2018年4月15日 (日)

悲しみがとまらない

悲劇は突然、2018年4月13日の朝に訪れた。

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auのメイン回線で使っていたXperia XZ1 SOV36のガラス面を割ってしまったのです…。本体の上に体がのしかかってしまい、そのまま鈍い音が聞こえて破損してしまいました。おいおい、使い始めてまだ4ヶ月目なのに…。それでも中の液晶ディスプレイが割れずに済んだのは不幸中の幸いです。確かにひびが入っているのですがタッチ操作も違和感なくできるし、画面も問題なく表示できているんですよね…。

auでは不慮の事態に備え故障紛失サポート(旧・安心ケータイサポート)というサービスを提供しています。補償内容は

・故障したスマートフォンが年2回までファクトリーリファービッシュ品と格安で交換できる
・自然故障のスマートフォンを無償修理できる保証期間を3年まで延長できる
・水濡れ、全損以外の修理費用が5,000円+税以内でできるようになる
水濡れ、全損修理も10,000円+税でできる

というもので、任意で解約できるが契約は任意でなく端末購入と同時、ということになります。しかも対象機種は現在登録中の最新利用機種だけ。ということで、外すと大変な目に遭うこと必至です。

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この紛失故障サポートを受けるにあたり、筆者は手っ取り早くファクトリーリファービッシュ品へ交換してもらうか、期間はかかるが故障修理扱いで直してもらうかのどちらかにしようと思いましたが、結局は預かり修理に出すことにしました。筆者はファクトリーリファービッシュ品への交換は水没やバッテリーが発火して炎上したなど、操作不能に陥るほどクリティカルな故障でなければ利用しないことにしているからです。

というのも、ファクトリーリファービッシュ品への交換は諸刃の剣で、Web上で申し込み可能な上に利用価格もこの手のサービスとしてはかなり割安ですが、交換機に元箱がつかない、必ずIMEI(製造番号)がそっくり変わるのでSIMフリー化していたとしたら大問題…と必ずしも良いことばかりではありません。下取り業者によってはIMEIが本体と箱で一致しないと査定額を減額することもあるので尚更です。

というわけで、IMEIが変わらない可能性の高い預かり修理に出すことにしました。auはドコモと違ってオンライン修理受付ができないのが辛いですね…。修理に出すには必ずauショップに赴かねばならないのです。で…auでは預かり修理中は必ず代機を借りなければならないことになっていますが、筆者が借りた機種は…

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auのVoLTE対応機種第1弾の1つ、URBANO V01 KYV31でした。確かisai VL LGV31と同時発表でしたねえ…。今なお根強い人気のあるSnapdragon 801 MSM8974ABを搭載した機種でもあります。シニア向けの端末ですが、それでもスペックは当時のハイエンド水準なのでなかなか侮れません。当時、既に珍しくなっていた日本製の端末で、カバーガラスには大方のメーカーが搭載したコーニングのGorilla Glassとはひと味違う特性を持つAGCのDragontrailが用いられています。筆者の記憶する限りでは、日本市場へ展開しているスマートフォンメーカーでDragontrailを搭載しているのは京セラと富士通コネクテッドテクノロジーズのみだったと思います。

※Gorilla Glassは強硬度だがたわみに弱い一方、Dragontrailはガラスなのにたわみに強いという特徴があります。

Android 4.4.4からバージョンアップすることなく現在に至っていますが、操作レスポンスは前に借りたAQUOS U SHV35に近い感覚でした。おそらくこの機種を代機として提供したのはXperiaと同じくカメラキーが独立していたからでしょう。ハードウェアキーも独立しているのはこの当時、かなり珍しいです。

受話口に穴が空いていません。これは京セラのスマートフォンの特色であるスマートソニックレシーバーを搭載しているためです。考え方としてはかつてNECのパソコンまたはそれに付属のディスプレイに搭載していたSoundVu(サウンドヴュー)と同じで、ディスプレイを覆うカバーを直接、エキサイターと呼ばれるデバイスを用いて振動させて音を出します。振動板が液晶パネルを覆うカバーそのもののためにあたかも画面から音が出ているような感覚で通話ができるのが特徴です。筆者も試しに母と通話してみましたが、外部の騒音に邪魔されることなく良好に通話を聴き取ることができました。

バックアップデータの復元はメールだけにしましたが大きな落とし穴が。実はこの頃のauメールアプリは送受信とも2,000件しか保存できないため、完全にバックアップを復元できず、何度も失敗に終わっていました。そこで、受信3,500件、送信1,500件まで保存できるメールアプリをインストールしてある、auサブ回線で使っているAQUOS R SHV39にメイン回線のSIMとSDカードを入れ、バックアップしたメールを復元して件数を削減した上でバックアップをとり、URBANO V01に書き戻す…というやり方でなんとか完全復元できました。

完全復元に失敗したのはどうも、受信BOXに2,300件近いメールが入っていたためでしたが、その原因が実は機種変更時にバックアップしたメールがダブって復元されたためだと判明しました。ダブっていたメールを根気よく削除した結果、なんとか1,300件まで減らすことができました。これでV01へ完全に復元と相成ったのです。それにしてもauのキャリアメールはスマホ移行後、あまり良い評判を聞かないですね。

というわけで、修理上がりまで懐かしのS801機とともに過ごすことになりました。戻り次第報告しますが…ソニーモバイルの修理は神対応と評判なので、修理代がいくらになるのか、気になりますね。

2018年4月 6日 (金)

レリーズ!

