2017年12月17日 (日)

古き良き時代のポケットラジオ

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この機種、未だに根強い人気があるんですね。通勤用ラジオ最高傑作とも評されていたソニーのSRF-M902Vを入手しました。今日のSRF-T355まで続く通勤用ラジオの第1の完成形でしょう。メーカー希望小売価格は3%税別で10,800円で、1988年発売のSRF-M3V(定価13,800円)の後継機だそうです。移動中もFMラジオをステレオで聴きたかったのが入手した動機になります。やはりSRF-T355入手までのつなぎにしたいですね。

このラジオ、情報によれば1990年9月21日発売だったようです。兄弟機として、テレビ音声受信機能のないSRF-M901もありました。後にAMステレオ対応機種として発売されたSRF-M911のベースになったラジオのようです。

このラジオの大きな特徴はエリアコール機能になります。当時のソニーのポケットラジオはダイヤル式からデジタル式へ移行したばかりで、プリセット選局機能も付いていましたがその作業が煩わしく感じるユーザーも少なくありませんでした。これを簡略化すべく、初めから放送局を設定で呼び出せるようにしたのがエリアコール機能です。

しかし、そのエリアコール機能も全国を網羅しているとは言えず、後継機で各地の基幹都市が、後に開発されたスーパーエリアコール機能によってようやく全国の放送局が網羅されることになりました。このスーパーエリアコールは後に、中継局まで細かに設定できるようになるなどの進化を遂げています。

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スエードタッチのソフトケースから取り出してみると状態は極上! とても四半世紀使われたラジオとは思えません。しかも、フロントパネルはアルミ板とバブリーな設計です。但し、全面金属製パネルでは電磁遮蔽されてしまうため、下だけ樹脂製になっています。ソニーのポケットラジオは下にAM用バーアンテナが内蔵されている機種が多かったのではないでしょうか。横幅に余裕があるので、内蔵されているバーアンテナも長そう。バーアンテナは長いほうが受信感度の面で有利になりますね。

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このラジオはスピーカーを内蔵しておらず、ヘッドホン端子も今となっては特殊なミニミニ型(2.5mm径)になっていました。当時の技術では、このキツキツのスペースに3.5mm径のミニ端子を搭載する余裕がなかったのでしょう。そのため、動作チェック用の乾電池と一緒にミニミニプラグへ変換するアダプターを購入しました。当のソニーでは、アナログオーディオ用ケーブルやアクセサリー諸共撤退してしまったようで…残念な限り。現在、ソニーではHDMIケーブルしか扱っていません(参考)。

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スピーカーがない上に本体が大きめなので、電池の入れ方がとてもユニーク。普通は縦に入れる乾電池は、この機種では横向きに入れます。電池蓋の出来がいい上に絶妙な固さで閉まるので、乾電池をしっかり固定できます。

発売時期が1990年と微妙なため、FM周波数が90.0MHzできっぱり区切られていてワイドFMは受信不可でした。しかしながらPLL検波を採用しているため、発売から四半世紀経ってもなおズレずに同調できます! あまりにもチューナーの特性がいいのか、強電界局はマルチパス妨害が生じてしまいましたw

さすがにポケットラジオの名機だけあって、操作性は抜群。付属のスエード調ソフトケースも操作性を損なわない程度に本体を覆ってくれています。エリアコール機能も後継機とは異なり、自分でプリセットした局と併せて選局できるのがありがたいです。今日のスーパーエリアコール機能は設定でマイプリセットと切り替える手間が生じていますから…。

このラジオ、日本製だったんですね。当時は日本市場向け製品といえば日本製が当たり前だった時代でした。しかし、その頃から既に廉価機や二流以下のメーカーは新興国で製造されるようになってしまっていました。やがてバブル崩壊後、海外への生産拠点移転は加速し、今となってはとうとう日本製ラジオといえば孤高のBCLラジオ、ICF-SW7600GRぐらいしかなくなってしまいました。

現在、ソニーは主に中国で、パナソニックはインドネシアでラジオを生産しているようです。インドネシアは今も人件費が安いようですが、中国はむしろ割高になってしまっています。ですが、中国は「世界の工場」と呼ばれているだけあって、工場で働く人の確保もしやすく大量生産に向いた立地なのかもしれません。

最近は「日本製にしても人件費がさほど変わらなくなったから」と、ホンダのスーパーカブが日本製に戻るなど、MADE IN JAPAN回帰の動きが高まっているようですが、この動きが電機メーカーにも波及してくれればなあ…。

さて、追記にて主だった操作方法を解説します。

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2017年12月10日 (日)

続・ランララ、ジンジン、オオオオオ

冬になりました。やはり問題になるのはバスを待つときなどにどうしても耳が音を恋しがることです。つまり、ラジオが聴きたいのです。吉田松陰シンガポール恋しがる、じゃありませんよ。春前にとんでもない安値でSRF-R431を手に入れていましたが、今はこんな惨状です…。

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[たった1か月の命…]

液晶は割れ、見るも無惨な姿になってしまいました。これでもかろうじて動きますが、修理するよりは買い換えるべきですね…。定額修理になりますが、修理代が9,720円と新品が買えるくらい掛かります。

今はradiko.jpドコデモFM(=LISMO WAVE)ラジオクラウドというありがたーいサービスが併存していますが、筆者はどうしてもラジオを電波で聴きたい主義です。これらのサービスも災害時に重宝するかもしれませんが、ラジオを受信機で聴く習慣をつけるきっかけにならなければなりません。ワイドFM(FM補完中継局)も、有事の際に中波送信所が被害を受けて送信不能になった際の保険のために始められたようなものです。実際、TBCの荒井ラジオ送信所が被災して送信機能がいったん停止したことがありましたからね…。

とりあえず、筆者はSRF-T355を手に入れることを目標にしたいです。SRF-R431/R433は巻き取り式イヤホンを内蔵する上に小さくするために結構無茶をしているのでヘッドホン端子が横付けだったりして、外付けヘッドホンを使いたい筆者にとっては購入を先送りしたいと思っています。立ち上がりはSRF-R431/R433のほうがめちゃくちゃ速いですけど。

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[ラベルからお察しできますが、入手元はなんとブックオフ!]

