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2013年10月

2013年10月31日 (木)

49、45の次は何?

いよいよ、2013年11月1日から070で始まる携帯電話番号の払い出しが始まります。2002年の080ナンバー割り当て開始から10年ぶりに携帯に割り当てとなる市外局番が追加されることになります。

具体的には、PHS用に割り当てられていた070-5xxx-yyyy、070-6xxx-yyyy以外の番号が携帯電話向けに使用されます(xは局番、yは番号)。なお、ウィルコムではそれに先駆けてPHSであることを識別できるよう「W」のモールス符号をモチーフにした呼び出し音を鳴らすサービスを提供しています。2014年10月1日からは、さらにPHSと携帯電話同士の番ポ(MNP)も可能になります。

最近、「だれとでも定額(だれ定)」を武器にデータ通信から音声通話に回帰し、一時の低迷から脱したウィルコムはこれを機にPHSの契約を加速させたいという思惑を抱いています。このだれ定は十分に枯れた通信方式だからこそ実現できた料金プランです。来年から始まる番ポでは、番号を変えずにPHSを使えるようになることでさらなるユーザーの増加を期待している節もありますが、一方でPHSとして使っていた番号で一気に携帯電話へ流れてしまう危険もはらんでおり、どのようにして顧客維持に努めていくかが課題になります。

2013年9月末現在、TCAの統計では携帯電話・PHSを合わせた契約数はおよそ1億4,000万契約。そのうち、実質的なユーザー数は全契約数の6割ほどにあたるおよそ8,500万人ではないでしょうか。コミュニケーションがままならないか発達途上の乳幼児や幼稚園児にとっては豚に真珠ですし、高齢者世代は未だに固定電話へのこだわりが強く、自ら積極的に持とうとする人のほうが少数派だったりするからです。今ではもう090で開通してもらうことはかなり難しくなっており、新規のほとんどは080になっています。その080も枯渇しかけています。

解約→新規で機変している契約者が多いこと
・データ通信回線や通信モジュール専用回線にも電話番号が割り当てられていること
・スマートフォンやタブレットの兼ね合いから2台持ち利用が定着していること
・副商材として抱き合わせ契約させることで一括0円にする商法が定着してしまったこと
・一度使った番号は解約されると使いまわしできないこと

…などがあり、番号の枯渇を招いています。電話番号は貴重な資源でもありますので、一度開通したらやむをえないことが生じない限り、長く使い続けることをお勧めしたいのですが…。

■参考
※あなたの番号の本来の割り当てが分かります。
キャリアの番検

2013年10月11日 (金)

たった0.1の差で大事に

Androidの世界シェアもJelly Beansが幅を利かせるようになりました。現時点ではAndroid 4.1のシェアが最多になっています。さて…、筆者が以前このblogで紹介したとおり、Android 4.0から4.1または4.2へのバージョンアップを予定または配信している機種がありますが…。

2013年10月11日現在、Jelly Beanへのバージョンアップの実施状況は以下の通りです。

■Android 2.3→4.0→4.1へバージョンアップ
サムスン電子: SC-05D(GALAXY Note、Android 2.3でも飛び級でバージョンアップ可能)

■Android 2.3→4.1へバージョンアップ
京セラ: WX04K(DIGNO DUAL)

■Android 4.0→4.1→4.2へバージョンアップ
サムスン電子: SC-04D(GALAXY Nexus、数日かけて配信して更新)

■Android 4.0→4.1へバージョンアップ
富士通: F-05E
LGエレクトロニクス: L-05D、L-01E、L-02E
モトローラ・モビリティ: SoftBank 201M
パンテック&キュリテル: PTL21
サムスン電子: SC-06D
シャープ: SH-10D、SH-02E、SHL21、SHT21、SoftBank 200SH
ソニーモバイル: SO-04D、SO-05D、SO-01E、SOL21

■Android 4.1→4.2へバージョンアップ
HTC: HTL22
ソニーモバイル: SO-04E

そのほか、タブレットも含めるとARROWS Tab Wi-Fi FAR70BがAndroid 4.0→4.1へ、Xperia Tablet Z(Wi-Fiモデルが対象)がAndroid 4.1→4.2へ、Nexus 7(2012年モデル)がAndroid 4.1→4.2→4.3へとバージョンアップ出来ています。ところが…たとえバージョンアップが配信出来てもなお、苦労が尽きないようです。