カードキャプターさくらをご存じでしょうか? CLAMP原作の漫画ですが、むしろテレビアニメの方が有名なのかもしれません。CLAMPのアニメといえば、「名探偵コナン」の前に同枠で放映されていたアニメ「魔法騎士(マジックナイト)レイアース」もかなりの名作でしたね。

さくらは1998年からNHKのBS2で放映されていた、所謂NHKの本気と評されたアニメ作品です。その画質の良さから当時の映像マニアからも注目されたため、このアニメを見たいがためにBS契約が伸びたとか、高画質で録画すべくS-VHSビデオデッキが爆発的に売れたとか(※)、NHKのアニメ作品屈指の巨額を投じて制作されたアニメだとか…もう本当に凄まじいエピソードが残っています。たぶん、名前ランキングで女の子に「さくら」とつけた方が未だ上位についているのもこの影響ではないかと。

(※)丁度、放送期間中にVHSビデオテープでもS-VHS画質で記録できるS-VHS ET対応のビデオデッキが発売されたため、HGグレードのVHS生テープで高画質録画が可能になりコストパフォーマンスがよくなった。その一方、当時からバブル期に生産されていたS-VHSビデオデッキがバブルデッキとしてその作り込みの良さや安定したテープ走行が再評価される契機となったと言える。甚だしきは押し入れに眠っていたEDV-9000を、この番組を録るべく再登板させた方も多くなかろうか。テープメディアそのものが斜陽となった今はどうでもいいことになってしまったが…。

現在は連載再開によるクリアカード編がBS2の事実上の後継チャンネル、BSプレミアムで放送中です。今年でアニメ放映から20年経ちますからまさにタイムリー。ダブルディケイドというキリのいいタイミングです。ということで…

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[会員番号にモザイク処理を施しております]

Tカードを刷新しました!

前は初音ミクバージョンでしたが、発行当初から読み取りエラーが頻発していた上、後ほど報告する引っ越しが完了したことに伴う心機一転の意味合いもあります。丁度さくらTカードが発行できることを知り、地元のTSUTAYAで500円+税で発行してもらいました。Tカードは普通、横向きデザインですが、さくらTカードは縦にデザインされています。

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[旧Tカード。ぷちでびる氏書き下ろしのミクさん。]

これまで使っていたのは前述の通り初音ミクバージョンです。会員番号の一部が語呂合わせで[3939(みっくみく)]になっていました。あまりたいした特典を使っていなかった気がしますが、強いていえばミクT会員限定のスペシャル壁紙がもらえたのはうれしかったですね。それを貰うのにTポイントを稼いでいたっけな…。筆者が発行した際は藤ちょこ女史の壁紙からスタートでした。当時からその幻想的な画風でかなり有名な絵師でしたが、あれから5年たった今では大出世している模様です。

今のところ、さくらTカードの特典はキャンパスアートの抽選権と、ポーチ付きブランケット(お値段は4,000円+税)の予約購入になるそうです。後者は受注生産制らしく、締め切りまでギリギリ間に合ったようです。ほかにも特典はあるのかな…? ちょっと期待したくなります。

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[さくらTカードは磁気ストライプの位置的に"わかってない"要素が…]

Tサイト経由でミクTカードからポイント引き継ぎを済ませました。Tサイトで所定の手続きをした後、案内されるフリーダイヤルへ電話をかけてアクチする、という行程でした。会員情報の見直しで3ポイント入りましたが。これでミクTカードは使えなくなりましたが、コレクション決定ですね。

さくらに興味を抱いた方はまず、NHKオンデマンドやdアニメストア、ビデオパスなどのVODで第1話(クロウカード編初回)を見ることを強くお勧めします。独特の世界観やアニメそのものの画質の良さで虜になること請け合いだと思います。

強いていえば、Tカードロゴを縦にデザインしたり、丁度カードリーダーに通す際にカードが上向きになるようにデザインして欲しかったなあ…。このデザインじゃ、リーダーに通すときは逆さになってしまうんですよね。

2018年3月 6日 (火)

これからは二刀流でいこう

久々の更新になりますが、しばらくblogの更新が滞るかもしれません。筆者がこれから、家族と揃って引っ越し体制に入るためです。その旨予めご容赦ください。

3月から株式会社東芝のテレビ・ビデオレコーダー事業を担当する東芝映像ソリューション株式会社海信集団(ハイセンスグループ)の下で再スタートを図ることになりました。それに伴い、同社のWebサイトからは東芝のブランドタグライン[Leading Innovation >>>]が排除されることになりました。もはや、コモディティ化した家電は必ずしも日本品質にこだわる必要がなくなったようです…。

筆者宅のテレビはREGZA 32S7です。普及機なのでシングルチューナー搭載のため地デジの裏録が出来ず、録画時は裏番組を視聴したいとしたら地デジまたはBSかCSしかなくなるという点がやや家族の不興を買っています。おまけに廉価機らしくリモコンがちゃちで、特に筆者がよく使う番組表や録画関連機能の操作性は最悪の一言に尽きます。

32S7用のリモコンはCT-90422です。今となってはいい時代になったもので、部品扱いながら東芝ダイレクトで同一品が手に入ります。大昔は電器屋でわざわざ部品扱いで取り寄せるなどしなければ手に入らなかった代物ですからね。

しかしながらその作りからして割に合わない税別3,500円に加え、更に梱包料をとられるという有様です。本体に付属のリモコンは経年劣化による文字のすり減りなどが目立つようになりました。そこで筆者はリモコンをどう買い換えるか検討していましたが…ちょうどいいことに、純正リモコンが発売されたとのことで入手してみました。なぜなら、REGZAの新型リモコンは非常に操作性がよく好印象だったためです。この頃、シャープやパナソニックも共通リモコンを部品としてではなくオプション品として発売しているとおり、この路線は一定の好評を収めているようです。更に、サードパーティーながら特定メーカー用のリモコンも販売されていますしねえ。

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今回入手したのはCT-90479Pです。実は、4Kレグザの中級機、M510Xシリーズに付属のリモコンと全く同じです。目安として、中級機以下のREGZA向けの共通リモコンで、中には完全な互換性を持つ対応機種まで存在します。機種ごとの操作性の相違はこちらを参照してください。これで3,000円はまずまず妥当な価格でしょう。

因みに筆者宅のS7シリーズは旧式のREGZAの設計を引きずっているためか、一部機能はこの共通リモコンから直接操作できなくなってしまいました。但し、ちょっとタイム、今すぐニュースなどの各機能は元々利用機会が少なかったため廃止されることになったのでしょう。