当面の間どうしよう…と思っていた矢先、ポケットラジオのICF-M55が手に入りました。入手価格は2,000円弱なのでまあまあかなと。若干の使用感がありましたが、状態は上々でした。このラジオ、ワイドFMが聴けます。

ソニーのカタログによれば生産終了になっていますが、まだまだ在庫限りで市中在庫が手に入ります。発売が2007年だそうで、足かけ10年のモデルライフですね。10年選手ならモデルチェンジの機会でしょう。懐かしい形をしたイヤホンが付属していました。これならつなぎの機種として活躍できそうです。

電源を切ると懐中時計になりますし、プリセット局数もAM10局、FM15局となかなか充実しています。SRF-T355と同じく、単4電池2本で動きます。奇遇にも持て余していたeneloop(しかもレアな初代かつ初期型のHR-4UTG)があったので、それを入れて運用することにしました。

SRF-R431ではさすがにプリセット局数が足りなかったですが、これは一通りプリセットしておきたい局が登録できました。横手市内でも夕暮れ時から徐々に在京中波局が聴けるようになるので、これらは必ず登録ですね。また、秋田県県南でも受信できる可能性にかけて、岩手県や宮城県のFM放送局もプリセットしてみました。この機種、ロッドアンテナが付いているのでイヤホンアンテナを使う通勤用ラジオよりもFMの電波をつかみやすいと思います。

横手市内では地元局のほかに山形放送(918kHz)、IBC(684kHz)、TBC(1260kHz)が日中でも入るようです。但し、プリセット局数の限界に達したので周波数が近いプリセット局を選んでから手動で同調といった塩梅にしようと思います。それにしても、親局のはずのNHK秋田ラジオ第1(1503kHz、10kW)の入りが出力が半分のABSラジオ(936kHz、5kW)と比べてイマイチなのはなぜだ…? やはり空中線形状の関係なんでしょうか?

概ね、口コミでは「並」の評価を得ていますが、実際その通りですね。操作性の良さは説明書いらずなので言うに及ばず。周波数スキャンとプリセット選局の両方で同調できるので、ラジオ入門にお勧めです。この機種をダイヤル式ラジオにしたものがICF-51ですが、同調つまみが固すぎず回しやすいのがいいですね。

ところで最近、日本勢の発売するDSPラジオが増えてきました。ソニーは主に、ラジオCDなどをこっそりとDSPラジオ化しているようです。筆者はSRF-T355も、実はDSPラジオではないかと読んでいます。DSPラジオは原理上、フロントエンドをシリコン化しており、経年劣化とはほぼ無縁です。

この頃パナソニックが「デジタルチューナー搭載」や「らくらくチューニング」を謳ったダイヤル式ラジオも出していますが、実態としてはDSPラジオそのものです。うーん…DSPラジオなのにダイヤル式チューニングって、ポリバリコンより耐久性の劣る可変抵抗を用いるから必然的に製品寿命が縮まりますねえ…。可変抵抗だと精度もポリバリコンに劣るので、AFC(Automatic Frequency Control)に頼っているのが「らくらくチューニング」の実態です。

それに、ダイヤル式チューナーなのにDSPを用いる機種は、筆者はフィジカルの問題で好きになれないです。どうも、ポリバリコンの生産から撤退したメーカーが現れた模様で、仕方なくダイヤル式のDSPラジオを開発せざるを得なくなったようです。そもそもラジオそのものが枯れた技術なので、デバイスの枯渇も時間の問題になっているようです。貴重なライター型ラジオ、SRF-M98まで生産終了ですしねえ…。

今年、筆者は「原器」たるICF-EX5を手に入れることができました(リンク先はMK2)。無印は1985年10月21日発売で、四半世紀近く生産されたロングセラー機です。これは後ほど紹介するとして、最終的にはやっぱりICF-SW7600GRを手に入れることが目標になりますね…。とにかく、これを手にしていないとラジオ好きから「もぐり」扱いされそうなので…。

2017年12月 1日 (金)

忖度の結果…

2017年も12月(師走)を残すのみとなりました。毎年恒例の新語・流行語大賞が発表されました。今年の大賞は、既存メディアが影響力を失いつつあることと、国民の政治問題への関心度を反映するかのような結果になりました。

■インスタ映え
画像投稿に特化したソーシャルネットワークシステム、Instagram[インスタグラム]で多くの「いいね[Like]」を獲得するために写真の撮り方を工夫すること。Instagramそのものがカメラアプリでもあり、フォトレタッチ機能を具備している。

但し、目的ではなく手段としてのLike獲得のために手段を選ばなくなったアカウントも少なからず存在しており、このようなアカウントはインスタ蠅と呼ばれ嫌われることになってしまった。

受賞対象はなんとファッション情報誌のCanCamで活躍するCanCam it girlのメンバーたち。インフルエンサー[Influencer]と呼ばれている彼女らを簡単に解説すると、読者に対しライフスタイルや価値観などに対し一定の影響力をもたらす人々である。かつて蛯原友里や押切もえなどの大人気モデルを輩出してきたファッション誌はかつてほどの勢いは見られなくなったものの、依然としてF1層への影響力を保持し続けていることがうかがえる。

■忖度(そんたく)
森友学園問題や加計学園問題など、私立学校と政治家の癒着関係が大問題になったが、その際に安倍晋三内閣総理大臣の答弁から頻出した言葉である。元々は再生手続中の学校法人森友学園の元理事長、籠池康博氏(通名: 泰典)がマスコミからの取材で発した言葉であった。他人の気持ちを推し量ることという意味を持ち、言い換えると推測又は推察となるだろう。

但し、受賞者は忖度まんじゅうを考案した株式会社ヘソプロダクションの代表取締役社長。やはり政治家は受賞を辞退するのが不文律と化しているようである。忖度まんじゅうで筆者が思い出したのは「テイルズ オブ エクシリア/エクシリア2」に登場するガイアスまんじゅうであった。