ソニーモバイルのXperia Vベースのローカライズモデル、Xperia AX/VL(SO-01E/SOL21)はFelica/NFCが正常に使えないなど数々の不具合を抱えていたことで有名でしたが、特にSOL21はファームウェアにも重大なバグを抱えていたことが判明した致命的なケースでした。一方の、目立った不具合も少なくMSM8960搭載機種としては非常に良機種だったXperia GX/SX(SO-04D/SO-05D)もバージョンアップ後にフリーズや再起動が頻発し、その対策に追われることになりました。

さて、日本メーカーの動きですが、真っ先にSH-02Eへのバージョンアップを配信したシャープによるSH-09Dへの、NECカシオによるN-03Eへのバージョンアップをめぐる動きから(特にドコモ勢を中心に)慎重論に転じ、ズルズルと先送りされてしまっています。

SH-09Dをバージョンアップしたユーザーからの印象はおおむね好評でしたが直後に正常に電源が入らない不具合が発覚し、その後、2ヶ月以上も放置されています。姉妹機種であるSoftBank 106SHやISW16SHのバージョンアップもこの一件がなければとんとん拍子で配信できたのでは、と思われるのでこの3機種をバージョンアップさせるべく不具合解消に時間をかけすぎている、と思います。

また、N-03EではATOKが正常に機能せず日本語入力できなくなる場合があるとして9月30日に配信したバージョンアップを翌日の10月1日に停止してしまいました。何らかの不備によってATOKが認識しないか、ATOKそのものが入っていなかったためらしく、10月4日からジャストシステムによってN-03E向けの対策モジュールが配信されました。AndroidはiOSと異なってIMEを自分で選べるのがメリットですが、かつて使っていた機種でATOKを使っていたユーザー以外には要らぬ苦労を強いてしまう不具合だったのではと思います。

さて、ドコモでは上記以外でまだバージョンアップを提供できていない機種があります。それが以下の機種。中断中ながら提供実績のある機種は除外してあります。

■Android 4.0→4.1へバージョンアップ予定の機種
富士通: T-02D、F-03E
NECカシオ: N-07D、N-02E
シャープ: SH-01E

■Android 4.0→4.2へバージョンアップ予定の機種
富士通: F-10D、F-04E

■Android 4.1→4.2へバージョンアップ予定の機種
ソニーモバイル: SO-02E(参考)

その巻き添えを食らう形か、何らかの事情でバージョンアップが先送りされている他社キャリアの機種が以下の通り。括弧内にある機種は相当するドコモの機種を示しています。

■Android 4.0→4.1へバージョンアップが期待される機種
富士通モバイル: SoftBank 101F(⇔T-02D)、FJL21(⇔F-03E)
LGエレクトロニクス: LGL21(⇔L-01E)
NECカシオ: CAL21(⇔N-02E)
サムスン電子: SCL21(⇔SC-06D)
シャープ: SoftBank 106SH、ISW16SH(⇔どちらもSH-09D)

■Android 4.0→4.2へバージョンアップが期待される機種
富士通モバイル: ISW13F(⇔F-10D)

■Android 4.1→4.2へバージョンアップが期待される機種
ソニーモバイル: SOL22(⇔SO-02E)

本来、AndroidスマートフォンもiPhoneのように何度もバージョンアップできるよう設計されていたはずです。日本国内では特に、ソニーモバイルを中心に日本向けモデルのバージョンアップ断念が伝えられる度にユーザーを落胆させてしまった前科があります。その度に、有志によって解析されては更なるバージョンアップを試みる動きがありました。

(例)
SO-01B(Xperia X10)
海外向けモデルではAndroid 2.3までバージョンアップされたが、日本向けモデルはカメラの顔認識機能や笑顔認識機能や、誰得の著作権保護機能が失われるという理由で見送り。

SO-01C(Xperia arc)、SO-02C(Xperia acro)、SO-03C(Xperia ray)
arcやrayは海外モデルでAndroid 4.0にバージョンアップされたが、ROM1GB、RAM512MBでは明らかに日本独自機能に対応するには非力すぎた。どちらかといえばスパゲティなソースコードでアプリを作っていたキャリア側の怠慢が原因。

SO-02D(Xperia NX)、SO-03D(Xperia acro HD)
それぞれの海外モデルにあたるXperia SやXperia acro SではAndroid 4.1までバージョンアップできたが、こちらもアプリの軽量化ができなかったキャリア側の怠慢により却下となってしまった。