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CT-90422と並べてみれば、如何に使いやすいかがよくわかります。元々、CT-90422はREGZAの廉価機用に用意されたシンプルレグザリモコンの流れを汲んだデザインのため、ボタン数を少なくした弊害で操作性を犠牲にしていたのでした。逆をいえば、普段使う操作に特化したリモコンといえます。

ボタン数が増えていますが、その分だけリモコンから呼び出せる機能数も増えています。そういえば、RD-StyleでもRD-X6などでボタン削減が不評だったのか、後にVARDIAにてボタン数を増やす羽目になっていましたね。一方で録画ボタンがなくなっていますが、番組表からそのまま録画操作できるので問題ないと思っています。

共通リモコンは中級機向けのものをそのまま販売しているためか、特に録画機能などでよく使うだろうボタンがタクトスイッチ化されており、今までのリモコンと比べて格段と使いやすくなっています。前述の通り増やされたボタンもやはり、番組情報や字幕、音声切替、設定などREGZAの廉価機ではクイックメニューに集約されていたものばかりです。意外とデータ放送利用者が多かったのか、dボタンもよく使うボタンの位置に移動していました。とはいえ、次見るナビ、シーン検索は32S7で使えないですが。

新しいリモコンに触れてみると、これまで4年間はよくぞ騙し騙し使っていたものだと実感させられます。特にアクセスの難しかった機能が一発で呼び出せるのは有難いです。最近のSシリーズも、ボタン数をそのままにより使いやすくしたシンプルレグザリモコンが付属しているので、やはり操作の癖はメーカーも自認していたようです。

引っ越しに向けて、今は録りためた番組の整理に勤しんでいますが、これを用いることで捗ること請け合いですね。本当はこのリモコンをフルに活用できる4Kレグザの中級機を狙いたいところですが、これはまた後の機会で。新品なら40M510が、中古なら43G20Xが狙い目だと思っています。

2018年1月26日 (金)

替え時の前の「通過儀礼」

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修理に出していたXperia XZ SOV34が戻ってきました。修理費用は5,400円でしたが、全額WALLETポイント充当でまかなうことが出来ました。当然ですが、画面上の傷はきれいさっぱりなくなっています。ポロリしやすいと評判のFeliCaかざし位置のステッカーも復活しました。修理の間、この頃キャリア端末でも充足してきたミドルレンジ端末に触れる機会が出来たのもいい経験になりました。

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これが修理明細の一部です。本来は税別29,150円かかる修理だったのが修理代金割引サービスで税別24,150円引かれ、最終的に税別5,000円で済む修理になったということです。因みに、交換されたのは本体シャーシと液晶ディスプレイでしたが、やっぱり多く掛かっていたのは液晶の方でしょう。故障紛失サポート登録上の機種でなければ安く修理できないらしく、前に使っていた機種を修理に出すとかなりの大出費になることがわかります。やっぱり、スマホの修理は機種変更寸前または1年以内にやるのがいいですね。

修理拠点は「ソニーモバイル修理センター」となっていましたが、記憶が正しければソニー黎明期からの主力工場、木更津サイトのことではないかと思われます。ソニーはガラケーから撤退する際にドコモ向け、au向けのそれぞれの端末を生産する拠点だった千厩(一関市)と美濃加茂の各サイトを閉鎖しています。(参考) 故に、筆者もでしたが結局Made in JapanのXperiaという淡い期待は裏切られてしまったことになりました。でも、Xperiaの生い立ちからすれば仕方がなかったともいえます。

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[序でようやくAQUOS R用のハードシェルも買えた]

これでなんとか先に進めそうということで、ついにauオンラインショップにてXperia XZ1 SOV36への機種変更手続きを済ませてしまいました。事前にハードシェルもレイ・アウト直販サイトから仕入れてしまったため、後戻りできません(笑)。実は、地味にau向け端末で初めて発売された、Snapdragon 835 MSM8998を定格いっぱいのクロック(2.45GHz)で駆動するコアクラスターを持つ機種になります。その次がisai V30+ LGV35でしたねえ。

Xperia XZ1もXZから引き続きアルミボディを採用していますが、その素材は神鋼と共同開発したALKALEIDOではないそうです。最初からXZ/XZsの2機種以降で採用しないことになっていたのか、それとも件のデータ改竄騒動により採用取りやめとなったのか、原因は定かではありません。

auサブ回線のau WALLETポイントが徐々に失効していたことに気づき(累計で300ポイント強も失効していた)、ならばポイント消化にとSOV36も対応しているUSB PD対応のTypeC共通ACアダプター02をポイントと交換することにしました。キャリア純正のACアダプターとしてUSB PD対応を公言しているのはこれが初ではないかと思います。ドコモのACアダプター06はこっそりとUSB PDに対応していた、という代物でしたからね。

いずれも届き次第、報告したいと思います。それにしても、最新スペックを追い求める時代なのは相変わらずですが、トレンディなスマホを追い求めるような時代ではなくなりましたね…。そうしようとすると10万オーバーの機種に替えることを強いられる訳ですよ…。

2018年1月23日 (火)

ミラーマンと赤い彗星

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既に常用していますが、いい感じですよー!

