブレット型端末。「ヤマダだから」という消費者の期待…いや、不安は見事に的中してしまいました。定価は21,800円で、WiMAXルーターとのセット販売で実質0円にできました。

基本的なスペックは悪くはありませんでした。チップセットは中華パッドでおなじみのMediaTekが開発した、Cortex-A15の下位互換にあたるCortex-A7アーキテクチャを採用したクアッドコアチップ、MT8125(1.2GHz)を採用。ディスプレイは少々解像度が低いながらも、WSVGA(1,024×600pixels)の7型液晶でした。また、当時としては先行してAndroid 4.2に対応していました。また、本体のROM容量も16GBと少なくなかったのですが…。

問題なのはシステム領域の少なさ。普段、twitterやWebサイト閲覧、動画鑑賞などを行っている分には問題ないですが、アプリをガンガン入れて使うにはとことん不向きでした。それもそのはず、システム領域がたったの1GBしかなかったのです。残りはUSBストレージとして占有されています。キャッシュとしてどんどんデータがたまっていきすぐに容量不足に陥ってしまうという、ROMが1GBしかなかったAndroid 2.3スマートフォンに似た問題を抱えていました。ユーザーは常にシステム領域の空き容量との格闘を余儀なくされ、これを原因に返品したユーザーもいたほどでした。

また、ありきたりの機能をいかにも便利と謳って紹介する販売戦略も問題ありまくりでした。このタブレットはタッチペンが付属し、手書き入力、音声認識、テレビ電話が可能という触れ込みで販売されていましたが、いずれもGoogleの標準機能か既存のAndroidアプリで代用出来るものばかりでした。

結局、このタブレットを買う目的はヤマダマルチSNS(ただしSocial Networking Systemの略ではない)を利用することしかないでしょう。デザインも安っぽいですし、タッチパネルも挙動が少し変で決して良好な動作とは言えないですし、これを買うよりはやはりNexus 7 (2013)を買ったほうがよっぽどか満足できると思います。そのため、EveryPadを筆者の選ぶクソタブレット・オブ・ザ・イヤー2013に選出することになりました。もちろん次点なんていう生ぬるいものはありません。

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