2013年10月11日現在のAndroidの最新バージョンは4.3で、これからキットカットことAndroid 4.4が発表されようとしています。つまり、今からAndroid 4.1へバージョンアップすることになると、1~2周も遅れてしまうことになります。特に、Android 4.1以降で受けられる恩恵といえばGoogle Nowによる検索機能や通知トレイの強化が挙げられます。このバージョンアップをAndroid 2.3から4.0へバージョンアップできた機種でももう1度できればなあ…と思いましたが…。

今までの端末展開を見てみますと、やろうと思えばできたシングルコアモデルのAndroid 4.0までのバージョンアップデュアルコアモデルのAndroid 4.3へのバージョンアップもできたはずです。しかし、その期待をことごとく踏みにじるのが重い重いキャリアアプリ。それに対し、キャリア各社はアプリの冗長さを認めることなく無視して、端末メーカーにとびっきりハイスペックな端末の開発を強制してしまいました。その結果による完成度の低さもバージョンアップへの障壁になり、実際にNECカシオやパナソニックはバージョンアップ前後の動作検証にだいぶ時間を費やしてしまいました。特に、P-02D/P-04Dの姉妹機種だったSoftBank 101P/102Pは可能だったはずのバージョンアップが放棄され、101Pにいたってはプリスマで最終処分をかけられる最悪の末路をたどることになってしまいました。

こうしたことから筆者はキャリア各社がメーカーにAndroid端末を開発してもらうにあたり、フィーチャーフォン同様の買い替え前提のモデルデザインではなく何度もバージョンアップを続けられるよう、キャリアサービスを使うためのアプリが軽量化していればなあ…と思っています。spモードアプリ、あれはあきまへんです。メールをするためだけなのに50MBも使うのは反則じゃないでしょうか…。

[2013.10.22更新]
・SO-02Eに関しては、2013年10月15日からAndroid 4.2へバージョンアップできるようになりました。なぜかPCを使ったバージョンアップはできないため、無線LANのある環境で本体操作にて行ってください。
・N-03Eも何とか不具合の修正が完了し、既にバージョンアップ済みのユーザーを対象にソフト更新で対策が行われることになりました。バージョンアップがまだの方は10月23日からできるようになるのを待ちましょう。

2013年10月 8日 (火)

こんな統計で大丈夫か?

全社でiPhoneを扱えるようになった、2013年9月の携帯電話契約数統計がTCAから発表されました。(こちらも参照してください)

純増数でみればソフトバンクモバイルとauの2強体制が維持される結果になりました。一方でNTTドコモは前月比で7万契約弱もの純減と、1968年に開始したポケットベル(現在は廃局)にルーツを持つ45年もの移動体通信の歴史史上最悪の純減になってしまいました。

なお、以下が2013年9月末現在の契約数です。括弧内が前月比の純増数になります。
NTTドコモ:61,772,000契約(-66,800契約)
KDDI/沖縄セルラー電話(au):39,045,200契約(+232,700契約)
ソフトバンクモバイル:34,065,600契約(+270,700契約)
ウィルコム/ウィルコム沖縄:5,310,300契約(+41,500契約)

なお、各社の2013年9月分の番ポ(MNP)受入数の実績は以下の通りです。やはりこちらは番ポ開始当時から積極的だったauの圧勝でした。ドコモは半年以上も10万契約以上の深刻な転出超過が継続しており、この半年で全契約の1%以上が他社へ流出してしまった計算になります。

NTTドコモ:-133,100契約
KDDI/沖縄セルラー電話(au):+110,800契約
ソフトバンクモバイル:+22,700契約

さて、筆者の地元、東北ではどうかというと…やはりauの圧勝です。ちょうど、WINの展開が始まったあたりから続くau神話の健在ぶりがうかがえます。以下が東北地方での2013年9月の実績でした。エリアの都合上、ドコモ東北は新潟県を除外しています。

ドコモ東北:3,853,100契約(-8,800契約)
au東北:2,408,800契約(+13,200契約)
ソフトバンク東北:1,477,800契約(+5,600契約)
ウィルコム東北:266,900契約(+200契約)

この統計を見てみると、興味深いことが分かります。関東甲信(越)だけ全キャリアが純増しており、その他の地域はこの東北と同じ傾向でした。関東甲信(越)と関西のデータを比較してみるとよくわかると思います。

・関東甲信越地方(ドコモだけ新潟県も管区内)
株式会社NTTドコモ:27,207,900契約(+19,700契約)
KDDI株式会社:15,883,000契約(+123,400契約)
ソフトバンクモバイル株式会社:16,675,700契約(+204,600契約)
株式会社ウィルコム:2,987,300契約(+31,100契約)

・関西地方
ドコモ関西:9,099,100契約(-29,200契約)
au関西:6,909,400契約(+37,400契約)
ソフトバンク関西:5,078,300契約(+22,200契約)
ウィルコム関西:758,200契約(+3,200契約)

これでお分かりいただけたでしょうか?