なお、2017年特別賞はそれぞれの分野で健闘した面々が授賞対象になっています。リオデジャネイロオリンピック以来、日本が実力をつけつつある陸上競技において桐生祥秀氏が100m走で難攻不落とされていた10秒の壁を打ち破り9.98秒の日本新記録を達成。一方、世界的にブームになっている将棋界において中学生ながら棋士デビューを果たした藤井聡太四段が成し遂げた29連勝という大偉業。今年は平成29年なので、藤井四段にはぜひとも来年、平成30年(2018年)は30連勝を目指していただきたいものです。

これから2017年を様々な目線から振り返ってみたいなあ、と思う次第です。ここで、個人的な今年の流行語を発表してみたいと思います。

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2017年9月21日 (木)

朝焼けの光の中に立つ影は…

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ああ…届いたのが早朝でよかったです。なぜなら、午後に筆者の地元を暴風雨が襲っていったからです。もう一息遅かったら、嵐の中で遅配となっていたことでしょう。

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ということで、無事に筆者のドコモサブ回線もめでたく、Xperia XZ Premium SO-04J(XZP)に機種変更することができました。本当の意味でXperia Z5 Premium SO-03H(Z5P)の後継機になります。Snapdragon 835 MSM8998を定格クロックで稼働できている数少ない機種でもあります。同じくS835搭載だったAQUOS R信頼性[Reliability]重視のため、定格から1割ほどクロックダウンさせていましたね。

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[Z5Pは修理上がりなので新古品同然!]

Z5Pとの比較。Z5Pでは黒かった画面側のベゼルも、XZPでは本体カラーに合わせたものになりました。そのおかげで、ルミナスクロームを選ぶとえらいことになってしまいますw 植草…いや、何でもないってw

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[まだフィルムを剥いでいないので写真では伝わりにくいかも]

Xperia X Performance、Xperia XZ、Xperia XZsと続いたアルミパネルの採用をやめ、再び両面ガラスに戻っています。裏面がガラスパネルに戻ったことで、FeliCa/NFCチップのかざし位置も背面に戻り、XP/XZでいちいち画面側を下にしてかざさねばならなかったもどかしさが解消されることになりました。両面ガラスに戻ったことで、XP/XZ/XZsで散々コケにされた、通称「おむつ」がとれたのがある意味嬉しかったですw

ただ…どう見てもサイドフレームは強化樹脂製ですね…。アルミフレームなのは上下だけ。この点はAQUOS Rに負けてしまっています。惜しい。そのサイドフレームにSIMカードとmicroSDカードのトレイがありますが…

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実にXperia Z4 Tablet以来となる、SIMカードスロットとSDカードスロットが分割された機種になりました。スマートフォンに限ればXperia Z3シリーズXperia A4 SO-04G以来です。但し、ホットスワップには対応できず、カバーを引っこ抜くとSIMカードを抜いたことになって再起動してしまいます。

Xperia Z5 Premiumから進化および変化した点はというと…

・SoCとGPUの性能進化(特にGPUはVulkan対応)
・RAM容量が4GBになった
・ストレージがより高速なUFSとなり、64GBに倍増
・カメラの撮像素子は画素数が減ったもののDRAM内蔵でスローモーションに強くなった
・ディスプレイがHDR対応になった
・本体側のUSB端子のバスがUSB 3.1 Gen. 1対応となった
・指紋センサーとサイドフレームの色が一緒になった

といったところでしょうか。

しかし、この頃のSnapdragon機は全体的に発熱が緩い機種ばかりですね。さすがにS835機は強力なGPUを搭載しているためやや温かくなるきらいがありますが、S810は言うに及ばず、S820よりもかなりぬるく、ワットパフォーマンスでいえばS625にはかなわないもののかなり良好です。やっとまともに動くSnapdragonと巡り会うことができました。

この2年間、Snapdragonはプロセスの刷新やアーキテクチャーの変更などで苦しんできたのでしょう。決してS1~S3世代のように動きが悪かったというわけではありませんが、やはり熱ダレに大分悩まされていたのがうかがえます。なんだか、パソコンでいえばCoreシリーズの進化に通じるものを感じました。

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[おまけ]

オンラインショップの配送箱の角にこのような記述がありました。ドコモの気遣いでしょうか? ちなみに、配送はゆうパックが担っていますが、かつては日通ペリカン便だったはずです。

今のところ、Xperia XZ PremiumをはじめとしたS835搭載機種は間違いなく業界トップクラスの性能を誇っていますが、近日発売するiPhone 8/8 Plusによって三日天下に終わってしまいますね。そうなる前に最先端に触れられたのが何よりでした。

2017年9月20日 (水)

最後かもしれないだろ?

やっと、やっとできました…! 筆者の母の回線をarrows NX F-01Jへ機種変更することができました。カバーの手配などは後回しです。かつては手書き書類をFAXで送って開通していた電器店もALADIN端末で手続きするよう統一していたんですね。店頭ではiPadで自筆でサインまでして手続きするauよりは、サインなどをOCRで処理してしまうドコモのほうが確実だと思いますw

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[How small!]
それにしてもこの元箱…ちゃちですね。本体以外に簡易取説、保証書ぐらいしか入っていません。本機の5年前に発売されたフラッグシップ機、ARROWS X LTE F-05Dは試供品のmicroSDカードに急速充電対応のACアダプター、卓上ホルダーと至れり尽くせりだったし、4年前の機種だったARROWS V F-04Eですら卓上ホルダー付属でしたから…。

この機種はbig.LITTLE処理ではないネイティブオクタコアSnapdragon 625 MSM8953(Cortex-A53 2.00GHz×8コア)を搭載した珍しい機種です。実はこれ、1つ違いの型番のSnapdragon 617 MSM8952の後継となるチップなんです。まさに「ややこしや~」ですね。プロセスのシュリンクが進んでおり、フットプリントはMSM8952が旧態然たる28nmプロセスだったのに対し、MSM8953は十分最先端といえる14nmプロセスになっています。

伊達に14nmプロセスでないのが分かります。驚いたのは圧倒的な発熱の少なさです。皆に嫌われていた当時のarrowsのイメージが完全に覆ります。

ガンガンベンチマークをとってもほとんど熱くなりません!


