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2012年6月 8日 (金)

ソーシャルゲームショック (後編)

ようやっと更新です。なぜソーシャルゲームが氾濫することになったか。これは開発費の安さと利益率の高さから多くの業者が大手、中小問わず参入してきたためです。

参考までに、ゲームソフト1本あたりの開発費はPS3で1億程度、PSPやWiiで5,000万円前後、DSは1,000万円程度だそうです。それに対し、ソーシャルゲームは1作あたり500万円をきるぐらいで済みます。

パッケージ販売がいらないことも参入を容易にしました。パッケージ販売では数千本単位で初回生産をする必要があり、それが在庫になるとリピート発注がない限りさばくことが難しくなります。一方でソーシャルゲームはコンテンツが終わらない限り何度でもアクセスして遊べる利点があります。

コンプガチャなどの有料ダウンロードコンテンツによる利益率の高さ。これも大きな理由です。簡単に言えば、海老で鯛を釣るようなもの。無料でできるのはお試し的な色彩が濃く、有利に進めるにはどうしても金が掛かるようになっています。無料だけで有利に進めた人が珍しいくらいです。

ゲームエンジンの開発がいらないこと。普通のゲームソフトはエンジンの開発・導入に多額の費用が掛かっているのが定石です。その一方で、ソーシャルゲームのエンジンはプラットフォーム事業者で統一されているため、仕様書さえ理解すればどのコンテンツメーカーでも制作可能というお手軽さ。開発費の安さもそれが決め手のようです。

このような事情でソーシャルゲームが隆盛を極めた一方、日本のゲーム業界は海外へ大きく水を開けられることになりました。それは次回。

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