ドコモメイン回線を本来予定していたXperia XZ1 SO-01Kではなく、Xperia XZ Premium SO-04Jの新色(Rosso)に機種変更しました。やっぱりS835機を使っているうちにS820機を使う気が失せてしまったのが決め手になりますね。ということでS820搭載のXperia XZ SO-01Jは珍しくバージョンアップを待たずして下取り処分にしてしまいました。

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色違いでも同じ機種が欲しかったのはこういうわけです。いいでしょ、この頃あんまり見かけないスーパーカーみたいな冴える深紅のボデー! (某) でも、実際はブラックを基にして本体カラーだけ赤にしたような感じですね。その名残か、カメラ周りと指紋センサーが黒いのが惜しいです。せめてカメラ周りだけでも…。まあ、ほかにも性能差と価格差を鑑みた結果、というのもありますが。数千円安いだけじゃXZ1を積極的に選ぶ理由がなくなってしまいます。

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無料で出来るということだったので、SIMカードの再発行も受けることにしました。今回、一緒に送られてきたのはドコモnanoUIMカード06です。水色、緑、白、赤、桃色…ときてまた水色ですね。桃色のnanoUIMカード05とは機能上はほとんど同じと思われます。

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まあ、やったことがある方はご存じでしょうが、実はSIMカードの開通方法は以前と同じで開通手続き専用の番号に通話して、音声ガイダンスに従って開通処理を行うようになっていました。にしても、DNP製のSIMが欲しかったなあ…。ジェムアルト製なので、バリのとれ具合や全体的な工作精度がどうしてもDNP製に劣るんですよ…。

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実は、カバーの調達にいちばん難儀しました。筆者はフィジカル的な理由もあって現在主流のTPUケースや手帳型ケースがあまり好きになれず、ハードケースでなければ受け付けない身になってしまったにもかかわらず、地元の電器店では扱いがないのです。ここで、レイ・アウト直販サイトでケース販売していることを突き止め、予め会員登録を済ませた上で2台分発注しました。後ほどAQUOS R用とXZ1用も注文しておきました。かつてはAmazonで買ったこともありますが、やっぱり直販のほうが信用に値しますね。

同時に、期間限定ポイントを用いてドコモ純正のACアダプター06と交換しました。これは既にXperia XZ SO-01Jの頃から使っていますが、実はQuick Charge 3.0だけでなくUSB PD(Power Delivery)にも対応しています。説明書に書いていないですがこの仕様はいいですね。

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この機種、バッテリー容量が多い上にほとんど熱くならないSnapdragon 835 MSM8998搭載、更にAndroidならではのDozeモードと、ハードウェアとソフトウェアの双方で綿密に電源管理しているようです。そのためなのか、1回の充電だけでも2日持つことも多々あります。いい時代になったものです。今までのスマホだったら必ずどこかにボトルネックがあってUXやパフォーマンス、電池持ちの足を引っ張っていただろうなあ…。インテルの14nmプロセスCPU(Lake系列)をはじめとして14-16nmプロセスのGPUもまたワットパフォーマンスがかなりよくなったと評判なのと似ていますね。

ところで、筆者がサブ回線で使っているXZ Premium(クローム)のほうはやはりというかカメラの歪みが気になりました。メインで使っているXZ Premiumのほうが後期ロットなのか、幾分マシにはなっています。DRAM内蔵撮像素子を搭載した弊害なのか、それとも無茶して広角かつ明るいレンズを搭載した弊害なのかのどちらかでしょう。OSバージョンアップと同時に歪み補正機能が追加されるそうなので、後ほどその効果を試してみようと思います。

というか最近の高級でないコンデジで撮った写真のカオスさときたらもう…!

2018年1月16日 (火)

桂のアホも三度まで

AH77/B1にようやっとFall Creators Updateが適用できました。DQ10/FF14ベンチマークもとってみましたが「普通」ですね。重いといわれているFF14ですらかろうじて動きそうなことがわかっただけでも大収穫です。やっぱり、自作するかGPUボックスがつなげるThunderbolt 3対応ノートが欲しくなります。日本勢はまともなATX規格のコンシューマー向けPCを作る気も売る気もなく、ただひたすらiMacの出来損ないというのもおこがましい、製品失格のボードPCを「デスクトップ」だと言い張って売り込むのをいい加減やめて欲しいですね。

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[実のところ、最後の1本だった]

一番大変だったのは、実はリカバリーメディア作成でした。32GBのUSBメモリーが必要だったのです。東芝製の32GBのUSBメモリーが地元のヤマダ電機で手に入ったので、これで作成しました。リカバリーデータは20GB程度に収まりました。それにしてもUSBメモリーは当たり外れが激しいものなんですね…。USB 3.0対応なら100MB/秒ぐらいのスピードが出れば当たりですが。

ここからが本題。ドコモ、auともにメイン回線の機変の時期が迫ってきました。いつもなら両方とも同じ機種同士に替えることになりますが、今回はドコモ回線をXperia XZ Premium SO-04J(Rosso)に、au回線をXperia XZ1 SOV36としたいです。ドコモメイン回線の方は既にブツが届いているので後ほど報告します。

問題はauメイン回線です。今までひた隠しにしていましたが、Xperia XZ SOV34の画面表面に細かい傷がついていたのが気がかりでした。ただ、auは故障修理をオンラインで受け付けていないんですよね…。そこで、ショップへ持ち込んで確認したところ、画面に傷がついていたことが追認できたので、外装交換修理に出すことにしました。

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[夜に撮影なので色温度低め]

見積もりでは戻ってくるまで10日程度費やされるとのことなので、その間は代機と共に修理上がりを待つことになります。その代機として用意されたのがなんと、シャープのAQUOS U SHV35でした。あのAndroid One 507SHの兄弟機といえるもので、Android 8.0バージョンアップも予定されています。立ち位置上はAQUOS senseの先代ってところでしょう。メーカーは違えど、32-35型番と連番の端末を使えることになるとは!

ミドルレンジ機なので少しもたつくことがあるものの、使用感はおおむね良好です。やはりAndroidはJelly bean(4.1-4.3)以降なら操作感が端末スペックに依存しないのがいいですね。残念ながらAQUOS Uはハイレゾに対応していませんでしたが、実は設定によりaptXに対応可能でした! 総合的な出来もミドルレンジの名機507SH譲りで、本当に良く出来ています。プリセットアプリと最低限必要なアプリだけ入れておきました。

しばし、ミドルレンジの名機と共にSOV34の修理上がりを待つことにします。SOV36への機種変更はその後からですね…。XZ Premiumが思いの外出来がよかったので期待しています。因みに、auでは口座振替かカード払いにしていなければ機種変更できなくなったので、修理に出す序でに口座振替の手続きを済ませてしまいました。

2018年1月11日 (木)