そのベンチマークの結果ですが、入手当時のビルドでは典型的なミドルレンジ機のスペックで、若干Snapdragon 810 MSM8994に劣るぐらいでした。バージョンアップの準備が整うビルドまでアップデートしてみると、少しスコアが改善しました。ということは、相当ワットパフォーマンスが良好なのでしょう。但し、3Dが弱そうで、ベンチマークをとってみるとガクガクでした。今なら端末購入サポート付きで非常にお買い得で買えるので、実用的に使うならスマートフォンの入門としてこの機種は十分お勧めできます。

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[地味にうれしいホットスワップ対応microSDカードスロット]
この機種は珍しいこと尽くしで、生体認証が虹彩認証のみ、テレビが専用アンテナで受信できること以外にもmicroSDカードのホットスワップに対応しています。つまり、電源を入れたままmicroSDカードを入れ替えることができるんです。テレビは外付けアンテナで視聴するタイプよりも受信感度は良さそうでした。驚くことに、なんとarrowsのTVチューナーアプリはXperiaと同じだったんですね! シャープは自社開発を捨てて株式会社ピクセラのアプリ、StationTVをネイティブ搭載することになりましたが、その逆はとても珍しい。というのも、arrowsは大文字だった時代、ピクセラのネイティブアプリを使ってワンセグ機能を実現していたからです。

虹彩認証は非常に強力です! デモアプリで試してみた結果では、母親の虹彩を登録させると筆者の虹彩では全く認証できませんでした。富士通はarrowsが小文字になる寸前から虹彩認証推しでしたが、結局その手柄はお隣の国のメーカーに持っていかれてしまったわけで、実に惜しい。結局バッテリー発火事故の影響で短期で終売になってしまったものの、かのGalaxy Note 7は発表当時、指紋認証も虹彩認証も搭載した全部入りスマホとして世界で話題になっていましたしね…。

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はじめてのスマホということで、この書類を渡されました。平たく言えば備忘録です。筆者ももらっていたような記憶がありますが、今は失念してしまいました…。まあ、仮にあったとしても時代錯誤かもですね。

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これが一番悩ましい。筆者はアカウント設定などを事実上委任されているので、ここは慎重にならざるをえません。まあ…あんまり急がないことにしているのでゆっくりと設定していくことにしましょうか。今のところ、dアカウントは仮設定(ランダムなアルファベット)で運用しているので、後で再設定ですね。ハードウェア側のセットアップは済ませていますが、視力に衰えがみられる母を考慮して、文字は極限まで大きくハイコントランスト化させてみました。

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ご成約記念にこのような粗品が添えられていました。懐かしい…。まあ、勝手に高額グッズを分割払いにて抱き合わせ販売されようものなら激高していましたがね。筆者は対面販売による端末購入と縁遠くなってしまっただけに、まだこうした慣習が残っていたことに意外さを感じました。

案の定、操作を教えたりセットアップしたりするのに悪戦苦闘してしまいましたorz そういえば、私は手鏡…じゃなく、ギンギラギンに光るあのスマホを注文していました。Snapdragon 835搭載機種としては最も高クロックなのにデザインで損してしまった不憫なあの機種です。とりあえず、あの機種が届いたところで腹いっぱいですね…。詳細は後ほど。

2017年9月19日 (火)

母、はじめてのスマホに挑戦へ

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[現在も母が愛用しているP-01F。]
筆者の母に、幾度となくらくらくスマートフォン4 F-04Jへの機種変更を促すDMが届くようになりました。そうです、母はまだガラケーユーザーなんです。2014年にケータイ補償サービスで交換してもらったP-01Fがまだ現役で活躍中です。実は、ekubo F-08Bよりも長持ちしています。

ガラケーは電池が交換可能なことと、大電流を印加しない設計が幸いしてかなり長持ちするようです。しかし、iモード携帯への機種変更は持ち込みでできなくはないものの、端末増設(定款上の呼び方)を伴う機種変更ができなくなってしまいました(参考)。これが影響しているかは不明ですが、P-01Gのソフトウェア更新は新たな不具合発覚で中断して以来、1年近く放置されています(参考)。パナソニックもP-smartケータイ P-01Jを発売し、人材の多くがガラホ開発部隊に回されたためこうなってしまったのだと思います。

2017年に入り、筆者は母から衝撃的な話題を切り出されました。それは、「ガラケーってなくなるの?」というもの。残酷なことに、筆者も「いずれはなくなる」と答えざるを得なかったです。それに、母と関わる方々も徐々にスマートフォンへシフトしていっています。

そこで筆者は母のガラホへの機種変更も提案しようとしたのですが、いかんせん画面が小さいのと歳と共に視力も衰えた母のおかれている現状を考慮し、泣く泣く断念しました。そうしているうちにらくらくスマートフォン4への機変を促すDMが来たのですが、以下の理由で却下しました。

・なるべく大画面の機種にしたい
らくらくスマートフォン4は4.5型有機ELディスプレイを搭載していますが、家系の上で例外的に日常生活が裸眼でもへっちゃらな筆者とは異なり、筆者の母は乱視持ちなうえに老眼になってしまったため、この大きさでは心もとないと感じました。らくらくスマホ4のディスプレイはHD解像度ですが、文字を大きく表示するにはやっぱりフルハイビジョン解像度が必要ですね…。

・らくらくタッチパネルは使いにくいと思う
らくらくスマートフォン4が有機ELディスプレイを採用したのには訳があります。それは、らくらくタッチパネルを搭載するためです。感圧式タッチパネルの一種で、触れている際はスワイプやフリック、押しこんだ際はタッチとして機能します。押しこんだ際にハプティックが働くようになっています。

富士通が得意としていたHCE(ヒューマンセントリックエンジン)のノウハウが活かされているようです。液晶ディスプレイでは押しこんだ際の圧力でまともに表示できなくなるわけです。そのため、初代と2代目は液晶ディスプレイでしたが、らくらくタッチパネルは画面とのギャップを設けて搭載していました。

