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2012年6月14日 (木)

白夜は終わるのか

このところ、ノキアの斜陽が止まりません。今まで世界シェアトップを維持していたのがサムスン電子に抜かれてしまい世界2位に、その上に黒字経営だったものの2011年度は赤字に転落と厳しくなっています。筆者もこのモバイルの雄の没落を看過できません。

何故ノキアは落ちぶれてしまったのか。一般にはよく「Android機を出さなかったから」と分析されていますが、それは理由にはなりません。実際は、ノキアの売りだったSymbian OSとS60を切り捨て、将来的にWindows携帯に置き換える経営判断が大きな原因と考えます。

iPhoneとAndroidフィーバーの最中でも、Symbian機のシェアは2011年に入っても20%前後と高水準で、世界的に根強い人気があります。しかも、ノキアが完全撤退した日本でもS60スマートフォンは自由度の高いカスタマイズ性から、未だにごくごく一部のマニアから熱烈な支持を受けています。わざわざ最新機種を輸入して買って使う日本のファンもいるほどです。

しかし、ノキアはどういうわけか根強いS60スマートフォンの需要に応える道よりも、シェアの低いWindows携帯の底打ちに挑戦する道を選んでしまったのです。世界中からはもちろん、「遅すぎた」と落胆の声しか出てきませんでした。Windows携帯は売れず、シェアも売上高も低迷。結果、ノキアは5万人いる従業員のうちの2割にあたる1万人の人員削減を余儀なくされました。

移動体通信設備事業に専念して業績回復に成功したエリクソンと、携帯電話端末事業が主体で市場の変化により著しく財務体質を毀損したノキア。北欧発祥の携帯メーカーの明暗が分かれる結果になりました。

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