嗚呼! 是的超強力四芯七七式筆記型電脳

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タイトルがアレですがご安心をw 2018年1月9日、やっとノートパソコンを富士通の2017年春夏モデルの上級機、FMV-LIFEBOOK AH77/B1に替えることができました。本来は分割24回払いで購入したかったのですが審査が通らず、結局16万円弱もの現金一括払いにて購入することになりました。厳密な型番はFMVA77B1WKで、ケーズデンキ向けモデルになります。FMVノートパソコンの主力モデルにして白パソの代名詞、FMV-BIBLO NFシリーズの血筋を受け継ぐシリーズになります。

この機種にする決め手になったのは以下の点です。

・中型ノートながらタッチパネルがついていること
・クアッドコアCPUのCore i7を搭載していたこと
・NFCリーダーがついているのでスマホとの連携が捗りそう
・ATOKがインストールできる
・4Kディスプレイ内蔵ではないがシステム上はUHD BD対応できそう

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今は中国製になってしまいましたが、それでもAHシリーズが日本でデザインされていることを示すDesigned by FUJITSU in Japanの表記はhpのMADE IN TOKYOのようなもので安心感がありますね。SHシリーズやUHシリーズならばまだ日本製のままになっています。

富士通のパソコン事業子会社にはもうすぐレノボが資本参加しますが(厳密には買収ではない)、その影響もあってかAH77/B3はコスト面でやや制約を受ける設計になってしまいました。とはいえ、仮に筆者がAH77/B3を手に入れるとしたらSSD撤去の上でOptane搭載によってHDDにシステムデータを入れて高速化を図ってみたいですね。

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で…手に入れて早々パカッと開腹してしまいましたw これを見た限り、思った以上に丁寧にできている印象を受けます。本体キャビネットがエアフローの流れを決定づけているようです。普段使う上で手をつけてもいいのは、露出している部分だけってことでもありますね。勿論、筆者はDRAM増設のための下見として実施しています。

左下がHDD、真上にあるのがワイヤレスモジュールとDRAMスロット、右側が空冷ファン、右下がバッテリーです。HDDは同クラス(2.5型、SATA/600、8MBキャッシュ、5,400RPM、9.5mm)で最も消費電力の低いWD10JPVXでした。富士通はこの頃、ずっとWDのHDDをノートパソコンに使い続けているんですよね。DDR4 SDRAMモジュールはSKハイニックス製です。

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これが空冷ファンです。よほどのことがない限り静かに回ってくれます。その片隅にあるのはかつて富士通で作っていた、今はニチコンから仕入れている固体高分子コンデンサーFPCAPでしょうか。負極側が赤いのが目印ですが、今なお高品質なことで定評があります。

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バッテリーはずいぶん平べったいですが、その割には45Whと大容量です! ちなみに定格は10.8V/4,170mAhと、やはり中型ノートにしては大きめですね。NECがバッテリーリコールのことを顧みず本体内蔵にしてしまった上に本体のラインからはみ出す不格好な実装方法にしてしまったのとは対照的に、かなり良心的だと思います。でも…このような実装方法なので予備バッテリーを用意して…という使い方はおいそれとできないようになっています。

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主立ったI/Oインターフェースはほとんどが左側に集中しています。HDMI端子、USB 3.1端子、ヘッドホンマイク端子です。USB 3.1 Gen1 Type-Aが2系統、Gen2 Type-Cが1系統で、AH77/W、AH77/Yでは3つあったUSB 3.0端子の1系統をType-C化させています。但し、USB PDには対応していないし、Thunderbolt 3対応でもないため、外付けGPUボックスでシステムアップみたいな楽しみ方ができないのは残念。

ヘッドホンマイク端子はハイレゾ対応です。筆者の手元にはハイレゾ対応のMDR-10RCがあるので試してみたいですね。イーサネット端子も残されているのは良心かと。NECなんか主力モデルでイーサネット端子を廃止しやがったといいますから酷いですよ。

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この機種にはワイヤレスマウスが標準付属していました。接続はBluetoothではなく、ありがちな専用レシーバーなのが惜しい。ロジクールライクのデザインですが、意外と操作性は良くホイールが左右にティルトできるようになっています。マウスをくるんでいた袋を見る限りインベンテック製ですね。

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スピーカーはオンキヨー製のものが搭載されています。当時のNEC機のようにイキって贅沢にもヤマハ製スピーカーを搭載するよりも、さりげなく「いい音鳴りますよ」ってアピールしている方が好感が持てますね。昔の富士通はパイオニア製スピーカーを搭載していましたが、あちらはデスクトップで引き続き搭載しています。

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これはちょっとびっくりしましたが、この状態で電源を入れてもウンともスンとも言いません。一旦ACアダプターをつないで電圧を印加し、電源保護回路を解除するようにと書いていました。で…偶然にも以前使っていたFMV-BIBLO MG75XのACアダプターが印加電圧、極性ともに同じでピンコンパチでした! 故に旧機種のACアダプターを流用して使うことにします。

Windows Vistaの時代に発売されたノートパソコンを長らく使ってきただけあっていろいろな意味で新鮮さを感じます。画面の留め金がなくなり、PCカードのような拡張I/OがすべてUSBに統一、スライド式スイッチが消える…など、時代に即した変化をしているように見えます。

初日はセットアップにほとんど費やしました。で、セットアップ時にアカウントを登録するよう促されましたが、幸いなことにずっと前に取得していたHotmailアカウントがそのまま使えました! しかしながら、ガンガン負荷がかかっているにもかかわらずほとんど熱くならないのはさすがです! Core 2世代ならすぐに熱くなってパフォーマンスに悪影響が出ること必至でしたからね。とりあえず、長年の懸案だった理想のノートパソコンと巡り逢えて喜びもひとしおです。

こうなると、サブノートPCの入手や長きにわたりしたためてきた自作プランを実行に移すしかない! これはまたの機会にて。

2018年1月10日 (水)

[予告] 七十七と共に…

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マシンが変わると環境もえらく変化するようで…

後日、改めて更新します。乞うご期待!