ところが、この仕様に慣れてしまうと普通のスマートフォンを使おうとした際にタップを強くしがちなのではと筆者が懸念を抱いたわけで、あくまでも普通のスマートフォンの操作に慣れるべきだと思っていました。

・今では珍しい電池着脱型だが…
らくらくスマートフォンの各シリーズは今となっては珍しくなった電池着脱が可能な機種です。さすがに電池内蔵型でも問題ない時代になってしまったならば、電池着脱型にこだわる理由がなくなってしまいます。F-01Jは電池交換が必要になっても預かり修理で対応できますし、なにしろ電池着脱型はしょっちゅう接触抵抗の問題で悩まされたこともあり(電池残量表示がおかしくなる)、今となってはやや辟易気味です。

というか元々、スマートフォンの電池が着脱型メインだったのは電池容量が低かったことが大きな理由で、昔は絶えず替えのバッテリーを持ち歩かなければ長く使えなかったという時代背景が根底にあったように思います。大容量にすべく内蔵型が増えていったのだと思われます。

・ワンセグではディスプレイの解像度の持ち腐れ
筆者が特に気にしたのがこれ。母は無造作に携帯を開いてはワンセグを見ようとします。勿論、日本向けスマートフォンでもワンセグは映りますが、ワンセグだけではとても汚い映像を見せられる羽目になってしまいます。らくらくスマホ4でもワンセグ機能が付いているのですが…。やっぱり超解像処理などされる訳などなく、汚い受信映像で満足するわけないですよね?

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そこで筆者が白羽の矢を立てたのがarrows NX F-01Jでした。P-01Fで散々懲りたのか、「白以外ならいい」という注文がありました。

F-01Jにする決め手になったのは以下の5つ。設定を追い込めば母でも使えると踏んで提案しました。

・5.5型の大画面フルハイビジョン液晶
・テレビ専用アンテナ内蔵で、しかもフルセグが受信可能(※)
・過不足の無いミドルレンジスペックで、いきなりAndroid 7.1へバージョンアップ可能
端末購入サポートが適用できるので、かなり安く買える
・富士通製なので、かつてarrowsユーザーだった筆者にとってもフォローしやすい

(※)テレビ受信アンテナはFMトランスミッターの送信アンテナも兼ねているらしい。

実は筆者、契約変更のために電器店へ足を運んだのですが、その地点では分割を組むのに書類に不備があるということで結果的に取り置きとなりました。本人確認が非常に厳しくなってしまったらしく、住民票の提示を求められたからです。実際、auサブ回線のSHV39への変更をしようとした際も、その点について説明があり、結局オンラインでの変更を余儀なくされました。母はFOMAからXiへの契約変更なので機種代金がかなり安くなるんですが、「それでも分割組むんですか?」と諭されたりしましたが…。

無事に機種変更が完了したら後日報告したいと思います。それにしても高年齢になるにつれ、最新のデバイスに慣れさせるのは難しいなあ…と思った次第です。

それにしても日経の飛ばし記事には辟易させられますね…。まだ富士通から公式な声明が出ていないにもかかわらず、富士通が携帯事業を身売りに出すと報じちゃったんですから。日経の輩たちはらくらくホンシリーズの特殊性を理解していないようですね(怒)。障がいを持つ方にとっては、らくらくホンでなければ携帯が使えないという方々がとても多いんです。

2017年9月 2日 (土)

AQUOS Reborn

2017年9月2日の昼前、突如KDDI株式会社から筆者宛に荷物が届きました。

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先に申した通りAQUOS R SHV39が中に入っているのですが、こんなにでかかったかなあ。ということで開封してみます。

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[右側の内箱が左側の外箱に収まっている]

やっぱり…元箱がでかいですね! 後述の通りロボクルが入っているためです。これまで手にしてきたスマホの中では一番大きな箱でした。ドコモ版はロボクルがつかない分、結構小さな箱になっていると思われます。で…こんな感じでした。

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本体を取り出したところです。右側がキャリア共通の付属品(取説セット、SIM着脱ピン、地デジ受信アンテナ)で、左側が例のロボクルです。

ちなみに筆者の個体は中国製です。鴻海傘下になったことで、シャープはEMS業者でもある鴻海(FOXCONN)の拠点を都合してもらうことができるようになったのでしょう。または、製造はシャープの中国法人で、鴻海から製造のノウハウを伝授してもらったのだと思います。かつては東広島市の事業所で初期ロットを生産した上で中~後期ロットは中国製といった塩梅でしたが、今は全数中国製にして、東広島の拠点で検品を行っているものと見られます。このやり方、タイ王国で生産し追浜工場で検品を行って出荷するK13型日産マーチに似ていますね。

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ロボクルはこんな感じでブリスターパッケージに入っていました。全社共通USB Type-C充電クレードルだが、AQUOS Rを充電している時だけロボクルとして機能するというべきでしょうか。ロボクルはシャープ機の特徴であるエモパーと連動して動作します。そういえば、某所でこれが中古価格540円で売られていたのを見たなあw

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日本では5GHz帯の無線LANの利用はようやく制約が緩くなった模様で5.6GHz帯(W56)ならば屋外でも使えるようになりました。しかし、EU諸国(離脱予定のイギリスを含む)などでは未だに5GHz帯の無線LANに使用制限がかかっているようです。この旨が日本メーカー機では珍しく箱に記載されています。

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さあ、使えるよう準備に取り掛かります。モックの段階ではフレームがメッキ加工された強化樹脂製ではないかと懸念していましたが、れっきとしたアルミフレーム採用で安心しました。同じくアルミフレーム採用のAQUOS ZETA/SERIE/Xx3と比べると丸みを帯びていて、荒削りな印象を受けた昨年のフラッグシップ機よりはよほどマシな印象を受けます。

でも…電子説明書を読んでみましたが、両面ガラスだと思っていたのですがそうじゃなかったんですね。リアパネルはガラス混合でハードコートを施した、ポリエチレンテレフタラートとポリカーボネートの混合樹脂製だそうです。要するに、両面ガラスではないが表面が強化ガラスで裏面が強化有機ガラスってことですね。

