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2012年11月19日 (月)

たち(あ)がれドコモ

世間的に「iPhoneを扱ってないので一人負け」ということにされているドコモですが、実際のところ、これが原因ではありません。Android機の2010〜11年当時の機種展開のまずさが目立つ結果、不満を漏らすユーザーが相次いだためでした。

当時はiPhoneへの対抗馬として期待されたXPERIA(SO-01B)やGALAXY S(SC-02B)がヒットしたことでAndroidも脚光を浴びた時期です。その中で、日本メーカーもスマートフォンに参入し始めました。ところが、GALAXY以外はどれも(OSが半分を占めるため)本体メモリーが小さくキャリアアプリを入れるだけで容量不足が深刻化する、挙動もガクガクとしていて実用に堪えない、いらないのに削除できないアプリがあるなど、この当時の端末から「Androidは使えない」という誤解がまかり通りました。

こうして2011年に日本メーカーが本格的にスマホシフトしましたが、その頃は2.3の時代。一部メーカーは2GB以上のROM容量にしていましたが、それ以外は依然として1GB。当時から問題になった容量不足問題がさらに顕著化する結果になりました。SDカードへ移動できないアプリの存在もそれに輪をかける結果になりました。

これらの問題は本体ROMの増量、高クロックまたはデュアルコアチップの採用、RAM容量の増強とタッチパネルの改良で解決をみましたが、2011〜12年モデルにおいてだったために遅きに逸しました。

当時はAndroid 4.0が話題になっていたために、それに対応させることを前提にした機種開発がなされていたためでした。とは言え、ドコモではバージョンアップに大いに遅れをとり、既に4.1や4.2が話題になっていた時期になってしまいました。それまでユーザーは2.3の状態で我慢して使うことを強いられました。

実際、Androidは2.2や2.3でやっと実用に値する状態で、バリバリ使いたいなら4.0以降への対応が前提です。つまり2.xの状態では未完成のままだった、というわけです。

2010年当時はAndroidが「iPhoneの安価な代替品」と認識された時代でした。これの対抗馬として開発されたGALAXY以外はそのためにスペックが抑えられており(特に本体メモリー容量)、とても2年縛りで使える代物ではありませんでした。この数年の技術の進歩の結果生じた否寄りのイメージが付きまとったことで、ドコモが今更になって辛酸なめざるを得なくなったのはないでしょうか。

次回はドコモの夏商戦を今更ながら振り返りたいと思います。これがとてもグダグダ過ぎてもう…。

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コメント

>>たけぞ~さん
まさしくその通り。
アップデートで余計なアプリが追加される、なんてことまでありました。これではますます容量不足に悩まされるばかりですね。

正攻法で解決を図ったにしても今度は端末価格の高騰が問題になりましたから、バージョンアップが見送りにされた当該機種を持ってるとますますがっかりした気分になってしまいます。

買ってからアプリをほとんど増やしてないのに、容量不足で不具合修正のアップデートができない機種もありました。
アップデートできたとしても、その後アプリを増やしてまともに使い続けられるものではないのは明白ですね。
こんな端末を売ってて実質的な2年縛りで『2年間使え』って言われたら、そりゃスマホなんてイヤになっちゃいますよ。

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