2017年12月28日 (木)

筆者の選ぶクソケータイ・オブ・ザ・イヤー2017

本家大元から読者が選ぶケータイ of the Year 2017が発表されました。その結果は後ほど明らかにするとして、いよいよ、2017年に発売された中で最もイマイチな端末である筆者の選ぶクソケータイ・オブ・ザ・イヤー2017を発表したいと思います。

※あくまでも2017年に発表された端末の中で最もイマイチなだけで、ユーザーの技量により問題なく使えたり、何らかの工夫があれば快適に使えるようになります。選出されてしまった端末をご利用の方も引き続き、安心して運用してみてください。

■大賞
Apple iPhone X
(Apple Japan合同会社)
―イノベーションのために犠牲にした操作性と普遍性

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Apple iPhone 8/iPhone 8 Plus
(Apple Japan合同会社)
―iPhone Xの前座に終わってしまった、ガッカリ度ではシリーズ史上最悪の機種

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2017年に発表された中で最も不名誉な称号を得ることになってしまったスマートフォンはなんと、2年連続で日本における巨人、AppleのiPhoneとなってしまいました。昨年のiPhone SEの評判のよさとは裏腹に、メインストリーム端末がご覧の有り様とは嘆かわしい限りです。それでもこれしか選ばないユーザー層も相当大概にしてほしいものです。

[選評]
今年はiPhoneが誕生して10周年の節目にあたります。そんな中で発売された機種群がシリーズ史上最悪の機種になるとは誰も予想だにできなかったことでしょう。そのいずれも理由は異なるものの、ため息が漏れるほどのガッカリ度です。

まず、iPhone 8/8 PlusはAppleがかつてほどイノベーティヴなブランドでなくなったことの証左です。むしろ、この機種を出したことでAppleは「攻め」から「守り」に態勢を変えてしまっています。スペック上もSoCやモデムが変わったこと以外はiPhone 7/7 Plusとほとんど同じです。よって、iPhone 8/8 Plusはジェネリックな端末と化し、今までのiPhoneと同じスタイルの端末を求める方々のためだけに存在しているといっても過言ではありません。どストライクにいえば、日本の中高生やF1層を狙った端末です。

ここからが本題です。iPhone 8/8 Plusを売れなくした主犯、iPhone Xです。日本では2017年11月3日に発売され、ちょっとした社会現象になりました。そうです、日本市場ではかつて発売された端末(主に日本メーカー製)への心象の悪さから未だにAndroidへとんぼ返りできていない人がおり、最終的にiPhoneへ固定化されてしまった契約者が多いのです。実際は、心変わりしてAndroidへとんぼ返りした方々からは、Androidがおおむね好意的に見られているようですけどねえ…。

そのため、先進諸国では圧倒的にAndroidが高いシェアを誇っているのに対し、日本ではiPhoneの一人勝ち状態が長らく続いています。これはかつてのメインフレーム市場で一強を誇ったIBMを喩える際の「白雪姫と七人のこびと」と同じ状態で、日本ではAppleが白雪姫、そしてAndroid陣営が小人というわけです。それゆえ、日本ではiPhoneの新機種が注目を集めることを余儀なくされています。実際、iPhone 8シリーズ、iPhone Xの両方とも発売当日にテレビニュースになったほどです。

iPhone 8/8 Plus/Xともいずれも基本的なスペックは同じです。SoCはApple A11 Bionicへ進化しており、むしろSnapdragon 835 MSM8998を大きく凌駕するスペックになっていました。CPU部はSnapdragon 808 MSM8992のように低負荷処理用のクアッドコアと高負荷処理用のデュアルコアの2クラスターで構成されるbig.LITTLE処理を採用したヘキサコアCPUを採用。GPUは長らく採用してきたPowerVRに代わり、Apple自社設計のトリプルコアGPUとなりました。この頃話題を集めているディープラーニングに対応しており、実際にニューラルエンジンと呼ばれるAI処理回路が搭載されていました。シャープのエモパーがソフトウェアでAIを実現したのと対照的に、AppleはハードウェアでAIを実現しています。RAM容量はiPhone 8が2GB、iPhone 8 Plus/Xが3GBとなっていました。年々カーネルが肥大化していくiOSに対応すべく、ストレージ容量は64GBと256GBの2種類となりました。

Iphone_x

とりわけiPhone Xが注目を集めることになった理由はシリーズ初となったそのベゼルレス設計にあるでしょう。本体サイズいっぱいにディスプレイが搭載されています。とはいえ、それ自体は斬新なものではなく、既にGalaxy S8/S8+LG G6/V30などでも採用されていた設計でした。このベゼルレス設計を実現するため、シリーズで初めて有機ELディスプレイが採用されることになりました。iPhone 8/8 Plus/X発売に合わせて開発されたiOS 11も、本格的にベゼルレス設計を念頭に置いた設計になっていました。このような先進性から、株式会社インプレス主催の読者が選ぶケータイ of the Year 2017のトップに輝いた端末でもありました。

iFixitのレポートによれば、iPhone Xは非常に興味深い設計になっており、マザーボードは多層基板となっているうえに両面にびっしりとデバイスが実装されており、その一部はなんとBGA(はんだボール)により固定されていたそうです。バッテリーも、その多層基板を限られたスペースに収めるべく、スマートフォンとしては珍しく2セルバッテリーを搭載していますが、実態としては並列接続となっていました。iPhone Xのこのような高集積化は今に始まったことでなく、MacBookシリーズの基板小型化のノウハウが活かされているようです。

この設計のためにホームボタンが廃止され、様々な操作は後述するようなハードウェアキーの組み合わせや画面操作で代替されることになりました。つまり、ヘッドホン端子に次いでiPhoneの象徴だったものがまた1つ消え去ったのです。また、ホームキー廃止の影響で指紋認証であるTouch IDも廃止され、その代わりに顔認証によるFace IDが新たな認証システムとして組み込まれました。

iPhone Xは非常に凄まじい設計ではありますが、純粋にスマートフォンとしてみた場合はかなり辛辣な見方しかできません。ベゼルレス設計に挑んだのはいいですが、そのために操作性を犠牲にしてしまっています。本体サイズいっぱいの画面を実現するのは現在の技術では限界があったのか、画面上部のパーツの部分に切り欠きができてしまったかような歪な画面になってしまいました。スクリーンキャプチャーではその部分も補完されますが、結局何も映らないようです。