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SIMカード/SDカードトレイを取り出し、変更前の機種からそれぞれ入れ替えます。同封された書類では「端末増設扱いなのでそのままポンでOK」とあります。但し、入れる向きがXperiaと逆になっていました。このトレイに接点が下になるようにセットして、ということのようです。Xperiaの場合はひっくり返してSIMカード/SDカードトレイを引き出し、そこに接点側を上にして本体にセットするようになっていましたからね。

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スイッチオン! 真っ先に出るシャープロゴと「POWERED BY android」が出た際は久々にわくわくしましたよ! 日本勢でこれほどわくわく感を味わえる端末はなかったです。

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大きさ比較。5.3型液晶なので、左側のXperia Z5 Premium SO-03Hに近いですね。それに重さも同じく。右側がこれまで使っていたXperia X Performance SOV33ですが、如何にずんぐりむっくりしていて当時ハイエンドを騙っていたかがうかがえます。あれじゃ謳っているのではありません。あれで当時9万円強ですから、もうげんなりしてしまいます。

※オンライン修理キットが届いたので、Z5 Premiumはこれから梱包した上でドコモ送りとなります。残念ながらAndroid 8.0バージョンアップ対象機種から外れましたが、しばらくは予備機として動態保存したいな…。

これでお役御免になったSOV33はゲオへ下取りに出したのですが、13,000円とかなりしょっぱい結果になってしまいました。なぜかXperia Z5 SOV32よりも下取り査定額が安いです。実は、ゲオモバイルによるau版Z5の下取り相場は2017年9月2日現在14,000円になっています。どうしてこうなった…。SOV33は9万円強もした現金価格に見合わない下取り相場だと思います。

■少し使ってみた印象
デザインは良くも悪くもスマホ界の王者のいいとこどりという感じで好みが分かれますが、筆者はむしろ飽きてこないのがいいと思っています。それに、5年前は1日も経たずして電池がすぐ切れるのが日常茶飯事だった日本勢のスマホでしたが、AQUOS Rはかなり電池持ちがいいです。これなら、外出してから帰宅するまで電池がもってくれそうです。長エネスイッチという、これまでの「エコ技」に相当する機能が搭載されていますが、これを使わずとも丸1日はもちそう。

5年前はちょっと使っただけでアツアツになる機種も目立ちましたが、AQUOS Rはほんのり温かくなる程度でとどまっています。長年シャープ機ユーザーを悩ませてきたタッチパネルの挙動も問題ないレベルまで改善されていて、長年Xperiaほぼ一本だった筆者にしてみればやや違和感が付きまとったものの「気になる程度ではない」のが救いでした。

この5年間でガラスマの足を引っ張るだけの存在だった独自機能の一部もAndroidの標準機能として実装されたり、OSバージョンアップの足を引っ張らないように実装されていたりします。ようやくガラスマが素のAndroidに近付いてきた印象を受けますね。5年前は独自機能を実装しようと日本勢が蛮勇さを見せるも、パフォーマンスや安定性の足を引っ張るだけでちっとも快適に使うのに貢献しようとしなかったのです。時代が変わってきましたね。

ということで、筆者は間違いなくAQUOS Rは買いだと太鼓判を捺すことにします。シャープはこの機種を併せて、スマートフォンを2017年度だけで累計100万台出荷したいと意気込んでいますので、本当に期待したいと思います。元々筆者の家では白物家電もシャープを使っていたのですが、久々に手にしたシャープ製品ということで喜びもひとしおです。

※ちなみにAQUOSスマートフォン史上最も売れた機種はAQUOS ZETA SH-02Eで約60万台とのことです。

使用感などは追って報告してみたいと思います。

2017年8月31日 (木)

SHは恋のイニシァル

Aquos_r

色々悩んだ末、auのサブ回線をAQUOS R SHV39に変更することにしました。auオンラインショップにて機種変更を申し込み、審査、発送を待つのみです。もし、無事に発送されたならば筆者はAQUOS Phone SERIE SHI16(ISW16SH)放出以来、実に5年ぶりにシャープ機を入手し、3年ぶりにシャープのスマホに触れられることになりそうです。

徐々に筆者におけるauサブ回線の存在意義が揺らいできていますが、将来の引っ越し先が決まっているだけに光回線は引っ越し後の自宅に引くことにしているため、固定代替としての意味合いが強いです。20GBプランで運用していますが、これでも十分すぎるほどです。テザリング運用ではありますが、滅多に20GB喰い尽くす月はありませんでした。

■なぜAQUOS Rなのか?
本来ならばXperia XZs SOV35に機種変更していただろうこの回線ですが、なぜAQUOS Rにすることになったのか、要点をかいつまみながら解説したいと思います。

・XZ Premiumがauで出なかったから
ドコモのサブ回線はXperia XZ Premium SO-04Jへ変更予定です。実は、ソニーモバイルが夏に本当に売り込みたかったのはXperia XZ Premiumと言われていますが、何を血迷ったのかドコモ専売になってしまい、auやソフトバンクではXperia XZのマイナーチェンジ版、Xperia XZsのみの扱いになってしまいました。筆者はXZ PremiumがSOV36(仮)としてauでも発売するものだと淡い期待を寄せていただけに、大きな落胆を味わったものです。

但し、Xperia XZsは評価できる点もあります。RAMが4GBになっている点です。一応、フルハイビジョンディスプレイ搭載ならばキャリアモデルであってもRAM容量は3GBで十分と言えますが、1GB多いだけでも大分違うと評判です。具体的には、バックグラウンドアプリの処理能力が格段と上がっているようです。

しかしながら、XZsに搭載のS820で対応できるはずのUSB 3.1 Gen.1やUFSは使われていないため、ここら辺でボトルネックになっていますね。本当にXperia XZのマイナーチェンジ版らしく本体のUSBバスは2.0留まりだし、本体ストレージは旧態依然たるeMMCでした。これで一括84,240円は高いなあ…。