これを踏まえて各社の純増減傾向をまとめてみるとこうなります。

・NTTドコモ
ドコモ中央のみ純増したものの、ドコモ関西をはじめとする地域各社の純減を補い切れなかった。

・au
全国で純増したが、関東甲信越地方以外ではソフトバンクモバイルをしのぐ健闘ぶりを示した。特に、東北と西日本では各地にてソフトバンクの倍以上の純増数を記録した。

・ソフトバンクモバイル
純増トップではあるものの関東甲信越地方以外では苦戦を強いられており、契約数でも3番手に甘んじている。関東甲信越地方だけで純増数の4分の3を占めている。

このような結果になった大きな要因はズバリ、iPhone 5s/5c発売を前後して行われたiPhone 5の在庫一掃セールが功を奏した結果と言えます。首都圏では率先してネットワークを強化したソフトバンクが強みを発揮しましたが、一方で他の地域では電波のつながりやすさからauを選ぶ傾向が強かったです。また、auではiPhone以外にも、プラチナバンド(Band 18)に対応したことで安定してつながるLTE端末をAndroid端末を中心に揃えたことで地方でも好評を博しています。発表当時はそのスペックから売れ行きが危惧されていたXperia UL(SOL22)やAQUOS PHONE SERIE(SHL22)もその前評判を打ち砕くほどおおむね良好な評判でした。その代わり、auが強力にプッシュしていたHTC J One(HTL22)が悲惨なことになっていますが。

NTTドコモはiPhone 5を扱っていなかったことはもちろん、9月のうちわずか10日間しかiPhoneを扱っていなかったために焼け石に水でした。これは、サービスのほとんどが2013年10月1日からの対応になったためで、それまで買い控えの動きが強まっていました。10月の実績によりどう転ぶかを見つめていく必要があります。更には、2年前のAndroid端末を快適性の悪さに耐えながら騙し騙し使ってきたユーザーが分割払い完了後、どう動くか。これも凝視していくべきです。こうしているうちに、端末のメモリー不足や安定性の悪さ、ご都合主義のサポートなど、様々な理由でドコモを離れている契約者が後を絶ちません。

なお、NTTドコモは10月10日に新機種発表会を控えています。これによってAndroidに留まるか、それともAndroidを見限りiPhoneへ流れるか、はたまた当時のドコモのAndroid端末の出来の悪さに嫌気して番ポで他社へ流出するか。まさに10月がドコモの山場と言えます。

更に9月の実績を掘り下げて分析してみたいですが、これは追記にて報告してみたいと思います。更に興味深いことが分かってきました。

(2013.10.08更新)
更なる結果の掘り下げについて更新しました。

続きを読む "こんな統計で大丈夫か?" »

2013年10月 3日 (木)

[S]ももいろ黒シムZ

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この記事を書いていた時に28歳の誕生日を迎えることになってしまったとはw それに、Xperia Z1発表Android 4.4のコードネームがキットカットになったなど、モバイル界隈で大きな話題が9月4日に相次いで発表されました。Xperia Z1はドコモとauから発売されることが示唆されていますが、auでは2013年10月2日のKDDIの新機種発表会SOL23として発売されることが正式に決まっています。

※1ヶ月前に書いていた記事なので話題がちょっと古いです。ここからは長々と続きますので読んでみたい人は下記をクリックして読んでみてください。スマートフォンやフィーチャーフォンではそのまま続きが読めます。

なんとか、Xperia A(SO-04E)へ機変した時と同時に交換したドコモminiUIMカードAX05m(通称、桃SIM)の台紙を受け取ることができました。SO-04EはNFC機能に対応するために桃SIMが必要になるわけです。通常はゴミとして処分されるそうですが、幸いにも日付をまたいでもなお店舗内に残っていました。ショップ店員のご好意で、台紙が入るパッケージまで譲ってもらうことができました。御覧のとおり、4FFのmicroSIMですが…。

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