特にユーザーを困惑させることになってしまったのがその操作方法です。Androidならば画面上に表示するナビゲーションバーがあるためにハードウェアキーを最低限搭載していてもこれらで様々な操作を補完できますが、iOSはその搭載すら念頭に入れていないユーザーインターフェイスだったため尚更問題になったのです。一言では説明しきれない操作が非常に多いので、こちらで主だった操作が紹介されていますので参照してください。説明された上で実践して初めてわかる操作が非常に多いのです。

一方で、iPhone 8/8 Plusも主に、深刻な品質問題を抱えていました。特に、iPhone 8 Plusで顕著にみられた現象で、使い始めてから少しも経っていないのにバッテリーパックが膨らみ、画面が装着されたフロントパネルが開いてしまう現象が多発してしまいました。中には買ったその地点で既に膨らんでいたケースもあり、非常にクリティカルな欠陥といえるものでした。そのため、一時ははまぐりスマホと皮肉られていたほどでした。

このようにイノベーションに固執するあまり、iPhone Xは非常に使いづらい端末になってしまったうえ、どのバリエーションも10万円以上という高嶺の花になってしまいました。これによって生じた問題として、分割払いで機種変更しようとしても精密審査で一括払いでの端末代金の清算を求められ、懐具合から敢え無く機種変更を断念した契約者が相次いだことでした。実際、お膝元の北米でもその高さから経済アナリストの評価はかなり辛辣で、本当に買うべきなのか疑念を抱くメディアも少なくありませんでした。iPhone 8/8 Plusもまた、高い価格の割に安作りの目立つ端末でした。iPhone 7で廃止されたヘッドホン端子もとうとう復活することがなく、まさに改善すべき点を放棄したまま斜め上に進化してしまったのが悔やまれます…。

以下は言わずにいられないと思いながらもオブラートにくるんできていましたが、敢えて話したいと思います。

Appleは数多のイノベーションを生むために数多の犠牲を払っています。一時はiPhone特需に沸いていた日本の部品サプライヤーも今や、Appleの経営方針に疑念を抱き部品供給から引き揚げる向きにあります。基幹技術に携わるメーカーであっても容赦なく足を切ってしまう悪態まで働いており、前述のPowerVRのライセンシー、Imagination TechnologiesですらAppleが自社開発GPUを開発する方針に転換したあおりでAppleから切られてしまった企業の1つです。その影響で同社の株価が暴落するなど、切られたサプライヤーに待ち受けているのは地獄そのものです。故に、地獄に堕ちる前に部品供給を引き上げたサプライヤーは賢明な判断をしたといえるでしょう。

極めつけは製造現場。明らかに明るい話題が少なく、製造を受託しているEMS業者の従業員の自殺が今なお相次いでいます。どうも劣悪な労働環境のようで、しかもそれをAppleがEMS業者に強いているらしく、余計タチが悪いです。このような体たらくですので、Appleはクソケータイメーカー・オブ・ザ・イヤー2017にふさわしいといえるでしょう。ある意味日本のそれよりもタチの悪いブラック企業です。こういう事実を包み隠しながらiPhone Xの提灯記事ばかり展開するマスメディアや大手ITメディアにも筆者はかなり辟易されました。これではまるでiPhone翼賛会です。

では、追記にて幸いにも(?)次点とどまりになった端末を紹介します。

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2017年12月27日 (水)

筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤー2017

さあ、本日、2017年12月27日正午に投票を締め切った本家大元に先立ち、筆者の選ぶケータイ・オブ・ザ・イヤー2017を選出したいと思います。今年はこの機種がその栄冠に輝きました!

■大賞
AQUOS R SH-03J/SHV39/604SH
(シャープ株式会社)
―THE FLAGSHIP SMARTPHONE OF JAPAN
"かくて、日本勢もスマートフォンの将来を捉えた。"

Shv39

[画像はSHV39]

AQUOS sense SH-01K/SHV40
AQUOS sense lite SH-M05
(シャープ株式会社)
―ミドルレンジなのに長く使えそうな欲張りスペック!

Sh01k

[画像はSH-01K]

今回、大賞に輝いたのはシャープのハイエンドスマートフォン、AQUOS Rの3機種とミドルレンジスマートフォン、AQUOS senseシリーズでした! シャープとしては2年連続の大賞受賞になります。おめでとうございます!

[選評]
鴻海資本のもとで事業撤退をほとんどすることなく未曾有の経営危機から立ち直ったシャープ。いよいよ今年から、鴻海傘下としてスマートフォン開発の仕切り直しを図らんとしました。その手始めとして発表したのが、今回大賞に輝いたこのAQUOS Rでした。AQUOS ZETA/SERIE/Xxシリーズと各社でバラバラになっていたフラッグシップ機の一本化を狙って開発された端末です。

元々シャープはキャリアごとにラインが分かれていた非効率な端末開発方針でしたが、2015年秋冬モデルから徐々に基本設計を一本化してきていました。2016年夏に発売したフラッグシップ機ではキャリアモデルごとの差異がかなり少なくなっています。AQUOS Rのスタイリングは、このAQUOS ZETA SH-04H、AQUOS Xx3 506SH、AQUOS SERIE SHV34を継承しつつ、更に丸みを帯びたものになっていました。具体的に言うと、2016年度のフラッグシップモデルで目立った角が取れて柔和なラインを描いています。

AQUOS Rの「R」には以下の意味が込められています(参照)。

Reality…臨場感のある映像美
Response…なめらかで俊敏なレスポンス
Reliability…長く使える信頼性
Robotics…人工知能が賢くサポート