・元々、ガラスマ枠だったこと
auサブ回線は元々、記念すべきauのAndroidスマートフォン第1号だったIS01を体験するために開通させたものでした。ところが、OSバージョンアップが反故にされたことでIS03に変更の上、前述のISW16SHを最後にガラスマ運用をやめてしまうことになりました。政策上LTEへの移行を促していたのも一因です。一方で、auメイン回線はSH006まで契約上はガラケー回線でしたが、Xperia acro SOI11(IS11S)導入から徐々にスマートフォン運用回線としての側面を強め、最終的にXperia枠になっています。途中でARROWS Z FJI11(ISW11F)/FJI13(ISW13F)など人柱要員になっていたりしますがw このように、シャープ機を使っていた経験があったことこそ、SHV39を選ぶ原動力の1つになっていました。

※IS01は筆者が使ってきた中で唯一、本当の意味で廃棄処分したスマートフォンでした。詳しくはこちらにて。

ところが、auサブ回線をLTEへ転換する上で、Xperia UL SOL22に変更してしまったことでXperiaのチック・タックを追わざるを得なくなってしまいました。ここから筆者がXperia一択になる傾向が一層強まってしまったのですが、これにピリオドを打てるきっかけが昨年にできました。それが、auサブ回線のXperia X Performance SOV33への、ドコモサブ回線のXperia Z5 Premium SO-03Hへの機種変更です。しばらく同一スペックの機種への変更が続いていましたが、ここで変化を付けることができました。やはり、Z5 Premiumの4Kディスプレイの凄さを体験してみたかったのもあります。

2017年初頭の機種変更こそ各社ともXperia XZですが、ここで色違いにしたことも何か「違い」を付ける狙いがありました。

・テザリング親機として頼もしい充電台付属

Aquos_r_roboqul

Xperiaではマグネット接点からキャップレスUSBになって以来、充電台が別売になってしまいました。一方で、AQUOS Rはドコモ版を除きロボクルと呼ばれる充電台が付属します。その名の通り付加価値機能が付いた充電台なのですが、テザリングで運用するには絶えずこれにセットできれば文句なしでしょう。

ロボクルは単品売りもされていますが、やはり結構高いです。1台5~6,000円もします。これがドコモ版以外に付属するといいますから、結構お買い得です。ちなみに市販のロボクルはXN-T01という型番らしいです。勿論、AQUOSシリーズ以外でも使えなくはないですが、エモパー連動機能が使えないので単なる充電台になってしまいます。

充電台としては確かに優秀なのですが、実はQuickCharge 3.0やUSB Power Deliveryに対応しておらずキャリア純正アダプター泣かせになってしまっています。但し、定格では5V3.0Aの電流印加に対応しているため、air-JのUSB Type-C専用ACアダプターがここで使えそう。

・5年でどう変化してきたか見てみたかった
ISW16SHを入手したのは2012年。AQUOS SERIEシリーズの初代でしたが、WiMAX機能の使い勝手の悪さやSoCの安定供給がままならず短期かつ少量生産で兄弟機ともどもほろ苦い出だしになったのは否めませんでした。但し、MSM8660Aという当時としてはパフォーマンスがかなり良好なSoCを搭載していたので、auの当時のネットワーク環境や端末UIの劣悪さが惜しまれるばかりです。

RAMは常にカツカツでしたが、実はかなり進歩的な設計になっていて、Feel UXは今日のAndroidを先取りしていたかのようにロック画面で直接カメラやメール、電話へアクセスできるし、他社も真似ていた情報ディスプレイ機能も付いていました。

このように当時のシャープの技術の粋が詰まっていた初代AQUOS ZETA/SERIE/Xxでは蟷螂の斧だったのか、「シャープの理想が詰まっているが現実を見て妥協した」痕跡が多々見られます。ようやくこれを実現できたのが第2世代AQUOS ZETA SH-02Eなのは記憶にとどめるべきでしょう。

そして、AQUOS R。SoCはbig.LITTLE処理のオクタコアCPU、Snapdragon 835 MSM8998へと大進化を遂げたし、RAM4GB/ROM64GB(UFS)、ディスプレイはシャープの将来が託されたIGZO液晶…と、新生シャープ渾身の1台になっています。特に、下馬評ではサムスンに独占供給の見通しと観測されていたS835の確保にシャープが成功したことは称賛に値するでしょう。5年前はMSM8960の確保でしくじって初代AQUOS ZETA SH-09Dの早期販売終了という憂き目に遭っていましたから…。

・メーカーから継続的なOSバージョンアップが確約されている
これについては海外勢の端末やNexusおよびPixelシリーズならできて同然、日本で販売されている世界的なメジャーブランドも必ず1~2度は、そして国産勢は少なくとも1度は受けられるものです。しばらく日本勢から遠ざかってXperiaにしたのも、「必ず1回はOSバージョンアップがあるから」という理由からでした。とはいえ、筆者が使ってきた端末の多くは悉くキャリア側に蹂躙され尽くした挙句、OSバージョンアップを拒否されたか、もう1度受けられるはずなのに取り下げられるという憂き目に遭ってきました。

特にauの3Gスマートフォンは本当に酷かったです。確信犯と言わざるを得なかったほどです。IS01のAndroid 2.1へのバージョンアップを明言しながら反故にされてしまったし、ISW16SHも発売当時はAndroid 4.1バージョンアップが最も近い機種といわれながらも結局なし。ISW13Fも、実はAndroid 4.2へのバージョンアップが実現していれば少し持ち直せたはずでしたがねえ…。

このように、メーカー間でOSバージョンのフラグメント化を誘発してしまったAndroidに対し、iPhoneはメーカーサポートが切れるまでずっとiOSのバージョンアップを受けられるのが売りでした。これもiPhoneが日本人に好まれる理由の1つらしいです。しかし、iPhoneの持つこのアドバンテージは徐々に薄れていきました。SoCの高性能化や64bit化でAndroidでもOSバージョンアップが何度も受けられる機種が増えています。2015年以降発売の機種ならば、最新のAndroid 7.0へのバージョンアップができるようになっているものが少なくないはずです。