SoCとして採用されたのはクアルコムのSnapdragon 835 MSM8998です。Snapdragon 835はKryo 280をアーキテクチャーとしていますが、その実態はARM Cortex-A73をクアルコムが最適化したものでした。2.45GHz×8コアという凄まじく高性能なCPUを搭載していますが、この機種では約1割クロックダウンしたうえで2.27GHz×4コア+1.90GHz×4コアの2クラスターによる疑似big.LITTLE処理としていました。インテルに先んじて、最先端の10nmプロセスを採用しています。元々、Snapdragon 835は実用する上でほとんど発熱しない優秀なSoCでしたが、AQUOS Rでは本体シャーシや各種センサーを通して熱ダレによるパフォーマンス低下を防ぐ温度管理システムを具備していました。

RAMは4GBのDDR4 SDRAM、本体ストレージは今までのembedded MMCから一転、これから普及が期待されている64GBのUFSと、いずれもAQUOS史上初搭載になりました。ディスプレイはシャープのお家芸である5.3型IGZO液晶クアッドHD解像度(2,560×1,440pixel)を誇り、フロントカメラもSelfieが綺麗に撮れ4K動画にも対応した16メガピクセル、リアカメラは様々なモード撮影や4K動画撮影に対応し、光学式手ブレ補正にも対応した23メガピクセルカメラとなっていました。USB端子もmicroUSB-BからUSB 3.1 Gen1 Type-Cとなり、高速なバス速度と充電を実現していました。

ここまで説明すると普通のスマートフォンと一緒ですが、シャープは日本メーカーでいち早くAndroid端末を手掛けていたこともあって、技術の積み重ねがかなり豊富でした。そのため、様々な気配りのきいた機能や自社技術が活かせる独自機能を実装していました。特に、液晶のシャープと呼ばれているだけあってディスプレイへのこだわりは尋常ではありませんでした。スクロールしても残像が出ないハイスピードIGZOや、4Kテレビの技術で培ったHDR表示にも対応していました。2016年度のフラッグシップ機ではSHV34を除き本体横にあった指紋センサーも、画面下に移動しました。

また、エモパー[emopa]というAIテクノロジーを活用したアシスタント機能を本体に搭載していました。これはAQUOS ZETA SH-01Gなどで先行して対応したもので、以前は端末スペックの関係で処理が追い付かないことも多々ありました。しかし、それも度重なるアップデートや端末スペック向上で最近になって実用に堪えうるものになっていきました。

Aquos_r_roboqul

この機種ではエモパーを積極的に活用してもらう狙いにより、au版とソフトバンク版に限りロボクル[ROBOQUL]と呼ばれる充電台が付属しており、これにセットすることで手を触れずに情報を目にできるよう自動的に顔を検知して端末が回転するといった機能も具備していました。ドコモ版や後に発売された対応機種では付属していませんでしたが、家電店ルートで市販されたことにより、別途手に入れることで対応機種でもエモパーのさらなる機能拡張ができるようになっていました。

筆者もAQUOS Rの設計思想に大変共感した1人です。特に、下馬評では供給に不利とされていたSnapdragon 835の調達に成功したことに驚き、鴻海傘下になったことでEMS業者ならではの品質改善のノウハウ導入、当面の間OSバージョンアップやセキュリティパッチ配布が約束されるなど、安心して使える設計であることがメーカーからの発表でうかがえたのです。実際、筆者にとってもAQUOS SERIE SHI16(ISW16SH)以来となるシャープ機導入を後押しすることになった1台でした。決してベゼルレス設計などの時代の潮流に便乗していなかったものの、その分手堅い設計により非常に使いやすかった端末です。間違いなく、筆者の今年のベストバイガジェットといえる1台でした。

Android 8.0バージョンアップがキャリア端末としてはいの一番で配信されたこと、特にその一番乗りが大方の予想を裏切りau向け端末のSHV39だったことがいい意味で我々の期待を裏切ってくれました。悪い意味で裏切られてしまったISW16SHの時代があったのが信じられないほどです。その後、順当にドコモ向けのSH-03J、ソフトバンク向けの604SHとOSバージョンアップが配信されていました。

Shm05

[画像はSIMフリー版、SH-M05]

一方で、この頃電器店で注目の的になっているAQUOS senseシリーズも忘れてはなりません。ミドルレンジモデルなのに5.0型フルハイビジョンIGZO液晶搭載、カメラも実用やSelfieに堪えうるフロント5メガピクセル、リア13メガピクセル、モデルグレードの割に容量が大きめのRAM3GB、ROM32GBと、この層の割には欲張りなスペックでした。SoCはSnapdragon 430 MSM8937(Cortex-A53 1.40GHz×4コア+1.10GHz×4コア)とそこそこのスペックにとどまっていますが、実態としてはSnapdragon 617 MSM8952に近いスペックでした。

このAQUOS senseはシャープ発売のAndroid Oneシリーズの設計思想を継承しつつ、AQUOS Rシリーズに匹敵する機能を実現しようとした努力の賜物でした。こちらもやはり、OSバージョンアップや定期的なセキュリティアップデートがメーカーによって保証されています。NTTドコモではdocomo withシリーズとしてサブ端末需要を狙っていましたし、ユーザーの要望にこたえる形でSIMフリーモデルも販売されました。価格、機能、スペックのバランスがとれていることから、これからSIMフリースマートフォンが欲しい方へ、いの一番でお勧めしたい端末といえます。年明けにはソフトバンク版も発売されるため、尚更お勧めしたくなること請け合いです。

現在、日本市場ではiPhoneがやや優勢ということもあり、Android陣営は全体的に不利に立たされています。その中で、シャープはいかにユーザーから飽きられず、心変わりさせない端末を作っていたのかがうかがえます。機能、スペックの双方で飽きずに使える設計を心掛けていたことがシャープ機のこの2台をケータイ・オブ・ザ・イヤー2017に選出する決め手となりました。

このような努力を怠らなかったシャープ株式会社こそ、まさにケータイメーカー・オブ・ザ・イヤー2017にふさわしいといえるでしょう。追記にて、惜しくも次点入りにとどまった端末を紹介します。

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