しかし、なかなかOSバージョンアップをさせないことで悪名高い機種もありました。主に京セラ機やソフトバンク向けシャープ機が槍玉に挙げられます。どうも京セラの場合は最新のAndroid OSで使いたいならば最新の機種にすべきとの思想から敢えてバージョンアップを放棄することが多いようです。一方で、ソフトバンク向けシャープ機は売れていないのかアクティブユーザーの少なさが大きな原因になっているようで、しばらくの間Y!mobileブランドで叩き売りすることで在庫調整せざるを得なかったほどでした。その当時のAQUOS Xx/Xx2/Xx2 miniに相当する他社向け端末はトントン拍子でバージョンアップにこぎつけているのにねえ…。

鴻海傘下になってから開発されたAQUOS ZETA/SERIE/Xx3は前半は自力で、後半は鴻海の支援で開発された機種ですが、鴻海傘下になってから新規開発されたAndroid Oneシリーズの経験が生きたようで、2012年発売のPANTONE 6 200SH以来4年ぶりとなるソフトバンクによるシャープ機向けのAndroidバージョンアップが実現しています。ドコモ版のAQUOS ZETA SH-04Hに至っては、キャリア端末としてはかなり早い段階でAndroid 7.0になることができました。

話が逸れてしまいましたが、AQUOS Rもシャープにより継続的なAndroidバージョンアップが確約されています。勿論Android 8.0へのバージョンアップもそう遠くはない未来に実施されそうです。OSバージョンアップが受けられなくなった後も、セキュリティパッチが適用できるので絶えず安全を確保できるのも頼もしそうです。やはり、Android Oneシリーズ開発に参加したことがプラスに働きそうです。

実際、Android 6.0以降のバージョンの端末では絶えずセキュリティパッチが適用されており、au向け端末も「セキュリティ機能の更新」といいながらも目立たないマイナーバグをこっそり修正するアップデートが目立ってきています。シャープは比較的セキュリティパッチの更新に前向きといえるメーカーではないかと思っています。これはAQUOS Rシリーズのマイナーアップデート状況でもうかがうことができます。

…とまあ、一時は見切りをつけていた日本勢のスマートフォンがどのような進化を遂げたのか、この目で確かめたかったのも事実です。到着次第、続報を更新したいと思います。

実はドコモサブ回線で運用中のXperia Z5 Premiumは画面に微細な傷が付いており、ドコモショップで点検してもらったところ外装交換を勧められました。操作に支障がない旨を伝えたので、故障修理でなくとも対処できるようです。

ケータイ保証サービスに登録している端末でなければ上限額5,400円で直せなくなるらしく、機種変更後に修理を行うと実費になってしまいます。それを知った筆者は直ちにオンライン修理で外装交換を依頼することになりました。久々にオンライン修理を利用しますが、XZ Premiumへの機種変更はそれが完了するのを待ってからになりますね。

[2017.09.01更新]
無事、auオンラインショップでの審査を通過した模様です。早ければ、筆者が32歳の誕生日を迎える前にはAQUOS Rを手にしているかもしれません。

それに…肝心なことを忘れていたので加筆、修正しました。

2017年8月21日 (月)

[予告] リセット、リスタート、リメイクしなおせる…

やっとこさ、blog再開です。その間、ネタは溜まる一方。そんなこの頃、こういうのとにらめっこする日々が続いている…。

Img_0086

こちらは筆者がPC専門誌の最高権威と信じてやまないパワレポ。この号の特集記事は非常に衝撃的な見出しだが、本当に言い得て妙である。実は筆者、この見出しのパワレポ連動企画を当時、Impress Watchで読んでいました。

Img_0087

一方で、こちらはいつしか役立つだろうと思って仕入れておいた、パワレポと並ぶ権威を誇る日経PCのスタッフが編纂したパーツガイド。パワレポでいう虎の巻に相当するムックです。薄いですが、その分虎の巻よりもツボを押さえた解説になっています。筆者はこの2012年版のほか、2013年版も確保に成功しました。

これで筆者の目論見とは何か、察しがついたでしょう。詳細は後ほど。乞うご期待!

2017年5月31日 (水)

もっと、ラジオが好きになる

おめだradikoっておべだぎゃ? インターネットとか携帯でラジオどご聴けるサービスなんだど。どでんしだども、わだの地元のABSラジオが2017年6月1日がら始めるごどになったど。もぢろん、6月3日/4日のABSまつりもradikoで聴けるようになるおん。

radikoでABSラジオ聴いても、その時秋田県内さいればじぇんこかがらねど。ラジオNIKKEI放送大学どさいで聴いてもじぇんこかがらね。よそのラジオどご聴ぎだぐなった時はじぇんこ払ってければ聴げるようになるど。なんぼ聴いでも月々税別350円だど。もし、秋田がら都会さ出はってきた人がいだら今の秋田のラジオなんずだべ、って思って聴いでみでけれ。すこたまおもしぇと思うおん。

radikoどご使うなば携帯のほうがじょさねと思うおん。携帯は携帯でもガラケーじゃ聴げね。今流行のスマホでねば聴がれねな。iPhone使ってたらこごがら、Android使ってたらこごからまずはアプリどごダウンロードしてけれ。後は立ち上げて、画面さ従って設定せばいなだ。これでラジオどご携帯で聴げるんた感じだごで。

radikoなば、おがねふてして、聴いでらうぢにねふかぎこいでしまっても後で聴ける機能があるんだど。そいだば安心だなや。聴ぎだがったども都合付がねで聴げねがった番組だってその機能で聴げるべおん。

んだども…わ思うども、ホントはradikoでラジオさ関心持ってがら、最終的には「電波」でラジオどご聴いでほしいおん。んだがらしゃ、radikoがラジオどごたなげるんたきっかけさなってければ大したもんだど思う。それに、何か起これば最後はラジオさ頼らねばねね。んだがらそう思うなだ。

わもこないだからなんぼがラジオどごびゃっこでもいいがら聴ぐようにしてら。ラジオなば出でら人と聴いでら人との距離がすこたま短えな、って思うなや。んだがら、なんずがradikoでラジオがなんぼおもしぇがおべでければいいなや。そいで、ラジオどご好ぎだぐなってければ本望だ。

■参考
ABS秋田放送の特設サイト

※そごさ、なじょしたらradikoどご使うにいいが書いでら。

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